まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

こんにちわ。久方ぶりに打ち込みです。
というか、打ち込みたのしいのに。・・なぜか気分がのらなくて。
気づいたら一年半年過ぎている今日この頃・・・・できたら二年以内で完結させたいな・・・
とおもいつつ。なぜか別の話を思いついたり・・・とりあえず、いくのです。
今回ようやくフィルさん王宮にともどります。
それでは、いってみますのです。

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スレイヤーズフォーエバーinNEXT  ~帰還、そして・・・?~

「しっかし、いつになったら元の世界に戻れるんだ?」
道を歩きつつもそんなことをつぶやいているのは。
「そうか、貴殿らは、前の儂の娘たち同様に、別の世界からきたのか。
  なぁにここにきたのも何かの縁。がっはっはっ」
「……はぁ。まあ、確かに。下手に動けないのですから。
  ルーク、ここはやはりリナさん達と行動を共にするしかないですわ」
フィルの言葉に多少ため息をつきつつも。
さらりと先ほどぼやいていたルークに返事を返しているミリーナ。
「まあまあ。そういうなよ、二人とも。ここもあまり代わり映えしないぞ?
  ただ、こっちのリナは普通の人間で、ものすっごくかわいい、という以外はな♡」
にこやかに、リナの横に並びつつも、そんなことをいいつつルークとミリーナの二人にと話しかけているガウリイ。
ほぉう。
「あら?ガウリイちゃぁん?どういう意味かしらねぇ?まるでこのあたしが普通じゃない、といいたいのかしら?」
そんなガウリイをにこやかに、笑っていない笑みを浮かべて話しかけるあたしの言葉に。
「つうか、すでにあんたは普通じゃないだろうが……」
「確かに。リナさん達にかかわってから。とんでもない事件に巻き込まれましたものね。
  まったく。普通、旅の宝探し屋トレジャーハンターなどをしているだけで。
  覇王をはじめとして、海王、獣王とかまでとお知り合いにはなれませんわよ……
  それに、何やらリナさん。彼らをこきつかってましたし」
なぜかため息をつきつつも、あたしをみてそんなことをいっているミリーナがいたりするけども。
「あら?彼らは自分から進んで役に立つことをしたい。といってるだけじゃない?」
にこやかに微笑み、返事を返すそんなあたしの言葉に。
「俺にはどうみてもおびえているようにしか見えなかったぞ?」
なぜかじと目であたしをみてそんなことをいっているルークだし。
「あら、それは気のせいよ。ルークさん」
にっこりと、そんなルークにと微笑みかけているユニット。
「そうなんですか?私はゼロスさんくらいしか知りませんけど?」
首を傾げつつ、そんなルークとミリーナにと問いかけているアメリアに。
「…アメリア、あまり深く追求しないほうがいいと俺は思うぞ……」
なぜか少しばかり冷や汗を流しつつもそんなことをいっているゼルガディス。
なぜか前回、あたしたちがやってきたときのことを思い出し。
なぜか多少冷や汗を流していたりするようだけど。
「それもそうですね。リナさんというかエルさんたちですし。とりあえず父さん。これからどうするんですか?」
フィルが口笛にて呼び寄せた彼専用の騎乗の馬にとまたがりて。
並んで歩く彼に対して話しかけているアメリア。
そんなアメリアの言葉に対し。
「うむ。先ほどガウリイ殿や、それにエル殿のいっていたことも気がかりであるしな。
  ひとまずは、クリストファーの友人として城に入り込んでいる、カンヅェルとマゼンダ。
  彼らの身元確認が先決であろう」
パカラ、パカラ、パッカラ。
馬をゆっくりと進めつつも神妙な顔をしてアメリアにと話しかけているフィル。
身元確認って。
一応、あいつら。
身分、というか身元は一応はっきりとさせておく、とかいって。
まあ、それを指示したのは、ラルタークなんだけど。
「あら、身元は調べても無駄よ。というかすでに身内のものはこの世にいないし。何だったら戻しましょうか?」
「そういえば、彼ら、自分の身元を作るのに、とある家系を皆殺しにしてたわねぇ。
  何を考えているのかしらないけど」
にこやかに話すあたしとユニットの言葉に。
「お~い。エル…まさか、また生き返らせるとかいうんじゃないだろうな?」
なぜかじと目であたしをみて言ってきているガウリイだし。
「「いや、生き返らせるって……」」
なぜかガウリイの言葉にしばし一時足をとめ。
顔を見合わせて、同時につぶやいているアメリアとゼルガディス。
そして、そのまま二人同時にガウリイを眺めていたりするけども。
「うん?ああ、そういえばこっちのアメリアたちは知らないんだったっけな?
  あっちのリナことエルは、軽く人とか生き返らせること簡単に行えるからなぁ…
  いや、初めてみたときにはオレもたまげたけど」
さらり。
さらりとそんなことをいうガウリイの言葉に対し。
「つ~か!まてぃ!生き返らせるってんなこと可能なわけ!?瀕死状態から復活させるのは簡単だけど。
  一旦、その魂、というか精神アストラル体が体から離れたら、
  普通、それってむちゃくちゃに高度な術になるわよ!?」
がくがく。
さらりといったガウリイの襟首を捕まえて、がくがくと揺さぶっているリナの姿が。
「あら?でもリナ?ルナもできるじゃない♡」
にっこりと微笑むあたしの言葉に。
「まあ、そりゃ、姉ちゃんはできるけど…まあ、エルも姉ちゃんの関係者なんだから、
  何があっても不思議じゃないけど…以前のときのでそれは身にしみてるし……」
何やらぶつぶつとそんなことを続けざまにいっていたりするんだけど。
それはそれ。
「死人を生き返らせるうんぬんはともかくとして……
  ……何であんたはそんなことがわかるんだ?というか知ってるんだ?」
なぜか脂汗をながしつつ、あたしに聞いてきているルークに対し。
「あら、誰でもわかるわよ」
「ゼロスさんにこのあたりの身元調査はしてもらってますし」
まあ、嘘ではないし。
にこやかに答えるあたしとユニットの言葉に。
「なるほど、確かにゼロスさんならそのあたりの調査は簡単ですわね」
一人納得しているミリーナ。
「まあ、あのゴキブリが関係してるんだったらわかったけど…
  それにエルも姉ちゃんの関係者だし…だけど。セイルーン王宮。
  しかも、フィルさんの弟であるクリストファーの友人、といって入り込んでるんでしょ?その二人の魔族は?」
そんなリナの素朴な疑問に。
「うむ。じゃが、相手が魔族だからといって、悪事をたくらんでいるとは……
  生きとしいけるものすべてみな兄弟じゃからな。クリストファーとてそう思っているからこそ友人であろうに」
「というか、脳裏に記憶を埋め込んでるんだけどね」
まあ、記憶操作なんてたやすいことだし。
その気になれば誰でもできる簡単なことだしね。
「いや、だから何でそんなことまでわかるんだよ…あんたらは…」
そんなあたしの至極当たり前の言葉に、なぜかつっこみをいれてきているルークだし。
「ルーク。このリナさんは何があっても不思議ではありませんわ」
いいつつも、なぜか少しばかり冷や汗を流しているミリーナ。
「ま、とりあえず。セイルーン王宮にもどるんでしょ?」
そんなユニットの言葉に。
ふと全員顔を見渡し。
「そういえばもうそろそろ着きますね。セイルーン・シティ領内に」
視界の先に見えるのは、セイルーン・シティを取り囲んでいる町を守っているとある壁。
町の出入りにはここの出入り口より出入りしないと町の中には入れない。
ちなみに空にはセイルーン独特の特殊結界が施されており、
何も知らずに空から進入などしようとするものならば。
たちどころに電撃がそれらに流れる仕組みとなっていたりする。
もっとも、それはとある特定の大きさ以上のものに限るんだけど。
「そうね。とりあえず、みんな、いらないことはいわないで。
  相手の様子をまずみる。それでオッケー?エルたちもいいわよね?」
もうすぐ町につくというので、とりあえず騒ぎを大きくしないためにと全員にと語りかけているリナ。
そんなリナの言葉に。
「ま、ここの状況とか何もわからないから一応は大人しくしておくさ。
  しかし、こうしてオレのミリーナと異世界でまで騒ぎに巻き込まれるなんて。
  やっぱりオレとミリーナは運命の糸で……」
言いかけるそんなルークの言葉を。
「誰もあなたと私は運命などで結ばれてはいませんわ。それより、確かにリナさんのいうとおりですね。
  ここはひとまずあいての動向を探る、というリナさんの意見には賛成ですわ」
ピシャリとそんなルークの言葉をさらりと交わし。
冷静に表情ひとつ変えることはなく言い放っているミリーナ。
「うむ。とりあえずは貴殿らは、わしの護衛、ということでどうじゃろ?おお、門が見えてきたな。では、いくぞ!」
そんなほのぼのとした会話をしつつも。
あたしたち一行はそのまま、セイルーン・シティにと入る門の前にとたどりついてゆく。
あたしが瞬間的に戻りましょうか?
とここに来る前、というかフィルと出会ってすぐにいったら。
なぜか全員から却下されたのよね。
まったくみんな根性がないったら…

ざわっ!
ちょっとした人数、ともいえなくもない。
あたしたち一行。
あたしとユニットを含め。
フィル・アメリア・ゼルガディス。
リナにガウリイにルークにミリーナ。
そしてあたしとユニット。
この計9人が町に近づいてくるのをみて。
ただいま警戒態勢中であるがゆえに思わず身構えるものの。
その手前に見覚えのある姿を各自認め、思わず息を呑んでいる門番たち。
彼らが目にしたのは。
白い馬にとまたがった見覚えのあるその姿。
少しばかりごつい体格に見間違えのない髭の顔。
「「殿下!?殿下だ!!!!!」」
わっ!!!
町にと向かってきているのがフィルだとわかり。
そのまま、歓喜に満ちた伝令が一瞬のうちにと町の中、そしてまた。
そのまま城にとむかって伝わってゆく。
パッパラパパー!
盛大に鳴り響いてゆくファンファーレの音とラッパの音。
高々と掲げられるセイルーンの国旗。
今までは半旗となっていたそれは。
フィルの帰還とともに、盛大に高々と掲げられてゆく。
『わっ!』
フィルが無事であった。
というその情報はあっという間に町中にとひろがってゆき。
一目、無事であったフィルの姿をみようと。
ほとんどの家という家などから町の人々が顔をだし。
数分もたたないうちにあっという間に大通りは人で埋め尽くされ。
そして、そんな人のまるで並木道となっているその大通りの真ん中を、
フィルを先頭に城にむかって進んでゆくあたしたち。
「殿下!殿下!よくご無事で!」
「殿下!お帰りなさい!」
わっ!
歩くフィルにと向かって人々から投げかけられる無事を祝うその言葉。
「へ~。このフィルさん、結構人気はあるんだなぁ。外見はともかく」
そんな人々の言葉をききつつ、そしてまた。
人々が心から祝いの言葉を投げかけているのをみてとり。
フィルの後ろを歩きつつもそんなことをつぶやいているルーク。
「ルーク、そんなことをいったらいけませんよ。いくら事実でも」
さらりとそんなルークに釘を刺しているミリーナ。
「ひどい!ルークさんもミリーナさんも!見かけは関係ありません!」
そんな二人にと抗議の声を上げているアメリア。
いまだに城にむかってゆくあたしたち、というか。
フィルにとむかって無事を祝う人々の言葉が投げかけられているそんな中。
そんなアメリアの言葉に。
「ということは、見かけに問題がある、というのはお前も思っている。ということだな」
「……うっ……」
そんなアメリアの言葉に突っ込みをいれているゼルガディス。
まあ、フィルをはじめて見た人は。
間違いなくどこかの盗賊の親分か、またはちょっと小柄のドワーフもどきか。
などと思うことは間違いなし。
という風貌をしているからねぇ。
このフィルは。
こちらでもあちらでも同じ姿をしているのは言うまでもないけど。
だって楽しいしね♡
見かけのわりに人当たりがよく、
ちょこっとたまにお茶目な失敗とか勘違いとかをするその人柄。
それらもあり、国民の中からはとても人望が熱いこのフィル。
まあ、実質、今この国を動かしているのも病弱であるエルドランに変わり。
彼が動かしているのであるからして、一応皇太子、という立場にあるにしろ。
まず国王代理、といっても過言でないこのフィリオネル=エル=ディ=セイルーン。
そんな会話をしつつも。
フィルを交えたあたしたちはそのまま。
国民が埋め尽くしている大通りを進んでいき。
そのまま城の中に続く道にと入ってゆく。

ざわざわざわ。
城に続く門を抜け。
城の中にと入ると。
すでにフィルが無事に帰還した、という報告は。
城の人々にいきわたり。
主たる関係者全員が出入り口付近にと立ち並び、無事にと戻ってきたフィルをでむかえてゆく。

「うむ、みなのもの、元気そうで何よりじゃ」
全員に気さくに声をかけつつ、そのまま謁見室にと向かって進んでゆくフィル。
身分など関係なく誰にでもきちんと声をかけたりするその心配り。
それがこの彼、フィルの人気のひとつでもある。
主たる関係者全員を謁見室にと集め。
謁見の間にとしかれている赤い絨毯。
その部屋の奥にとある椅子に座ることはなく。
そのまま少しほど足場が高くなっているそこに突っ立ったまま、集まった人々に向かい合ってゆくフィル。
「あれ?おじ様の姿が…それにアルの姿も……」
その場にいるはずの二人の姿が見えないことに気づき。
ぽつり、とそんなことをいっているアメリア。
ちなみに、ただいま二人はクリストファーはフィルが無事に戻った。
という報告をうけ、すぐにも駆けつけたい衝動に駆られているものの。
国務をないがしろにするわけにはいかず。
きちんと執務をこなしているのでこの場には来ていないのであるが。
そしてまた。
アルフレッドはなぜこの場にいないかはいうまでもなく。
だがしかし、探しにいくわけにもいかず。
とりあえず、フィルの娘として自分がすべきことはアメリアもまたわかっている。
ゆえに。
そのままフィルの横にていつものようにとひかえているアメリア。
彼らがどこにいるのか気にはなるものの。
だがしかし、今自分のすべきことは。
そう自分に言い聞かせ。
フィルの横にと並ぶアメリアだけど。
「あのおっさんがいないな」
その場にクリストファーの姿がみえないことに気づき、そんなことをいっているルークに対し。
「あら、クリストファーさんなら今、執務中よ。終わったらすぐにくるわよ」
にこやかにそんなルークに説明しているユニット。
そんなユニットの言葉に。
「……だからどうしてわかるんだよ……」
なぜかそんなことをつぶやいているルーク。
くすっ。
「あら、ユニットだし。それにあたしもわかるわよ?」
「……ルーク。この二人に関しては深く考えたらきっと負けですわよ……」
なぜかそんな会話をしているルークとミリーナ、この二人。
あたしたちがそんな会話をしているそんな中。
「みなのもの、心配をかけた。じゃが儂はこのとおり無事にぴんぴんしておる!」
フィルがかるく手を上げると同時に、あたりのざわめきが静まり。
そして次のフィルの言葉により、部屋全体が再び歓喜の声にと満ち溢れ。
「みなのものの喜びの顔、儂は心底うれしい。じゃがこの喜びはこの騒ぎが収まるまでとっておくとしよう。
  儂はセイルーンの名にかけてこの暗殺騒ぎの全貌を必ずつきとめ。
  首謀者を見つけ出してみせる!みなのもの、安心してくれぃ!」
「「殿下!殿下!フィリオネル殿下!!!!」」
フィルの言葉に従い。
集まった人々よりフィルをたたえる声がしばし部屋の中にと大合唱されてゆく。

確かにこの人気は邪魔以外の何ものでもないわね…
でも、まさか生きていたとは…カンヅェルのやつ、しくじったわね…
少し遅れて部屋にと入り。
無事なフィルの姿をちらりとみて、内心したうちしている一人の女性。
その赤い髪が印象深い。
この地は、われらが主、ガーヴ様が支配するのよ。
すべてはわれらが主のために。
そんなことを思いつつ、身を翻してゆく一人の人物。
正確にいうなれば人ではないけども。
「ん?」
少しほど部屋にとはいり、すぐに外にでていったその姿を視界の端にととらえ。
もしかして…あれが?
そんなことを思いつつその消えた人影を目にて追っているリナ。
そんなリナたちの対応とは裏腹に。
あたりにはフィルをたたえる声がしばらく響き渡ってゆく。

「おぬしたちには儂のボディーガードを頼む。」
とりあえず謁見の間にてフィルの演説を終え。
あたりに人払いの手配をし。
あたしたちにむきあい、そんなことをいってきているフィル。
「ま、乗りかかった船だし?それにほっといたら……」
ぶるっ。
軽くいい、そしてその後に。『もし何も自分がしなかった。』というのが姉ちゃんの耳にでもはいったら…
などと内心面白いまでにとおびえているリナ。
そしてまた。
「今回の一件。解決したら前、こいつらが来たときと同じようなやつ。
  あれがほかにもないのか探してくれる、というのはまちがいねぇのか?」
あたしたちが今来ているのはルークとミリーナとだけど。
前回、あたしが遊んでいる世界のアメリアとゼルガディス達と共にこちらの世界にやってきたとき。
元というかあちらに戻る鍵として使ったのはとある鏡。
そのことをきき、それと同じものがあれば戻れるのでは?
というようなことを考えつつもフィルにと問いかけているルーク。
そんなルークの問いかけに。
「うむ。力になってやりたいが、今のこの状況ではどうにもならぬ。
  今回の一件が解決したあかつきには、セイルーンの名のもとに。
  お前たちが元の世界に戻るよう、いろろいと調べてみよう、そう力になることを約束する」
そんなルークの問いかけに力強くうなづいているフィルの姿がそこにあったり。
「何かもう一人のリナに関しては…自力で戻れるような気がひしひしとするがな……」
「ゼルガディスさん、それは私も同感です」
なぜかしみじみと。
そんなことをいっているゼルガディスとアメリアだし。
そんな二人の言葉に。
「よくわかってるな……ってぇぇぇえ!?」
どっん!
「あらあら♪」
「あら、ガウリイさん♡何レンガの下敷きになってるのかしら?」
くすっ。
なぜかいきなり落ちてきたレンガにと押しつぶされ。
床にとつっぷしたガウリイにと微笑みながら話しかけるあたしとユニット。
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
なぜかそれをみて無言になっているあたしとユニット以外の全員の姿がそこにあったりするけども。
「と、とにかく。今回は魔族が絡んでいる、ということだし。
  ただ働き、というわけにもいかないから、お給金はこれくらいでどうかしら?」
いいつつも、懐より携帯式のソロバンを取り出して、ぱちぱちとはじいているリナの姿。
「なぬ!?それは高すぎる。せめてこれくらい!」
「いや、それは安すぎるわよ!せめてこれくらい!」
「…リナさん、相変わらずですね……」
「つうか、そういう問題でもないだろうが……」
フィルと値段交渉にて盛り上がっているリナをみて。
ぽつり、となぜかそんなことをつぶやいているアメリアとゼルガディス。
そしてまた。
「…こっちのリナは何かがめついな……」
「あら、ルーク、似たり寄ったりと思いますわよ。まあ、私たちの知っているリナさんは。
  あの使いっぱしりのゼロスさんにいろいろと用意させてましたもの」
なぜかその様子をみてそんな会話をしているルークとミリーナ。
「お…お前なぁ。いい加減にしろよ……」
そんなリナをみてあきれたため息をついているゼルガディス。

しばし、リナとフィルによる値段交渉がこの場にて執り行われてゆく。
さって、そろそろ彼らがくるころだし。
からからって楽しみますとしますかね♪


                            -続くー

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あとがきもどき:
薫:今まで60KBだったのをちょっと分けてみようと試みたり・・・・
  次回でマゼンダ&カンヅェル登場です。
  爆弾発言をするのは誰でしょう?(笑)←だからまちましょう…
  何はともあれ、それではまた、次回にてv
  2004年8月1日某日

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