まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
ちなみに。
この結界の外編。参加しているのは、リナ(エル様)ガウリイ、アメリア、ゼルガディス。
フィリア、ヴァル、そしておまけでゼロスです。あしからずv
メフィとミルガズィアはまだ戻ってきてませんvそれを納得してから、読まれる人は下記からどうぞv
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エル様漫遊記
とりあえず、近くにある町にとあたしたちはそのまま入り。
そろそろ昼近く、ということもあり。
食事をかねて、とあるその町にたったの一軒しかない食堂にと足を運ぶあたしたち一行。
「変わった食事が多いな。」
今まで食べたことのない食事を目の前にして。
そんなことをいっているゼルガディス。
「でも、リナさんの船…もとい、シップさんの中で食べた食事。
あれほどおいしいものは右とないでしょうけどね。」
などと、食事をしつつ言っているアメリア。
「……ま、まあ、作られてるのがリナさんですし♡」
にこやかに、そんなことをいっているゼロス。
「ん?でもこれもうまいぞ?」
いいつつ、ちなみに、それって、色違いの品種の違うピーマンなんだけど。
気づかずにそのまま野菜炒めを食べているガウリイ。
そんなあたしたちの姿を見つけ、声をかけてくる人間が一人。
「……あ、あの。すいません。」
声は、あたしたちが食事をし終わり。
デザートのパフェやケーキなどを注文し、それらも食べ終わり、
食後のお茶をしているときに後ろからかけられてくる声。
こくこく。
「何ですか?」
とりあえず、口にと含んでいたお茶というか紅茶を飲み干し。
後ろを振り向きざまにと聞いているアメリア。
ゆったりとした女性の口調。
「あの、そちらのお二方。見たところ神官と巫女とお見受けしましたが。
どちらにお仕えされているんですか?」
あたしたちが座っている席のそのちょうど真後ろのテーブル。
そこにいるのは三人の人物。
二人男性、一人女性。
一人は格好からして、どうみても、このあたりでいうところのハンター。
その典型的な格好をしている男性一人。
そしてまた。
残りの二人はといえば、僧侶らしき服装をしている女性と、
そして、このあたりで言うところの典型的な魔道士の格好をしているまだ若い男性が一人。
「え?私たちですか?」
いいつつ、お代わりで頼んだスペシャルミックスティーを手元にと運びつつ、
首を傾げつつ問い返すアメリア。
手を止めて、
そんなあたしたちに話しかけてきた人物をみているフィリアとヴァルの二人がいたりするけど。
そんなアメリアの台詞に。
にっこりと微笑むその女性。
反対に、軽い武装をしている男性はうんざりした表情をしているのだが。
まあ、実際にうんざりしてるんだけど、こいつは♪
相手に敵意がないのを見抜き。
「私たちは…」
丁寧にと返事を返そうとしているフィリア。
そんなフィリアの言葉をさえぎり。
「ま、話は後だな。」
いいつつ、ガウリイがすっと剣の柄にと手をかけて立ち上がり。
「だな。」
いいつつ、こちらもまた、ため息まじりにつぶやきつつ、席を立ち上がっているゼル。
そして、ヴァルの視線は窓の外に向いていたりするのだが。
「「?」」
そんな様子をその人物たちが首をかしげるのと同時に。
『オーガだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
店の外の町の中より、
面白いまでに町中にと響き渡るような声が、店の中にまで聞こえてくる。
それと同時に。
爆発の音と、何かが燃え盛る音。
まあ、その何か、というのは家屋だったりするんだけど。
そして、人々の叫び声。
このあたり、たかがオーガ程度に一般人、苦戦してるのよね。
情けないったら。
そんな声を聞くのと同時に。
「ちっ。いくぞ!」
いいつつ、ゼルとガウリイがそのまま外にと駆け出してゆく。
ちなみに、ガウリイの剣は、ちょっと前の部下Dたちの一件のときに、
あいつはあちらの世界に戻ったので、今は手持ち無沙汰の状態であるがゆえに。
あたしがガウリイにと一つの剣を貸していたりする。
ちなみに、その剣はオリハルコン製v
別にどうってこともない、どこにでもあるようなよく切れる剣だけど。
いまだにのんびりと紅茶を飲んでいるあたしにと向かい。
「リナさん!私たちもいきましょう!」
いいつつ、あたしの手を引っ張ってくるアメリア。
「ちょっとまってね。これ飲んでからねv」
いいつつ、残った紅茶を飲み干し。
あたしはアメリアとともに、そのまま店の外にと躍り出る。
外にでたアメリア達が目にしたものは。
町を埋め尽くさんばかりのオーガの群れ。
ちなみに、ひとつの群れの数が大体十八匹。
そんな群れが全部でたったの十個ほど。
この町の中にと入り込んでいたりするけど。
「ちっ。またやつらの仕業か!」
心底うんざりしつつ、つぶやいている先ほどの男性。
ちなみに、彼らもまた、店の外にと飛び出していたりする。
まあ、彼らにとっては日常的なことなんだけど。
そんな彼にと向かって。
「キースさん、今はそれどころじゃないです!」
などといいつつ、目の前にと広がるオーガの群れをみて言っている、
神官というか巫女の服を着こなしているその女性。
「こりませんねぇ。やつらも。」
半ばあきれてつぶやいているもう一人の残った男性。
そんな彼らの視線の前で。
「ふっ。オーガなどで人々を苦しめる輩。
このアメリア=ウィル=テスラ=セイルーンが正義の名の下に正義の裁きを下します!」
やおら、びしっと、いつものようにと高々と口上を並べ。
そのまま。
「
カオスワーズを唱え、力ある言葉を解き放っているアメリア。
ちなみに、その手にもっていた残っていたフランクフルトを口にとほうばってさえいなければ。
彼女はいつものように迷わずに屋根の上にと登ったであろうが。
今回はそのまま、地面の上にてポーズをつけ。
丁寧にその残った串はゼロスにと突き刺して。
まあ、ゼロスだからいいけど。
「…アメリアさぁぁぁん……」
ぷすりと、肩にと串を突き刺され、情けない声を出しているゼロス。
そんなゼロスの抗議の声はいともたやすく無視し。
というか、今のアメリアには聞こえてないのが真実なんだけど。
そのまま、自らの握り締めたこぶしにと魔力をためているアメリア。
そして。
そのまま。
駆け出し際に。
「さあ、悪に利用されている愚かなるオーガたちよ。今ここに、正義の裁きをうけなさい!」
どがっ!
ばぎっ!
そのまま、走りざまにとオーガをなぎ倒していっているアメリアの姿。
「…あいつも相変わらずだなぁ。こっちも。」
そんなアメリアを苦笑しつつ眺めつつ。
そのまま。
「
などといいつつ、呪文で応戦しているゼルの姿が。
「はぁ!」
こちらはこちらで、走りざまにといともあっさりと、その残像すら残さずに。
というか、あたしにとってはかなり遅い動きだけど。
なぜかあの程度の動きくらいで、普通の人間はその動きが見えなかったりしているし。
とりあえず、そのまま、走りざまにとオーガたちにと一撃をお見舞いし。
どさどさと切り倒していっているガウリイ。
「あらあら♡」
そんな彼らの姿をにこやかにただただ、店の前で眺めて楽しんでいるあたし。
「…あ、あの、どうしましょうか?とりあえず、あれ。僕が片付けましょうか?」
いいつつ、背中に突き刺されていた串を灰にして。
あたしにと聞いてきているゼロス。
そんなゼロスの言葉に。
「魔族なんかの手を借りる必要はありませんわ!」
いいつつ、そのまま。
口を開いて、思いっきり一咆しているフィリア。
それと同時にフィリアが作り出したレーザーブレスが、そのまま町中にと降り注ぎ、
オーガたちを倒してゆく。
ちなみに、ちょっぴり町にも被害でてたりするけど。
「おやおや♡」
「あらv」
オーガの混乱と、そしてフィリアの放ったレーザーブレスの直撃。
その二つが混ざり合い、町の中は面白いまでに大混乱と化してゆく。
そんな光景を。
「……つ、強い…」
半ば呆然とみつついっている先ほどの男性、ちなみに名前はキース。
キース=クラウド。
このあたりではそこそこ名前が知られているハンター。
完全に出遅れ、そんなことをつぶやいてるあたしたちにと離しかけてきた先ほどの三人。
「って、フィリア、あまり無理をするんじゃない!」
「あ、あら、私としたことが、おほほほほv」
ヴァルにとめられ、ふと気づいたフィリアが目にしたものは、
町の半分というか一部が瓦礫と化した町並みの姿。
「ま、このままって言うのも何だから。なかっことにしときましょうv」
にこやかにいうあたしの言葉に。
「「……は(え)?」」
同時に、にっこりと笑いつつ。
かるく。
パチンv
指をひとつ鳴らす。
それと同時に。
「「うどわっ!?」」
「…とゆ~か、さすがリナだな。」
「そうですね。ゼルガディスさん……」
なぜか、驚愕の声を上げているフィリア、ヴァル。
そして先ほどの三人と、どうでもいい町の人たち。
そしてまた。
リナなら何があっても可笑しくないか…絶対にリナはあれと関係があるんだろうなぁ…
などと思っているゼルに。
さすがリナさんですね。ルナさんの妹のだけのことはあります。
それで納得しているアメリア。
なぜか、あたしが瞬時に町並みを再生した些細な程度で、
驚きの声を上げている人間たちやフィリアたちの姿が。
「あらあら、まったく、この程度で別に驚くことでもないじゃないv」
にこやかに言い放つあたしの言葉に。
「…リナさん…十分に驚くとおもいますよ?人間は特に…」
面白いまでに動揺しつつ、ぽつりといってきているゼロス。
「ま、リナだしな。」
それで済ませているガウリイ。
「さ、それはそうと、まだ食事の続きがのこってたしv続きしましょv」
にこやかに言い放つあたしの言葉に。
「それもそうですね。」
いいつつ、あたしの後ろから同じく店の中にと入ってゆくアメリア。
「……え…あ、あの…リナさんってこんなことまで一瞬でできるんですか?(汗)」
なぜか冷や汗を流しつつ、呆然と、そばにいるゼルにとも誰にともなくつぶやくフィリア。
そんなフィリアに。
「…ま、まあ、深く考えないほうがいいぞ…というか考えたらやばいぞ?絶対に…」
ため息混じりに言い放ち。
そのまま、いまだにその光景をみて固まっているキースたちをそのままに、
店の中にと戻ってくるゼルの姿。
「…やっぱりあの人間…絶対に只者じゃないな……」
こちらもこちらで呆然とそんなことをつぶやいているヴァル。
しばし。
ただただ、しばらく呆然とたたずむ、フィリア、ヴァル。
そして先ほどの三人と、町の人々の姿が外にと見受けられてゆく。
-続くー
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あとがきもどき:
薫:さってと、ついに登場です。キース、マリィ、クラウス。あの三人v
小説版と漫画版。皆さんはどっちがしっくりきますか?(まてこら)
というわけで、あえて読み手の好きなほうのキャラで動かすために。
彼らの容姿にはあまり触れなかったりとかして(かなりまてぃ!
何はともあれ、次回で、マリィ、爆弾発言?(笑
んではではvv
2003年12月14日某日
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