まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
こんにちわ。
昨日と今日。タブレットを使って、お絵かき、挑戦してますが・・・。
む・・難しいですね(汗)
あはははは(汗)
うーみゅ・・・・。今年は、無理か!?
パソでお絵かきバージョンの年賀は!?(涙)
しくしくしく・・・・。
そーいや・・・。半紙みたいな薄い紙に、先に書いといて。それの上から、なぞる・・。
というのでもできるのだろーか??うーみゅ??
とりあえず。早く打ち込まないと、年が明けてしまいそーな薫です(しゃれになんないぞ!)
というわけで、いっきます!無印、アニメ、24話!!
#####################################スレイヤーズフォーエバー 第24話 ~理由~
「……最っ低ね……あんた……」
リナが、きっと上空を睨みはき捨てるように言い放つ。
「ふっ。見苦しいですね」
いって。
下を見下ろし。
そのまま。
倒れて、すでに動かなくなっているエリスに手を向けるコピーの姿。
バシュ。
その直後。
エリスの体は、跡形もなく燃え尽きてゆく。
「……な゛!?」
「どういうつもりですか!?」
上を見上げて叫ぶシルフィールの言葉に。
「どうもこうも。すでにそこにあったのは、ただの抜け殻の人形。
この私の憎悪は、その程度ではおさまりません。これだけではないのですよ」
口元に笑みを浮かべつつ、言い切る【コピーレゾ】の言葉に。
「コピーが自我をもつのは、ありえるとしても……何だ!?そこまでの魔力の強さは!?」
そんな【コピーレゾ】にと問いかけている【ゼルガディス】
【ゼルガディス】の問いかけに。
「教えてあげましょぅか?そのエリスと、レゾが私にした仕打ちっ!」
いって閉じていた目を見開く。
金色の瞳と、黒い色の瞳が左右に見られ。
そして。
かざした掌のその手の中にと、出現しているちょっとした口。
「……え゛!?」
その意味をとりかねて、アメリア達が小さく声を漏らしてゆく。
「教えてあげましょう。私はレゾの実験として、この世に誕生しました。
レゾの目を開かせる。ただ、それだけの実験として。
でも、私の目はすぐに開いたものの。レゾの目は開かなかった。
……その腹いせに、レゾは私に何をしたと思います?
目が開いた私は、レゾにとっては『憎悪の対象』。様々に人体実験にと利用され。
そして、この身に……、魔族と合成してみたらどうなるのか。という実験まで。
しかも…レッサーデーモンクラスではなく。さらに上の魔族とね!」
瞳を見開いたまま【コピーレゾ】が言い募る。
かつて。
自分の目を治す実験のためだけに、彼を作り出したレゾ。
それには、エリスも関っていたけど。
しかし当然。
Sが干渉しているわけでもないコピーの方は、いとも簡単にその目に光を取り戻すわけで。
レゾの方は、どうあっても目を開くことはできなかった。
まあレゾ自身の内からSのやつが干渉してたからねぇ。
自分が復活するために。
そして。
その、腹立ちを全て、コピーにと向け。
様々な人体実験にと利用して。
最後には、彼に対し『中級程度の魔族と合成してみる。』という実験を試みた。
「まあ、その実験の結果。この私に自我が芽生えたのですけどね。
それは、エリスもレゾも気づいてなかったですが……」
そういうその目には、少なからずの悲しみが見て取れる。
「だからって!どうして、こんなことをする!」
ゼルの言葉に。
「おや。決まっているでしょう?所詮、どう頑張っても、コピーはコピーとしてしか見てくれないのであれば。
この私が私である証として。レゾを倒した貴方たちを倒し。
私としい人物を、認めてもらうためですよ。オリジナルを超えた、私自身として……ね」
いいつつも『レゾ』の周りには、瘴気が渦巻き集まってゆく。
「んきゃぁ!?崩霊裂も効かないですぅ!」
泣き言をいっているアメリア。
隙をつき、二人のアメリアが同時に崩霊裂放っていたりしたんだけども。
あっさりと直撃する直前で霧散されてるし。
「ふふ。この私を倒したかったら。そうですね…あの重破斬を放ってください。」
「な゛!?」
『レゾ』の言葉に、小さく悲鳴を上げているリナ。
「何だって、あんたがそんなことを知っているのよ!」
リナが叫ぶと。
「なぁに簡単なことですよ。エリスには内緒で。使い魔をあのとき、あの場所にと送り込んでいただけですから」
にここにと、いっている『レゾ』に。
「だぁぁ!だったら、レゾが、実は魔王に体を乗っ取られていたの知ってるでしょうがぁ!
魔王なんかに張り合ってどうするぅ!」
リナが説得にかかるが。
「そんなものは、関係ありません。用はオリジナルを倒したその術を私の力で防いで。貴方たちを倒す。
それが、私が、オリジナルを超えた証なのです。」
「だからって、罪もない人達を犠牲にすることはないです!」
シルフィールの叫びに。
「目的の達成のためなら、私は手段は選びませんよ?もし、打たないというのであれば。そうですね。
この場で魔力を全開にして。この国ごと吹き飛ばしますが……どうします?リナさん?」
いって、リナの方を向く『レゾ』。
「……どうして、あっちのリナさんばかりにいって。こっちのリナさんには言わないんですかね?あのコピー?」
ふと、疑問に思って言っているアメリア。
「というか。あの後、何が起こったか考えたら。普通、喧嘩なんかふっかけてこないだろうが……」
アメリアの素朴な疑問に対してつぶやいているゼル。
「ああ。それなら簡単ですけど?リナさんが放った、ギガスレの影響で。
Sさんが滅びる時に。ついでに、コピーさんが放ってた使い魔さんも滅んでたから。
あの後、何が起こったかなんて、彼は知らないはずだし♡」
そんな、二人に説明しているユニット。
「……そうなんですか?」
アメリアの問いに。
「あら、気付かなかったんですか?あのとき、上空にいた使い魔さん♡」
「・・・・・・・・・・・」
ユニットの言葉に、無言になっている、なぜかアメリアとゼル。
そんな暇……なかった(しな)(です)。
などと、二人の思いが一致しているけど。
「リナさんには、重破斬は打たせません!」
いって。
すいと前にでるシルフィール。
そして。
「貴方だけは許せません!命を軽んじる貴方は!」
きっと、『レゾ』を睨みつつ。
「黄昏よりも暗きもの、血の流れよりも赤きもの……」
竜破斬を唱え始めるシルフィール。
「……邪魔をしないでくださいね?」
そんなシルフィールの行動に、目をすっと細めて。
つい。
手を前にと出してゆく、『レゾ』。
「!!!シルフィールさん!危ない!」
「……!!!!!」
―――バシュ・・・・。
シルフィールが狙われているのに気付いて。
アメリアが、庇うようにとシルフィールを突き飛ばす。
リナよりも早く。
というか、位置てきに。
アメリアの前に、シルフィールがいる格好で。
リナの横には、ゼルガディスとか、ガウリイ。
少し距離が開いていたために。
リナもそれに気付いて、シルフィールに駆け寄っていたものの。
一寸遅れ。
『あ…アメリアァァァァ!!!』
『い……いやぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!』
リナとゼルの悲鳴が一致して。
シルフィール二人の悲鳴と、こちらの世界の【アメリア】の悲鳴が一致する。
どさ……
そのままその場に倒れこんでいるアメリアだけど。
「あ…アメリアさん!しっかりしてください!」
自分を庇って攻撃を受けたアメリアを、抱き上げているシルフィール。
「大丈夫です……だいじょ……」
こぶ……
なぎ払われた横腹から、とめどもなく流れ出る血が大地を染めてゆく。
というのも。
『レゾ』が、残留思念と合体したときに、すでに遺跡は崩れ去り。
今あたし達は遺跡の外。
正確にいうならば、元遺跡あとの大地において戦っていたりするんだけど。
言葉を発しつつも、その口から血を大量にと吐き出すアメリア。
「……き……貴様ぁぁ!」
アメリアが傷を受けたので頭に血がのぼり、そのまま『レゾ』にと向かっていっているゼル。
「……冷静さをかいたら、負けですよ?ゼルガディス?」
にっこりと言い放ち。
ドシュ。
さらに魔力の塊を、一人で挑んできたゼルに向かって解き放つ。
「……ぐわっ……」
ドサ……
冷静さを失っていたゼルは、そのままその攻撃を直接うけてその場に倒れてゆく。
「お…おい!」
そんな自分の姿をみつつ叫んでいるこちらの世界の【ゼルガディス】。
「くっ!シル!シルフィール!それに、ゼル二号!アメリアとゼルを早く!」
いって、きっと攻撃をしてきたレゾを睨むリナ。
「さあ、どうします?重破斬を放たないと。今度は、誰を攻撃しましょうかねぇ?」
完全に楽しんでいるその口調。
そんな彼を無視して。
「ともかく!早く、集中して治癒呪文を!」
顔を真っ青にしていっているリナ。
「リナ!ここはオレに任せろ!早くアメリア達を!」
ガウリイが剣を抜き放ち、リナの前にと庇うようにと立ち塞がる。
「……頼んだわよ!ガウリイ!……死んだら許さないからね!」
「おう!まかせとけ!」
「旦那。俺も参加する!」
ガウリイと、【ゼルガディス】がその場に残り。
そして。
リナ達を背にして庇うようにと、『レゾ』にと向かってゆく。
「おやおや。逃がしませんよ?」
いって。
二人を抱えて、飛んでゆくリナ達を追いかけようとするレゾ。
が。
「貴様の相手は、このオレだ!」
いって、剣の柄を叩いて、烈光の剣バージョンにしているガウリイ。
「ほう。光の剣……ですか。いいでしょう。かつての伝説が、嘘であったのを実証してあげましょう♡」
いって、ガウリイと対峙することを優先してゆく『レゾ』の姿。
「これはこれは。かなりの負の感情が♡」
ふい。
にこにこと笑いつつ、フラグーンの中にと避難したリナ達の前に出現してきているゼロスに対し。
「こぉら!ゼロス!あんたも手伝いなさい!」
怒鳴っているリナ。
「う~ん、あの程度の攻撃。かわせられないなんて。情けないわね……」
いって。
ふわり。
そんなリナ達の横に出現するあたしとユニット。
「いけない!すでに、仮死状態になりかけてます!」
「シル!こうなったら、神聖呪文で!」
「ええ!」
「私は、復活を!」
「わたくしもっ!」
リナ・【シルフィール】・【アメリア】・シルフィールの四人が、気を集中し。
それぞれにとカオスワーズを紡ぎ始める。
「光と闇とその狭間、全てを創りし母なる海よ、我の願いを聞き届け、
母なる御手に戻りゆかんとする、我が目の前のそのものに、その慈悲の力を持ってゆかん!
深遠極復活!」
リナのつむぎだす呪文に応じて。
深遠の要する、母なる闇が。
ゼルとシルフィールの体を包んでゆく。
これも、あたしの力の応用。
あたしの力の一部である、深遠の闇を利用した復活呪文。
「暁と光を司り、世界の光を司りし存在よ、
その暁の龍の力もて、我が目の前によこたわりしかのものに
その力をあたえたもう!暁極光治!」
こちらの世界のシルフィールの呪文に応じて。
ルナの力。
すなわち、赤の竜神の力を借りた、復活の呪文が繰り出されてゆき。
暁色の光が、ほのかに二人を包んでゆく。
「聖なる癒しのその御手よ、母なる大地のその息吹、
願わくば、我が前に横たわりし、傷付き倒れしかの者に、
我等総ての力もて、再び力を与えん事を。復活。」
アメリアは、アメリアで。
復活の呪文を唱え。
『復活!』
シルフィールもまたアメリアと同じく呪文を唱え。
ほのかな光が倒れている二人を包み込んでゆく。
「……かなり、豪華な治癒ですね……というか……リナさん……その呪文は…」
リナが放った呪文の元に気づいて、なぜか多少震える声で問いかけているゼロス。
「ああ、ここのリナね。応用力がかなりあるからねぇ♡他にも、いろいとストックはあるわよ?」
そんなゼロスにさらっというあたしの言葉に。
「……ま、いいとしますか。ここ、僕の世界でないですし♡」
それですませているゼロスだけど。
ゼロスらしいわね♡
とくん。
やがて、攻撃を受け傷ついた二人の顔に赤みがさしてゆき。
『う……』
完全に二人とも完治してゆく。
「どうやら、もう大丈夫そうですね。私、ゼルガディスさん達の応援にいきます!」
いって。
いまだに気がついてない、ゼルとアメリアをリナ達に任せ。
レゾと対峙するために残っている、【ゼルガディス】のもとにと急いで戻ってゆく【アメリア】の姿。
「…リナちゃん?」
「……分かってる。あれには、あれが有効みたいよね?
あ、エル、ユニットちゃん。御免だけど。この二人、気がつくまでみててくれない?」
リナがあたしとユニットにといってくる。
「い~わよ。」
「祝福の剣、取りに行くんでしょ?♡」
あたしとユニットの言葉に多少驚きつつ。
「……そこまでお見通しなの?」
目を丸くしているリナ。
「まあ♡どうやら異世界のリナさんは。リナちゃん同様か、それ以上にとんでもないようですわね♡」
にっこりという幼馴染である【シルフィール】の言葉に。
「シルゥゥ!?どういう意味かしらぁ?んっんっんんんん??」
ずいっと迫っているリナの姿。
何ともほほえましい光景であるけどね♡
「……ここの世界の魔王様とかも…苦労しますね……リナさんが、ここまで力をもってるとなると………」
まあ、それでも僕達の世界よりは……ましですよね……
あぅぅぅ……
そうつぶやきつつ、なぜか心で泣き言をいっているゼロス。
「あら?ゼロスさん?どういう意味かしら?」
「そうよねぇ?折角、このあたしがいるというのに♡」
「しくしくしく……」
「?とりあえず、よろしくね。早くいきましょ!シル!」
そんな会話をしているあたし達に首をかしげつつ。
フラグーンの樹の根っこによって、作られている迷路のような通路を辿って、
隠してある……というか。
かつてリナとシルフィールが、幼いころに隠した木の幹の中にと湛えられている、
小さな湖にと出発してゆく、リナとこちらの世界の【シルフィール】の姿。
そして、そんな二人の姿を見送りつつも、
「……あの?リナさん?どうして、そこまで分かるのですか?」
あたしの先ほどの台詞に、首をかしげているシルフィール。
「それは内緒♡」
……一体……リナさんの正体って……
それで、なぜかそんなことを思いつつ頭を抱えているシルフィールの姿があったりするし。
「あたしはあたしよ♡」
「・・・・・・・・・・・」
なぜか無言になるシルフィールと一緒に、アメリアとゼルが目覚めるのをこの場で待つことに。
「くっ!なかなかやりますね!」
「…そういうあんたも、本気。だしてないだろ?」
『レゾ』の放つ魔法を、ことごとく剣で吸収し。
そのまま彼にと戻しているガウリイ。
その様子を呆気に取られてみている【ゼルガディス】。
「……ま…まあ、魔王にも勝つ腕だったからな……あの旦那は……」
そういいつつ、その額には冷や汗一つ。
「へぇ?ガウリイさんって、すごい剣の腕…してるんですね。」
その横でいきなり声がして。
「うどわ!?アメリア?!いつの間に!?」
かなり驚いている【ゼルガディス】。
「はい!どうやら、あの二人。もう大丈夫のようですので!こっちに参加しにきました!
やはり、正義は悪を懲らしめる!それが王道です!」
ガッツポーズをつけていうその【アメリ】アの台詞に。
「……どういう王道だ……」
つぶやく【ゼルガディス】の声が風にと溶け消えてゆく。
ズドドド゛……
「アァァメェェリィィィアァァ!」
そんな、ガウリイとレゾが対峙している最中。
白い公式行事の服装に身を包み、白い馬にのって勢いをつけてやってくるフィル。
「あ、父さんだ!父さぁぁん!」
その姿をみて。
手を振っている【アメリア】。
「おお!アメリア!無事だったか!」
「父さんっ!」
ひし!
「……似てないっ!!!」
思わず目を点にして、叫んでいる【ゼルガディス】。
そして。
「うん?もう一人のアメリアはどうした?」
きょろきょろとしつつ。
もう一人のアメリアがいないことに気付き、娘であるアメリアにと聞いているフィル。
「それなら、あいつにやられて。今治療中だ」
【ゼルガディス】の言葉に。
「何!?おのれぃ!かわいい儂の娘に!ゆるさん!」
「あ……まて!」
【ゼルガディス】が止めるのも聞かずに。
ドドドド!
「おのれぃ!かわいい、アメリアに、何をしてくれたぁ!儂は正義を愛しているがゆえに、野蛮なことはせん!
しかぁし!娘に手を出すとなると、話は別だ!」
いいつつ、馬に飛び乗り。
ガウリイの剣と交えている、レゾの元にと向かってゆくフィルの姿。
「お…おい!フィルさん!こいつは!」
そんなフィルに対して止めを入れているガウリイ。
「ほう、どうなさるというのです?」
いって。
向かってくるフィルをみつつ、笑っている『レゾ』。
「邪魔ですよ……」
ぶわっ!
「おっと!」
その衝撃波によって間合いをとっているガウリイ。
ストン。
そして、くるくると空中を回り。
【ゼルガディス】と【アメリア】の元にとりあえず一度戻ってゆく。
が。
ススタタタ!
手綱さばきを見事にこなし、その衝撃波をかわしつつ。
『レゾ』の懐に飛び込んでいっているフィル。
「このサイラーグをこんなにしたのは貴様か!?
ならば、このフィリオネル。野蛮なことは嫌いがゆえに。正義の裁きを下すのみ!」
そういって。
馬にまたがったまま飛び上がり、レゾにと向かっていっているフィル。
「……何考えてるんだ?お前のおやじは……」
何の武器も持たずに突っ込んでいっているフィルをみつつ、
あきれてつぶやいている【ゼルガディス】。
「父さん!さすがです!ふふ。すごいでしょう」
フィルに声援を送りつつ。
【ゼルガディス】にいっているこちらの世界の【アメリア】。
「……こっちのフィルさんも無茶する……」
そんなフィルをみて額を押さえているガウリイ。
「邪魔ですよ……まったく」
苦笑し、術を放つが。
「おのれ!説得に応じずに呪文を放つとは、何事!」
素手で、その呪文を粉砕しているフィルの姿。
「……嘘だっ!」
それをみて、思わず叫んでいる【ゼルガディス】に。
「さっすが、父さんです!」
きらきらと目をかがやかして言っている【アメリア】。
「……な゛!?」
続けざままに呪文を光速呪文で、重ねがけして放つものの。
そのことごとくを拳で霧散させているフィル。
しかも、素手で♡
あきらかに、『レゾ』の瞳に、動揺が走り始めてゆく。
「行くぞ!邪道に心を染めしその心に正義の裁きを!平和主義者クラァシュ!」
ドゴッ!
『……お゛い゛』
「……ぐぅ!?」
ザナッファーの瘴気の結界に覆われているというのに。
その結果をものともせずに、『レゾ』の懐に一撃を叩き込んでいるフィル。
う~ん。
楽しい♡
その様子をみて。
なぜか、ガウリイと【ゼルガディス】の声が一致する。
フィルに胸に一撃くらい、体を九の字にと曲げているコピーレゾ。
「……く……この!」
目を怒りとなぜか驚きで見開きつつも、魔力を全開にして衝撃波を放ち。
フィルにそれを集中させてゆく。
ブワッ!
「おおおおおおぉぉ!!?」
その衝撃波に吹き飛ばされ。
「父さん!」
「フィルさん!」
「な゛!?」
がしっ!
飛ばされてきたフィルを受け止めている、
【アメリア】、【ゼルガディス】、ガウリイの三人の姿が見受けられているけど。
「……大丈夫なのか?」
「おのれ!いきなり吹き飛ばすとは何事!」
いいつつ、三人に受け止められながらもまったく無傷のフィルに。
「…………。……どういう体の構造……してるんだ?」
冷や汗かきつつ、突っ込んでいる【ゼルガディス】。
傍目から見ても。
今の衝撃波は、どうみてもかなりの魔力であるがゆえに威力と衝撃があった。
というか、自分達も結界を張ってしのいだのに。
そんなことを思いつつも、
何もしていないフィルがまったく無傷なことに、なぜか驚きを隠しえない【ゼルガディス】。
「……まあ、多分。というか確実に。……ここのフィルさんにも…干渉してるようだな……あいつらは……」
いいつつ、あたし達がいるフラグーンの方をちらりとみているガウリイ。
あら♡
よくわかったわね♡
まあ少し違うのは、干渉してるのはあたしだけだけどね♡
ユニットは関わってないんだけど♡
無傷のフィルを確認し。
「……認めない!なぜだぁぁ!?」
なぜか、半狂乱にとなりかけているコピーレゾ。
「……気持ちはわかるな」
「人間。何事も、悟りが大切なんだがなぁ」
そういって。
しみじみといっている、【ゼルガディス】とガウリイ。
「父さん。ここは、ひとまず。テスラ姉さんが気になりますから」
アメリアの言葉に。
「おお!そうだな。もう一人のアメリアが気になるな!よし!アメリア!案内しろ!」
「はい!」
意気投合している、この親子。
なかなか楽しめるわよね♡
「なぜ…なぜ……なぜだぁぁぁぁ!!」
ごうっ!
叫びとともに。
瘴気の渦と魔力が高まり、その足元から大地を消滅させていっている『レゾ』
なぜか、今のフィルの一件でダメージ受けてるようだけど。
まさか、素手で懐に入りこまれ一撃をもらうとは夢にも思ってなかったみたいね♡
まあ、フィルだしね♡
レゾの叫びとともに瓦礫が吹き飛んでゆき。
辺りは、瓦礫の山から荒野にと変わって行く。
ピチャン。
「あれは、魔族が合成されているし。瘴気を吸収するこの祝福の剣なら。対抗手段あるわよね?」
リナの言葉に。
「思い出すわね。リナちゃんと二人でこれを隠したとき」
いって過去を懐かしんでいる、こちらの世界の【シルフィール】。
「まあねぇ……あの当時……あたし、まだ三歳だもんね……」
「わたくしは、六歳ですわね」
いいつつ。
樹の幹の中の、洞の中に。
年月をかけて、出来ている湖の上を歩いている二人の姿。
その湖の中心に一つの剣が浮かんでいる。
これこそが、この神聖樹の分身である。
祝福の剣。
それをしっかりと握り締め。
リナとシルフィールは、もときた道を戻ってゆく。
「……おのれ!儂のかわいい娘を!こんな目に合わせおって!」
傷はいえているものの。
いまだに気絶したままのアメリアをみつつ叫んでいるフィル。
あの後。
ゼルガディスが、ダークミストを唱え。
叫ぶフィルを連れて。
面白いことに、フィルが乗っていた馬は。
二本足で走って、一緒にここに来ていたりするけども。
「……あんたの娘というか……違う世界の娘だろうが……」
その言葉に突っ込んでいる【ゼルガディス】。
「あ…あの?それはそうと?何か、怒りの波動がびしびしと外から感じられるのですが?」
外から、感じられる、怒りの波動を敏感にと感じてシルフィールがそうつぶやくと。
「……おそらく、コピーの波動だろ。
何しろ、このおっさん……素手で、あのコピーに殴りかかって成功したし……」
疲れたようにいっている【ゼルガディス】の言葉に。
「……うそ」
額に一筋汗を流して絶句しているシルフィールの姿。
そんなゼルの言葉に、ゼロスも器用に汗を流しつつ。
「……そ……それは……また」
ひくひくと、声がなぜか震えているし。
「だって、フィルだもんねぇ♡」
「そうね。フィルさんだし♡」
あたしとユニットのその言葉は。
なぜか、脂汗を流している、ゼルガディス、シルフィール、ゼロスには。
さらに追い討ちをかける結果としかなってないけど。
ガウリイは、どうやら納得してあまり気にしてないけど。
ちょっと、面白くないわねぇ。
タタタタ……
祝福の剣をもち。
リナ達二人は曲がりくねっている道を進んで、あたしたちのほうにと戻ってきている最中。
さぁて、楽しくなってきたじゃない♡
-続くー
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####################################
あとがき:
薫:あはははは(汗)
二度ねして起きたら・・・十二時・・・あはは(汗)
というわけで。26日内の、打ち込み・・できてないです。
しかも・・ああ!ページの壁紙編集してたら、夜中の十二時すぎてるしぃ!!(汗)
しくしくしくしく・・・・・。
エル:なんか、どんどん、あたしが活躍してないのは・・どうして?♡
姫:私も活躍してない・・というか、出番がないし!!
薫:あはは(汗)
とりあえず、今、お二人は、完全に傍観主義と化してます(汗)
だって・・・・動いたら、すぐに終わっちゃう(こらこら!)
姫:あら、少しは楽しむわよv
エル:そうそうv
薫:・・・・・・・・・・・・・・・・・。(ノーコメント)
とりあえず。アニメでは、仮死状態になるの。リナでしたけど。
アメリアと、ゼルにしてみました!(かなりまて!)
何気に、ラブラブ、ゼルアメ一直線!
ああ・・・ガウリナが少ない・・・・(かなり問題!)
というわけで(何が?)
この話、24話と25話がごっちゃになってます(まてまて!)
さぁぁて、あと、アニメでは、あと一話v
しかぁぁし!どうやら、一話で終わる気配なし!(まてぃ!)
エル:ともかく!あたし達を活躍させなさい!
薫:ど・・努力は・・・・します・・多分・・・。
姫:へぇぇぇぇぇ♡
薫:そ・・・・その、塊は・・・エル様!?菫ちゃん!?い・・いやぁぁぁあ!
―バシュ・・・・。
エル:それでは、どこかに消滅した薫はほっておいてv
姫:また次回であいましょうv
エル&姫:それではvv
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