まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
(エル様におどさ…もとい、頼まれて打ち込みしている代理人より:)
前回までのお話:
リナ=インバース…さんが作ったとある品物により。
千年と少しの間外にでることすらできなかった地区から。
外に千年ぶりにと出ることのできた人類たち。
そして、そこでアメリア、ガウリイ、ゼルガディス。
当然リナ様にと付き従っている獣神官ゼロスを引き連れて。
そしてご存知リナ様が出会った人物は?
それに神託を受けたという、火竜王の巫女であるフィリアと。
リナ様…とと、リナさんの正体を知るためにと派遣された。
古代竜・エンシェントドラゴンの神官であるヴァルが加わり。
はてさて、このメンバーに話しかけたのは。何と、『光の勇者』!?
それってガウリイさんの先祖のことでは!?
そんなこんなで。闇の祝福という宗教団体を壊滅させるべく。
リナさんたちはそのメンバー、キース・マリィ・クラウスと。行動を共にすることに。
はてさて?いったい何がおこります?
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エル様漫遊記
翌朝。
ちなみに、あたしたち全員、同じ宿にと部屋を取り、そして一夜を過ごしている今現在。
そのまま、かるい朝食をすませ。
そして今。
そのまま、宿をでて、街道筋を歩いている今現在。
木々の間から、木漏れ日が当たり、夜露をいまだに残している葉っぱにあたり、
そのきらめきが街道にと零れ落ちていたりする。
ぞろぞろぞろ。
そのまま、ぞろぞろと、といっても過言ではないけど。
はっきりいってちょっとした団体さん。
人間の世界でいうなれば。
あたし、ゼロス、そしてフィリアにヴァル。
アメリア・ゼルガディス・ガウリイ。
そして、キース、マリィ、クラウス。
この十人の旅のメンバー。
「さて、そろそろ詳しく話してくれてもいいんじゃねぇか?」
ある程度村から離れ、一息ついたあたりでそんなことをいってくるキース。
あたりにはあたしたちのほかには人はいない。
昨日の会話の詳しいことを聞いてきていたりする。
そんなあたしたちの視界には、森を抜けた先にある、ちょっとした一面の原っぱ。
ちなみに、緑の葉が太陽の光にときらめいていたりする。
「ま、それもそうね。このあたりなら人に聞かれる心配もないし。」
あたしの言葉に。
「そうですね。私たちは別にいいとしても、ゼロスさんが問題ですからね。」
などとあたしの言葉にしみじみいっているアメリア。
そして。
「ゼロスさんがいい加減に改心して、真人間になってくれたら話ははやいんですけど。」
などといっていたりするし。
そんなアメリアの言葉に。
「ですから、アメリアさん…幾度もそれは…」
などとそんなアメリアにといっているゼロス。
「ま、そんなことはどうでもいいとして。
ってことで、ゼロス、あんた、詳しく自己紹介しなさいねv
もちろん、偽りとかきちんと説明とかしなかったら、わかってるわよね?
あ、秘密です。というのも却下ね♪」
にこやかにいいつつ、ゼロスをちらりとみるあたしの言葉に。
「はははははははははぃぃぃい!」
などと、なぜか直立不動で姿勢を正してそんな返事をしているし。
「「…あのゼロスがおびえてる?」」
そんなゼロスをみて、そんなつぶやきを入れているフィリアとヴァル。
しばし、器用にもその力でハンカチを作り出し。
そして、流れ出している汗をぬぐいつつ。
このあたりの芸は細かいからねぇ。こいつは。
「ううう。わかりました。わかりましたよ…(汗)えっと、僕はゼロス、謎の神官です…」
「「お゛い゛。」」
そんな突っ込みをいれているガウリイとゼル。
「…ゼロスさんらしいというか…」
などとつぶやきをいれているアメリア。
そういうゼロスの台詞に、あたしは無言でその手にと黒いちょっとした光の玉を出現させる。
「あ゛あ゛!今のはほんのやはりお約束というか冗談です!」
あわてて、そんなあたしをみて、その先にと続く言葉を続けているゼロス。
「え、えっと。まあ、そんな冗談はともかくとして。自己紹介をさせていただきますね。
僕はゼロス。
こうみえても魔族だったりするんですよねぇ。僕、あっはっはっ♡」
ビタッ!
そんなにこやかにさらりというゼロスの言葉に、
そのまま足を止めているキース、マリィ、クラウスの三人。
「ま…魔族?」
声を少し震わせているキースに。
「どうみても人間ですが?」
などと首をかしげているクラウス。
「そ、それ…本当ですの?」
などと、不安なまなざしであたしたちをみてきているマリィ。
そんなマリィに。
「大丈夫よ。こいつ、何もできないから。というかしないし。」
にこやかにそんな三人にと答えるあたし。
「というか、ゼロスさん。リナさんにはかないませんしね。」
などとしみじみいっているアメリアに。
「まったくだ。というか、ゼロスはリナになぜか異様に恐れというかおびえというか、
とにかく、つき従っているところがあるからな。」
…その理由は、何かとてつもなく怖い理由が頭に浮かぶんだが…
などとそんなことを思いつつも腕をくみつつ、しみじみいっているゼル。
「ま、ゼロスはリナにはかなわないだろ。何しろ、何かリナ、とことんとかいうやつに…」
混沌とかいう、あれ。
どうもあれにかなり近いというか確実に関係あると。
この前の一件で、たぁまにリナが発する気配が、あれと同じだってわかったし。
などとそんなことを少しおもいつつ、そんなことをさらっといっているガウリイ。
「ガガガガガガウリイさん!!?」
そんなガウリイの言葉に面白いまでにその紫の目を見開いて、
驚愕の叫びをあげているゼロス。
「あらvゼロス、まだガウリイ、気づいてはないわよv」
「「…気づくって…何を(ですか)(だ)?」」
そんなにこやかにゼロスに微笑むあたしの言葉に。
同時に聞いてくるアメリアとゼル。
「あら?ききたい?」
そんなあたしの言葉に。
しばし、二人顔を見合わせ。
― 聞きたいのはやまやま(ですけど)(だが)…でもしかし(だが、しかし)…
そんなことを二人同時に思いつつ、そのまま顔を見合わせ、目線で会話をしつつ。
「「いや、やっぱりいい(です)」」
あらあら、勇気がないわねぇ。
あたしの言葉に即答してきているアメリアとゼル。
そんなあたしたちの会話をそのまま耳にと捕らえつつも。
とりあえずは。
「…何でそんなものとあなたたち……確か竜族だっていってましたよね?
どうして一緒に旅をしてるんですか?」
とりあえずは現状把握ですね。
などとおもいつつ、冷静にフィリアとヴァルにと聞いているクラウス。
そんなクラウスの質問に。
「…悔しいですけど、ゼロスには勝てませんわ。私一人の力では…」
フィリアとて、ゼロスかかつて、降魔戦争の際に、たったの一撃のもと、数億、数千以上。
ともいわれている竜の大群。
……というかあの程度の群れをそう呼ばなくてもいいような気もするけど。
とりあえずは、一撃のもとそれらを滅ぼした、というか撃退し殺したことは話には聞いている。
彼女まだ当時生まれてなかったからねぇ。
「本気を出したあいつには、おそらく僕たちエンシェントドラゴン一族でもかなわないかと…」
何しろ、ゼロスの力は魔王の腹心五人、それに続くもの。と、ヴァルは聞かされている。
実際は、今本当は、実は腹心たち…しかも部下Sよりも実力をアップさせてるのよねぇ♡
結構こいつ便利だからv
――ゼロス本人も気づいてないけどv
そんなことをいっているヴァル。
まあ、ヴァルはあの当時、まだ生まれてなかったというか。
その直後に生を受けたんだし、彼は。
「ま、竜たちの間では、『
エルフとかにもこれでもこいつは恐れられてるからねぇ。そ~みえないけど。」
あたしの追加説明に。
首をかしげつつ。
「「ドラゴンに?」」
そんなつぶやきを同時に入れてきているマリィとキース。
キースの脳裏には、彼の知っているドラゴン。
まあ、彼は黄金竜などは数えるほどしか出会ったことはないにしろ。
ちなみに、そのことごとくがまだ人の姿にすらなれない竜たち。
つまりは、あまり実力というか力のないものたちばかり。
青竜とか白竜とかにはよく彼は出会っているけど。
よく依頼とかにもあるからねぇ。
そんな彼らのつぶやきに。
とりあえず。
あまりリナのことを考えていたら怖い考えばかりにとらわれるしな。
などと心で思いつつ、詳しく説明を開始し始めるゼル。
…ほぉぉぉぅ、ゼル、どういう意味なのかしらねぇ?
後でちょっとお説教でもしておきましょう♡
「まあ、詳しく説明するとだな。以前、ちょっとしたことで出会った
このゼロス、かつての降魔戦争の戦いのとき、たったの一人で、
しかもその一撃のみで、
その軍隊を一瞬で壊滅に追い込んだらしい。
その数、数千とも、数万ともいわれてるらしいがな。」
「「……な゛っ!?」」
そんなゼルの説明に、同時に小さな叫び声をあげているマリィ・キース・クラウスたち。
「いやぁ。あっはっはっ。あれはどうってことはないですよぉ?
それに上からの命令でしたからねぇ。あはははは♡」
にこやかに、さらりとにこにこしつつ、そんなゼルガディスの説明を肯定しているゼロス。
「…で?それを知ってて、何で一緒にいるんだ?お前ら?」
ちなみに、いまだにマリィとクラウスは、しばし固まり中。
一人、やはりハンターをしているだけのことはあり、
正気にもどっているキースがあたしたちにと聞いてくる。
そんなキースの質問に、いともあっさりと。
「別に害はないしなぁ~。」
のんびりといっているガウリイに。
「そうそう、ゼロスさん、変わってますし。」
にっこりと言い切っているアメリア。
「あまり喜ばしくはないが、勝手についてきているだけだ。」
などといっているゼル。
そして。
三人が同時、三人とも。
『何より、リナ(さん)には逆らえ(んようだから)(ないようですから)(ないようだしな)。』
異口同音にそんなことをいっているこの三人。
ガウリイ、アメリア、ゼルガディス。
ものの見事に三人の声が見事にと重なってるし。
そんな三人の説明に。
なぜかキース達三人の恐怖の視線があたしにと向いてきてるし。
「まあ、この三人のいうことはとりあえず気にしないで。
このゼロス、ただ、『上』からの命令であたしについてきているだけだから。
ま、もっとも、そこにいるヴァルもそれをいうなれば、
『上』からの命令でついてきているんだけどね。」
とりあえず、なぜか恐怖の視線を向けているそんな三人に。
気にしないようにと注意を促し、簡単な説明をかるくしておく。
「…いやあの、『上』からって…」
そこに突っ込んできているマリィに。
「…竜と魔族が…か?」
半ば半信半疑ではありながらもそんなことをあたしにといってきているキース。
まあ、いきなりゼロスが魔族。といわれて。
すんなり『はい。そうですか。』っていう人間がいたら。
それはそれでまた面白いものがあるんだけどね。
まあ、フィルとかナーガとかは、その部類だけど。それはそれだし。
「ええまあ♡そういうことですので。
ですからあなたがたに危害を加える気はありませんから。
どうぞ心配なさらずに。あ、どんどん負の感情は出してくださいね~。
結構あなた方の負の感情もまた結構おいしいですし♡」
さりげにそんなことをいっているゼロス。
そんなゼロスを指差しつつ。
「で?本当に魔族なんですか?この黒い神官は?何かどこにでもいるような神官なのに?」
「マリィさん、とかいいましたわね。
それをいうならば、どこにでもいるゴキブリ。というのですわ。」
「フィリアさぁぁぁぁぁぁん……」
そんなマリィのつぶやきに即座に突っ込みをいれているフィリア。
そしてその言葉に抗議の声を上げているゼロス。
「「…本当にこれ(この人)魔族なのか(なんですか)??」」
フィリアの言葉にすこしいじけて。
そのまま少しすねるそぶりをみせているゼロスに対し。
そんなつぶやきをもらしているキースとクラウス。
「ま、いつまでもこんなところで立ち話してないで。とっとと先にいこ~ぜ。」
「ですね。」
「だな。」
「…ま、それもそ~ですね。」
「そうですわね。生ごみのことを気にしていてもしかたありませんしね。」
そんなことをいつつ。
ガウリイの一言のもとに、そのまま、すたすたと、再び先を歩き出すあたし達。
そんなあたしたちとは裏腹に。
「…うう、皆さん…ひどひ…」
一人、しばし、その場にいじけるゼロスの姿が少しの間取り残されていたりするし。
「ゼロス、あまり遊んでいたらあたし本気で怒るわよ?」
しばし、そのまま元いた場所でイジケモードに突入し。
のの字を書いているゼロスに、とりあえずの忠告を出すあたしに。
「ははははははぃぃぃ!すいませんのです!」
そのまま、あわてて、あたしたちの後からついてきているゼロスだし。
「…つ~か、どうみても魔族にみえないよなぁ?」
「よくて、いいように使われている使いっぱしりですわね。」
「あ、その表現、かなり適切ですよ。マリィさん。」
そんなゼロスをみつつ。
そんな会話をほのぼのとしているキース、マリィ、アメリアたち。
ま、ゼロスだし♪
とりあえず。
そんなほのぼのとした会話をしつつも。
あたしたちは道をそのまま進んでゆく。
もっとも、道のないところはそのまま、ガウリイや、男性陣に道を作らせて。
できた道を進んでいっているんだけど。
なぜかあたしが作りましょうか。
といったら、即答でゼルたちがとめるしねぇ。
まったく。
ま、いいけどねv
さって、もうすぐ始めの楽しみが♪
ふふふふふv
-続くー
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あとがきもどき:
薫:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うわぁぁぁぁぁん!
15KB打ち込みしたところでフリーズしたよぉぉぉお!
保存してなかったのよぉぉぉぉ!うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!
わ・・・・私の一時間・・・・・・・・・しくしくしく・・・・・
ということで、またまたアップが遅れたのです・・・・・うわぁぁぁん・・・・
しくしくしく・・・・・いーもん。明日はケーキが届く一日目だv
日を代えてるから、三日は楽しめるv
でも一番小さいやつに今回してるから・・・・
数分もたたないうちに食べれる量だなぁ・・・・くすん・・・
しっかし、今ひいている風邪・・・よくなっているのかわるくなってるのか・・・・
うう。咳き込みがだんだんひどくなるぅぅ・・・・
などとぼやきつつ。
んではではでは、また次回にてv
2003年12月22日某日
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