エル様漫遊記-プレミアム- ~そして…~
「うう。これを本当にばらされても困りますし…」
「同感です…」
なぜか先ほど怪我をした場所の回復をしつつ、つぶやいているルナとゼロス。
「…だから、いったいリナって…」
何やらそんなことをいまだにつぶやいているゼルガディス。
なぜか彼らがそんな会話をしているさなか。
「それで?ここでいいんですか?知恵蛸さん?姉さん、どこでしょうか?」
いいつつ、周りをきょろきょろと見渡しているアメリア。
あたしたちは、今。
アカッシの町の少し町外れにとある、海岸の砂浜にとやってきていたりする。
ちなみに、なぜか。
混乱しまくった、ルナがあたしたち全員をここに一気に移動させたり。
という、ちょっとしたお茶目な出来事があったりもしたけども。
「さって。いい加減にでてきたら?ねvナーガv」
くすくすくす。
あたしのその言葉に。
「うん?リナ、蛸の女王様と知り合いなのか?」
どべしっ!
その言葉に面白いまでにとすな浜にと頭を突っ込んでいるゼルとアメリア。
そして。
「が、ガウリイさん!さっきから、あれは姉さんだっていってるじゃないですか!」
などといっているアメリアに。
「…相変わらず、だな…」
そんなことをつぶやいているゼル。
ちなみに、その鋼の針金の髪の中に砂が入りこみシャラシャラと音を立てていたりするけど。
「え、ええと。一応この海岸で呼び出すことになってはいるんですが…」
そんなあたしたちのほのぼのとしたやり取りをなぜか汗を流しつつ眺めつつ。
そして。
目の前に広がる海にと向かい。
「蛸の女王様ぁ。蛸の女王様ぁ。ソメリアペッポンペリポメレエ!」
いいつつ、海にと向かっていっている知恵蛸。
その言葉があたりに響き渡るとほぼ同時。
ザパァァァ!
目の前の海面がゆっくりと盛り上がり。
「…大型の巨大な蛸型ゴーレムか!?」
思わずつぶやいているゼルガディスに。
「さすがです!姉さん。やっほ~!姉さん!元気ですかぁぁぁあ!」
などといいつつ、それに向かって手を振っているアメリア。
「お~。食べ応えがありそうな大きな蛸だなぁ。」
そんなことをいっているガウリイ。
「…おい、ガウリイ…」
「…が、ガウリイさん、あれは食べられませんよ?」
「…なるほど。このあたりの天然さが、エルさ…とと。
リナさんが一緒に旅をしている理由のひとつなのですわね…」
交互にそんなことをいっているゼル、ゼロス、そしてルナ。
海面から出てきたのは、ちょっとした大きさの蛸型ゴーレム。
ちなみに、色つき。
…はいいんだけど、なぜかオレンジだし♪
「お~ほっほっほっほっ!よくおじけづかずにやってきたわねぇ。
リナ=インバース!お~ほっほっほっ!」
ゴーレムの中から聞こえてくる、その声に。
「あ、やっぱり姉さん!やっほ~!姉さん!」
ぶんぶん手を振るアメリア。
「あら、アメリアじゃない。お~ほっほっほっ。元気だった?」
「姉さんこそ、また道に迷ってるんですね!さすがです!」
そんな会話をしている姉妹の台詞に。
「「…どこがさすが(なんだ)(ですか)?」」
面白いまでに声をハモらせている、ゼル・ルナ・ゼロスのこの三人。
「と、とにかく。グレイシアさん。あの一件は他に知らせてほしくないんですけど…」
そんなことをつぶやいているそんなルナのその言葉に。
「あら。それをいったら、そのほうが面白いかもよv
何しろ、ナーガ。あたしと一緒に旅をしていたとき。
キツネにだまされて、ある場所に肩までどっぷりつかったりv
あとは、ポタモチだって思って食べてたのは、それは、実は馬の…」
「いうなぁぁあ!って、ばらさないでよ!リナ!」
あたしの言葉にそんなことをいってきて。
「それをいうなら。リナだって!
あのスミレちゃんとかいう子と。かなりいろいろゃってたじゃないのよ!
いきなり偶然にあたしたちの周りに隕石がふってきたりなんかはざらだったし!
あとは、瞬時に町とか村が崩壊、消滅して。
その次には何事もなかったように再生させたりとか!
あとは、死んだはずの人間とかを生き返らせたり!他にも……」
「きゃぁぁぁぁぁ!それをいわないでくださいぃぃぃぃぃ!」
「だぁぁぁあ!そんなことをなさってたんですかぁぁあ?!」
ナーガの言葉に同時に叫んでいるルナとゼロス。
「あら、誰でもできるってば。」
しごく当然なあたしの言葉に。
「…だから、リナっていったい…」
などといいつつ、なぜか冷や汗流しているゼルに。
「…そんなこと、可能なんですか?」
などとなぜかつぶやいているルーマ。
「…さ、さあ?常識的には無理のような気がするんですが…」
なぜかそんな会話をしているルーマと知恵蛸。
「と、とにかく!いつぞやはよくもたてにしてくれたわね!」
いいつつ、その八本の手足をこちらに向けて。
ちなみに。
四本の足で大地を踏みしめ、そのうちの四本の足でこちらをうねうねとその手をゆらせつつ。
こちらを指差して。
「そういえば、この前の戦いのとき、最後に魔続の攻撃を邪魔していたな…」
そんなナーガの言葉につぶやいているゼルガディス。
「あ、それ、私もみました。」
そんなゼルガディスの言葉に同意しているルーマ。
「何か後ろから急に後ろから黒いひょ~としたものがあたって。それで、ど~んとなって。
ど~んとあたって、それでほぎゃ~となって。」
説明するナーガの言葉に。
「あらvナーガでも不安と絶望にとらわれたりするのかしら?」
くすくす笑いつつ問いかけるあたしの言葉に。
「一瞬だけ鬱になったわ。あんな気持ちは生まれて初めてよ。」
ふっとそんなことをつぶやいているナーガのその言葉に。
「「それだけ(か)(ですか)!?」」
なぜか突っ込みをいれているアメリアとあたしを除く全員。
そして。
「さすがです!姉さん!」
目をきらきらとさせて言っているアメリア。
くすっ。
「それで?ナーガ?どうしたいわけ?わざわざあたしを呼び出して?」
くすくすくす。
あたしのその言葉に。
「お~ほっほっほっ!わかりきったことよ!
この私が来た限り、あなたの好きにはさせないわよ!リナ=インバース!
お~ほっほっほっ!でもそううまくはいかないわよ!
あなたの
このゴーレムはね。対
私はこのゴーレムの中にいるわ。
お~ほっほっほっ!」
そんなことをいいつつ。
どうでもいいけど、蛸ゴーレムの手をその体にとあて、笑い声を上げているナーガだし。
「あら、ナーガ。いつもいってたでしょ?
別に無能なSの力をちぎってやらなくても、こういう手もあるのよねv」
くすっ。
あたしのその笑みに。
なぜか。
ずざざざざっ!
面白いまでに砂浜を音を立てて一瞬後ろにと下がっているルナとゼロス。
そして互いに顔を見合わせ。
「「まままままままさか!?リナ様!?」」
何か同時に目を見開いて叫んでるし。
「?おい?リナ?」
「?リナさん?」
あたしの方を首を傾げつつみてくるゼルとアメリア。
くすっ。
「何でもいいのよね♪、んじゃ、そういうことでv
我が力の一部今ここに開放せし 闇よりも暗きその力
夜よりも深き闇の力 我のその問いかけにv」
くすくすくす。
「「???」」
あたしの言葉にいまだに意味がわからずに首をかしげているアメリアたち。
「じゃ。いくわよv闇よりもなお暗きもの 夜よりもなお深きもの 混沌の海
たゆといしもの 我が一部のその力 金色の王の意思において
我が前に立ちふさがりし
その力の一部を 今ここに 我の力もて 遊びを与えんことをv」
ずざっ!
あたしのその言葉というかカオスワーズに。
「「エ…エル様!?その呪文はぁぁぁ!?」」
なぜか同時に叫んでいるルナとゼロス。
そしてまた。
「……だ、だぁぁ!みんな、逃げろ!」
なぜか顔色を変えて叫んでいるゼルガディス。
「やばっ!みんな退避!」
いいつつ、奪取でその場というかあたしのそばから離れて言っているガウリイ。
「な、何なんですか?あれ?」
聞いたことのない呪文なんですが?
そんなことを思いつつ首をかしげているルーマに。
「そんなことを言っている場合か!」
がっとルーマの手をつかみ。
あたしのそばから離れているゼル達の姿。
「きゃぁぁぁぁぁ!!!やめてください!エル様ぁぁぁぁぁぁ!」
なぜか叫んでいるゼロスに。
「というか!!!シャブ!!!手伝いにきなさぁぁぁぃ!結界はらないとぉぉぉぉぉお!」
なんか同じように叫んでいるルナ。
まったく、どいつもこいつも根性がなってない!まったく……
「
ドバシュゥゥゥゥ!!!!!!!
あたしの言葉と同時に。
「な、何よぉ!?この呪文はぁ!?というか、ひょっとしてあれぇぇぇ!?」
何かそんな叫び声を上げつつも、どこかに吹き飛んでいっているナーガ。
「…あれ?どうして吹き飛んでいくんですか?」
などとそれをみて聞いてくるアメリアに。
「何か、以前にみたやつと違うような気がするんだが…」
そんなことをつぶやいているゼルガディスに。
くすくすくす。
「あら、当然じゃないv」
そんな彼らに対してにっこりと微笑みかけ。
ふと。
「あれ?そういえば、ゼロスさんやルナさんは?」
ふと。
そこにゼロスやルナがいないのに気づいて、きょろきょろとあたりを見渡しているアメリア。
ちなみに、吹き飛ばされたナーガは、
ちょっと先の砂浜にと突き刺さり、びくびくと痙攣していたりするけども。
「ああ、あいつら…もとい、彼らなら。
今、なぜか
まったくもって情けないったら。
ちなみに、あたしは、力のちょっとした余波を全部この物質世界ではなくて。
精神世界面のみに向かうようにちょっと細工しておいただけだというのに。
それを結界を張り、ふさぐのに、なぜか精神世界面において気絶している存在、数名…
ああもう!お母さん、情けないわよ!
あたしは、あんたたちをそういうように育てた覚えはないわ!
「…ま、まあ、深くは聞かないが…それはそうと、リナ?これ、何なんだ?」
いいつつ、すっと指を指し示し。
先ほどまでナーガのいた元海面であった場所を指差しているゼルガディス。
そこには。
ちょっとした大きさの蛸の形というかマークを描いたようにできている、ちょっとした黒い入り江v
ちなみに、海面の中、ぽっかりと、そこの空間だけ、海水すらもなく。
ただただ、ぽっかりと黒い大地を空気にとさらしていたりするけども。
「ああ?これ?ロシアンルーレット♪
ただ、虚無の空間直結空間にするんだと面白くないから♪
ちょっと(力を)アレンジして、
ここに入り込んだらランダムで、いろいろと起こるようにしたのよv面白いでしょ♪」
にっこり笑い説明するあたしの言葉に。
「…たとえばどんな?」
などと聞いてくるアメリア。
「そうねぇ。簡単にいったら。えい!」
「うどわっ!?」
とりあえず、手っ取り早く説明するために。
そばにいたガウリイを風にのせ、その蛸の形を成している黒い空間にと放り込む。
「ってぇぇぇ!いきなり何すんだぁぁ!?リナって…あ゛あ゛!?」
「なに!?」
「でぇぇぇぇぇ!?」
「…うそ!?」
「…どうなってるんですか!?」
なぜか叫ぶガウリイに。
ガウリイの姿をみてなぜか同時に叫んでいるゼル・アメリア・ルーマに知恵蛸。
「な、何でオレ、くらげになってるんだぁぁぁぁ!?」
なぜかガウリイは叫んでるし。
「あ、ガウリイv
早くそこから出ないと、時間がたつにつれ、元の人間の体に戻れなくなるわよ~♪」
なぜガウリイが叫んでいるかといえば、いたって簡単。
その蛸の文様を描いているそこに入り込んだガウリイは、
その肉体をくらげにと変えているからに他ならない。
「ちなみに、数分間で、約一日vで、分数がたつことに、一日伸びて。
数十分もしないうちにあら不思議v一年以上そのままの姿になるわよーv」
「だぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!」
あ、面白い。
なぜか叫びつつ、起用にくらげの触手、もとい足を動かして、
あわててそこから出ているガウリイだし。
「…あ、あの?リナさん?あれって?」
声を震わせて、ガウリイを指で指し示す聞いてきているアメリアに。
「ガウリイのやつ、何か異様に似合ってるような気がするんだが…」
というか、考えたくない。リナのやつが何をやったのか。
どうなってるのか。
そんなことを思いつつ、半ばなぜか現実逃避しつつもそんなことをつぶやいているゼル。
「だ・か・らぁ。ロシアン・ルーレット形式だってばv運がよかったら死ぬだけだし。
まあ、確立的には数億兆分の一、ってところだけど。
あとは、ランダムにその存在の定義がかわるのよv
たとえば今のガウリイは、人間の肉体から、クラゲの肉体になったわけv」
くすくすくす。
あたしのそんな説明に。
「…普通、できますか?そんなこと?」
「…つーか、普通無理だろうが…(汗)」
いまだにわめいているガウリイを横目に。
何やらつぶやいているアメリアとゼルガディス。
「え…えっと。とにかく、蛸の女王様はやっつけた、というわけで。」
「そうですよね。ルーマさん。」
なぜかどこか現実逃避をしつつ、手を取り合いそんなことをいっているルーマと知恵蛸。
何はともあれ。
なぜかいまだにぶつぶついうガウリイはほっとくとして。
とりあえず、どうにか復活したルナたちが。
ナーガをつれてセイルーンにと行っていたり、とか何かしてたりするけども。
「それじゃ、リナさん、私たちはこれで!」
「じゃあな。」
とりあえず、いまだにアメリアはまだ用事がある。
というので。
別々にいったんは分かれることにしているあたしたち。
ちなみに、ガウリイはいまだにクラゲのまま。
ま、二、三日はこのままだけどねvあの時間だとv
ふふふふふv
さって。
後は、セイルーンの平和使節団が完成するのをまつのみねv
んふふふふv
-プレミアム終了ー
Go To next
HOME TOP BACK NEXT
#####################################
あとがきもどき:
薫:何となく。なぜか、ドラクエ5が販売で。←2004年3月25日、PS2発売。
以前に考えた、ガウリナ小説、反復してたりして。
ちなみに。キャラ。
主人公→ガウリイ。
ビアンカ→リナ。
ヘンリー→ゼルガディス。
マリア→アメリア。
フローラ→シルフィール。
アンディー→オリキャラ(または、アルフレッドかエルク)
ダンカン→ルナ(笑)←つまりは、死んだのは父親?(笑
ヨッシャ(確かそんな名前だったかと・・マリアの姉)→グレイシア(つまりはナーガ)。
サンチョ→ゴルンノヴァ(笑)。
主人公父親→フィル。
主人公母親→オリキャラ。
さって、誰か書いてvとか突っ込みあったらやりましょうv(まてこら!
でも、きっとない(確信v
ちなみに、プサンはレイ=マグナス(爆!
魔王は、オリキャラですがね(笑v
で、エスタークがSことシャブラニグドゥですv
やりこみましたからねぇ・・・・あれは・・・・あはは。
というか、ドラクエシリーズは全部やりこんでいる(笑
あと、やりこみすぎてこまってるのが、クロノトリガーですね・・・・
何しろ、スーパーファーコン版でかなりやりこんでいたがために。
・・・・・PS版がレベルが上がらないままに、ラスト段ジョンに・・・あわわ(汗
ちなみに、スーパーファミコンでは、全員、最高防具(つまりは虹素材)装備してたりして。
初期からね(爆!!!
何はともあれ。関係ないことはおいとくとして。
ようやく映画版のプレミアム完了!これがすんでから、トライにはいっていくのですv
ちなみに、下のNEXTは、トライの一話につづきますvあしからずv
それでは、皆様、またいつかーvv
2004年の3月24日の某日
HOME TOP BACK NEXT