エル様漫遊記
「って、まさか!?リナ!?精神生命体って、魔族そのものじゃないのよ!?」
なぜかあたしの言葉に叫んでいるナーガ。
「…え?まさか…いや、そんな…」
まさかあれで、魔族を召喚なんてできるのか!?
…そ~いや、何となぁく、聞いたような、そうでないような…
そんなことを思っていたりするラーク。
まあラークは、話が始まったらすぐに寝てたからねぇ。
ま、どうでもいいけど、そんなことは。
「つまりは、どこかの馬鹿ディオンが面白いことをたくらんでるのよv
もっとも。情けないことに、この首飾りがないとあれに入れないわ。
ついでに、装置の起動もできないわ。という、心底情けなすぎるディオンがねv」
あたしの至極当然なそんな言葉に。
「「…ディオン?」」
なぜか異口同音で首を傾げつつ問いかけてきている、ガウリイ・ナーガ・ラークの三人。
「ふふvま、そんなどうでもいいことはとりあえず、おいといて…っと。
つまりは、あの装置を起動させるのには。
ラークとリネアが譲り受けている、二つの【首飾り】。その力が必要みたいね。
あいつら情けないことに、それの力がないと何もできないみたいだし。」
もっとも。
あんな程度のやつらだと、しかたない、といえばそれまでなんでしょうけど…
というか、それもこれも!
すべては、無能な部下Sが悪いのよ!
まったく……
「…え、えっと。何かものすっごく、いろいろと。質問したいこととか山とあるんですけど…
と、とりあえず、つまりは。僕がヤツラに捕まらなければいい、ということですよね?
確か、この首飾りは、僕たちでないと…というか。
フレイムドール家の者の血筋でないと、発動させられない、と聞いてますし…」
いいつつも、首飾りを眺めつつ、そんなことをいっているラーク。
「それはそうと、リナ?今の話は本当なのか?」
などと聞いてきているガウリイ。
「そうよ。本当なの?リナ?」
ガウリイと同じく、問いかけてきているナーガだし。
くすっ。
「あらvだったら、セイルーンの王立図書館で調べてみる?間違いないわよv
あそこには、あのレザリアムに関する資料もあることだしv
それにナーガ。あんたセイルーンに戻ってないと、今、おもし…もとい大変でしょうに。
使節団のまとめとか、いろいろとv」
くすくすくす。
そんなあたしの言葉に。
「ま、まあ、そういうこともあるわね。お~ほっほっほっ!」
多少、乾いた高笑いをあげつつも、その額に冷や汗を流していたりするナーガ。
というか、あれって、いやなのよねぇ。
いろいろと面倒、というか。
しかも、猫かぶってないといけないし……好き勝手、あまりできないからねぇ。
外交、という表書きがついてると…
などと、ナーガにしては、しごく珍しくそんなことを思っていたりするけど。
まあ、それはそれとして。
「う~ん。よくわからんが。それじゃあ、セイルーンにいくのか?リナ?」
ぼりぼりと、頬をかきつつ、問いかけてくるそんなガウリイの言葉に。
「そうよ。そのほうが無難だし。」
それに、そのほうが、面白くなるしねv格段にv
あたしのそんな返答に対し。
「う~ん。ゼロスのやつはどうすんだ?」
今、報告に戻っているゼロスのことを言ってきていたりするガウリイだけど。
「あら、ほっとけばいいのよ。そのうちに戻ってくるでしょうし。
ま、別にもどってこなくてもそれはそれでいいんだけどね。」
まあ、いたらいたで、荷物もちと、あとは後始末をおしつけるヤツがいる、というだけだし。
あと、ちょっとした雑用とかをこなす存在ができるだけだし。
それにゼロスは、今回の一件を今、ゼラスたちから聞かされている最中なのよねぇ。
面白いことに、あいつら……というか、なぜか、フィブリゾと、あとは北のSと。
あとは、何かとてつもなく、情けないことをしているグラウシェラーと。
何でか、そんな腹心たちとSのやつが話し合って。
でそのうちに、Sを省いて会議を開き。
…結果。
守備よく、過去からSのやつを呼び出したら。
あたしに、何でも、人身御供として差し出すつもりらしいし…
というか、何よ!?
その【人身御供】というのは!?
まったく…
後で全員、この一件が終わったら、お仕置き決定♪
「…?ゼロス?」
あたしとガウリイの会話に、首を傾げつつ、つぶやいているラーク。
何かどこかで、聞いたことのあるような、ないような?
などと思ってるけど。
一応、あいつ、竜族や、エルフ族の中では、有名だからねぇ。
降魔戦争の、【
ま、あの当時より、ゼロスの能力、というか本質の力は、あたしが多少あげてるけどねv
だって、そのほうが使いがってがよかったしv
ちょっと前まで、あいつを荷物もちとして連れ歩いていたしv
ま、そんなことは、どうでもいいとして…っと。
「あら、リナ。あなた、まだ、あの黒いパシリ神官をつれてたの?」
そんなことをいってきているナーガだし。
「あらvナーガ、それをいうなら、ゴキブリv
といえばいいのよvま、あいつは、勝手についてきてるだけだしね。
別に害もないし、いろいろと便利なときも多少あるし。」
「まあ、瞬時に焼け落ちた宿とかの再生には、便利よねぇ。
リナより、何か手間かかってるけど。」
「あら、一瞬でできないと、それがおかしいのよv」
なごやかな、のほほんとした、会話をしているあたしとナーガ。
ナーガはちょっとしたことであいつが魔族、ってもう理解してるけど。
あたしの知り合いというか、ルナとあたしが絡んでるんだから、何があってもおかしくない。
というのでそれで納得してるし。
「…え?あの?」
い…いま、この人たち、…焼けた宿の…再生?とかいってませんでしたか?
何か、ラークが戸惑いの感情を示してるけど。
それはそれ。
「ま、とりあえず、じゃあ、セイルーンにいく。というのでいいんだな。」
これ以上、リナのことに関して、つっこまれたらとんでもないことになるな…
などと、そんなことを思っているガウリイが、そんな言葉を投げかけていたりする。
そういや、こいつ。
例の一件、部下DとVのときに、あたしの正体…大体勘付いてるのよねぇ
ま、別にいいけどね。
ほかの存在に話す気配なんて、さらさらないしv
このガウリイはv
「あら、何いってるのよ。ガウリイ。とりあえずグラムストックにいくのよv
一応、当事者たちからも詳しい事情とかも情報収集しないとv
こういうことは、情報が大切なのよv」
「…何だ?そのグラ…何とかって?」
あたしの言葉に。
首を傾げつつ、問いかけてきているガウリイ。
「え?あの?…僕、いいましたっけ?エルフの村の、その名前?」
マークウェルズとは、異なり。
こちらは完全に、人里から離れた場所にと位置している、もうひとつのエルフの村。
あたしのそんな言葉に首をかしげて、多少驚きながらそんなことをいっているラーク。
「あら、誰でもしってるってばv」
「…そ、そうなんですか?」
う~ん。
一応、あまり、人間とは交流をもってないはずなんですけど??
何か、そんなことを思ってるけど、ま、関係ないしv
「それじゃ、というわけで。
とりあえず明日からグラムストックに向かって。それから、計画をねりましょv」
あたしのその言葉に。
「あ?あの?…ってリネアを助けるの、手伝ってくれるんですか?
あなた方人間は、関係ないのに?」
まだ、そんなことをいってきてるし、このラークは。
「あらvふふふv関係あるわよ。
このあたしに。まがりなりにも、喧嘩、ふっかけてきたんだしねぇ。ふふふふふふv」
「…ラーク。リナがいい、というんだから素直にうけとけ。でないと長生きできないぞぉ?」
めしっ!
ラークにそんなことを語りかけたその直後。
なぜか、床にとのめりこんでいるガウリイの姿。
「あらvガウリイv何、床にキスして、しかものめりこんでるのかしらv」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
そんなガウリイの姿をみて。
面白いまでに、無言になっているラークとナーガ。
「ふっ。それじゃ、話はついたようね。
私は、もう少しこの町で情報でもあつめてみるわ。お~ほっほっほっほっ!」
いいつつも。
すでに、宿代は前払いしているがために。
安心して、そのまま、高笑いしつつ、そんなことを言っているナーガだし。
ま、いいけどね。
そのほうが、面白いしv
「じゃ、そういうことで。今日はもう遅いから。
夕飯を済ませて、各自風呂にはいってから、寝ましょv」
「あ、は…はい。」
「う~…リナぁ!毎回、毎回、いきなりあれはやめろ!
周りの空気をいきなり重くするのはぁぁ!」
何か床から、とりあえず、体を剥ぎ取り。
そんなことをいってきているガウリイだけど。
「あらvガウリイ、それをいうなら、ガウリイの周囲の重力調整vといいなさいねv」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
じ…重力?何なんでしょうか?それって?
何か、とてつもない意味のような気がしなくも…
そんなあたしたちのほのぼのとした会話に。
なぜか戸惑いの感情を示しつつも、そんなことを思っているラーク。
さって、楽しくなってきたわねv
とりあえず、あたしたちは、ここ、バークランドに一泊して。
次の日に、グラムストックを目指すことで、話をまとめ。
そのまま、各自、体を休めることに。
さってと。
ナーガが、面白いことをしてくれるしねv
面白くなってきたじゃないv
-続くー
HOME TOP BACK NEXT
#####################################
あとがきもどき:
薫:・・・・ちなみに、このロイヤル編。ノート的にはあまりありません。
というか、ま、ほとんど、ない、といっても過言でないんですけどね。
理由=町の名前が思い出せなかった。書いてた当時。
原因=・・・・・・・・・・・・・メモリーカードのデータが消えました・・・・しくしくしく(涙
うわぁぁぁぁぁん!しかも、ロイヤルだけならまだしも!
ワンダホー、ロイヤル2のデータもです・・・・
やっぱ、安いメモリーカードを使ったのが原因です・・・・
とりあえず。ロイヤルはまた、やり遂げましたけどね・・・・
あとは、ワンダホーをがんばって、ムービー閲覧できるまでにしないとな(涙
しくしくしく・・・・・・・
最近、はっきりいって、スレのゲームしてないです・・・・
やってるのは、主にディスティニー2と、ドラクエ5ですな(笑
エターニアもまだクリアしてないのよなぁ(ただいま、バリス城・・・・)
ま、などと、関係ないことをいいましたが。
次回、リナVSナーガです!んではではvv
2004年4月7日・・・・・
HOME TOP BACK NEXT