まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
こんにちわ♪
とりあえず!リレー小説などもほっぽっているのにもかかわらず!(お゛い゜)
第2話!いくのです!
・・・できたら、頑張って・・・・。再放送とつながればいいなぁ・・(無理だってば!)
ではでは♪いくのです!!
$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$スレイヤーズ・フォーエバー 第2話 ~光の剣再び~
くすっ。
「まあまあ、いいじゃないvあ、リナ、いいこと教えてあげるv」
「何何?」
小さな喫茶店で、話が弾むあたし達。
「ええええええ!?この女神像の中にぃぃ!?」
目をきらきらさせているリナに。
「えええ?!こんな物の中に。そんな大それた代物が入っているんですか!?」
驚いているアメリア。
「ええ!?魔血玉の欠片が!?」
なぜか驚いていたりするゼロスはまあいいとして。
「そ~いえば、ゼロスさんのそれ。魔血玉っていってましたよね」
アメリアが、ゼロスのつけている四つのタリスマンを指差しつついう。
「?何よ?その魔血玉っていうのは?」
リナの質問に。
「魔血玉っていうのはね。完全なる賢者の石のこと。
リナさんがもっている賢者の石は、その不完全な欠片ってことなのよ」
にこにこと、そんなリナにと説明しているユニット。
と。
「あんた!それ、あたしに売ってっ!!」
ずがしゃ!!!!!
リナの言葉に、あたしとユニット以外、全員が椅子から転げ落ちる。
「売って!売って!ただでとはいわないから!銅貨一枚で!う~ん!あたしって、何てふとっぱらぁ!」
「ちょっとまってくださぃぃ!」
錫杖で起き上がりつつ、抗議しているゼロスに。
「……銅貨一枚って…何も買えんぞ……それじゃ……」
椅子にもたれかかりながら、起き上がっているゼルガディス。
「……やっぱり、リナさんはリナさんなんですねぇ。どこの世界のリナさんでも」
どこか苦笑しているシルフィール。
「ゼロスさん!正義のためです!リナさんに無料で差し上げるべきです!」
力説するアメリア。
『お゛い゛』
おもわずアメリアの言葉に、何やらつっこんでいる男性陣。
「だって、こっちのリナさんが持っていたほうが正義のためになります!
ゼロスさん、何回説得しても。魔族なんかやめて真人間になってくれませんし」
さらりというアメリアの言葉に。
ぶばっ!
周りにいた数名の人々が噴出していたりもするけど。
そしてちらりとこちらをみつつ。
どうみてもゼロスは人間なので。
冗談だろう。
と思い、それで済ませている客たちの姿。
「あらリナ。あんな使えない魔王達をあらわしている魔血玉より。
これあげるから、依頼うけてくれないかしら?」
にっこりといって、ごそごそと懐から漆黒の石のネックレスを取り出す。
といっても。
今創ったんだけど♡
アメリア達からみれば、懐から取り出したように見えるようにしただけのこと。
「?何?これ?」
「あのね。私達ね。ここの世界の勝手がわからないの。
それでね、元の世界に戻る手段であろうあの鏡を一緒に探してくれたら。
エルからはこのカオス・ストーン。私からは、このエターナル・ブレスレットを依頼料替わりにしたいんだけど。
どう?リナさん?この依頼、うけてみない?」
そういいつつ。
ユニットもまた、虹色に輝く石が組み込まれているブレスレットをリナの前にとおく。
「??何かすごい力を感じるけど?これ何?」
リナがネックレスと、ブレスレットを手にとりながら、そんなことを聞いてくる。
「簡単にいうなら。混沌の力が組み込まれている石♡」
がたがたがっしゃぁぁん!
あたしの台詞に、またまた椅子から転げ落ちる、アメリア、シルフィール、ゼルガディスとゼロス。
「……混沌って……よっし!その依頼、うけたわっ!」
「交渉成立ねv」
うきうきとしつつネックレスを首につけブレスレットをつけているリナ。
「これ、何か増幅呪文は?」
聞き返してくるリナに。
「ああ。別にないわよ。思うだけで、発動するから」
「私のほうのもね」
そんなあたしたちの説明にうきうきとしているリナの姿となぜか頭を抱えているゼロス。
そしてまた、未だに椅子から転げ落ちているゼルガディスたちの姿があったりするけど。
別にどうってことないでしょうにねv
「よっし!じゃあ、早速出発よ!えと…エルとユニットちゃんと、アメリアにシルフィール。別に急ぐわけでもないんでしょ?」
リナが道ゆきがら聞いてくる。
なぜか、今だに頭を抱えているゼロスはおいておくとして。
「そうですね。こちらの世界がどうなっているのか。私達にはわかりませんし」
うなづくシルフィールに。
「異世界でも、正義を広めてみせます!」
張り切っているアメリア。
「しかし……何か対策を考えたほうが…??」
「…ああ」
後ろを歩きながら何やらガウリイと話し合っているゼルガディスの姿。
とりあえず、あたし達はリナと共に行動することに。
「へぇ。こ~やって宝石の護符…作るんですか。」
リナの護符作成に感心していたアメリアに。
「へえ。器用だな」
同じく感心していたゼルガディス。
そして。
「この中に、賢者の石が入っているんですの?」
リナが広げたマントの中の袋の一つ。
その中に入っていた、オリハリコン制の女神像をみているシルフィール。
「しっかし。まさか、あんなちゃちい盗賊が、そんものを持っているとはねぇ」
女神像を振ると、からからと音がする。
「そういえば、リナは指輪にしてたな」
ふと、思い出して何やら言っているゼルガディスだけど。
「ま~ね」
あたしの返答に。
「ゼルガディスさん、知っているんですか?」
アメリアが問いかける。
「いや…というか……俺とリナが出会ったのは、この女神像がきっかけだったしな」
「まあ、アメリア、そんなに気にしなくてもすぐに経緯はわかるって♡
ここも、同じような時間率、流れているみたいだしね」
そんな会話をしつつも、穏やかに時間は過ぎてゆき。
そして…
「あ。ちょっと、あたし、道具屋によるから」
いって、ひとまず道具屋に寄っているリナ。
その前に、ちょっと道具の細工なんかもしていたりしたけど。
それらをひとまず換金、そして先日の盗賊の品を換金するために。
一応先立つものは必要だしね。
村を見下ろす高台。
「……どうだった?」
全身白尽くめの男性が、戻ってきた男性にと問いかける。
「どうやら、間違いないようです」
「くっ……あの娘、竜破斬まで使えるとは……」
全身を包帯だらけにしている男性。
「どうにか村人に聞いたところ。あの娘、
竜破斬で壊滅させた村を一瞬で再生させたそうですが……」
その偵察に向かってもらった、ロディマスという名前の男性の台詞に。
ふっ、と小さく苦笑し。
「レゾでも、村を一瞬で…は無理かもしれないな」
いいつつ、くるりと向きをかえる。
「ぜぇぇぇぇんぶ、あの娘のせいだぁ!」
ドラゴンの牙に潜入し女神像を捜してた最中。
リナの盗賊いじめの巻き添えで、全身火ダルマになり包帯だらけになっているゾルフ。
「ぐふふ。こんどあったら、あぁんなことや、こぉんなことをして」
などと復讐計画を練っていたりするけども。
「……はぁ。行くぞ、ゾルフ」
そんな彼を傍目にみつつ、溜息をついて村から離れてゆくゼルガディスの姿。
「対策を練らねばならん」
「あ…待ってください」
そのゼルガディスの後をついていこうとし。
「いくぞ!ゾルフ!」
ずるずると、いまだに復讐計画を練っているゾルフをひこずっているロディマスの姿が、
しばしその場において見受けられてゆく。
「おっちゃん!これ、いくらで買ってくれる!?」
次の村につき。
魔法道具店にて、品物を換金しているリナ。
「お。これは、いい仕事してるねぇ。あんたが作ったのかい?」
「まね」
リナの即答に。
「人間の魔法道具屋ですか……」
きょろきょろと周りをみているゼロスに。
「あ、これなんか、いいですわ」
品物を見ているシルフィール。
「まさか、どこかから、盗んできたんじゃないだろうねぇ」
その言葉に。
…その通りだよな。
なぜか。
ガウリイとゼルガディスの思いが一致していたりもするけども。
「まっさかぁ。で、いくらで買ってくれる?」
リナが目をきらきらとさせて、問いかけると。
「そうだねぇ。お嬢ちゃん。姉妹と友達らとでの旅かい?女の子達全員かわいいから、おまけしてやるよ」
いってルーペで品物の確認を始める店の主人。
「ふむ。この剣など……」
いって剣を手にとり抜いた直後。
「……かなり切れ味がよさそうですよねぇ……ふふ…ためしに切れ味を試してみますか?」
目の色が代わり。
舌なめずりをしつつ剣をもって襲い掛かってきたりする。
「うきゃぁ!?やっぱりやばい呪文だったかぁ!」
「ま……まさか、『リナ』さん!わかってて、売ったんですかぁ!?」
どんがらがっしゃぁぁぁん!
店の主人の襲撃に、店の中の品物がひっくり返る。
「いやぁ、売っぱらえば、簡単かなぁ……ってvてへv」
「せ……せめて、魔法くらい解いてから売れぃ!」
突っ込んでいるゼルガディス。
どんがらがっしゃぁぁん……
そんなやり取りをしている最中にも、術のかかった店主は攻撃しようと店の中を襲いかかってくる。
「と……ともかく!外に出るわよ!」
リナの言葉と同時に全員が店の外にと出てゆくけども。
「う~ん。やっぱ楽しいわ♡」
「確かにね♡」
「結構、こちらのリナさん達の戸惑いの感情もおいしいですね♡」
あたしとユニットの台詞とともに、ゼロスがそんなことを言っていたりもするけども。
店の外では。
「ど……どうするんですかぁ!?」
アメリアが、リナにと問いかけている。
「う~ん……あの剣を手放させれば早いんだけど……」
「まったく……やばいものをそのまま売るなよ……」
リナの言葉に溜息をついているゼルガディス。
「とにかく、怪我なんかはさせちゃ駄目だからね」
そんなことを言っているリナ。
「魔法で眠らせて、そのまま剣を奪うっていうのはどうでしょうか?」
提案しているシルフィール。
「無駄よ。多分」
「う……うふふ。斬る…斬る……切り刻む……うふふふ……」
完全に目が据わり、剣の魔法に捕らわれている店の主人を、遠巻きにみているリナ達。
しばし、そんな店主の様子を見つつも数分経過。
と。
ぱったぁぁぁぁぁん!
「あんた!いつまで油をうってるんだい!?店番はどうしたんだい!!?」
勢いよく二階の窓があき、店主の奥さんが怒鳴ってくる。
が……がたがたがた……
その言葉とともに震え上がる男の姿。
「ご……ゴメンよ…母ちゃぁぁん!」
「店番もロクに出来ない亭主には、今晩夕食なしだからね!!」
ぱったん!
その言葉とともに剣を放り出し、真っ青になって店の中に戻っていっている店主。
しばしそんな光景を唖然と眺めつつも、
「操られているのを元に戻したのは!奥さんの愛の力ですね!」
その様子をみてガッツポーズをとって言っているアメリアに。
『……違うだろ。それは』
「う~ん・・アメリアさん。ちょっとわたくし、違うような気がしますけど」
ガウリイ、ゼルガディス、ゼロス。
そして、シルフィールが突っ込んでいたりする。
ま、似たようなものよねv
「しっかし……こう大所帯だとお金はいるし……どうしよ……」
リナがぶつぶつといっているけど。
とりあえず。
そのまますぐに店を立ち去り、宿屋についているあたし達。
「ああ、そのこと?それならかまわないわよ。このゼロスに、どこからかオリハルコンでも掘らせてくるから」
「おお!その手があったか!」
あたしの言葉に。
ポン!
と手を打っているリナ。
「ええええ!!!?」
驚愕するゼロスに。
「命令よ♡」
にっこり。
「わ……わかりました……」
あたしの言葉に、頭をたれているゼロス。
「じゃ、はい♡これ♡」
「え……?あ…あの?」
ゼロスに手渡しているのは、つるはしとヘルメット。
ユニットがにこにこしつつ手渡したりしているし。
「魔力で彫らずに、これで掘ってね♡ここにも、彼方はいるんだから。魔力の混同が起こらないようにね♡」
にぃぃいこりとそんなゼロスにと微笑みかける。
「え・・ええええ!?これでですかぁぁぁ!?」
なぜかゼロスの悲鳴が、響き渡っていたりするけど。
別に驚くようなことでもないでしょうにねv
「じゃあ、部屋割りは……と。ちょうど、トリプルの部屋が一つと。ダブルの部屋が二つ……か。
じゃあ、ゼルガディスとガウリイが同室で。リナとシルフィールとアメリアが同室ね。
あたしは、ユニットと同室。それでオッケー?」
宿に部屋をとり、今日のところは休むことにしたあたし達。
さて、とこれから楽しくなりそうねv
「でも、『リナ』さんが、私より年下……というの。何かくすぐったいですぅ」
「でも、どちらも、リナさんだと……呼び方に困りますわね。
小さいリナさん、大きいリナさん。そうお呼びしてもよろしいかしら?」
「……シルフィール……喧嘩売ってるわけ?」
じと目で睨んでいるリナ。
「あ…あら。別にわたくし、リナさんが、あちらのリナさんより胸が小さい…
…とか、本当にないとか。そ~いう意味あいで言っているわけでは……」
「……じ…十分にいっとるわぁぁぁぁ!!!!」
どごめぎゃ!
リナ達が割り当てられた宿屋の一室。
リナのストライク攻撃がまともにシルフィールをとらえちょっとした音が部屋にと響き渡ってゆく。
こんこんこん。
「あら、どうぞ?」
かちゃり。
「ちょっと…いいか?エル?すみれちゃん?」
それぞれに部屋に入り。
寝ようかというときに、あたし達の部屋にと尋ねてくるガウリイ。
ガウリイがユニットのことをこの名前で呼ぶときには…何か願い事とかがあるときなのよね♡
「入りなさいな」
いわれて部屋に入ってくるガウリイに。
「どうしたの?♡」
にっこりと、ピンクのネグリジェーを着ているユニットが話しかける。
「……リナのことなんだが……
……これから先、絶対に。あの、『光の剣』が必要になるかと思うんだ。ここでは、光の剣はどうなってるんだ?」
いきなり本題に入ってくるガウリイ。
「ああ。ここでは百年前に権力争いの元になるからって。――ラウリイが、封印してるわよ」
くすくすくす。
「試練つき…でね♡」
くすくすと笑いつつ。
ガウリイにお茶を出しているユニット。
そしてまた、さらりといったあたしの言葉に。
「…その、試練、受けさせてくれないか?―――あいつをこれから守るのに。絶対に必要になるはずだから。
……ここの時間率というか…歴史も同じような物なんだろ?―――悪夢を統べる王」
真剣な目で言ってくるガウリイ。
「あら。やっぱり気付いてたのね♡」
というか判ってたけど、気づいてたのは。
くすりと笑うあたしに。
「……隠してても、あれだけ側で混沌みてれば。……普通気付くぞ?」
さらりといっているガウリイ。
「ってことは、もうガウリイさんは決めているのね♡」
にっこりというユニットの言葉に。
「ああ。オレは、元の世界には戻らずに。ここに残って、あいつを守りぬく」
きっぱりと宣言しているガウリイだし。
「ま。いいけど。でも、本当にあんた達って面白いわ♡」
「?」
くすりと苦笑するあたしに首をかしげているガウリイ。
本当に退屈しない。
何処の次元のリナでも、ガウリイでも楽しませてくれるわよね。
「じゃ、試練、受けてくる?そ~ねぇ。でも、精神力を要するわよ?」
あたしの言葉に。
「かまわない。…どちみちこのままだと……リナは…魔王と対決するハメになるし…な。」
真面目なその台詞に。
「じゃ、別にいいわよ」
「どうせ、ここの次元には。ガウリイ=ガブリエフ。存在してないからねぇ」
「というか。赤ん坊のときに。権力争いで殺されているからね」
代々受け継がれていた剣を、ラウリイが封印してからというもの。
家柄の名前だけに目を奪われた人達の権力争い。
そのために。
いまや、ここの次元のガブリエフ家は無きにも等しい。
「じゃ、いってらっしゃいなv―――送り込んであげるからv」
「……頼む」
いって。
ふっ。
ガウリイに手をかざす。
ゆら……
周りは、まるで、陽炎のように揺らめき。
「……ここ…は?」
「よく来たな……とはいえ…ここの世界の人間でないお主が。何ゆえに力を欲する?」
目の前に、老人が現れる。
「……あいつを…守るためだ」
今もっている斬妖剣。
これでも十分に対応できるが。
それでも。
やはりあったほうがいい。
そうガウリイの直感は告げている。
「ほっほっほっ。どうやら、この儂の先見は無駄にならなかったようじゃの……儂は、ラウリイ。ラウリイ=ガブリエフ」
「しってる。オレの曽祖父の名前というか。――子供のころまで生きてたし」
さらりといっているガウリイに。
「ほっほっほっ。ここは、その想いの強さと決意が試されるところじゃ。
…生半可では逆に剣の瘴気に飲まれてしまうからな」
ひげを触りつつ、いうラウリイに。
「ああ。それでも、オレは、試練を受ける。
――光の剣…烈光の剣は…どうしてもこれからのリナとオレには必要だから。」
決意を秘めた瞳で、幻の残留思念のラウリイにと問いかけるガウリイ。
「では…」
そんなガウリイをみて、ラウリイは、優しく微笑んでいたりするけど。
ま、がんばりなさいな♡
コケコッコォ!!
空が白々とあけ始めるころ。
ゆら…
部屋の空間が歪み。
すとん。
疲れたような、それでいて満足したような表情のガウリイが出現する。
そして。
そのまま。
「…さんきゅ…な……」
――ばたん。
――ぐぅ……
そのまま、腕に抱きかかえた剣をそのままに、眠りこけていたりする。
「とりあえず、部屋のガウリイのベットに、戻しておきましょv」
ふと。
ガウリイに視線を向けると。
隣の部屋のガウリイのベットに一瞬で移動するガウリイの肉体。
その横ではゼルガディスがぐっすりと寝ているけどそれはそれ。
「ん?ガウリイ?それ……本気で捜してきたのか!?一晩で!?」
朝起きて、ガウリイがもっているそれに気付き驚愕の声を上げていたりするゼルガディス。
「ああ。だって必要だろう?」
「ま…まあ確かに…そ~かもしれないが。ともかく魔王復活は阻止しないといけないしな……」
しみじみいっているゼルガディス。
「まあ、もしそんなことになったとしても。……リナには手は出させない……」
「……お前……人格変わってないか?(汗)というか、傭兵時代の通り名のまま……」
「オレは運命を見つけたから。」
「……いっとくが。ここのリナとお前……十以上は離れているぞ?」
正確にはそんなに離れてないけどね♡
だって、今ガウリイ24で、もうすぐ25になるところだし。
リナはリナで、もうすぐ16になるところだしね♡
「それがとうした?まあ、みてろって。……振り向かせてみせる。必ず」
「……(汗)」
ここのリナも……やっかいなやつに一目惚れをされたもんだな……
などと思いつつも、内心、冷や汗を流しているゼルガディスだし。
そうなのよね。
ガウリイったら。
ここのリナに、一目惚れしていたりするのよね。
本当に面白いったらv
何かあたしにそっくりなのに、それでいて、ほっとけない。
というのもあるみたいだけど。
ま、たしかにそれはいえるわね♡
そんな会話をしつつも、朝の仕度を整えて。
一階にと降りてゆく二人の姿が見受けられていたりするけど。
ほんと、視ててあきないわv
「う~ん!やっぱり、食事は大勢の方が楽しいわよね!おっちゃぁぁぁぁん!こっちに、Aセット十人前追加ぁぁ!」
「ああ!リナ!それ、私のです!」
「……静かに食べれんのか……貴様ら……」
結局。
アメリアは。
こっちのリナを、リナ。
あたしをリナさん。
そう呼び分けることにしたようだし。
昨夜の会話で意気投合している、この女性陣三人。
もくもくと食事をしているあたし達。
その光景をあきれたように見ているゼルガディス。
本来の、運命における、食事の風景。
元々は、これが当たり前だったからね。
リナとガウリイ達の食事風景っていうのは♡
数時間後。
「ふぅ……食べた…食べた……」
おなかをさすりつつ。
「でも、あんたもやるわねぇ。このあたしについてこれるなんて」
ナーガ以来……よね。
そんなことを思いつつ、ガウリイに話しているリナ。
宿をチェックインし、再び出発しているあたし達。
「それはそうと。歩きながら今後のことを話そう」
「そ~ね。レゾが黙ってるわけもないからね♡」
あたしの言葉に。
「レゾって……あの、赤法師レゾですか!?」
「リナさんの完全に使いっぱしりとなぜかされてしまっている?」
さらりと、ひどいことを言っているシルフィール。
まあ、事実だけど。
「??どういうことよ?」
首をかしげるリナに。
「……とりあえず、かいつまんで話す……」
ゼルガディスが淡々と、
自分の経験してきたことをリナにも分かるように、かいつまんで説明してゆく。
「すると、ここでのゼルガディスさんは、まだ悪の道から逃れられないのですね!
このアメリアが、正義の名前のもとに!お日様の元にもどしてみせます!」
一人張り切っているアメリアに。
「……そんなことが……多少は、ゼルガディスさんからはお聞きしてはいましたけど……」
しみじみいっているシルフィール。
「まあ、俺達の世界では。こっちのリナが倒したらしいけどな。『重破斬』とかいう呪文で」
そういうゼルガディスに。
「ええええ!?あんたも、あれ、使えるの!?あたしも使えるのよvあれvロードオブナイトメアの力を使った、呪文v」
『ぶぶぅぅぅぅぅぅう!!!!!』
リナのさらりとした言葉に。
アメリアと、シルフィール、ゼルガディスが噴出して。
――どべしゃ!
空間から黒い塊が落っこちてきたりする。
「え……えええええ!!!!!!!!!!!!!?
ここのリナさんも…使えるんですかぁぁ!!!!?こ…この御方の呪文をぉぉお!?」
なぜか落ちてきたのは狼狽しているゼロス。
「ゼロスさん。言い回しが違ってます。それをいうなら、あの御方……じゃないんですか?」
にっこりといっているユニット。
ユニットの目が笑っているのがゼロスにも分かったらしく、なぜかかなり恐怖していたりもするけども。
「いや……こ…この御方って……まるで……」
……い…いや……怖い考えは……やめよう。
まさか、絶対にありえるはずないし……な。
そんなことを言いかけて、思い直しつつも、そんな思いをめぐらせるゼルガディスに。
……あれ?今のゼロスの言い方であってるけどなぁ?
のんびりと思っていたるするガウリイの姿。
ちなみに。
剣を二つも腰に挿していると動きにくいだろうからというので。
ブラストソードの鞘をちょっと改造し。
まあ、剣の柄に書いてある呪も、ちょっとばかり訂正したりもしているけども。
つまりは。
切れ味を鈍らせる呪でなくて、その意思に転じ、どうにでもなるように……と。
鞘はちょっと異空間を利用しているのでかさばることはなく。
それゆえに、長剣と短剣。
その二つを腰に挿しているような格好にとガウリイはなっていたりする。
そしてふと。
全員がゼロスの格好に気付き。
しばし、沈黙。
一瞬の後。
『ぶっわっはははははは!!!!!』
『あっははははははははは!!』
全員がおなかを抱えて笑い出していたりする。
くく♡
結構似合うじゃないのよ♡
ゼロス♡
ちなみに。
どうせやるんだったら。
というので。
建築土木作業員の格好の黒いジャージに頭にはヘルメット。
しかも黄色。
手にはつるはし。
額にははちまき。
をしたままのゼロスが移動して、おっこちてきたものだから。
しばらく全員が全員ともゼロスを指差して笑い転げていたりする。
そんな光景がのどかな街道に見受けられ笑い声が響き渡っていたりする。
う~ん、これは確かに少しは笑えるわ♡
-続くー
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あとがき:
薫:・・・・うーん・・・(汗)
ま、面倒というか。 表現・・・出来そうにないので・・。
ガウリイが光の剣をゲットしたところのシーンは。想像にお任せしますv
今回でゾルフの登場の宿屋のシーン・・いかなかった・・(汗)
というわけで。次回で。
ゾルフ&ゼルガディス(ここの世界の)の登場ですv
ではではvv
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