まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

こんにちわ♪番外編ですぅ♪
ふふふふ♪エル様漫遊記、番外編も十一話目です♪
うふふふふ♪ってことで、今回は、スペシャル第五巻のれすきゅう作戦(オペレーション)のパロでぇす♪
ではでは♪

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  エル様漫遊記・番外編 ・第十一話  ~れすきゅう作戦(オペレーション)編~


今日も、ナーガをからかいつつ、とある食堂でお昼を食べているとあたし達に声をかけてくる人間がひとり。
「失礼ですが、魔道士とお見受けしましたが?」
そう言ってくる男性。
どうも、とある男性の代理でとある事件の解決の依頼を頼みに来たらしい。
「ふ。最強最大の白蛇のナーガとその他一名に何の用かしら!!」
ナーガがビールジョッキを高くかかげて聞き返しているが。
「あ!!おじさぁ~ん!!ビールお代わりねぇ♪」
「はいよぉ~!!」
ナーガの声とともに、大ジョッキが運ばれてくる。
ぐびぐびぐび!!!!
ぷっぱー!!!!
ナーガの一気にそれを飲み干してゆくその様子に、
あたりのそのほかの客からは、ナーガに対しての飲みっぷりに対して。
「いいぞ~!!姉ちゃん!!」
「脱げぇぇ!!」
なんて声をかけている人間達もいたりするが。
これもまあいつものこと。
その間もナーガは例のごとく高笑いをしていたりするけども。
「あ・・あのぉ・・・。話を・・・。」
情けない声を出している声をかけてきた人間。
まあ、こいつの名前は、実はバットというのだが。
そんなことは関係ないし。
「で。話とは?」
ナーガを無視して、とりあえず、話をきくあたしである。
まあ、聞かなくてもわかっているあたしではあるけど、
ここはまあ、その場ののりのお約束ということで
「ここでは、お話しにくいので、ついてきてはいただけませんでしょうか?
  そうですねぇ。依頼料金は少なくても金貨五十枚以上にはなると思いますが・・・」
「乗った!!!!!!いきましょ!!!!リナ!!!!!!」
すぐさま同意して、いきなりあたしをひっばって店を出て行こうとするナーガ。
「ちょ・・ちよっと!?ナーガ!?」
話もきちんと聞かないで、ナーガはすぐさま同意してるし・・・・・。
しかも、まだ、バットは店の中にいるんだけど・・・・・・。
しばらく、ボーゼンとバットはその場にたたずんでいたけど、ふと数分後に我に帰ったらしくあわてて、店から出てくる。
そんなこんなで、しばらくしてナーガは。
「で?どこにいくんだっけ?リナちゃん
いきなりぶりっ子してあたしに聞いてくる。
こ・・こいつは・・・・本当に飽きないわよねぇ
「あ゛あ゛!?待ってくださいぃぃ!!ご案内しますのでぇぇ!!!!」
ごげっ!!!!
『あ、おもいっきりこけてる
あたしとナーガの声が重なる。
あわてて、追いかけてきたバットは、足をもつらせておもいっきりすべりこけていたりする。
う~ん、面白い♪
「あ・・あはは♪こけちゃいました(汗)」
人の目が恥ずかしかったのか、顔を真っ赤にしているバットだったりするが。
とりあえず、バットにつれられて、あたしとナーガはとある邸宅へとやってきていたり。

「実は娘が誘拐された。」
開口一番にいきなりそこの邸宅の主カール=ブライアンがそう言ってきた。
あ・・やっぱり
邸宅に着くと同時に、あたしとナーガに食事がだされ、あたし達が食べているときに、カールはやってきてそう言い放つ。
「ちょっと聞くけど、貴方、老人ボケとかはしてないでしょ~ね?」
ナーガがフォークを動かすのを止めずにカールに聞いてたりする。
「・・・なんで、儂が老人ボケしとらにゃならんのですかぁ!!」
憮然とした表情でナーガに言い返しているカール。
このカール、年齢は、五十歳すぎている白髪のでっぷりふとった人間ではある。
そのそばに直立不動で、つったっている人間がひとり、つまりはさきほど、声をかけてきたこの家の執事のバット。
まあ、普通は、当然の反応だわなぁ・・・・。
「前にですね誘拐された、行方不明の女の子を捜してほしいという依頼がありまして
  でも、実は、誘拐ではなく、たんなるお使いをたのんでたのを忘れて依頼してた。という前例がありまして♪」
あたしが一応説明すると。
「・・・・・・・・・・・・・。そんなやつがいるのか?」
おもわずあきれているカール。
いたから面白いんだけどね
あたしも、面白そうだから、あの依頼、ナーガが勝手に受けてきたけど、乗ったんだし
ナーガはそんなあたしの言葉にうなづきながらも、鳥のステーキをつついたいたりする。
「あ゛あ゛!?ナーガ!!あたしのも残しておきなさいよ!!!」
あたしがナーガに言うと、
「ふっ!!甘いわね!!リナ!!世の中、早いもの勝ちなのよ!!!」
そう言い放つナーガ。
「あっそ。じゃあ、今までのあたしが立て替えたお金や道具、全部戻して
「や・・。やぁねぇ♪リナちゃん、それとこれとは話が別
あたしの台詞にゴマすってくるナーガ。
この変わり身が面白い
「あ・・・あのぉ・・・・。話を続けてもよろしいかな?」
こほんと一つ咳払いをして、カールは話を続ける。
「と・・・ともかく、娘を誘拐した連中は、身代金に金貨一万枚を用意しろなんていってきまして・・。」
「一万枚!!!!??????」
思わずナーガのフォークの手がとまる。
まあ、通常の生活なら、人間の一生ぐらいしばらく遊んで暮らせる額ではあるが。
魔道士なんかだと、すぐなくなるだろうけど・・・・
「それって、あたしの国の、予算の・・・とと・・・!!」
あわてて、口を閉ざしているナーガ。
なるほど。
そーいや、ナーガ、これでも、一応、あのフィルの娘で、・・・・セイルーンの王女だからねぇ・・・・。
金銭感覚なんかは、結構敏感なのよねぇ・・・・・。
面白いのが、銅貨一枚でも、わ~わ~いうのに、あるていどの金額になると、あまり同じなくなったりしたりするのだが。
このナーガ。
実物を実際に見なくては、実感がわかないらしい。
・・そういう風にしたのも、あたしだったりするけども
それはそれ
「おーほっほっほっほっ!!!!分かりました!!!!この白蛇(サーペント)のナーガ!!!!!
   その金貨一万枚を着服して、犯人のとこに届けてみせますわ!!!!」
ガッツポーズをとっていっているナーガ。
すでに目の色は金貨で一色に染まっている。
『・・・・・着服してどーする?』
カールのあきれた声と、あたしの面白がっている声が重なる。
「いえいえ!!そうではないんです!!つまりですね。
  自慢するわけではないんですが、儂もこの町では一、二を争う資産家です。」
あきれつつも、言葉を続けて説明しているカール。
・・・まあ、この町ではね。この町では。
・・・・実は、インバース商会よりも資産がすくない資産家なんだけどねぇ・・・・。
「金貨一万枚ほどの財産は、多分あります。
  でも、それは、あくまで財産、家、屋敷、その他全てを入れてです。
  全てを売り払えれば、多分、その金額にいくとは思いますが、何分、身代金の期限が向こうが十日と定めてきたのです。
  とてもじゃないですが、そんな短期間でそろえられる金額では、ありません。」
汗をかきつつ、説明しているカール。
「ふっ・・・。情けないわねぇ・・・。たかが、金貨一万枚ごときが、すぐに用意できないなんて!!
  あたしの家では、かつて、十万枚を用意したことがあるわよ!!!!」
ナーガがそんなことをいっているけど。
・・・・それは、ナーガが子供のころ、術を暴走させまくって、破壊してしまった町の再建に使ったお金では
「まあ、たかが、一万枚ごときで、がたがたいうのも、何だけどねぇ。
  とにかく、娘さんが人質にとられているが、その身代金は期限までにそろえられない。
  だから、助け出してほしいこういうことですね♪」
あたしは始めから知っていたけど、あえて、今察したような口調で言う。
しかし、一万枚すらもそろえられないとは、貧乏な人間よねぇ
「ふっ・・・。おーほっほっほっほっ!!このナーガにお任せよ!!」
ナーガが無意味に高笑いを始める。
「・・・頼むから、そこの人の高笑いを止めてくださらんか?」
カールが頭をかかえつつあたしに頼み込んでくるけど。
まあ、ナーガの高笑いは、脳天に響くものがあるからねぇある意味で♪
「なんか、人選、おもいっきり失敗したかも・・・。」
なんていって、バットと顔をみあわせ、冷や汗かいてたりするカール。
「手がかりといえるかどうかは、存じませんが。」
いきなり手がかり教えてとも、聞いてないのに話しはじめるカールだし。
「実は、何年も前から町をかなり西にいった山の中に、素性のわからない魔道士が住み着いているんです。
   多分、そいつの仕業では・・と。犬ににおいを追わせたところ、近くの川でにおいがとぎれていましたから・・・・・」
汗をふきつついうカール。
しっかし・・・。
あいつも、後先考えてないわよねぇ・・・。
せめて、抱きかかえるとかして、においを消すとか、飛んでにおいを残さないってのが、犯罪の哲学じゃなくて?
「むろん、犯人は別にいて、魔道士に罪をなすりつけようといているのかもしれませんが。
   何分、魔道士本人に聞くわけにも・・・。」
そういって言葉を切っているカール。
側で、うんうんうなづいているバット。
・・・・・・聞けばい~のに・・・。
「おーほっほっほっ!!!娘さんの特徴は!?」
いきなりまともなことを聞いてくるナーガ。
そのナーガの言葉に、カールはものすごーく顔をほころばして、不気味なほどににっこりと笑い。
あ、思わずナーガが固まってるし♪
「名前は、レイリーといいます。遅くにできた子でして。まだ七歳。銀髪の儂に似てかわいい子です。」
・・・・はっきりいって親ばかである。
あのレイリーは、カールには全然、似てないけど・・・。
はっきり言って、母親似なのよねぇ♪
そういや、なんで、どこの存在でも、自分の子が一番なんて、思うのかしら?
・・・・まあ、我が子がかわいいと思うのは、あたしが与えた感情だけども・・・・。
親ばかを視るのも面白いのよねぇ
ちなみに、部下達にも、その感情は与えていたりするけどもね♪
だって、その方が絶対に面白いし♪
「報酬のほうは、必要経費、プラス。成功すれば、お二人に金貨百枚づつ。というところで、いかがでしょうか?」
「・・・ひゃ!!!!」
ナーガが声をつまらせて。
「お~ほっほっほっ!!!!
   この白蛇(サーペント)のナーガにまかせておいて、間違いがあるのよ!!お~ほっほっほっ!!!!」
高笑いをしているナーガ。
・・・こらこら、不安がらせて、どーするのよ♪ナーガ
あ、カール達から、とまどいの負の感情が出てるし♪
ぎぎぎぃぃ・・・・。
カールはまるで、どこかの世界の油の切れかけた機械仕掛けの人形のように、音をたてて首をうごかしバットの方に向かって。
「・・・やっぱり、人選、間違ってはいないか?」
「わたくしめも、そう思います・・・・・。」
カールとバットはナーガをみつつ深いため息をついたのだった。



昼なのに、うすぐらい森の中に立っている塔がその魔道士の住処である。
「さて、問題は、どうやって進入するかよね・・・。」
あら!!ナーガがまともなことをいってるし
「あら♪わざわざ、進入しなくても♪レイリーは地下にいるよーだから、地下からいけばい~のよ
あたしが言うと、
「ちょっと?リナ?何だって、そんなことが分かるのよ?」
ナーガが聞いてくる。
だから、あたしに分からないことはないんだって
あ、でも、面白いから♪
「あらナーガともあろう人がわからないの?レイリーの魔力波動が
「お・・お~ほっほっほっ!!!!この私がわざと質問したのに気がついたようね!!さすがね!!リナ!!」
ナーガはいかにも分かっているような口調で高笑いを始めているけど。
なんだってそんなのが分かるのよ?
……私には、全然、わからないわよ?
などといったナーガのとまどいの感情がなんともいえなかったりする
「じゃあ、地下ね!!地上は、問題ないわけね!!大地のそこに眠りあれ、凍える吹雪に・・・」
いきなり呪文を唱え始めているナーガ。
あ、でも、この呪文♪
ぷす!
あ、またやってるしv
この呪文、人間なんかが使うときには、身振りが必要なもので。
ナーガはまたまた例にもれずに、肩の棘に突き刺さってうずくまっていたりする。
「はいはいっと。じゃあ、ベフィスブリング♪」
あたしの言葉に反応して、あたし達の足元の地面がぽっかりと穴があく。
ついでに、ちょっとアレンジして、勝手に掘り進んで、あたし達も運ぶように仕向けたけど♪
まあ、本当なら、呪文なんかは、唱えなくてもい~んだけどね・・・。
あたしは・・・。
まあ、成り行きと気分的な問題よね
道が止まると、そこはとある地下にある短い廊下。
「あ・・・本当に地下室があった・・・・」
ナーガがそんなことをふといってたりする。
あたしはそんなナーガにかまわず、まっすぐに、何枚かあるドアのなかの一つへと移動する。
しっかし・・・。
やっぱ、この魔道士って・・・四流以下の子悪党なのよねぇ・・・。
こんなとこに、見張りもたてずに、明りをともしてたりしたら、いかにも、ここに誰か捕まえています!!
といってるよ~なものよね
「さてと。レイリー。いる?助けにきたわドアから離れて♪」
あたしは言って、ちょっと暴れたりないので…だって誰も喧嘩ふっかけてこないから暇なのよねぇ……
「神滅剣(ラグナブレード)♪」
とりあえず、呪文をいって、変形バージョンの剣を取り出す。
実は、あたしの愛用の大鎌だけどね♪これは♪
「えい♪」
あたしがちょっと、それで触れただけで、
あたりの空間ごと、消滅してたりするんだけど・・・・。
ま、いーでしょう♪
そんな細かいことなんて
そして、何もなくなった場所にぽつんとたたずむ一人の銀髪の少女。
レイリーである。
「おーほっほっほっ!!レイリーね!!お父さんに頼まれたのよ!!
  貴方を助け出してほしいとね!!お~ほっほっほっ!!」
「この私が最強の白蛇(サーペント)のナーガよ!!で、そっちがおまけのリナ!!」
ナーガ、どーも、あたしが今ちよっと触れただけで、空間ごと綺麗に何もなくなっているので、かなり驚いているようであるが。
驚きつつも、あたしをおまけ呼ばわりしているナーガである。
そういや、以前にナーガと一緒にとある依頼を受けたとき、あたしが面白半分で、混沌の力……
つまりは、あたしの力の一部ではあるけど、とりあえず【ギガスレイブ】とあたしは形上呪文にしていたりするけども。
あれを使ったときも、しばらく放心状態になってたっけ・・・・。
あれしきで、情けないわよねぇ・・・。
・・・・本当に。
レイリーは、さすがは、このナーガの母親の転生だけあって
実はナーガの実の母親の転生なのよね♪この子♪
涙ひとつ、見せることなく、ぱっちりとした瞳で、あたしとナーガをじっと見つめていたりする。
実は、面白そうだから、性格、以前と変えなかったあたしなんだけどね♪
このレイリーは♪
ナーガたちの母親が死亡したのは、ナーガが五歳のときだったりするのだけどね
ちなみに、アメリアが二歳のときなのよねぇ
あ、アメリアというのは、ナーガの実の妹だったりするけど♪
普通の人が見たら、このレイリーはけなげにも泣かないですごい!!
とおもうのだろうけども。
「パパに頼まれたの?なんだ。じゃあ、臨時やといの使用人以下みたいなのね。」
さらりと言い放つレイリー。
う~ん成功してるしてる♪
当たり前だけど
一瞬、ナーガのこめかみがひきつってたりするが。
「助けにきてくれたのは、お礼をいうけど、せめて、レイリーお嬢様ぐらいのことはいってね?
   あたしはあんた達のスポンサーの子供なんだから。
   なまいきだと思うかもしれないけど、これが資本主義社会の現実というものだし。」
あたしはおもむろにレイリーの前に顔を持っていき、
「あのね♪たったの金貨百枚でスポンサーとはいわないのせめて、一億枚以上だと、それをスポンサーというのよ♪」
一応、金銭感覚というものを教えてあげるあたし。
何て親切なのかしら
一瞬。
レイリーがその金額に驚いたらしく固まってたりするが。
たかが、あんな程度で固まること?
必要だったら、どんどん創りだせばいいわけだし♪
オリハルコンなんかを創って売れば、結構てっとりばやかったりするのにねぇ
「お・・・お~ほっほっほっほっ!!!!大人げないわね!!リナ!!
子供のいうことにいちいち目くじらたてるとは!!」
・・・・・立ててないって。誰も。
なぜかだくだくと汗を流しつつもそんなことを言っているナーガ。
「なかなか、骨のある子供じゃないのよ!!私の子供のころにそっくりよ!!お~ほっほっほっ!!!」
・・・あたりまえである。ナーガの性格は母親譲りなんだから
ちなみに、正義かぶれはフィルの影響と遺伝ね
「まあ、このままだと。レリイーは将来♪ああなるわねぇ
あたしがそんなことをいいつつ、ナーガを指差すと。
ぎぎぎぃ・・。
カール譲りの首の動かし方で、ナーガの方をみてそれからあたしの方を向いて、
「・・・あたし、なんとか、更正の道を歩いていこうと思うの・・・」
小声でそんなことを言ってたりするレイリー。
無理でしょうけどね♪
「さてと、じゃあ、脱出しましょう!!」
ナーガがどーもさっさとここから出たいらしい。
「待って!!このまま帰ったら、ブライアンの名前に傷がつくわ!!
  せめて、金目のもの、全部ぶん取ってかえらなくちゃ!!!あたしの気がおさまらないわ!!!!」
「あら♪いいこというじゃないのよ♪レイリー♪商売人の鏡ねぇ
あたしがレイリーの言葉に返事をすると、
「リナおねいちゃん!!話がわかるぅ!!」
「まあ、(一応、人間のふりしてるときの)あたしの実家の両親(名目上の)も、商売してるからね♪」
それに、なんといっても、ぶん取ったときの快感がなんともいえないのよねぇ♪
盗賊からなんかだと、結構変わった負の感情なんかも、デザートになるし♪
部下達、指導する(苛める)ときの快感も結構面白いけどね
「・・・たんに、さもしいだけじゃなくて?」
横から水を差しているナーガ。
「あら♪ナーガ悪人からは、どんだけとっても問題にはならないのよ♪
  それに、首謀者捕まえてカールに差し出せば、報酬がふえるかもよ
・・ま、嘘だけどね♪
「なるほど!!!!」
あたしのその台詞になっとくしてたりするナーガ。
そんなこんなで、あたし達は、地上の搭の中に今いたりする。
「ちっ・・・。しけてるわねぇ・・・・。金目の物が全然ない・・・・。」
愚痴をこぼしているレイリー。
そりゃ、ここにんなものがあるわけがないじゃない
お金に困ってレイリーを誘拐してるんだから
「ふっ・・・。どうやら、ここの魔道士、本気で、お金に困っているようね・・・」
ナーガがふとそんなことをいう。
まあ、その理由もあるんだけどね
んふふふふ♪
「所詮、魔道士なんて、根暗のおたくのかいょうなしだもんね・・・・」
レイリーがいう。
「そーねぇ♪あたしの知ってる(実は部下)魔道士なんて、仕事もせずに、さぼってばかりいるしねぇ♪
   しかも、動けないとかで、上司命令なんかも、ことごとく、代理をよこしてたりするしね
「・・・・・リナ?それって、誰のこと?」
ナーガがいぶかしがって聞いてくる。
「魔道士レイ=マグナス
あたしが即答すると、
ずこごごしゃああ!!!!!
もののみごとにひっくりかえっているナーガとレイリーだけど。
「あら♪そんな細かいことには気にしないで、とっとと進みましょ♪」
あたしはそんな二人を無視して、とっとと先にすすんでゆく。
「・・・きっと、同姓、同名なのよ・・。ね。ナーガおねいちゃん・・・」
「そ・・・そうよね・・。千年前の魔道士だもんね・・・・・・」
変なとこで、気があってたりするナーガとレイリー。
「さて・・・。最上階よ♪」
あたしはおもむろに明りの漏れているドアを開け放つ。
そこにいたのは、二人の男。
一人は、ここに住んでいる魔道士ハンニバルと。
もう一人は♪
「あんたは!!クレーネ!!」
レイリーが驚愕の声を上げ。
「これは、これは、レイリーお嬢様。まさか、こんなとこにまで、おこしになるとはおもいませんでしたよ。」
にっこりといかにもわざとらしくレイリーに対してお辞儀をしてたりするクレーネだけど。
「すると!!あんたが、この魔道士にあたしを誘拐させたのね!!なんで、そんなことを!!」
レイリーが問い詰めている。
「まあ、女とギャンブルで、店の金を使い込んでしまいましてね。
  その穴を埋めるために、どうしても、まとまったお金が必要なんですよ。」
悪びれもなく言い放つクレーネ。
「自業自得ね!!クレーネ!!女にだまされたあげくに悪の道にはしるなんて!!」
さらりと図星をついてたりするレイリーである。
「な゛!!??」
まともに図星をさされて、顔を真っ赤にしてたりするクレーネ。
だが、その瞬間。
「・・・・・誰?そいつ?」
ナーガのものすっご~く覚めた口調の声が響いた。
「ナーガ、普通、こ~ゆうタイミングでは、そんなことは言わないのが面白いというものよ
あたしがナーガにいうと、
「だって、知らないものは、知らないし・・・。」
そ~いや、ナーガには説明してなかったっけ・・・・・。
まっいっか
今のナーガの一言でずいぶん面白い感情が、ナーガ以外の三人から出てたことだし♪
「そんなこと、いうけど、リナ?あんた、その人、しってるの?」
ナーガがあたしに聞いてくる。
「知ってるわよ♪本名クレーネ=リアーズ。女のような名前なので、下の名前はひた隠しにしている
  ちなみに、だまされた、女性は、このたびで、なんと、おめでたいことに、千人目♪」
あたしが説明すると。
「なんで、そんなことまで、知っているんだぁぁぁぁ!!!!!!」
かなり顔を真っ赤にしているクレーネ。
「・・・クレーネ。あんた確か、あたしん家に就職するとき、クレーネ=ジェントルマンって名乗らなかった?」
レイリーははっきりいってあきれている。
「千人って・・・・・。女性を見る目がないのだな・・・・・・・・」
クレーネと共に、今回の誘拐に関わっていた魔道士ハンニバルがあきれて、クレーネをみてたりする。
「う・・・うるさいいぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
かなり叫びまくっているクレーネである。
そんなクレーネをナーガ、レイリー、ハンニバルの三人がからかっていたりする。
「あれ?そーいえば、何か忘れてない?あ゛あ゛!?話がずれていってるぅぅ!!」
始めに、思い出したのは、レイリーだったり
「おお!!」
やおら、ふと魔道士ハンニバルも思い出したよ~で、手をうち。
「とりあえず、場が盛り上がったことにして、続きといきましょーか?」
意見を出してくる。
「とにかく!!貴方が黒幕だったのね!!リアーズ
「その名前で呼ぶなぁぁ!!!!」
レイリーのつっこみに、涙なんかを流し始めていたりするクレーネ。
男のくせになさけないものである。
「ええい!!あっさりと脱出を許すとは!!不始末だぞ!!ハンニバル!!」
クレーネがハンニバルに向かっていうと。
「そうですね。では、まとめて、始末するしかないでしよう。頑張ってくださいね。リアーズちゃん
「だから、その名前で呼ぶなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
クレーネのむなしいまでの絶叫が静かな森の中に響き渡っている。
「お前がいっけぇぇ!!!!!」
涙をだくだくながしつつも、
ハンニバルをあたし達に方に向かって蹴飛ばしているクレーネ。
「ふっ!!できるわけがないじゃないですか!!
  このハンニバル!幼児や子供を無理やり連れ出すのは得意でも、
  腐っても、まともに戦えるだけの実力などはもっていない!!」
胸を張って威張っていう魔道士ハンニバル。
「・・・つまり、むちゃくちゃ、弱いということね・・・・。」
レイリーが静かに的をつき。
ひゅるるうう・・・・。
一瞬、ハンニバルは凍りつく。
「ふ・・だが!!しかぁし!!わたしには、これがあるぅ!!」
がしっと机の上の瓶を掴み取るハンニバル。
そして、そろりそろりと、むちゃくちゃ遅いペースで、瓶のふたをあけて、しりごみしつつ、瓶の中の液体を床にたらす。
ぼむっ!!!!
ちょっとした爆発程度の音をたてて、石造りの床に小さな穴があく。
『爆薬!?』
ナーガとレイリーが同時にちよっと驚くが。
「で?」
あたしが覚めた口調で言い放つと、
「な゛・・!?これが目に入らないのか!?」
さらに薬品の瓶を高くかがげている魔道士ハンニバル。
「やるならやれば?どうせ、あたしには傷ひとつ付けられやしないし
あたしが言うと、
「ふっ!!こけおどしはやめることね!!それを使わないのは、お見通しなのよ!!」
ナーガが言い放っているが、額には一筋の汗が流れていたりする。
「ちょっとまて!!ハンニバル!!ここで使えば、私も巻き込むではないかぁ!!」
クレーネが抗議してたりするが。
「実験には犠牲はつきものなんですよ♪リアーズちゃん♪」
「お・・お前なぁぁぁぁ!!!!!!!!」
なんだか、あたし達を完全無視して、ハンニバルとクレーネは二人で言い合いを始めていたりする。
やがて、すでに外も暗くなりかけるというのに、まだ、言い合っている二人・・・・。
「ねぇ・・・・・。いいかげんにかえらない?」
始めにしびれをきらしたのは、レイリー。
しかも、しっかりとあの部屋にあった実験器具をすべてかき集めてから。
「そーね・・・。このまま、ここで、夜を明かすのもいやよねぇ・・・・」
ナーガも同意。
「じゃあ。いきましょうか。」
あたし達は、いまだに言い合っている二人を後にして、塔の中にあっためぼしいものは全て奪い取り搭の外にでる。
「あ・・。そーだ。」
レイリーがごそごそとあそこの部屋からもちだしたレグルス盤をとりだしている。
二枚一組の魔法道具で、簡単な呪文を唱えると開いての声が聞こえるというものである。
手を加えないと、たかが、一日程度あるいた距離ぐらいで、通信は普通となる代物である。
「やっぱ。気がおさまらないし♪」
レイリーはそういって、いつのまにやらか、獲得したらしいレグルス盤を作動させる呪文を唱えている。
このあたりは、魂が覚えているんだけど、本人は、そのことに全然気がついていない。
このつれ、そーいえば、あそこの部屋の中にあったのよねぇ・・。
レイリーはすうっと息を吸い込むと。
「わっ!!!!!!!!!!!!!!!」
一言。
瞬間。
どぐわぁぁぁぁぁん!!!!
めぎゃぎがぁぁぁぁぁぁんんんん!!!!!!

搭から爆発音と搭が崩れ行く音が。
「あー♪すーとした♪」
かなりすっきりしてたりするレイリー。
ハンニバルとクレーネは搭の下敷きと爆薬の直撃をうけて、完全に再起不能状態になってるみたいだけど・・・・・。
関係ないから、いっか
かくして、あたし達は、無事にレイリーを送り届けて、報酬を手にしたのであるけども。
でも今回も、あまりあたしが暴れ…もといあまり遊べなかったし・・・・・・
ま、いいわ♪
今晩にでも、Sをどつきにいきましょっと♪

                           -レスキュウ作戦編終了ー


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あとがき:
    かお:はい♪よーやく、よーやく、次の番外編のアップです♪
      ―がすがすがすがすがすすすす!!!!!!!!
    エル:反省がないいぃぃぃぃぃい!!!!!
         ・・・・・って・・・?あら、どこかにいってるし・・・(怒)
        まったく・・・・。打ち込みがおそいったらないんだから・・・・・・・・・。
        今回も、あたしが全然、暴れられてないし(怒)
        S、どついただけじゃ、気がおさまらないのよねぇ・・・♪
        ってことで、次も続けて打ち込みさせましょっと♪
        そーいや、次回も、あたしがあんまり暴れてないし・・・(怒)
        ま、いーわ♪あいつらの人間達であそびましょっと♪
        ユニットも次回はいることだしね♪
        ではでは、また次回であいましょーね♪
    (かお、問答無用で、混沌の海に沈んでゆく・・・・・・・・・・。)


   
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