はいです♪こんにちわ♪
番外編も今回で十話♪
今回は、「目指せ、サイラーグ」のパロです♪
ちなみに、これは、闇の住まう村の後のエピソードとなってます♪←八話参考(笑)
ではでは、いきますのです♪
ちなみに、分かっているとは、思いますが、このリナはエル様が人間のふりして、
リナの名前で遊んでいるのでありますのです(笑)
####################################
エル様漫遊記・番外編・第十話 ~目ざせ、サイラーグ&恐怖のダンジョン編~
「ふう・・・。お茶がおいしいですねぇ・・・。」
「そうだなぁ・・・・・。」
ゼロスとSは、カフェテリア式の茶店でコーヒーなんぞを飲んでたりする。
あたし達はといえば、
「あ、このケーキもね♪」
「ずるいですぅ!!リナさん、じぁあ、私も!!」
ケーキを注文して、蜂蜜のたっぷり入ったマフィンを食べている。
あたしとアメリアでケーキの注文大会へと化している。
ゼルとガウリイはあきれているよーだけど。
Sとゼロスは、もはやあきらめきっている。
(どーせ、エル様に、何を言っても無駄だし・・・・。)
んっんっ!?Sぅ・・。何思ってるのかなぁ!?あとで、お仕置き決定よねぇ♪
そんななごやかなひと時のこと。
ギザンたちの村をあとにして、次の町へとやっときているあたし達。
まあ、今は、あたしに、アメリア、ガウリイ、ゼルガディス、ゼロスに加えて、無能な部下のSまで加わってるけど。
ちなみに、アメリア達は、Sがこの世界の魔王、北の魔王だとは知ってるけど、あまり深く考えないようにしているよ~である。
まあ、あたしの部下だとは知らないでしょうけど♪
だって、あたし、正体、教えてないもの♡
どだだだだっ!!!
いきなり突然、一人の少女が土煙とともにテーブルに飛び込んでくる。
「おやおや、何かあったんですかねぇ・・・」
ゼロスがのんびりといい、
「気にするな。ゼロス。どんなことがあっても、気まぐれには違い・・・ぐばっ!!」
いきなりSが吐血する。
ふっ!!
あたしに対して、暴言、言おうとするからよ!!
ちよっと、精神をどついただけで・・情けない部下S・・・。
「お願いです!!助けてください!!必ず、お礼は、しますから!!」
青い髪を背中の中央まで伸ばし、みつあみにして、ヘアバンドがわりにして、髪を後ろに上げている女の子・・。
まあ、この子の名前は、シャルロットというのだが・・。
ふと、ゼロス達が周囲の様子を伺うと、いつのまにか、周囲いに人影はなく、遠巻きにこちらの様子を伺ってたりするのだが。
・・根性のない人間達・・・。
人間がうろうろしていた道には、革鎧に身を固めている男たちの集団のみ。
がたん!!
いそいそいそ♪
アメリアがいきなり立ち上がり・・。
そして、
「かよわき、少女に乱暴を加えようとするものどもよ!!天にかわって、正義の裁きをうけなさい!!とうっ!!」
ごがしゃ!!
まあ、しっかりと店の屋根の上から着地に失敗して、
頭から突っ込んでいるアメリアである。
「・・・・またか・・・。」
ずぼっ!!
ゼルがアメリアを地面から引き抜いている。
「・・・・ゼロス・・。ちと聞くが、いつもこんな感じなのか?」
Sがゼロスに聞き、
「ええ、アメリアさんは、いつもこうです(はあと)赤瞳の魔王(ルビーアイ)様♡」
にこにこ笑いながらゼロスが答える。
「・・・・よくまあ、滅びなかったな・・。ゼロス・・。まあ、あの御方と一緒にいるだけで、疲れるだろうに・・。」
ゼロスを気遣っているS。
「ちょっと・・・。S・・・。どーいう意味かしらぁ!?」
「あ゛あ゛あ゛!?なんでもないですぅぅ!!(涙)」
すぐさま謝ってくるS。
呆気にとられている男たち。
「て・・てめえら!?そのガキをこっちに渡しやがれぃ!!」
どうにか気をとりなおして言ってくる。
「ふっ!!悪人に渡すとでも!!正義はつねに、私達とともにあるのよ!!」
『ないない。』
アメリアの台詞に、一同つっこんでいる。
「助けてくださいぃ・・。」
涙ながらにうったえてくるシャルロット。
「ならば、正義がなんたるかをこの私が教えてあげます!!」
アメリアがそう言い放つと、
「あ゛あ゛あ゛!?アメリアさん!?それは、ちょっと、やめてくださいぃぃ(涙)」
ゼロスが抗議しているけど。
「ま・・まあ。聞きたくはないな・・。とりあえず、あの人間をどうにかすれば、いいだろうに・・。」
「ИЖЫ」
Sがある呪文をはなつ。
あら♪
これは♪Sにしては、頭が回ったわねぇ♪
『ぐわぁぁぁ!!?』
いきなりのた打ち回り苦しみ始める男たち。
ん~♪
いい感じの負のオーラがでてるしぃ♪
「さてと。じゃあ、話を聞きましょうか♡」
あたしが彼らを無視して言うと、
「・・・リナさん?いいんですか?あれ?」
アメリアが苦しんでいる男どもを指差していう。
「いいにきまってるじゃけん!!うちに乱暴働こうとしたやつらやで!?
どんな手ひどいめに会おうが、しったこっちゃではないわい!!」
いきなり口調が変わるシャルロット。
「おやおや、二重人格というやつですか♡」
ゼロスがにこにこと言う。
その間も、まだ、のた打ち回っている男達。
「まあ、悪人に人権はないし♪気にしなくてもい~のよ♪アメリア♪」
あたしが言うと、
「そうですね。相手は、悪人ですからね。」
あっさりと納得してるアメリアである。
ゼルは完全にあきらめている様子であるが。
「こんなか弱き少女に狼藉をはたらこうとするなんて!!許せません!!安心なさい!!
この私達、仲良し四人組みプラス一名とその他で、あなたの無事を確保してみせます!!」
一人で勝手に決めているアメリアである。
「ありがとうございます。私、シャルロットと申します。」
こういうふうに話していると、一見良家のお嬢様である。
まあ、実際、大金持ちの一人娘だけど・・・。
このシャルロットは・・・・。
首から提げているある鍵の紋章入りのペンダントが、
いかにもそれ風にものがたっている。
「私、とある家庭の事情で、サイラーグまで、いく途中なんですの。
そしたら、いきなりあの男たちに襲われまして・・・。
で、できれば、私をサイラーグのオーディン氏のところまで、連れて行ってはいただけませんか?」
ご丁寧にですます口調でいってくるシャルロット。
「まかせてください!!必ず!!」
『お゛いお゛い・・。』
一人勝手に盛り上がるアメリアを尻目に、ゼルとガウリイが目をま~るくしている。
「面白そうだから、その依頼、受けたげる♡」
『え゛え゛え゛え゛っ!?』
あたしの言葉に驚愕の叫びを上げているSとゼロス。
「それじゃあ、決定♪」
『しくしくしく・・。』
なんでか泣いているSとゼロス。そして、
「まあ、成り行きだからな・・。」
半ばあきらめきっているゼルガディス。
「サイラーグかあ・・。ついでにシルフィールのとこにでも、寄ってこうぜ。」
ガウリイがいう。
「あ♡それいいわね♪宿代が浮くから♡」
『リナぁぁ(さん)~~・・。』
ガウリイ、ゼル、アメリアの台詞が一致した。
「じゃあ、いきますか♪」
「お願いいたしますわね♡」
『・・・・・・・・・。』
かくして、あたし達は、サイラーグへと進路を決定したのだった。
「しかし、また、この瘴気の森の中に入るとわなぁ・・。」
ゼルがつぶやく。
「そういえば、ここって、フラグーンの木の茂みの中なんですよねぇ・・。」
アメリアがいい、
「でも、なんでか、最近、瘴気が緩和してるみたいだぞ?」
ガウリイがつぶやく。
今、あたし達は、瘴気の森といわれる、
サイラーグの森というか木の根元に入っている。
まあ、Sやゼロスには、あらかじめ、あたしが命令して、瘴気を遮断させてるので、フラグーンもさほどは成長はしていない。
気配まるだしだったりしたら、一瞬のうちに、
フラグーンはパンクするのは分かりきってるし・・。
そりゃ、ここ、実は、レゾに命令(笑)して、瘴気を抑えるよ~にしてるからねぇ♪
ふっ。
まがりなりにも、このあたしに分からなかったからとはいえ、
喧嘩うってきた、罰なのよねぇ♪
レゾとSの欠片♪
まあ、ちなみに、Sの欠片は精神世界から隔離して、んでもって、姿を鳥に変えてるけど♪
レゾの中に魂の欠片あるまんまで、実体化させてるのよねぇ♪
レゾの方は、善行を星中で行うよーにいってあるし♪
ま、今はそんなことは、関係ないか♡
なぜ、こんな場所をあるいてるかというと、
「表には、すでに手が回っている可能性があるかもな。」
というゼルの一言から。
だけど、
「なあ・・・。ゼル・・。意味・・なかったみたいだな・・・・・。」
「・・・・だな・・・・・。」
ガウリイとゼルが同時にいう。
潜んでいる伏兵は、およそ十数名。
「なーんか、暇よねぇ♪ってことで、『ブラストボム!!』」
どっごお゛お゛お゛んん!!!!
あたりを百数十個の炎の球が直撃する。
ぷすぷすぷす・・。
「り・・・リナさぁんん・・・。いきなりはやめてくださいぃぃ・・。」
アメリアが抗議してくる。
「別にいーじゃない(はあと)Sが結界張ってることだしぃ♪」
あたしがいうと、
「そーいえば、レイさん、ありがとうな。」
ゼルがお礼を言っている。
Sはあたしが何をしよーとしたのか瞬時に理解できたらしく、ご丁寧にも、この場の人間に結界を張っていたりする。
魔王なのにねぇ~・・・。
(もし、何もしないで、エル様に怒られるほうが、怖いぃぃぃ!!)
Sが心で叫んでるけど。
そりゃ、何もしなくても、お仕置きだけど、やってもお仕置きに決まってるのにねぇ♪
「な゛な゛な゛!?」
目をみひらいて、驚いているシャルロット。そして・・。
「なんて、素敵!!リナさん!!」
ごがしゃ!!
ガウリイ、アメリア、ゼルガディス、ゼロス、Sが、シャルロットの台詞に盛大にずっこける。
「やっぱり、女性は、こうでなくちゃ!!」
感心してるシャルロット。
「あら♪話が分かるじゃない♪シャルロット♪」
「当然♪」
『しくしくしく・・・。』
泣いているS、ゼロス、ガウリイ、ゼルガディス、アメリアの五人。
「あ!!こいつ、いきてやんの!!起きんかいぃぃ!!我ぇぇ!!」
どががずっ!!!
シャルロットがその辺りで黒こげになってる男達を蹴り飛ばす。
そして、数名の捕虜を得たあたし達。
「ううう・・・。本当に知らないんですぅぅ・・。ただ、その娘のペンダントを奪えというおかしらの命令なんですぅ・・。」
なさけない声を出している男達。
その間にも、シャルロットが酸芋虫(アシッドクロウラー)を捕まえてきて、男達の頭の上にのっけたてりする。
「どうやら、本当に知らないようですねぇ・・。」
ゼロスがいい、
「じゃあ、ほっといて、さっさといきますか♪」
「そうですね。」
あたしの台詞にアメリアが賛成し、
「で?リナ?こいつら、どうする?」
ゼルが聞いてくるけど、
「ほっとく♡」
「あ、じゃあ、ちょっと、実験材料にでも♡」
そう言って、ゼロスは男達をいきなり転移させる。
そういや、今、Sの部下達って・・・。
人間媒体にした、魔族の実験・・やってたっけ・・。
別にい~けど。
そして、森を無事に抜けるあたし達。
すると、上空から、翔封界(レイウィング)で、空をとんで、あの男達の親玉が現れてくる。
まあ、お約束というか・・なんというか・・。
そして、あたし達の目の前に降り立ち、お約束の台詞・・・。
「おまえらと争う気はない。おとなしく、ペンダントさえ渡してくれればこちらから手はださないと約束しよう。」
・・はぁ・・・。
も~ちょっと、気の利いた台詞いう悪党って・・いないのかしら?
今度、創ってみようかしら?
気の利く悪党♡
「では♡(」
ずどどごぉぉぉんんんん!!!!
「まことに恐れ入りますが、道を急ぎますので。邪魔をすると攻撃しますよ♡」
ゼロスがにこにことして言っている。
「・・・ゼロスさん・・・すでに、攻撃・・してるじゃないですか・・。」
アメリアがいい、
「おや♡でも、警告はしましたよ?実戦して♡」
にっこりというゼロス。
「そんなの正義じゃありません!!」
「・・意味ないだろーが・・・。警告=実戦では・・。」
アメリアが抗議し、ゼルが突っ込む。
あたし達の前では、完全に伸びている男の姿が(笑)
「まあ、手加減してるし・・。ゼロスは・・。本気だったら、存在ごと掻き消えてるしなぁ・・。よくやった。ゼロス。」
「おそれいります♡」
Sがゼロスをほめ、ゼロスが頭を下げてたりする。
「いいきみなのですわ!!」
ぐりぐり頭を踏みつけているシャルロット。
「ま・・まあ、ともかく、さきに進もうぜ。」
ガウリイの言葉に、あたし達は、無視して、その場を離れることにした。
「みなさん、本当にありがとうございました。あ、これは、ほんのお礼です。」
シャルロットを無事にオーデン氏の元に送り届け、心ばかりの礼金をもらい、
あたし達は、シルフィールのいるサイラーグの神官長の家にちょっと休憩に寄った。
そんなこんなで、三日が経過したのだが。
「そういえば、あのペンダントって、何だったんですかねぇ?」
アメリアが不思議がる。
「どうも、どこかの鍵のようですね。あれは。魔力のパターンからして。」
ゼロスが丁寧にも説明している。
とあるシルフィールのお勧めでもある食堂の一角。
特製きのこのパエリアを中心とした特級Aランチセットをつまんでいるあたし達。
「あれ?何か聞こえないか?」
ガウリイがいう。
「そういえば、そうね。でも、食事♡」
あたしはかまわず、食事を続ける。
「?そ~いえば、何か聞こえるような気が・・。あ゛あ゛!?出ましたね!妖怪!!ホーリィブレス!!」
いきなりアメリアが呪文をぶちかます。
ぱっきぃぃんん・・・。
すずしい音とともに、呪文は掻き消える。
「アメリアさん・・。それ・・・。一応・・・人間のようですけど・・・・・。」
ゼロスがと丁寧にアメリアの後ろに突っ立っている存在感の薄い青年を指差す。
どうやら、今の呪文は、ゼロスが無効にしたようだけど。
はっきりいって、ゴーストといって、過言でもない。
この男―名をパックスというのだが。
「あの・・・。もしもし?話を聞いていただきたいのですが・・・。」
蚊よりも小さな声でぽそぽそというパックス。
「実は、依頼をお願いしたいのです。僕は、この町のオーデン氏の所で働いている者なんですけど・・。」
はっきりいって、ほとんど、虫の声より小さい。
「ある少女がやってきまして、で、彼女は父親を捜してるようでして・・。
で、彼女の持っているペンダントがどうも、その父親の金庫の鍵になっているようで・・。」
聞いてもいないのに、勝手に続きを話すパックス。
別にいーけど。
「で・・その・・僕・・彼女に人目ぼれしまして・・・。で、彼女の手助けをしたいなぁ・・と。」
そんな依頼をもってくるパックス。
どうやら、その少女は、すでに、父親を追って、サイラーグをまた出て行ったとか。
「?それって、この前の人間では?」
ゼロスがいい、
「こうしては、いられません!!一人で探すなんて、何て無茶を!すぐに助けにいかなくては!!」
ガッツボーズをとっているアメリア。
「でも、その前に、アメリア♪食べないのだったら、貰うわよ♪」
「あ゛あ゛!?リナさん、ずるいですぅぅ!!」
<間>
「ふぅ・・。食べた、食べたっと♪」
「ですね♪じゃあ、さっそく追いましょう♪」
張り切っているアメリア。
「成り行きとはいえ・・・。はぁ・・・・・・。」
あきらめの境地になってきているゼル。
「まあ、仕方ないがなぁ・・・。」
「・・・ですね・・。」
Sとゼロスにいたっては、完全にどこか遠い目をしてるけど。
かくして、あたし達は、サイラーグをあとにする。
そういえば・・・。
あれ・・・。
始めにやったのって・・・。
あたしだったっけ?
まだ、実戦してる人間がいるとわねぇ♪
なんて感心♪
そんなことをあたしは思いつつ。
サイラーグをでて、十日を経過しようとするとき。
あたし達の目の先の街道筋で彼女の後姿をとらえる。
でも、どうやら・・。
「離してください!!」
どうやら、襲われているよ~である。まあ、お約束♡
どびゅぅん!!
アメリアがいきなり駆け出す。そうして、そばの木にんしょんしょと登り始める。
そうして、頂上まで、たどり着き。
「お待ちなさい!!悪の手先よ!!この私が正義の心をもってして、印籠をわたしてあげます!!」
とう!!
木の上から飛び降りるアメリア。
すちゃちゃ!!
『お゛お゛!?あのアメリア(さん)が着地に成功した(るし)?!』
S、ゼロス、ガウリイ、ゼルの四人の声が一致する。
そう、今回は、アメリアは完全に着地に成功したのである!!(笑)
「問答無用です!!直伝!!平和主義者クラアシュ!!」
どがばごごす!!!!
アメリアにふっとばされてゆく悪党たち。
「くっ・・・。このアマぁ・・・。」
「ドラグスレイブ♪」
ちゅっどおおぉぉぉんんんんんんんんんんん!!!!!
台詞をさえぎりあたしの呪文が炸裂する。
ふっとぱされてゆく、数名の人間達。
まあ、勝手にSの力をぶん取って使ってるんだけど♪別に関係ないし♪
あたしの力でもいいんだけど、あれだと、面白くないしねぇ♪
あっさりとしすぎてて♪
他の力でもい~んだけど、用は、気分の問題だしぃ♪
「あら、皆さんでしたの!!危ないところをありがとうございました!!」
少女・・シャルロットが言ってくるけど・・・。
シャルロット・・・。
その手にしてる致死量の毒薬の数々は何かしら♪
とりあえず、あたし達は、シャルロットと一緒に彼女の家に行くこととなった。
そういや、彼女の父親・・あそこに隠れてるんだっけ・・・。
しかし、隠れるのだったら、他の星にいくとか、結界の外に隠れるとかすればい~のに。
どうせなら♡だって、今は、行き来できるしね♪
ちなみに、あたしがやったときは、全宇宙を舞台にしてみたけど♡
親切にも、三日の期間を与えたのに、誰一人として、あたしを見つけられなかったけど・・。
情けない部下達である。
たかが、気配かくしてただけなのにねぇ・・・。
とりあえず、怪しい場所(あたしは知ってるけど、あえて探すふり・笑)を調べると、地下室の入り口を発見し。
地下室の金庫の中から一枚の地図がでてくる。
まあ、地図のとおりに進んでゆくと、北の拠点の入り口にあたる一年中雪がとけることのない山奥の洞窟へとたどり着く。
しっかし・・・・。
覇王(ダイナスト)・・・・。
人間にここまでの侵入を許してるなんてねぇ・・・・・。
やっぱ、Sの教育がなってないのよね♡
結界すらも張ってないようだし・・・・・・・この近辺・・・。
あと、数十個の山越えで、覇王の宮殿にたどり着くというのに・・・。
・・・・この場所・・・・。
「どうやら、ここがいかにもあやしいですね!!」
アメリアがなぜか、うきうきしながら進んでゆく。
「まるで、お宝探しだな・・・。人物探しでなくて・・。」
ゼルがぼやいているけど。
途中から、当たり前ながら、人の手が加わっている痕跡が目立ち始める。
そして、罠。
これが、笑える。
突然、「ワッ!!」と大きな声を上げる床。
通過すると胡椒を噴出す天井。深さ二十センチの落とし穴。
ただし、どじょう入り♪
触ると人肌にあったかい壁。
天井から流れてくるマーマレード。
床、天井、四方全てから、万ほどの大量のゴキブリの飛び出してくる部屋。
まあ、さすがにアメリアがびっくりして、いきなり混乱して、ゼルにしがみついてたりするけども。
まあ、きっちし3分後、ゴキブリ達はどこかに移動していったりとか。
そんな、こどもだましの罠をぬけつつ、ようやく最深部にたどり着く。
奥には、巨大な扉が。
そして、その中央に【ここにはめ込んでね♡】とはっきりいって言っているくぼみがあるのだが。
「間違いないですね。ここが地図にある場所。この扉にペンダントをはめ込めば・・。」
そう言って、シャルロットがペンダントをはめ込もうとうする。
「あ・・あの・・・よろしいでしょうか?実は、僕、ペンダントを盗もうとしていた盗賊の親玉だったんです・・。・・・驚きました?」
影の薄いパックスがいうと、
「あ、そ~いえば、いたんでしたっけ?忘れてました。」
きっちりとはっきりというアメリア。
「・・・長話になってもなんですし・・・。いきます・・。」
といってパックスが襲い掛かろうとするが、同時にシャルロットの外したペンダントが扉にすでにはめ込んでいたもので、
扉が激しく発光しはじめ、ゆっくりと左右にひらいてゆく。
扉の奥には書斎と台所をミックスしてるとあるけっこうかなり広い部屋。
その部屋の中央に、老紳士が安楽椅子にもたげて、ゆったりとゆられている。
「お父さま!!みぃつけた♡」
シャルロットがいいつつ、抱きついてゆく。
「おお・・シャルロットや・・・。もう、見つかってしまったのかい?まだ、半年ししか経っとらんじゃないか。」
紳士が穏やかな声をシャルロットに向けてゆく。
言うまでもなく、この男性はシャルロットの父親。
「今度は、お父さまがおにだからね♡」
シャルロットがいい。
実は、この親子がやってたのは、超巨大かくれんぼだったりするのよね♪
「・・・超巨大かくれんぼ・・・。」
アメリアがボーゼンといい、パックスもただ、突っ立っている。
「・・・まさか、実際にプレイしている人間がいるとは・・・・。」
ゼルまでもがつぶやいている。
超巨大かくれんぼ。
それは、上流階級で流行のスポーツ。
ちなみにあたし公認♡
有り余る時間と財力を浪費して楽しむ道楽で、いい暇つぶしになるのだ。
隠れる範囲、規模、なんかは無制限。
「・・・そーいえば、この遊び・・・エル様が流行・・・させたんだっけ・・・。」
Sが何やらつぶやいてるけど。
どががず!!
あたしはとりあえず、Sをおもいっきりしばき倒しておく。
何回、あたしをこの姿で、しかもアメリアたちがいるときに、そう呼ぶなといってあるとも・・・
まあ、始めに暇だからといって、始めたのは、このあたしだけど。
結構面白かったので、当時のゼフィーリアの女王も巻き込んで、部下達をからかってよく遊んでいたのよね♡
約四千年前ぐらいから。
ちなみに、誰ひとりとしてあたしを発見できなかったけど・・。
面白いからという理由で、ゼフィーリアの女王が一般にも広めたりしたのはついこの前のこと。
「そういえば・・・父さんが言ってました・・・。
何年か前・・・。巨大な要塞に閉じこもって一万人の軍隊と共に、『姿をみられなければ負けじゃない』とかいって、
一年近く篭城して国際問題になりかけたことがあると・・・・。確か、その貴族令嬢の名前は・・・シャルロット・・・(汗)」
アメリアがとある出来事を思い出して汗を流している。
「あ゛あ゛・・・。あの・・・(汗)」
ゼルも知っているのよね。その事件♪
それゆえに、ゼルまでが汗を掻いているし♡
とりあえず、パックスははっきりいって放心状態に陥り、
あたし達は一応、依頼料だけもらって、じゃれあう二人をあとにして洞窟をでてゆくことに。
「・・・・・また、何かしでかすんじゃないでしょうか?あのシャルロットさん・・(汗)」
アメリアが道すがら、そんなことをポツリといってるけど。
そりゃ、もちろん♪
今度は、星全体に関わってくることをしでかすから、依頼、受けたのよ♪
んっふふふ♪
まあ、とうぶん、暇になったら、覗いて楽しもうっと♪
「ま・・・まあ、とりあえず、無事に終了したということで・・・。」
Sが汗を掻きながらいう。
「まぁねぇ♪S♪どうせ暇なんでしょうから、当分付き合いなさいね♪」
「え゛え゛え゛!?」
Sが泣くがしったこっちゃない。
「レイさん!!じゃあ、今度は、道すがらに、生の賛歌、教えますから!!一緒に歌いましょう!!!ゼロスさんも!!」
『いやですぅぅぅ!!!!!!』
平和にもゼロスとSの叫びがこだまする。
さ~てと、次は、どこにいこうかしら♪んふふふふ♪
-目指せサイラーグ&恐怖のダンジョン編終了ー
####################################
あとがき:
かお:んっふふふふ♪よーやく、四日かけて、打ち込み終了!!!!!
どがどがどごめぎゃ!!!!!!
エル:かかりすぎよぉ!!!!!!
って・・あら?あんな程度でうごかなくなってる・・・。怠慢よねぇ・・・。
ちょっとは、他の存在、見習えばいいのに・・・・・。
ではでは、あたしはこいつを根性たたき直しながら、長編でも打ち込ませて、番外編もさっさと打ち込ませるから♪
じゃーねぇ♪
さってと♪たたき直しっと♪
(エル様、調教・?・モードに突入・汗)
TOP BACK NEXT