まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
さてさて・・と。エル様にお仕置きされないうちに、次の番外編を・・・。と。
と、いうわけで、今回は、エル様漫遊記・番外編7今回は、「聖王国の王子」のパロです
あの、フィルさん、登場(笑)ではでは、いきますのです。
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エル様漫遊記・番外編 第七話 ~聖王国(セイルーン)の王子編~
ちゅどぉぉぉぉぉんんんん!!!!!
「お~ほっほっほっほっ!!この白蛇(サーペント)のナーガ様にたてつくなんて、
盗賊ふぜいが!!お~ほっほっほっ!!」
ナーガが高笑いしつつ、攻撃呪文をぶっ放し、ナーガの呪文が宝物蔵を直撃する!!
「あ゛あ゛あ゛ぁ!!ナーガ!!なにやってるのよ!!お宝がダメになるじゃないのよ!!」
あたしが言うと、
「ふっ・・・。お~ほっほっほっ・・・」
などと笑いつつ、汗を流しているナーガ。
あたし達の目の前で無残にも、盗賊の隠し倉庫は、燃えつきてゆく。
「ふっ・・・。無駄足だったわね・・・。」
ナーガが冷や汗かきながらいっているけど。
『俺達のお宝がぁぁぁ!!!』
盗賊達は何かわめいているけど。
はぅ・・・。
「一片、反省してこぉぉいいいぃぃぃぃぃ!!!!!」
ちょっどおおおぉぉぉんんんん!!!!
ナーガを吹っ飛ばすあたし。
「ふっひゃあああぁぁぁ・・・・・」
ナーガは悲鳴を上げながら、すっ飛んでゆく。
さってと・・今回は、ナーガを群狼島にすっとばしたから♡
あとで、ナーガ視て楽しもっと♪
とりあえず、
狼狽している盗賊は、ほっといて。
「物質構造再生♪」
あたしの言葉に応じて、見る間に焼け落ちた倉庫が元通りになる。
『うげっ!?』
なんでか、それをみて、完全に、混乱している盗賊ども。
「んっふふふ♪さってと♪お宝、お宝~♪」
あたしは、持っている次元式の袋に、とりあえず人間のお宝を分別して、入れておく。
といっても、あたしは、一切、手を使ってはいないけど。
見る間に、そこの部屋全部の品が袋に納まってゆく。
さて・・と♪
では、仕上げに♪
「ドラグスレイブ!!!」
どごォォぉぉぉぉぉぉぉんんんんんんんんん!!!!!
静かな夜に音が響きわたってゆく。
次の日。
あたしは、ナーガを視て楽しみつつも食事を取っていたり。
ナーガはというと、案の定、あそこの魔族達を死に追いやっているし♡
も~ちょっと、力つけても、いいと思うけど・・。
・・・・魔族のくせして・・。
あとで、S、どつきにいっておきましょう♡
ナーガは、どうやら、精神くらげを捕まえて、で、ナーガになついているくらげ。
精神くらげとは、魔族なんだけど、魔族らしくないくらげである。
ちなみに、よく、空中をぷかぷかと飛んでたりするが。
あたしが、ちょっと、変わったのを創りたくて創ったのよねぇ・・・。Sに命じて。
それに、乗って、ナーガ、島から出てるし♡
「貴方、ひょっとして、魔道士ではありませんか?」
あたしがナーガを視ていたら、あたしに話しかけてくる男性―ランディオーネ。
とある小さな村の一件しかない小さな宿屋。
あたしは、そこのおすすめディナーセットを食べている。
別に、食べなくても、なんの問題もないがやっぱ、人間やって(ふりして)遊ぶからには、物は食べないと♡
あたしが、ただ、ナーガを視つつうなづくとランディはにっこりと笑う。
「よかった、探していたんですよ。なにせこんな小さな村ですからね。戦力になる人がいなくて・・。」
言ってくるランディ。
ま、いいか、どうせ、暇だし。
このランディをからかうのも♪
どうせ、ナーガの身内だしね♪
「とりあえず、一応話をききましょうか♡」
あたしは言って、席を立つ。
と、その前に、と♪
「奥のテーブルに、ディナーセット、十人前、追加ね♪」
あたしは、宿のおばさん・・ベリルに言う。
「あいよー!!」
ベリルの返事が返るとともに、なぜかあきれてるランディオーネ。
面倒だから、ランディでいいわよね♡
「じゃ、いきましょうか♪」
あたしのいたって軽い口調に、戸惑っているランディ。
とりあえず、ランディと一緒に、奥のテーブルへとあたしは移動する。
そこには、先客が当たり前ながら、いたのだが。
うーん・・・・
ナーガ・・吹っ飛ばすのもうちょっと、後にすればよかったかな?
ま、いっか♡
髭づらにがっしりした体格。
ごついバスターソードを背負った四十すぎの男性そこにいたり。
う~ん・・・。
やっぱ、・・・失敗だったかも・・・
ちょっと面白そうだから、こいつが誕生するとき遺伝子・・あたしが混沌からいじくったのよねぇ・・・。
だって、エルドランたちが、自分達が、病弱だからって、
頑丈な子供、健康な子供が誕生しますよーに、って、純粋に祈ってたから♡
ま、暇つぶしもかねて・・・ね♪
ちなみに、エルドランとは、この男性、すなわち、このフィリオネルの父親だけど。
あたしが、そんなことを思っていると、
「連れてまいりました。」
ランディが慇懃に礼をしている。
別に、兄弟で、そこまでしなくてもいいでしょうに・・・。
「うむ。ごくろう。」
どがっと座ったまま、フィリオネルは動こうとはしない。
本来だったら、即、ぶちのめすんだけど・・あたしは。
今回は、面白いので、そのままにしておくことにする。
「とりあえず、かけてください。」
椅子を引いて、あたしに勧めるランディ。
「まず、話の前に、わしの身の証を立てておこう。」
どがっ!!
いきなりテーブルに短剣を突き刺す。
テーブルにヒビがいってるんだけど♡
その短剣には、ある紋章があたりまえながら、刻まれている。
そう。この紋章は、ナーガの国のもの。
ちなみに、この男性は、ナーガの父親♡
「その通り!!なにを、隠そう、この御方こそ、セイルーン王国、第一王位継承者、
フィリオネル=エル=ディ=セイルーン王子であらせられるのだ!!」
なぜか、胸をはって、しかも、大声で、威張っていうランディ。
ずがががっしゃぁぁぁんんん!!!!!
その声で、宿にいた、全員がずっこけているのは、おかまいなし。
中には、
「嘘よぉぉぉ!!!」
といいつつ、涙ながらに倒れている女性も少なくない。
どうやら、ここの宿に泊まっていた人間達の目当ては、
お忍びで旅行にでているというこのフィリオネルが目当てだったようだけど。
現実は、厳しいのよ♡
どこをどうみても、ドワーフ、もしくは、盗賊の親分にしか見えないむさくるしい男性が王子だなんて♡
「どうしたんじゃ?」
理解してないフィリオネル。
ちなみに、ランディも理解してない。
あたしが、面白がっていると、硬くなっているのと勘違いしたらしく、
「そう、硬くならないでください。今は、お忍びの身ですから。」
ランディが言ってくる。
お忍びって・・あたしも似たようなもんなんだけど・・。
ま、あたしのは、たんなる暇つぶしだけど♪
「あ、それと、私は司祭のランディと言います。できれば、あなたのお名前も、お聞きしてよろしいでしょうか?」
「リナ。リナ=インバースよ。」
名乗ったそのとたん、
がたがたがたたっ!!!!
宿にいた、ごろつき風の男どもが、いっせいに逃げてゆく。
どーいう、意味かしらぁ!?
そして、
「おお!!すると、おぬしがあの魔法少女の!!」
「盗賊殺し(ロバーズキラー)のリナさん!!」
さすがに兄弟だけあって、同時にいう、ランディとフィリオネル。
誰がんな、噂、流しているのよ!!
・・・もうすこし、美人な不思議な少女とか、親切な美少女とか・・。
「うむ。噂は、かねがね耳にしておるぞ。」
「あなたに全財産を奪われて、解散を余儀なくされた、盗賊団、その数、数千にも及ぶとききます。」
嘘つかないでよね!!嘘を!!誇大もいいとこよねぇ・・・。
数が三桁ばかり、少ないわよ♡
あたしは、部下達をいじめるのもやってるけど、もっばら、最近は、
人間やってる間は主に、人間の中でいう、悪人や盗賊相手に遊んでいるのよね♡
他は、やってないし♪
別に悪人だし、あたしにとっては、全部が玩具なんだし♪
そういえば、ここに人間やって遊び始めた当初のころ、よく、この区域の結界から出て、盗賊いじめて、遊んでたわよねぇ・・・
また、こんど、行きますか♪
でも、あたしは、そんな妙な二つ名で、呼ばれるいわれはないと思うんだけど♡
すでに、あたしには、勝手に存在達がいろいろ別名つけてるし・・・。
混沌の海とか、金色の魔王とか、万物の王だとか・・他にも、いろいろと・・。
そういえば、金色の魔女とかいうのも、あったっけ・・。
別に関係ないけど・・。
今、一応、あたしは、髪の色を栗色にしてるし。瞳も紅色にしてるから♪
「ま、盗賊殺しは、いいとして、で、なんです?その魔法少女って?」
あたしが面白がって聞くと、
「噂では、行く先々で、自分でそう名乗ってるって・・。」
きょとんとしているランディ。
ナーガじゃ、あるまいし♡
「名乗ってませんけど♪」
「まあ、いいじゃないか。わしのことは、フィルとでも呼んで貰おう。今は、忍びの身でもあるし。
第一、フィリオネルでは呼びにくかろう。」
言って、フィルは、ごつい笑みを浮かべる。
そういえば、あたしの本名も、長くて、呼びにくいっけ・・。
たいてい、頭文字で、部下達は呼んでるのねぇ・・・。
・・・関係ないけど。
「そこで、商談だが・・ランディ。」
「はい。」
そして、あたしは説明をひとまず受けてゆく。
ランディの説明では、ある村の近くの洞窟に魔物がすみついて、
畑はあらすわ治療オーブが盗まれるわと、いたって、かわいいものであるが。
それ、全部、あんたの計画でしょ~に・・・・・・・ランディ♡
せめて、デーモン達で、一斉に、村に襲い掛かるとか、殺さない程度にいたぶって遊ぶとかくらいの、
かわいい計画を立ててもらいたいものよね♡。
しかし、このフィル、そんな、ちょろい蟻の触覚にもならない事件ともいえないものなのに魔物退治なんてしようとしてたり。
どうやら、大切な臣民をこのような目にあわせてはおけん!!というのが理由らしいけど。
ふふふふ♪
どうやら、あたしが面白半分でセイルーン王家に組み込んでいる、正義かぶれの血は、いたって、順調のようね♡
「・・・というわけだ。戦力がランディ、一人ではあまりに無謀なのでな。思案しているところに、お主が現れたと、いうところだ。」
一通り、説明し終わり、フィルは言う。
そして、なぜか、照れながら、
「わしは、平和主義者なものでな。本来ならば、わしが先陣を切って臣民のために戦うというのが筋なのであろうか・・。」
フィルはいうが、
「あんたは、つよいでしょうがぁぁ!!!」
あたしは、おもわず、突っ込んでしまった。
だってこの場合人間ならそうするでしょうしね♡
「―まあ、それはそうとして。だ。」
あたしの台詞を軽く受け流し、話を続けるフィル。
大物というか、なんとゆ~か・・・ただ、単に考えてないようだけど・・・
「無論、おぬしたち、二人にまかせっきりにはしない。
わしもお供する。とりあえず、魔法医の家から盗られた宝珠(オーブ)だけでも取り戻してやらんとな。
病人も、すでに何人か出ているようだし。依頼主は、かくいうこのわし。依頼料は・・。」
別に、悪い金額でもない。
それに、面白そうだし♪
ナーガも、呼び戻したら、面白いかも♡
ナーガはというと、高笑いしつつ、ある村の上空をくらげにのって、こっちに移動してきているけど。
ナーガが通った後の人々のうろたえようが、面白い♪
完全に、気力低下してたり、混乱してるし♪
それはともかくとして。
「おお!!引き受けていただけますか!!」
かなり喜んでいるランディ。
あんたの遊びに、ちょっかいかけて、楽しませてもらうわよ♪ランディ♪
「そのまえに♡その村の宝珠(オーブ)これで、代用してもらってくださいな♪」
あたしは、袋から、赤い珠を取り出す。
とゆ~か、今ルナの血を勝手に抜いて創り出したんだけど、袋の中で♡
「これ・・・どんな用途があるのでしょうか?」
見たことない珠をみて、首をかしげているランディ。
「用途なんて♪ただ、死人を生き返らしたり・・といっても、魂が抜けていないのが条件だけど。
後は、重体を一発で治したり。そんな簡単な作用があるだけよ♪」
あたしの言葉に、
「げげげっ!!?」
なぜか驚愕の声を上げるランディに、
「おお!!それは、村人も喜ぶというものだ!!では、さっそく!!」
ことの重大性にいっこうに気がついていない、フィル。
これがあれば、もう、今まで、オーブなんて、関係ないのにね♡
ちなみに、これ、量産可能。
ルナの血を全部抜いてもいいし。別に♡
ルナとは、この世界を任している竜神のこと、ちなみに今は、あたしの「姉」という立場になっているけども。
なんでも、あたしが人間になるのに、他では、心配だったとか・・。
あたしは、面白いので、その計画に乗ってるのだけど♪
今、ルナ・・人間に転生してるのよねぇ・・・力が完全復活してないからとかいって・・。
Sは、Sで、カタートで氷漬けになってるし・・。
ここの部下達って・・・。ふがいないのよねぇ・・・・・。
そんな会話をしつつも。
とりあえず話しはまとまり、あたしたちはその場から出てゆくことに。
オーブを村に渡して。あたし達は、その問題洞窟にとたどり着く。
途中、あたしがちょっと、部下Dの場所を空中に映して視てたら、
フィルとランディに見つかって、おちゃめにも、ブラストボムぶちかましたけど。
あたしは。
そんな、些細なことは、ほっといて。
「じゃ、いきましょうか♪」
「おう!!」
あたしとフィルの言葉に、無言になってるランディ。
どうやら、まだ、あの一件、つまりは宝珠と、呪文の件で考え込んでるし・・・。
心が狭いったら・・。
洞窟の中は、いたって、広い。ま、ちょ~と、かびくさいけど・・・・・光こけでも、創ろうかしら♡。
わざわざ、ライティングを唱えるのも、面倒だしね・・・・・・そうしましょっと♪
あたしは、おもむろに、ある粉を洞窟の壁にふりかける。
刹那。
壁が、淡い青白い光を放ちだす。
「何だ。なにをしたんだ?おぬし?」
フィルが聞いてくるので、
「ただ、光を発するコケの胞子をばらまいたんです♪」
あたしのみもふたもない説明に、
「ほう。便利だな。」
納得してるフィルに、頭をかかえて、うずくまるランディ。
そんなコケって・・!?聞いたことがないいぃぃ!!
なぜか、そんなことを心で思いつつ、パニックになってるようだけど。
こんな細かいことで・・・情けない人間・・・・
そうこうしているうちに、あたし達は、最深部へとたどり着く。
途中、オーガが団体で、でてきたりしたけど、フィルの迫力にまけて退いてたし。
その一方で、ランディは、ますますかげが薄くなってたけど。
「どうやら、ここのようだな・・。」
フィルがいかにも、ここがボスの部屋です。
といわんばかりの扉の前でおもむろに言う。
あたしが、ぱちん!
と指を鳴らすと、その扉は勝手に開く。
「んげげげっ!!?」
またまた驚いているランディ。
フィルは、気にしていないというのに。
とりあえず、狼狽しているランディはほっといて。あたしは部屋へと入ってゆく。
部屋の置くには、一人の魔道士が待っていたり・・・ま、当たり前だけど♡
とにかく、なぜか、狼狽しつつも、その魔道士の方に進んでいくランディ。
「待ってましたぞ。フィリオネル王子。」
その魔道士がいう。
「その王子というのは、やめて!!あたしがそうしといて、なんだけど!!せめて、殿下と呼びなさい!!このフィルは!!」
あたしが指摘すると、
意味が当然のことながら判らないらしく、首をかしげている魔道士とランディ。
やっぱ、王子のイメージじゃないし・・・・・・・・・・このフィル・・・。
・・・・・気まぐれも今度からは、限度を知ろうっと・・・・。
「ランディ!?どういうことだ!?」
ランディがその魔道士の方にいったのに、いまさら気がついて、訪ねているフィル。
「フィル。あのランディが、今回の事件の黒幕よ♪」
あたしが面白そうに、言うと、
「何!?貴様、いつから、気がついていた!?」
かなり驚いているランディ。
「いつからって♪このあたしに分からないことなんてねあるわけないじゃないの♪」
あたしの楽しそうな口調に、絶句している魔道士。
「ううむぅぅ・・。半年前から、やたらと暗殺者がわしだけを狙ってくるので、 ちょっと妙だなとか、おもってたが・・。
すべて、ランディの指しがねだったか・・・。」
うなるフィル。
・・・気づきましょう♡その時点で♡
「我が配下の魔道士にここに罠をしかけて、待っていた甲斐があったわ。」
なぜか、冷や汗かきつつ、ランディがいう。
「すると、ここに住み着いた魔物というのも、すべては、お前のさしがねか・・」
フィルの言葉に。
「ご明察の通り。そこの魔道士のお嬢さんが兄上を殺したことにして、この私が成敗という筋書きだったのです・・が・・・」
あたしをちらりとみて、またまた冷や汗かいてたりするランディ。
「・・・伝説のブラストボムを使えるとは・・・。(汗)」
まだ、あの一件が尾をひっばっているようである。根性ないやつ。
ちよっと、からかってやろっと♪
「―で♪王国乗っ取って、何する気♪ランディ♡」
あたしの言葉に、何も考えてなかったらしいランディは、目を丸くする。
「どうするって・・その。楽しいじゃないか。」
やっばり・・。
「何も、考えてなかったのねぇ・・。魔族の方が、あんたより、まともよねぇ・・。
あっちは、一応、世界を混沌へ返すという究極の目的もってるんだし・・。」
あたしが言うと、意味が分からないらしく、ランディは、固まっている。
しかし、魔道士の方は、あたしが言いたいことは、ちよっとは理解できてるようだけど。
「おのれぃ!!許せん!!いかに、弟とはいえ!!なんの罪もない臣民まで巻き込むとわ!!」
勝手に一人、盛り上がっているフィル。
「なんにせよ!!ここが、お前達の墓場だ!!出でよ!!我が盟友、ブラスデーモン、ガルンディアよ!!」
ランディと魔道士の台詞に、床が光る。
しかし、召還円(サモンサークル)書かないと、呼び出せないなんて・・・。
実力がないったら・・・。
どうやら、あらかじめ、床に書いてたようだけど。
そして、下っ端の影が光の中に出現する。
ブラス・デーモンである。ちなみに、最下級といっても過言ではない。
だって、こいつら、実力で、具現化できないやつらだし・・・。情けないったら・・・。
ある物体(?)を寄り代ろにして、具現化してるのである。こやつらは。
「魔族にしか、友達いないなんて・・・。さみしいわね・・・。しかも、こんな雑魚なんて・・。」
「やかましぃぃ!!」
あたしの台詞に魔道士は本気で怒ったようだけど。
すると、ずずいっと、フィルが前にでる。
あら♪
出るわね♪出るわね♪わくわく♪
「もう、勘弁ならーん!!わしを暗殺する、ただそれだけのために、臣民たちに害をなし!!
あまつさえ、このような、化け物の力を借りようなどとは!!いかにわしが平和主義者だからといえ、許し難い!!
成敗してくれるから、そこになおれぃ!!」
いうなり、駆け出しているフィル。
面白いからほっときましょう♪
「平和主義者クラァァァァシュュュュ!!」
フィルのパンチがデーモンの肋を砕く。
ちなみに素手で。
「人畜無害キィィィィク!!」
デーモンの巨体が軽々と中を飛び交う。
そして、ランディと、魔道士に重なり、二人を巻き込んで、ガルンディアは死んでるし。
音もたてずに、死んでたりするけど、根性がない!本当に。
お母さん、悲しいわ♡
それをみて、なぜか動かない、というか動けないランディと魔道士の姿がそこにあったり。
「見たか!!平和主義者の実力を!!がっはははは!!」
ぶこつな笑いをあげているフィル。
・・・やっぱ、今回のこのフィルの肉体・・失敗だったかも・・・。
ま、いっか♪面白いから♪
結構、楽しめるしね♪
かくして、フィルは、動かないランディからオーブを取り戻して、で、村に戻ってゆく。
当たり前ながら、そのオーブは、もう、使いません。
とにこやかな返事が戻ってくるけども。
「とにかく。一応、もどしたぞ。」
変に納得してるフィル。
まあ、あたしが渡したオーブの方が遥かに性能がいいし♪
村人にとっては、以前のよりも、そっちのほうが便利よね♡
「何とか、片付いたな。」
村に戻って、宝珠を押し付け・・・もとい、戻したあとフィルは、あたしに約束よりも多めに依頼料を渡してくるが。
一度王都に戻るらしい。
「お主には、なにかと迷惑かけたな。」
面白かったから、よし♪
「いずれまた、あうことがあるだろう。」
そーいや、このままだと、また、会うわね♪
ま、ナーガもいることだし♪
「では、な。」
ィルは背をむけると、振り向きもせずに去っていく。
その間、姿が見えなくなってから野良デーモンと鉢合わせたらしく、フィルの攻撃が聞こえてくるけど。
まあ、とりあえず、あたしは、くるりと背をむけて、なぜか、倒壊しかけている洞窟へと進む。
そして、そこには、ぼろぼろになって出てくる魔道士と、ランディの姿があったりするけど。
そんな二人がどうにか這い出し。
そして。
『あ゛・・あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛!!??』
二人が声を発すると同時に、
「おーほっほっほっほっほっ!!!!あら?・・んきゃああああぁぁ!!」
ひゅるるるるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!
どがしゃ!!!
べしゃっ!!!
ナーガが上空から落ちてくる。
どーやら、くらげから落っこちたようなのよね、このナーガは♡
みごとにランディたちの上に落っこちるナーガ。
「あら、ナーガ♪お帰りぃ♪」
「ふっ!!リナ=インバース!!よくもへんなとこに飛ばしてくれたわね!!」
「あ♪ナーガの下にナーガのおじさんが♡」
「え!?」
あたしのはぐらかしの会話にみごとに引っかかるナーガ。
あわてて、ランディたちの上から退くナーガの姿がそこにあったりするけども。
「あ゛あ゛あ゛!!?ランディオーネおじ様!?・・逃げましょ!!リナ!!」
そういって、ナーガは、あたしをひっばって、走り出す。
どうやら、ナーガ、まだ、戻る気がないようだし。
ま、いっか♪
そだ♪
ついでに、ランディと、魔道士のやつ、カタート入り口にうっちゃっとこっと♪
あたしは、二人をカタートの入り口へと移動させておく。
あとは、どうなろうと、し~らないっと♪
かくして、あたしとナーガの旅は、まだ続く♪
次は、どうやって、ナーガ、からかおうかしらね♪
-聖王国の王子編終了ー
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あとがき:
かお:と、いうわけで、パロでした♪
この番外編もし読んでみたいなぁと、いう、スレのスペシャルの話があればお願いしますのです♪
掲示板にでもメールでも可
ちなみに、今、決まっているのは、
レスキュウ作戦、ジェフリー君の騎士道、闇の住まう村、
破壊神はつらいよ、目ざせサイラーグ&恐怖のダンジョン
以上です。打ち込み予定してる小説は・・・。
他にも、あれば、レスにて、お願いしますのです♪
後は。
はるか様より。忍び寄る闇(ガウリイ達の方)・ビーストストライク(ガウリイ達の方)
・汝その名はスイートポテト・ホーンテッド・ナイト
星野様より。・SP八巻分・エイプリルの事件簿・ブライトオブダークネス。
名前を忘れましたが。・復讐の刃・お子様クエスト・ないしょの作戦・激闘!料理人
・理由なき冤罪・ランナウェイ・ガール
などとなっております。
エル:・・・で、あたしが、エリの世界に乱入する話は、いつ、打ち込むわけ?
かお:ぎっくぅぅぅぅぅ!!!!!
エル:・・・・考えてなかったわね・・・。
かお:はい・・・・。ま、どこかでパロにくっつけて、打ち込みします・・。
エル:なら、とっとと、早く、打ち込むのね♪
かお:分かりましたから!!
大鎌を突きつけて、首にもってくるのは・・やめてくださぃぃ(涙)
エル:ではでは、あたしは、こいつをちょっと、脅していますので。
じゃ、またね♪
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