まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
こんにちわ♪
・・・なんか、すでに、再放送・・・四話・過ぎているらしい・・(汗)
まあ、ともかく、頑張ろう!(お゛い゛)
それでは!
$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$スレイヤーズフォーエバー 第1話 ~リナとリナ?~
「…つまり。ここには。俺と同じ存在がいるってことか?」
ゼルガディスが問いかける。
「あら。さすがね。ゼルガディスさん。」
にこにこしつつ、ほめているユニット。
「ええ!?じゃあ、ここって……私達がいた世界じゃないんですか!?」
手にはしっかりとサンドイッチを握りしめ、驚いているアメリア。
「そ……そういうことに…なります……ね……」
汗をダクダクながしつつ、説明しているゼロス。
「まあ。するとここには、ガウリイ様がこちらの世界のガウリイ様とで二人いるのですわね」
ふふv
ガウリイ様がいっぱい。
などと思っているシルフィール。
「あら。ここの次元には、ガウリイいないわよ?」
さらりというあたしの言葉に。
『……え?』
ぴたりと、なぜかその言葉に、アメリア、シルフィール、ゼルガディスの食事を食べる手が止まる。
「……なんでそんなこと知ってるんだ?リナ?」
質問してくるゼルガディスに。
「あら。気配でわかるじゃないのよ。ねぇ?ユニット♡」
「そうよねぇ。リナ♡」
にっこりと微笑むあたし達。
「まあ、それはともかくとして。ともかく、元の世界に戻る方法……何かないんですか?」
……絶対に無理です…エル様の気がすむまでは……
心で思っているゼロスは無視するとして。
「そうねぇ。こっちでも作っていると思われる。シャザード=グランディのあの鏡。
あれをみつけたら、元の世界に戻れると思うわよv」
嘘でないし。
まあ、そんなものなくても元の世界に戻ることは、かなり簡単だけど。
それだと面白くないしねv
「……すると…しばらくは、ここの世界に足止めって……ことか……」
ゼルの溜息に。
「ああ……。まだ父さんに、ディルスの報告をきちんとしてないのにぃぃ!」
などといっているアメリア。
「それより。わたくしはガウリイ様が心配ですわ。食べたらガウリイ様を探しにいきませんこと?」
そういいつつも、
「あ。アメリアさん。そのデザート、おいしそうですわね。一口くださいな♡」
いって、ぱくりと口に運んでいたりするシルフィール。
「それもそ~ですね。なるようにしかなりませんし」
「……おいおい……」
あっさりと現状を受け入れているアメリアに対し、思わず目を点にしてあきれているゼル。
「じゃ、食べたら、隣の村までいきますか」
そんなあたしの言葉に。
「ん?あんた達、隣村にといくのかい?気をつけなよ?この頃ドラゴンの牙とかいう盗賊団が幅を効かせていてねぇ。
この村や隣村なんかは、かなりの被害を受けているから」
次のデザートを運んできた、食堂の女主人が言ってくる。
がたん!
「平和を乱す悪党は!この正義の使者のアメリアが!」
―ボカっ!
「食事中は、静かに食べろ」
いきなり椅子の上にと足を上げ、力説を始めるアメリアをかるく殴っているゼル。
「い…いたいですぅ……」
頭を抱えつつも、再び静かに席についてゆくアメリアの姿。
「好きなもの、頼んでいいぞ?」
ガウリイの言葉にリナの目が輝く。
「本当!?じゃあ、こっからここまで、全部!」
「……全部!?」
驚く食堂の従業員。
「じゃあ、オレは、こっからここまでを十人前づつ」
「……十人前!?」
交互にガウリイとリナを見比べつつもお客はお客。
それゆえに驚きながらも奥にとはいってゆく従業員。
しばらくのち。
二人の席にと食事が運ばれてくる。
「あああ!それ、あたしのぉぉ!」
「何の!!!」
がっきぃぃぃぃん!
二人のフォークが食事の取り合いにより鳴り響く。
結局のところ。
話を聞けば。
何でも、このガウリイとかいう兄ちゃんは、一緒に旅していた仲間とはぐれたとか何だとか。
それでなぜか。
あたしと一緒に旅をする。
と言い張ってくるけど。
まあ、そんなに悪いやつには見えないし。
そんなことを思いつつも、何となく許可しているリナ。
ガウリイのリナに対する、一声は。
「オレが保護者になってやる。つまりは、リナのバートナーな」
にっこりと、そんなことを言っていたりするのだけども。
本当、人間って面白いわよね♪
「あ……あのぉ?」
ガウリイとリナが食事バトルを繰り広げているそんな中、そんな二人にと話しかけてくる男性が一人。
「何よ!?今、忙しいのよ!」
いいつつも、ガウリイと食事争奪戦いを繰り広げているリナの姿。
二人が食べ終わるまで完全に無視されているサマンは、しばし呆然としているけど。
ま、リナだしね。
「ふぅ。食べた食べた」
「おい。リナ、まだスーブが残ってるぞ?」
ガウリイがスープを指差す。
「流石にもう、これ以上はお腹、ぱんぱんよ」
「そ~か?」
そんな会話をしている二人に。
「あの……そろそろよろしいですかな?」
話しかける完全に忘れ去られていたサマン。
「ああ。忘れてた。何?」
リナがその声にようやく第三者の存在を思い出し、そちらを振り向き問いかける。
「も……もしや、貴女様は、あの有名な、リナ=インバース様では」
サマンの言葉に。
「そ~ですけど」
「ええ!?おまえさん、魔道士だったのか!?」
ずべしゃ!
ガウリイのその台詞に、まともにスープに顔を突っ込んでいるリナの姿。
「あ…あのねぇ!どこをどうみても、魔道士以外の何者でもないでしょうがぁ!」
リナの絶叫に。
「いやぁ、オレはてっきり、魚屋さんか、ウェイトレスかと」
ガラガラガッシャアン!
おもいっきり今度はお皿ごと派手に床に落として机というか、椅子から転げ落ちているリナ。
「冗談だって。いやぁ、派手なリアクションするなぁ」
にこにこというガウリイに。
「あ……あんたねぇぇぇ!」
リナが怒りかける。
「おお!やはり、そうでしたか!いやあ。こんなときにあの。
ドラマタこと、盗賊殺しのリナ=インバース殿が見えられるとは」
サマンの言葉に。
「こっちのリナも有名人だったんだなぁ」
何やらそれをきき、しみじみいっているガウリイ。
「ちょっと?何よ?その、盗賊殺しはいいとしても。その、ドラマタっていうのは?」
「……ドラゴンもまたいで通る……」
「なんですってぇぇぇぇぇ!!!?」
がたん!
「気持ちは分かる!分かるから落ち着け!」
椅子を持ち上げサマンに振り下ろそうとするリナを必死でガウリイがなだめていたりする。
「わ…私がいったんじゃありません!あくまで噂ですから!」
その言葉に、しばし憮然としながらも。
「それで?話っていうのは?」
かたんと、席に座リなおしているリナ。
「実は、今、この村では、ドラゴンの牙とかいう盗賊団に襲われてましてな」
サマンの言葉に。
「ああ。それなら、もうとっくに倒しちゃったわよ。昨夜、あたしがあらかたやっつけて。残りはさっきこの人が」
いいつつガウリイを指差しているリナ。
「おお。さっきのヤツラか。」
そんなリナの言葉にしばし考え込みぽんと手を打っているガウリイ。
……やっぱり。
・……これって……
……まさか?
ふと、とある可能性がガウリイの脳裏によぎる。
まあ、この辺りの勘はいいからね。
「おお!何とすばらしい!あの、ドラゴンの牙が飼っていた黒竜には、
ロードの兵士達も、手が出せなかったというのに!さっそく、村人達に知らせねば!」
いいつつ、何やら走って食堂を出てゆくサマンの姿。
「…なあ、リナ?お前さん黒竜なんて倒したのか?」
ガウリイの問いかけに。
「知らないわよ。そんなもん」
あっさりしたリナの返答。
「ええ!?それじゃ、そのドラゴンは、今野放しってことか!?ど、どうするんだ!?」
ガウリイの問いかけに。
「知らないわよ。そんなこと。
第一あんたは、何処にいるかもわからないドラゴンを捜して倒す趣味でもあるわけ?」
「…いや、ないな」
「でしょ?」
あっさりと、リナに言いくるめられているガウリイの姿。
と。
「ど…ドラゴンだぁぁぁ!」
そんな会話をしていると、食堂の外から、村人の悲鳴が巻き起こる。
ふとみれば。
空に飛んでいるのは見間違えもなく、黒竜の姿。
「こぉらぁぁ!ブラッグドラゴンを退治したんじゃなかったのか!?え!?どうなんじゃ!?」
あわてて何やらズドド…と足音を立てて戻ってくるサマンに対して。
「あら。誰も、ドラゴンを倒した。なんていってないわよ。
あたしは、ドラゴンの牙をつぶした。っていったのよ。ドラゴンなんて、知らないもぉん」
「な…何を馬鹿な!?あの、ドラゴンを倒さずしてドラゴンの牙をつぶしたとはいえん!」
そんなサマンの叫びに。
「じゃあさぁ。いくらだす?」
「……は?」
思わず目が点になっているサマン。
ちなみに、この人間ってこの村の村長だったりするんだけど。
それはそれ。
「だぁかぁらぁ。ドラゴンを退治してあげるっていってるのよ。いくら出す?」
リナはちゃっかりと、お金の勘定のやり取りを始めていたりするし。
ただ働きはもったいないものねv
しばしの攻防戦の後。
「よっし!決定!」
「じゃ、行くわよ!ガウリイ!」
「……かなり強烈だな…」
そんなことをいいつつも、完全にその目は優しく笑っていたりするガウリイ。
そして。
……やっぱり……ここ……オレ達がいた世界とは違うけど……違わない……
この……時間率は……
などと思っていたりするガウリイだけど。
こういうことは頭が回るし。
どうやら、気付いているようねv
「ここですね!悪の組織は!」
いって。
アメリアが高い場所に昇りかけるが。
「アメリア、もうここは誰かが、攻撃した後だぞ?」
……ここ…は……
言った後で何か見覚えのあるその景色に、思わず足を止めているゼルガディス。
関りの始まりの場所。
それとまったく同じ景色と風景。
「……ま。まさか……。」
ゼルは、脳裏に浮かんだ考えを一瞬にして、拭い去ってるけど。
別に否定しなくてもいいのにv
結局。
アメリアがどうしてもいく!
と言い張り。
アメリア、ゼロス、シルフィール、ゼル、そしてユニットとあたしとでドラゴンの牙のアジト跡にきているあたし達。
と。
『キシャァァァァァ!!!!』
「あ!アメリアさん!黒竜です!」
ふと。
シルフィールが、ドラゴンがその鳴き声で飛んでいるのに気付き、アメリアに教えていたりするけども。
「きっと、あれが、ここで飼われていたというドラゴンですね!いきましょう!正義が私達を呼んでいます!」
「…はぁ。も……好きにしてくれ……」
半分諦めてついてゆくゼルに。
「何か……ふふ。面白そうですわ」
多少楽しんでいるシルフィール。
ドラゴンの姿を目指し、あたし達一行もまた、リナ達のいる村にと進んでゆくことに。
「だ……だぁあ!なんだって盗賊の首領が、こんなのを飼っていたのよぉ!」
「何でも、ドラゴンの牙の首領が。子供のころに、屋台で銅貨一枚で買ったとか」
リナの絶叫に対し、サマンが説明してたりするけど。
「……どんな屋台なのよ……」
その言葉に思わず突っ込んでいるリナ。
「それはそうと、何か秘策があるのか?リナ?」
ガウリイの言葉に。
「何いってるのよ。いっけぇ!ガウリイ!」
ぽんっとガウリイを押し出しているリナ。
「……ま。いっか」
いいとこ……みせてやるか。
いいつつも。
その辺りにあった、木の枝を拾いつつ。
スパっ!
剣圧で、ドラゴンを威圧しているガウリイ。
「……へぇ。剣の腕はかなりいいのね」
リナが感心するが。
「まあな。暇だからっていって……暇つぶしに付き合っていたからな…ユニットちゃんの……」
一瞬、ガウリイの顔が青ざめるけど。
そういや、ユニット……退屈なときって、ガウリイ相手に遊んでいたからねぇ。
まあ、遊び程度なら。
というので。
あたしも、その剣の遊びに付き合ったりもしたりしてるけども。
そのせいか。
結構、筋がよくてv
かなり、めきめきと力をつけているのよねぇガウリイは♡
生命体などって、だから面白いのよね。
限界を知らないで成長するからv
「じゃ、ガウリイ、時間つぶし、お願いね!…一気にいっちゃる!」
なぜかドラゴンに本当にまたがれてよけられたがゆえに、かなり怒り心頭状態になってるしv
「黄昏よりも暗きもの、血の流れより紅きもの、時の流れに埋もれし、偉大なる汝の名において……」
いいつつ呪文を唱え始めているリナ。
「お…おい!?リナ、その呪文は!?」
ガウリイが止めようとするが効果はなく、
「竜破斬ぅぅぅぅ!!!!」
どっがぁぁぁぁぁんんんん!!!!!
軽やかな音が周囲にと響き渡る。
「ビクトリィ!」
一撃で竜を葬りVサインを出しているリナの姿がしばしその場において見受けられてゆく。
「おやおや、かなり、暴れてますねぇ」
村につくとドラゴンが暴れており、何やらその程度で村は壊滅状態。
広場のほうから攻撃呪文の音がきこえてくる。
「あちらで戦ってますね!」
アメリアがいって、そちらに向かおうとするが。
「…!?皆さん!!!」
ゼロスが目を見開きつつも、そして錫杖を振りかざす。
と。
ぽう。
あたし達の周りにうまれる結界の壁。
その刹那。
ドドォォンンンン!!
リナのドラグスレイブが思いっきり炸裂していたりする。
「んっふふ!みたか!!これぞ、黒魔法最高といわれている竜破斬!」
リナが高らかにいっている最中、周囲はちょっとしたクレーターとなりはて、
なぜか多少の瓦礫の山が発生し崩れていたりする。
Vサインをするリナに対し、
「お…お前なぁ~……」
……性格……やっぱ、あのロードオブナイトメアに……このリナも似ているな……
まあ、あっちも、リナって名乗ってるし……
そんなことを思いつつも、傷一つなくリナの横に佇んでいるガウリイの姿。
がらがらがら…
サマンが、瓦礫の埃まみれになって音とともに瓦礫の下から這い出てるけど。
あれくらいよけれないとねぇ。
まったく……
「んっふふ。村長さん。ドラゴン、倒したからお礼」
そんなサマンににこやかに話しかけるリナの言葉に。
「ど……どうしてくれるんじゃぁぁ!!」
「どうって?」
「これで、お礼のお金を支払えるかぁぁ!」
いって。
サマンが周りを指差して示した先には、村の半分以上がクレーター化と化してた現状がそこにある。
「あ、あらぁ。ちょっと……やりすぎちゃったかなぁ?」
から笑いするリナに。
「やりすぎちゃった……じゃないぃ!!」
そんなリナに対し、なぜか殺気だった村人たちがリナとガウリイに対して殺到しかけていたりする。
まったく、たかがこの程度で。
なってないわねv
「……何だ!?今のは!?」
「どうやら。呪文の形式からいくと。竜破斬のようですねぇ」
ゼルガディスの言葉に答えているゼロス。
いいつつ結界を解いていたりもするが。
「…こんな街中で。リナさんじゃあるまいし……」
「ん?アメリアちゃぁん♡どういう意味かしらv」
「あああ!他意はないですぅ!」
あわてて謝ってくるアメリア。
「ともかく、いってみましょう。」
シルフィールがいい、そのクレーターと化した村の中心にと足を運ぶあたし達。
「ああ!ガウリイ様!!」
進んでゆくことしばし。
みれば、村人達に取り囲まれているガウリイの姿。
と。
「な゛!!?リナが…二人!?」
「ひ……ひゃぁぁぁぁ!!!?」
驚いているゼルガディスに、完全に混乱しているゼロスの姿。
彼らの視線の先に。
ガウリイの側にいる、あたしとまったく同じ容姿の栗色の髪に紅の瞳の少女。
つまりは、あたしとまったく同じ容姿の女性がいたりする。
まあ、歳のころが違うけど。
あたしはそろそろ十八になるけど、こっちはまだ十五になるところだし。
「え…えっ!?ええぇぇぇ!?」
アメリアも、あたしとリナを交互に見比べていたりする。
おもわず、そんなあたしたちの声に気づきこちらに気づいて唖然としている村人達。
「……えええ!?ま……さまさまさまさか!(汗)」
ふとあたしの姿をみて、忌まわしい出来事を思い出しているリナだけど。
あら♡あたしは影ではないわよ♡
「始めまして。といったほうがいいかしらね。ここの世界のリナ=インバースv」
あたしの言葉に。
「というか。リナ。これ、ちょっと……直してもいい?」
ちらりと周りを見渡していうユニット。
「ああいいわよ。別に」
あたしがいうと。
にっこり笑い。
小さな光の珠を上空にと放り投げているユニット。
と。
カッ!
一瞬の光の中で。
『え……どぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!?』
なぜか。
村人達の悲鳴とともに瞬時に何事もなかったかのように元通りになっている村の姿が見て取れる。
「ま……リナの友達だしな」
「そ~ですね。リナさんの友人ですし」
「……リナさんの親友…なんですよね……」
それをみて、何やらしみじみいっている、ゼル、アメリア、シルフィール。
そしてまた。
「ちょ…ちょっと……あんた…じゃなかった!あなた!今の教えて!」
―ずべしゃ!
驚いたにも関らずに、すぐさまユニットにやり方をねだっているリナの姿をみて、
何やらこけているゼルガディス達四人の姿。
そして。
ふと。
あたしに視線を移して。
「?ひょっとして。ガウリイの連れって…あんた達…って!?……シルフィール!!!!?」
シルフィールに目を留めて驚いているリナ。
「え…?ええ……そうですけど……」
リナ……さん?
交互に、リナとあたしを見比べつつ戸惑っているシルフィールだし。
「それに…え?あ…あたし?……あなた……誰?」
あたしに向かって聞いてくるリナ。
なぜか。
今の一瞬の村の再生程度で、目を丸くして硬直したり、白め向いて気絶したり。
又は、泡吹いて気絶している村人達はとりあえず無視。
「あら。あたしも、リナよ。リナ=インバース。
平行世界……つまり。別次元のリナっていったら分かるかしらvルナから聞いてはいるでしょv」
あたしの言葉に。
「ねねねねねねねねねねねね……ね~ちゃん……知ってるの?(汗)」
そんなあたしの言葉に、面白いまでに恐怖で表情を引きつらせるリナ。
ちなみに。
ここの世界のルナもまた。
あたしが遊んでいる世界同様に同じ存在なんだけどねv
「あ…あのリナが怯えているみたいだな……」
「なるほど。リナさんが怯えた表情したら。こうなるんですね」
などと顔を見合わせてうなづいているアメリアとゼル。
一応、【あるに越したことはないから。】という理由で。
平行世界の知識も、多少はルナからリナは聞かされているはずだしねv
といっても。
そういうのがあるのは多少は部下たちにも教えているし。
あと、たまぁに、そこに部下達を送り込んで暇つぶしをしたりもしてるけど。
本質的には、移動は出来ないようにしているからねぇ。
できるんだけど。
同じ存在同士がぶつかりあうと、どっちかが消滅するようにと、
部下なんかは特にv創ってみたりしているからかいきたがらないのよねぇ。
根性がないったら……
「ねえねえ。そんなことより。こんな所で立ち話してないで。どこかでケーキでも食べながら、話しませんか♡」
にっこりと微笑んで会話に入ってくるユニット。
「それもそ~ね」
「あ……あの?私を知ってるんですか?」
シルフィールの問いかけに。
「え…えと……えええええ!?何がどうなっているのよぉぉぉ!?」
村になぜか、リナの疑問の声が響き渡ってゆく。
「……じゃあ、何?あの、シャザード=グランディの作り出した鏡のせいでここにきたって?」
リナの問いかけに。
「そうなんですよ。あ。私。アメリアっていいます!!よろしくです!もう一人のリナさん!」
手を差し出すアメリア。
「俺はゼルガディスだ」
「ふ~ん。あたしはリナ。リナ=インバース。でもそっちも、リナ=インバースなんでしょ?」
リナがあたしを指して言う。
村にある、一軒の喫茶店。
そこに入って、とりあえず自己紹介タイムとしているあたし達。
なぜか。
何もなかった、見なかったことにして、日常に戻ってゆく村人の姿もあったりもするけども。
「まあね。あ、でも。どっちもリナだと面倒でしょうから。エルでいいわよ。その呼び方もされてるし」
―ぶばっ!
そのあたしの台詞に、思いっきり紅茶を噴出しているゼロス。
「あああああああああああの!!!!?」
「何よ?あたしがいいっていうんだから。いいの!わかった?」
「……はい……エル様……(汗)」
し……知っている存在が見たら……というか、気付かれたら……ああああああ!!
何やらそんなことを思って、混乱しているゼロスだけど。
ええぇぇぃっ!この程度で情けない!
「オレはさっき、自己紹介したしな」
のほほんといっているガウリイ。
「どうやら。ここの世界の私をこちらのリナさんは知っておられるようですけど?
……私は、シルフィール。シルフィール=ネルス=ラーダと申します」
丁寧に挨拶しているシルフィール。
「……まあ…ね。ちょっと、以前。北のサイラーグで…ちょっと……ね」
以前、姉ちゃんの依頼で……
というか、シルフィールとは、あの時からの付き合いなのよね……
まあ一種の小笹馴染みだし。
などと思っているリナ。
こちらでは、リナとシルフィールって幼馴染なのよね。
ルナの赤の竜神の騎士としての、役割がてらから。
「あ。私は、リナ…ややこしいから、エルというけど。ユニットよ。ミリアム=ユニット。
ミリーでもいいけど。それか愛称でスミレって呼んでくれたらうれしいなv」
とりあえず。
よく使っている名前を組み入れて、自己紹介しているユニットだし。
「でも、何で、リナさん?あの、ドラゴン…というか。あの盗賊のアジトつぶしたのリナさんなんですか?」
きらきらきらと目を輝かせて聞いているアメリア。
「まねvドラゴンの牙っていうんだけどv」
―ぷぱっ!
その言葉に今度はゼルガディスが噴出してるし。
「やっばりかぁ!?ま……まさか……リナ……と呼ぶが……(汗)そこに、まさか・・オリハルコン制の女神像なんか……」
「あったわよ。何でしってるの?」
リナの言葉に。
「やっぱり、あのときと一緒なのかぁぁぁぁ!!!!?」
一人、絶叫を上げているゼル。
とすれば……
「おい!リナ!」
あたしの方に向かっていってくるゼル。
「何?」
「こ……ここでの俺って……」
「時間率からいくと。そうね。まだレゾの手先として動いていたころねv」
「……だ…だから。何でリナさん……そんなことまで分かるんですか?(汗)」
冷や汗流しているシルフィール。
「ま、エルだからなぁ……」
ちゃっかりと、呼び方を変えているガウリイ。
「え……ええと……それって……?」
一人悩んでいたりするゼロス。
「まあまあ、いいじゃないvあ、リナ、いいこと教えてあげるv」
「何何?」
小さな喫茶店で、話が弾むあたし達。
結局。
元の世界に戻るため。
というか。
勝手が分からない世界なら。
という理由で。
リナの方から。
『あたし達に一緒に旅をしよう。』
と提案があったりしてそうすることに決定したあたしたち。
ふふ。
しばらく、傍観して、楽しみますかv
-続くー
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あとがきもどき:
エル:・・・で?何で他を打ち込まずに・・これ、打ち込んでるの?
薫:あああ!ごめんなさいですぅぅぅぅ!!
あ・・明日には・・きっと!(汗)
虹の方を!(滝汗)
姫:次回。リナが、没収した、お宝を売るところとvゾルフ登場の回ですv
エル:本気で、無印のままなのよね・・これ・・・・。
薫:あ・・・あははははは(汗)そ・・それでは・・・・・。
エル:ま、あとでしっかりと・・ねv
姫:そーねv
薫:・・・え゛!?
エル&姫:それでは、まったねvv
ぎ・・・ギャァァァァァァァァ!!!!!!!!
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