まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。


こんにちわぁ。
とりあえず、TRY編、終わったことだし。
その前ぶりの話を打ち込みするのです。
これは、当然、スレイヤーズプレミアム、あの映画が元になってますv
何はともあれ、いっきますv

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    エル様漫遊記-プレミアム-  ~プロローグ~



ばくばくばく。
「う~ん、なかなかの味よねぇ。」
「だなぁ。」
かちゃかちゃかちゃ。
食堂の中にあたしたちの食べるときに生じる食器の音が鳴り響く。
しくしくしく。
「あ、あのぉ。もう勘弁願いませんか?」
なぜかなきつつ、あたしたちの横でそんなことを言ってくるこの村の村長。
「あら、別にいいじゃない。」
そういいつつ。
「ああ!リナ、それオレのぉ!」
などといいつつ、そんなことをいってきている目の前にいるこの男性。
「あら、早いもの勝ちよ。」
にっこりいいつつも。
残っていたエビを口にと運びつつ。
「それに、村を荒らす怪物モンスターを退治することで、
  依頼料が払えない代わりに好きなだけ食べていい。といったのはそっちよ?」
にこやかにそんな村長にと言い放つ。
「それに…食材には困ってないでしょ?」
にっこりと微笑むあたしの言葉に。
「…それは、まあ…そうなんですが…」
などといいつつ、そんなつぶやきをもらしていたりする。

ちなみに、視線を移した先の食堂では。

「しくしくしく…」
「…魔王様ぁぁ…」
「ゼロス、お前にも苦労をかけるな…」
などといいつつ、白いエプロンをその身につけて、かちゃかちゃと食器を洗っている二人の姿が。
とりあえず。
食事を作る人数が追いつかない、というので。
あたしにくっついてきているゼロスを食器洗いにと差出…もとい、説得して、
厨房にと手伝いにいかし。
そして、それでもまだ人数が足りない、とかいうので、
とりあえずの使い走りにと北のSを呼び出して。
二人して一緒にこの村のたったのひとつしかない食堂の厨房の手伝いをさせている、今現在。


「それに、食材確保に人材もあてがって、何か不満があるわけ?」
あたしの言葉に。
「お~い、リナぁ?でも少しは遠慮したほうがいいんじゃないか?」
などといいつつ。
「あ、お代わり頼む。とぐろうつぼのコンソメ蒸し、三人前。」
などといって、追加注文している目の前の男性-ガウリイ=ガブリエフ。
「あ、んじゃ、あたしはセイルーンエビの鬼がら焼き追加ね。」
「は、はぃぃ。」
いいつつ、ウェイターが奥にと引っ込んで言っていたりするけども。
「しっかし…もう、食べ初めて68時間たってるんですよぉぉ!?」
なぜかその程度で涙を流してるし、この村長は。
「あらあら、そんな細かいことをいわない。」
「そうそう。」
もぐもぐもぐ。
ばくばくばく。
そんな彼の言葉をさらりと流し。
そのまま、食事を続けてゆくあたしとガウリイ。
別にあたしは眠らなくても平気だけど、連続してずっと…ってわけでもないのにねv


「そんな無法は許せません!さぁ、いきましょう!ゼルガディスさん!」
などといいつつ。
こちらはこちらで。
横にいる全身白尽くめの男性の手を引っ張っている、
ゆったりとした巫女風の服をまとった一人の少女。
面白いことに、村の食料を食い尽くす人物を追い払ってくれ。
と、この目の前いる村長が依頼をし。
面白いことに、同じ方向にと向かっているこの二人にとその話がいき。
というか、あたしがそう仕向けたんだけどv
そんな会話をしつつ。
あたしたちのいる食堂にと向かってくる人影二つ。

とりあえず。
追加注文が運ばれてくるのを待つことしばし。
さらにと食事をつづけてゆくあたしたち。
「ん?」
「あらv」
ふと、気配に気づき。
扉の方向にと視線を向ける。
当然のことながらガウリイもその気配に気づき。
その手に肉の塊をもったまま、視線をそちらに向けていたりするけども。

バタン!

やがて、勢いよく扉がひらかれ。
「そこまでです!村の食料を食い尽くす、悪辣なる餓鬼どもよ。
  たとえ大食い女王、餓えるジャンヌダルクが許しても、このアメリアが許しません!」
などといいつつ。
バタンと扉をくぐったとたんに、そんな台詞を高々と唱えているその少女。
ちなみに、びしっと、ポーズを当然ながら決めていたり。
そんな彼女の言葉に。
その横で頭を抑えつつ。
「…誰なんだ、そのジャンヌダルクというのは…」
ため息まじりにそんなことをいっている。
その顔を深くフードで覆い隠している全身白尽くめのその男性。
「あらvアメリアにゼルガディスじゃないv」
とりあえず、そのように仕向けたのはあたしだし。
わかっているけどわざとらしく入ってきた二人に対して、にこやかにと語りかける。
そんなあたしの言葉に。
「リナ!?それにガウリイか!?」
驚きの目をしているゼルガディスことゼル。
「リナさん!?それにガウリイさん!?」
そんな二人をみつつ。
しばし、じっと二人をみつつ。
そして、真剣な表情で。
「なぁ?リナ?こいつら…誰?」
ズベシャ!!!
あ、面白い。
「が、ガウリイさん、ひどいですぅぅぅう!」
泣き叫ぶアメリアに。
「…普通、忘れるか?」
面白いまままに同時に床にとダイブしているアメリアとゼル。
そんな二人に。
「あはは。冗談だって、冗談。で?どうして二人がこんなところにいるんだ?」
にこやかに、そんな二人にそんなことを言っていたりするこのガウリイ。
そんなガウリイの言葉に。
「…お前がいうと冗談に聞こえん…」
「まったくですぅ。
  てっきりガウリイさんのことですから本気で私たちのことを忘れたのかとおもいました…」
などといいつつ、床から起き上がりつつも、あたしたちの前にある椅子にと手をかけ。
そのまま、椅子にと座っているこの二人。
「まあまあ、ガウリイのことはおいといて。で?ゼル、アメリア。あなたたちも何か食べる?」
あたしの言葉に。
「あ、それじゃ、お言葉に甘えて。」
いいつつ、席にと座り。
「でも、ということは、68時間ずっと食べ続けている、カバにそっくりの大ぐらいって、
  リナさんたちのことだったんですね。」
などといってくる目の前のアメリア。
「アメリアちゃぁん?誰のことをそんな風にいってるのかしらねぇ?」
にこやかに微笑むあたしの言葉に。
「あ゛あ゛あ゛!私がいったんじゃありません!
  ですから、リナさん、お願いですから、その手の黒い物体をしまってくださぃぃ!」
「はぁ……」
なぜか、あたしが手にした黒い球体をみて。
わめいているアメリアに。
それをみてため息ついているゼルだけど。
「相変わらずというか、何というか…」
などとつぶやいているゼルガディス。
「で?外交の手伝いしてくれってフィルに頼まれたんじゃないの?ゼルは?」
にこやかにいうあたしの言葉に。
「ま、まあな。
  だが、こんな外見のやつが外交なんてやったら、セイルーン王国が困るだろうが。」
そうつぶやくそんな彼の言葉に。
「あらvだから、人間の姿に戻してあげようかっていったじゃない♡」
にこやかに語りかけるそんなあたしの言葉に。
「い、いや。やっぱりこういうことは、他人の力を借りるものではないからな。」
などといいつつも。
なぜか、その内心では、冷や汗を流しつつ。
リナにそんなことを頼んだら…後が絶対に怖いのは目に見えてるからな…
などとそんなことを思っていたりするし、この人間は……
「ふぅん、何が怖いって?」
問いかけるあたしの言葉に。
「な゛!?だからどうして、リナ、お前は人の考えがわかるんだ!?」
などと叫んでるし。
「あらv誰でもわかるわよv」
にこやかに言い放つそんなあたしの言葉に。
「…わからんって…」
ため息まじりにそんなことをつぶやいているゼル。
「うう。助かりましたぁ。」
あたしが球体をしまったのを見て取り。
安堵のため息とともに。
「あ、すいません。それじゃ、しびれカサゴの姿づくりと、八目なまこの酢の物と。
  ソフトシェルスッポンなべを各三人前お願いします。」
「「は、はぃぃぃぃ。」」
アメリアの追加注文に対して。
なぜか、涙をながしつつも、返事を返してくるウェイターと村長たち。
追い払ってくれるように頼んだ人までがぁぁ!?
などとそんなことを心で叫んでいたりするし。
「あらvあのSとゼロスはこきつかっても死なないからv」
にっこりと微笑みつつ言い放つあたしの言葉に。
「・・・・・・・・・・・」
なぜか無言になっていたりするし。
そんなあたしの言葉に。
「…ということは、ゼロスのやつは、厨房…か。」
何かあいつも大変だな。
などと、少しばかりゼロスに同情していたりするゼルだし。
とりあえず席につき。
注文を出し。
「とりあえず、各国の代表者がそろうのには時間がかかりますし。
  その間を利用して、今有名というアカッシに向かおうかと。」
「…ちなみにオレはアメリアに無理やりにつれてこられたようなものだ…」
などといっているゼル。
「というか、よく、フィルさんが大変なときに外にだしたなぁ。」
などとつぶやくそんなガウリイの台詞に。
『ええええええええええええええええ!!!!?』
『何ぃぃぃぃい!!!!?』
面白いまでに声をハモラセ、叫び声をあげているアメリアとゼル。
「が、ガウリイさんがまともなことをいってます!?」
「これは、世界が滅ぶか!?」
などと、そんな口々に面白いことをいっているこの二人。
「…あ、あのなぁ…」
そんな二人の会話をきき。
抗議の声を上げているガウリイだけど。
「あら、偶然ね。あたしちもアカッシに向かってるのよ。あそこ、蛸料理がおいしいしね。」
そういうあたしの言葉に。
「ええ!?そうなんですか?!偶然ですね。リナさん。ガウリイさん。
  これはもう、天が私たち正義の仲良し四人組は常にともにあれ。
  という啓示をしているのにほかなりません!ああ、何て素敵なことなんでしょう。」
いいつつ、自分の世界に浸っていたりするアメリア。
「と、とりあえず。あっちはひと段落ついたし。…グレイシア皇女もいることだしな。
  オレはとりあえず、再び元に戻る方法を探しつつ、旅に戻るつもりだ。
  まあ、外にいくときには同行するつもりだがな。
  それまでは自由行動をさせてもらうつもりだ。」
などといっているゼルガディス。

魔力喪失事件から少しばかり。
各国の協力のもとに、元結界の外への平和使節団。
その準備はちゃくちゃくと進んでいたりする今現在。
アメリアとゼルガディスは。
セイルーンにて、そんな外交をしばらくしていたりしたのだが。
ま、あのフィルがアメリアにせがまれて、外に出さないはずもないしねぇ。

「いやあの…誰か、この人たちの食事をとめてくださぃぃぃい!」
などとわめいている村長たち。
まったく、心が狭いったら。
そんな会話をしつつ。
アメリアとゼルガディスをも含め、そのまま食事を再開するあたしたち。


「それはそうと、ゼロス?アカッシは……」
カチャカチャカチャ。
いいつつ、食器をもち、泡まみれになりつつ、食器をあらい、会話をしているこの二人。
「…わかってますよ。彼がいる、ということでしょう?しかも…」
そういいつつ、ため息ひとつ。
はぁ。
「そうなのだ。おそらくあの御方のことだから。
  今彼が蛸たちを利用して復活しようとしているあの事実を……
  …楽しもうとしていると思うのだが…」
「…やっぱりですか…」
「「…はぁ……」」
そんな会話をしつつも。
「ほらほらほら、あんたたち、とっとと働く!あんたたちの知り合いや連れなんでしょう!?
  あんなにたくさん続けて食べている人たちはぁ!」
厨房に、料理長の声が響きわたる。
『しくしくしく…』
なぜか、なきつつも。
そのまま食器洗いなどに専念しているSとゼロス、この二人。
まったく、何を泣き言を…
後でしっかりとお灸をすえておきましょうv


「あ、でもただ遊び、というわけではないんですよ。
  一応、外交もかねて、ついでにアカッシに寄ろうかとおもいまして。」
運ばれてきた料理を食べつつ。
そんなことをいっているアメリア。
「まあ、一応、主たる国はあれに参加する、という話でまとまったからね。」
面白いことに、千年ばかり、結界の中にと閉じ込められて。
ほかの大陸との外交など、一切もっていなかったこの地の人々。
そんな彼らが千年ぶりにと外にでる、ということで。
面白いまでに主たる国は今回の企画に乗っていたりする。
「グレイシア皇女も別に外交行事として、確か俺たちと入れ違いに出発するはずだがな。」
などといいつつ、出されたスープを飲んでいるゼルガディス。
「ま、それはそうとして。それじゃ、アメリア達は後からアカッシにくる。ということね。
  あたしたちはそろそろ出発する予定なんだけど。」
そういうあたしの言葉に。
「そうだな。そろそろここの料理も食べあきたし。」
などといっているガウリイ。
「そうなりますね。それじゃ、アカッシの町で合流しません?」
にこやかにいいつつ、姿つくりを一口、口にと運んでいるアメリア。
「そうね。じゃ、そうする?」
「それじゃ、決まりですね!」
なごやかに、そんな会話をしているあたしたち。


そんな会話がまとまりかけているとは露知らず。
「…うう。このままでは本当に村の食料は…」
とにかく。
ほかの誰かにあの人たちを追い払ってもらう依頼を…
そんなことをおもいつつ。
隣の村に向かう街道を歩いている村長の姿が。
そして。

「お~ほっほっほっほっほっほっほっ!」
そんな彼の耳にと。
場違いな高笑いの声が届きゆく。

「と、とりあえず。ああいう変わった人なら…あの人たちを追い払ってくれるかもしれないな。」
などとおもいつつ。
面白いまでに、彼女に依頼をしようとしているこの村長、アルナス。


「それじゃ、リナさん。また後で!」
「それじゃあ。またね!」
いいつつ。
とりあえず、ある程度、食事をし終り。
その場にとりあえず、後始末なども大変そうなので、Sとゼロスを残しておいて、
店を出てゆくあたしたち。

あたしたちが村をでてしばらくして。

「お~ほっほっほっほっ!どこかしら?
  この白蛇サーペントのナーガ様に倒してもらいたい、という魔道士たちは!?」
などといいつつ。
入れ違いに店にと入ってくるナーガの姿が。
ちなみに。
このナーガ。
外交に出たのはいいものの。
そのまま、お供の兵士たちと見事にはぐれ。
そのまま、一人で目的地にと向かっていたりするんだけど。
まったく、逆方向に進んでいるのよねぇ。
ふふふふふv
「あ、はい。それがですね…あれ?」
ふと、そこにあたしたちの姿が見えないことに気づき。
そんなアルナスに。
「村長!やっと、あの人たちが出て行ってくれたんです!」
などと心底うれしそうにそんなことをいっているこの店の経営者の一人。
「で?どこにいるのかしら?その悪の魔道士達、というのは?
  この白蛇サーペントのナーガ様にまかせておけば万事オッケーよ。」
高笑いしつつ、言い放つそんなナーガの言葉に。
「え、ええっと。どうやら、申し訳ありませんですが。もう出て行ったようですので。
  この件はなかったということに。」
そういうアルナスの言葉に。
「ふっ。わかったわ。」
髪をふぁさっとかきあげつつ。
「ご理解いただけましたか!?」
こんな格好をしているワリに、話がわかる人…
などと思いかけるアルナスの心情をさえぎりつつ。
「どうやらこの白蛇サーペントのナーガ様の威光に恐れをなして。
  悪党どもは恐れをなして逃げていった、というわけね。
  なかなか勘の働くやつらじゃない。」
「え?」
まったく自分が思っていたこととは違うことを言い出したナーガの言葉に。
目を丸くしているアルナス。
「まあ、そういうことなら、きちん、と依頼を果たした、ということで。
  依頼料がわりの食事ぐらいさせてもらおうかしら?」
そんなことを言い出すナーガの言葉に。
その場にいる全員が目を点にしてたりするし。
そういいつつ、メニューにと視線を走らせ。
「ええっと。まずは、じゃぁ、シビレカサゴの姿づくりと、やつめなまこの酢の物と、
  ソフトシェルスッポンなべを各八人前づつ。」
そう言い放つナーガの言葉に。
「あ゛あ゛!またかぁぁ!」
そのままその場に頭を抱えてうづくまっていたりするアルナス。
「村長!どうしてまたこんな人をつれてきたんですか!?」
などといいつつ、非難の声を上げている先ほどの女性。
「あ、それと、セイルーンエビの鬼がら焼きを五人前ね。
  お~ほっほっほっ!お~ほっほっほっ!」
「「うどわぁぁ!?」
ナーガの高笑いをききつつ。
叫び声をあげている村人たちの姿が。
しばらく見受けられていたりするし。


「皆さん、神は死にました。滅びの時は今、明日にもやってくるかもしれないのです。」
こちらはこちらで。
面白い勧誘をしている少女の姿が。
アカッシの町では今、面白いことが起ころうとしているのよねぇ。
ふふふふふv

「…力ある魔道士を…」
海の中。
そんなことをいっているひとつの存在。
さって。
ちょっとばかり楽しませてもらいますかねv
向かうは、沿岸諸国連合のうちのひとつ。
アカッシの町。
さって、部下Dたちをからか…もといお説教をする前に、少し楽しむとしますかねv


                                      -続くー

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あとがきもどき:
薫:うーん。アカッシの町、の位置。
  詳しく・・・・そ~いえば、ブレミアムの案内に・・・書いてないかな(こらまて)
  劇場版の案内にもかいてないかぁ。
  とりあえず、沿岸諸国のひとつ、という設定にしておきましょう(こらまて
  ちなみに。え?こんなシーン、あったっけ?
  という人は、特別仕様のプレミアムDVDを購入しましょうね(笑
  そちらに、これ、つまりは本編の前、後編に当たるドラマCDがついてまーすv
  って、誰でも知ってますよね。スレイヤーズファンなら(笑
  まあ、何はともあれ。TRY編を先に打ち込みしてあるので。
  その前にあたる、映画編をば。
  いや・・・・だって、ガウリイ・・・・ゴルンノヴァ、あれもってたからねぇ(笑
  ではでは、そーいうことで。
  しばらくお付き合いくださいなv
  ではではvまたv

 
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