まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんにちわ。今回と、次回は、完全に。
スレイヤーズブレミアム。あれの特別仕様版の。ドラマCDの話となっておりますv
それを了解の人のみ、どうぞですv
それでは、いっきます!
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エル様漫遊記-プレミアム- ~混乱の後は?~
「にょめ。めけめけめぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!?」
周りを見渡しても当然誰もいるはずもなく。
ちなみに、ルーマは家があるものの。
町の人々の言葉を治せるのが彼女しかいない、ということもあって、町の宿にと泊まりつつ。
朝から夜まで、町の人々の言葉を直してたりするけども。
ちなみに。
ルーマ、一人だと、時間がかかりすぎるということもあり。
ゼロスに命じて彼女の手伝いをさせていたりする、というのもあったりするが。
「…な、なあ?何でルナさんがきてるんだ?」
「…僕に聞かないでください…」
なぜか回復というか治すのに、
ルナまでゼフィーリアからやってきて一緒になって、作業していたりする今の現状。
あと部下Sとか、肩に鳥をのっけたままのレゾとかも来ていたりするのは、まあ些細なこと。
まあ、Sに関しては鳥としてのみ物質化を許してるんだけど。
ちなみに、レゾの半径数メートルにも満たない範囲のみ具現化できる程度ほど。
そんな鳥となった部下Sのやつがレゾの肩の上にのっかっていたりするけど。
何か、その力が以前よりも弱体化してるようだから、
あれはあれで、あとからしっかりとお灸をすえておくことにしてっと。
まったく。
たかが、このあたしに攻撃を仕掛けてこようとした罰をかねて、
レゾと一緒に人助けをするように、と命じているだけじゃないのよ。
それこそ、永久的に♪
「う~ん♪蛸も食べたし、まあ、んなものよね。」
などといいつつ、町をあるきつつ。
そんなことを話しているあたしたち。
「それより、アメリアはどこいったんだ?」
いまだにアメリアを探して、少しばかり不安に陥っているゼル。
「そういや、あれから姿、みてないよなぁ?」
そのことに気づいてそんなことをいっているガウリイだけど。
「あら。大丈夫よ。すぐにくるから。」
『…すぐ?』
そういうあたしの言葉に首をかしげている二人。
ふと。
その気配に気づき。
「お~。ゼロス。」
ドゲシャ!
いまだに精神世界内部にいる、
というのにその気配に気づいて、話しかけているガウリイの言葉に、
面白いまでに、落っこちてきているゼロスの姿。
「ガ、ガウリイさん!?ですから、どうしてわかるんですかぁぁあ!?」
なんか叫んでるけど、とりあえず無視。
「…ゼロス、あんた、いつもそんななの?」
ふぃっ。
いいつつ、姿をあらわし。
あたしに向かって頭を下げている一人の女性。
紫がかった青い髪。
肩よりも少し長い程度な髪をささっと整えつつ。
「リナさん、実は、アメリア姫を保護いたしましたので。お連れいたしました。」
いいつつ、ふかぶかと頭を下げて前かがみになり、お辞儀をしつつ、
自らの後ろを指差しているのは。
一応、あたしの姉、ということに人の世界の中ではしている、ルナことスィーフィード。
その後ろには。
「そめけすろぎぃぃぃい!リナきょん。ゼルガディスきょん。ガウリイきょぉん!」
ずごけっ。
あ、面白い。
アメリアの言葉をきいて、面白いまでにずっこけているガウリイとゼル。
ルナの後ろにいるのは、ルーマの家にまで一人別に吹き飛ばされていたアメリア。
「あらルナ♡ご苦労様。で?どうしてアメリアの言葉、治してないのか・し・ら?」
ふふ。
にっこりと微笑みつつ、そこに現れたルナにと問いかけるあたしの言葉に。
なぜか。
コキン。
固まりつつつ、冷や汗を多少ながしつつ。
「あ、す、すいません!アメリア姫を保護いたしまして。すぐにお連れしたもので!」
なんかあたしに対して謝ってきているルナだし。
「…やっぱり、リナの姉だという【
リナに対しておびえているようにしかみえんのだが……」
そんなルナの様子をみて、起き上がりつつぽつりとつぶやいているゼルガディス。
「にゅにゅ。ゼルガディスきょぉぉぉん…」
うっうっ。ゼルガディスさぁぁん。
などといいつつ、その瞳に涙をため、ゼルガディスにとしがみついているアメリア。
「よしよし。なくな。ルーマに頼んですぐに治してもらえばいい。
それかここに、ルナさんもいることだしな。」
いいつつ、ちらりとルナをみているゼルガディス。
「ま、まだ蛸語やってたのかぁ…」
起き上がりつつもそんなことをつぶやいているガウリイに。
「こ、これでも、アメリアさんをみつけて。すぐにこちらにお連れしたんですよ!?僕!?」
なんかいってるゼロス。
まあゼロスは、ルナと一緒に行動してたからねぇ。
Sとかゼラスの命令で。
そこで、アメリアを見つけて、すぐさまにこちらに飛んできたんだし。
こいつらは。
「…だから、何でゼロスや……
そんなゼルガディスの疑問のつぶやきに。
びくりっ。
「「い、いえ、恐れてなんかはいないです!ええ!」」
なぜか、全身を震わせて、同時に声を重ねさせてる二人だし。
「んっふふふvあんたたちぃ?どういう意味かしらぁ?んっ?ルナ?ゼロス?」
にっこりと笑みを浮かべたあたしの言葉に。
こっきぃん。
あ、固まった。
なぜかその場に完全に凍りついてる二人だし。
まったく…
下手にあたしの正体がばれるようなことはまだ、いわないでよねv
でないと、部下DとVの時が面白くないじゃないのよ♪
それ以外ででもねvんふふふふvv
なぜかそこに固まっているゼロスとルナだけど。
そんな中。
「リナさぁぁぁぁぁん!」
そんな声が町の方から聞こえてきていたりv
「うん?」
いまだにアメリアをなだめつつ、その声の方を振り向くゼルガディス。
ふとみれば、町のほうからかけてくる二つの影。
「にょへらぁぁぁあ!」
「大変ですぅぅぅ!」
などといいつつ、こちらに気づき、手をふりながらかけてきていたりするけども。
「どうした、何かあったのか?」
そんなかけてくる二つの影…ルーマと知恵蛸にと向かって問いかけているゼル。
「そ、それが、大変なんです!蛸の女王様が!」
「た、蛸続に新たな蛸の女王様が!」
「タコネムラソラフラソ?」
ルーマの声と知恵蛸の声が同時に重なり。
その言葉に、タコの女王様?
といいつつ、首をかしげているアメリア。
「あら?アメリアさん、まだ蛸語を?」
「そうだ。ちょうどいい、アメリアの言葉をなおしてやってくれ。」
ルーマに向かっていっているゼルの言葉に。
「そ…それが…その。」
口ごもっているルーマ。
「何だ?何か問題でもあるのか?」
そんなルーマの言葉に眉ひそめているゼルガディスだけど。
「じ、実はお師匠様の方針が変わりまして。
今後は治療代の変わりにこの高価な蛸壺と、
ありがたいお札をセットでお買い求めいただくシステムになったんです。」
「…ありゃりゃ……」
ルーマの説明に思わずあきれた声をだしているガウリイに。
「むねなしぃぃぃ…」
などといじけているアメリア。
「私もどうかとおもうんですけど、なにぶん、おまんまのためですから。」
そういって、こちらにむかってにっこりと微笑みかけているルーマ。
「まあまあ、蛸語もそんなに悪いものではないですから。」
アメリアに向かって、その八本の足の二つをひらひらとさせつつ。
そんなことをいっている知恵蛸。
「うん?そういうお前は人間の言葉を話しているが?」
ふと、そのことに気づき、疑問を抱いているゼルの言葉に。
「ああ、それでしたら。お師匠様がタコ族に壷を売りつけるのに便利だからって。」
にこやかに説明するルーマ。
そんなルーマの説明に、思わず頭をかかえ。
「…あの、師匠は金の亡者か…(汗)」
面白いまでに冷や汗やがしてつぶやいているゼルガディス。
「それをいうなら、お金に目がない、といってください。」
にっこりと微笑みつつ、あたしたちにいってきているルーマ。
「…た、大してかわらないとおもうんですけど…」
あ、復活した。
ルナより先に復活して、そんなルーマの言葉に突っ込みをいれているゼロス。
「そんなことより。一体全体どうしたの?」
わかっているけど、そこはそれ。
くすくす笑いつつもルーマたちにと話を促すあたしの言葉に。
はっとして、話題がずれていることに気づき、互いに顔を見合わせつつ。
「はっ!そうでした!実は、蛸の女王様が、蛸族と人間の間の条約を破り。」
「タコ足の販売権を独占する、といいだしたんです。」
「おまけにこの間のタコ語騒ぎも高価なタコ壷を売りつけるための策略だ。
と人間側がいいだして、蛸族と人間の間の緊張がたかまっているんです。」
互いに交互に説明してくる知恵蛸とルーマ。
「…それは、どうかんがえても、あのゼスとかいう人間のせいなのでは?」
あ、ルナも復活してる。
ルーマの説明に思わず突っ込みをいれているルナだし。
「このままでは、人間と蛸族の関係がわるくなっていき。私たちの関係もどうなることか…」
いいつつ、ぽっと頬を染めているルーマだし。
「「…私…たち?」」
思わずそこに突っ込んでいる、ゼルガディスとゼロス。
そんな二人の言葉に。
ぱたぱたと手をあおりつつ。
「いえ、そんな、私と知恵蛸さんは、つきあっているとか、そんなことではなくて。
いずれは子供は上が女の子でしたが男の子がほしいとか。
そんなことをいっているわけでは。」
などといいつつ、手を頬にとあて、ふりふりと体を振って言っているルーマ。
そんなルーマの様子に思わず目を点としつつ。
「…そんなにこの姉ちゃん、タコの子供が生みたいのか?」
ぽつりといっているガウリイに。
「…ま、まあ、人それぞれですけど…」
などといっているゼロス。
「でも、人間とタコでは、生殖機能が違いますし…」
どこかずれていることをいっているルナ。
「ルナ。それはいいとして。
復活したんだったら、面倒だしアメリアの言葉をとっとと直しといてね♪」
「は、はぃぃぃぃぃ!」
なぜかあたしの言葉に、直立不動の姿勢で返事をしつつ。
アメリアに向かって、小さくある言葉をつぶやき。
次の瞬間には。
ぽわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~…
アメリアの体を淡い光が包み込んでゆく。
「んっ?!ああ!治りました!ありがとうございます!ルナさん!」
光が薄れたその直後。
蛸語が人の言葉に戻っていたりするけど、ま、そんなことは些細なことだし。
「…あ、私のおまんまが…」
アメリアの言葉が直ったのをみて、そんなことをつぶやいているルーマがいたりするけども。
「それで?その蛸の女王が何だって?」
くすくすくす。
あたしの問いかけに。
「あ、そうでした。それが、タコの女王様が、リナさんを連れて来い、とかいってまして…」
「「????」」
ルーマの言葉に面白いまでに顔を見合わせて
【どうしてリナ(さん)を?】
などと全員一致で思っている、ガウリイ、アメリア、ゼルガディス、ゼロスにルナ。
「こんな手紙を預かってまして。」
いいつつ、懐から、手紙を取り出しているルーマ。
「どれどれ?」
その手紙を受け取り。かさりとあけているゼロス。
そこには。
『リナ=インバースをつれてこい。でないと蛸足の販売権は渡さないわ。』
と、簡潔に書かれている文章がひとつ。
「なんか、頭の悪そうな文章だな…」
それをみて、つぶやいているゼルガディスの言葉に。
「あれ?何かこれ、姉さんの文字ににてますけど?」
などといっているアメリア。
「そういえば、ナーガ、アカッシの町に来てたわね。」
くすくすくす。
「ええ!?姉さんが!?…ってことは。また、姉さん。
どこかの町か何かにお使いか、または使者として出向いた先で、
迷子になってこの町に迷い込んできたんですね。さすがです!」
などと、ガッツポーズをとっているアメリアに。
「…どこがさすがなんだ?」
そんなアメリアの言葉に突っ込みをいれているゼルガディス。
「…というか、大丈夫なんですか?そんなんで?セイルーン??」
あ、面白い。
ゼロスが多少動揺してるし。
「あら?何か飛んできたわねv」
ヒュルルル……
そんな会話をしているさなか。
上空からこちらに向かって飛んでくる一つの矢文。
「何とかお願いします!リナさん!」
「このままでは、タコと人間の関係がどうなってしまうのか!」
そんなことをいってきているルーマと知恵蛸に。
「ああ、それなら大丈夫ですよ。姉さん、何も考えずにやってるだけでしょうから。
多分、姉さんはリナさんに会いたいんじゃないですか?」
にこにこにこ。
にこにこと笑いつつ、何でもないように言い切っているアメリア。
「「…姉…って……」」
そんなアメリアの言葉に思わず顔を見合わせているルーマと知恵蛸。
「え、えっと。それより、この矢文はいったい?」
あたしに直撃してこようとしたその矢文は。
ふと手を伸ばしたルナの手にすっぽりと収まっていたりするけども。
がさがさがさ…
その矢にとくくりつけられている文を開いているルナ。
そして。
――ピシリ。
あ、固まってるし。
そこに書かれている文章をみて、面白いまでに石化しているルナの姿。
「何が書いてあるんですか?」
石化しているルナの手の中にあるそれを、覗き込んでいるアメリア。
「どれどれ?」
アメリアと同じく覗き込んでいるゼルガディス。
「そうだぞ。リナ。
これを片付ければ知恵蛸の足の七本くらいは食べさせてもらえるかもしれないぞ?」
アメリアたちとは異なり。
のほほんといっているガウリイに。
「それはそうと、矢文なんていったい誰が??」
首をかしげているルーマ。
そこには。
リナ=インバースはまだかしら?
早くしないと、あーんなことや、こーんなことを全世界にばらしちゃうわよ?
あ~んなことや、こ~んなこと。というのは。
リナちゃん、指の一振りで町を壊滅、瞬時に再生、とか。
いきなり隕石が降って来たり、とか?
それとか?手も触れずにモノを再生、消滅とか?それとか?
などと書かれている一枚の手紙がひとつ。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!んなの世界にばらされたらぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
なんか、それをみて、石化が解けたルナが叫んでるし。
「あら、ルナ、誰でもできるってばv」
『でき(ません)(ないぞ)(ないとおもうぞ)(るわけないじゃないですか)!!!!!!』
あたしの至極当然なそんな言葉に。
なぜかきっちりと声を重ねさせているルナ・ゼロス・アメリア・ゼル・ガウリイ。
そして、それをみて、同じくつぶやいている、ルーマと知恵蛸。
「まったく、根性がないわねぇ。」
「…根性、という問題か?」
「…リナさん、いったい何をされてるんですか…(汗)」
「…本当にリナさん、人間なんでしょうか?」
なぜかしみじみとそんなことをつぶやいている彼らだし。
「で?どうする?私としてはほうっておいても別にいいんだけど?」
くすくすくす。
くすくす笑いつついうあたしの言葉に。
「私、姉さんに会いたいです!」
いいつつ、ガッツポーズをとっているアメリアに。
「というか、これ全部事実なんだろうが…んなの世界に知られたら、パニックは必死だな…」
なんかしみじみとつぶやいているゼル。
「ううう。それでなくても、リナ様と、ユニット様の後始末の記憶操作。
かなり手間取ってますのにぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…」
なんか、泣き言いっているルナだけど。
「…苦労してるんですね…スィーフィードさん…」
そんなルナの肩にぽんと手をおいて、そんなことをいっているゼロス。
「――えいv」
『うきゃぁぁぁぁ!?』
どめすっ!!!!!
『・・・・・・・・・・・・・・・・・(汗)』
なぜか、突如として出現した、ちょっとした巨大な槍にと貫かれ。
そのまま、大地に串刺しになっているルナとゼロス。
それをみて、なぜか同時に冷や汗を流して固まっているそのほかのメンバー。
「あらあら、どうしたのかしらねぇぇぇぇぇvふふふふふふふふふv」
なぜか、串刺しになっているルナとゼロスをくすくすと笑いながらみつつ。
つぶやくあたしの言葉に。
「…ゼルガディスさん、リナさんって、いったい…」
「…気にするな、気にしたらまけだ…多分…」
なぜか声を振るわせつつそんな会話をしているアメリアとセルガディスに。
「それはそうと、いくのか?いかないのか?」
一人、のほほんとそんなことをいってきているガウリイ。
「そうね。どうする?」
くすっ。
なぜか固まっているあたし以外のメンバーに微笑みながら問いかける。
さってと。
ナーガ、面白いことしてくれるからねぇ。
ふふふふふ♪
-続くー
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あとがきもどき:
薫:こちらは。DVD特典のドラマCDのエビローグです。
馬のフン・・・とか、あれは、エルさまだからねぇ(笑
ナーガとのやり取りで多少だします(まてぃ!
次回でこのブレミアム、終了、できそうかな?(笑
まあ、何はともあれ。んではでは、また次回にてvv
2004年3月23日某日
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