まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

さ~て♪あたしの番外編よ~♪
どうも~♪かおの代理のエルで~す♪
今回は、あたしとナーガの出会いのシーン♪らしいです♪
つまり、スペシャルの『ナーガの挑戦』のパロのようです♪
ではでは、また、あとでね♡

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エル様漫遊記・番外編 ~ナーガの挑戦編~(もしくは出会い編

どごぉぉぉぉぉぉぉんんんん!!!!
ごおおぉぉぉぉぉ!!!!

「火事だ~!!宿屋が燃えてるぞ~!!!」
見物人の叫びが響く。
ちょっと、『Dでもどつきにいくか♪』という優しい心で行ってきた帰りのこと。
一応、この町に宿はとってたけど……その宿屋が燃えている。
ああぁ~!!先払いでお金、払ってるのよぉ~!!あたしは!!
このままじゃ、やっぱり納得がいかないわっ!!
何よりこのあたしがお金を払ってるのよ!!
正確には、盗賊からうばいとったお金だけども。
あたしが宿に近づこうとすると、
「お姉ちゃん!!危ないよ!!」
見物人の一人があたしを止めようとしてくる。
「あたし、この宿に泊まっているのよ!!放しなさい!!」
予定だけど。
「それなら俺もだ。あの中には、俺の大事なハニワのコレクションや、
  ぼろきれのコレクションの数々が俺の泊まってた部屋においてあるんだぞっ!!」
ごげっ。
こ……この人間……なんてくだらないものをコレクションしてるんだか……
思わずその場ののりでこけそうになってしまう。
だって見ただけで……全てが分かるあたしとしては…ねぇ……
まあ見なくてもわかるけど。
なにごとにも、遊び心は大切だし。
うん。
通行人のバケツリレーや、消化弾エクストボールなんかでは間に合うわけもない。
さて…
じゃ、さっさと再生させますか♡
あたしがそんなことを思うと同時。
「誰かいるぞ~!!屋根の上に!!」
通行人の叫びが響く。
あら?屋根の上に……
あ゛~……あの……
そういえば、あの人間の魂……確かあたし面白半分で頑丈に創りだしてたわねぇ……
ちなみによくやってることだけど。
やっぱり普通に存在しているだけでははつまらないので、
大概の世界に、あたしがいじくっている魂の存在を転生させてるのよねぇ。
「お~ほっほっほっほっほっほっほっほっほっ!!!」
『彼女』は屋根の上で仁王立ちになって、高笑いをあげ。
『な……なんだぁぁぁ!!?あの胸のでかい姉ちゃんはぁぁ??!!』
その場にいた、人間ほとんどが何やら同時にいっている。
彼らの目線の先には、黒く長い髪。切れ長の深い瞳に知性を宿している一人の女性。
けど、……格好が問題♡
そ~いや、あの服…彼女の母親の品だったっけ♡
彼女の母は、あたしがここに暇つぶしにきた直後ぐらいに、あたしのとこに戻ってきちゃったのよねぇ……
ま、そんなどうでもいいことはこの際ほっといて…と。
彼女の格好は、首からさげた小さなドクロのネックレス。
実は他の世界の呪いの品だけど♪
水着のビキニよりも、露出度が高いコスチューム。
そして、火事の影響で受けてる熱風で身にまとっている黒いマントをなびかせてたりする。
「お~い!!そこの怪しい姉ちゃん~!!危ないぞ~!!降りて来いぃ~!!」
そんな彼女にむかって、だれともなく言ってたりするし。
そういや、彼女って……まだ浮遊なんかの術は使えないはずだったけど……
どうやって降りるつもりだったのかしら♡
多分、というか現実に、何にも考えてなかった、というのが事実なんだけど♡
面白い人間♡
「リナ=インバース!!あなたの不敗の魔王の伝説もここまでよ!!
  この私、白蛇サーペントのナーガの手によってね!!お~ほっほっほっほっほっ!!!」
いきなりあたしを指差していってくる彼女。
ちなみに本名は、『グレイシア=ウル=ナーガ=セイルーン』v
これでも、一応ある王国の第一王女なんだけど♡
多分誰も信じないでしょうねぇ。
絶対に。
ま、このナーガの父もあたしが面白がって魂を創りだしたら、…なぜか異常に頑丈になってるし♡
しかも、その今の人間としての彼の外見というのが……
何はともあれ。
しっかしこのナーガも面白いわよねぇ。
あたしに勝てる存在なんていないってば♪
世界そのもの、というか全てがあたしの玩具♡
あまりに暇だから暇つぶしの為にだけ創ってるんだし♡
それはともかく。
『ずざざざっ!!!』
ナーガがあたしを指差して言うもので、
他の人間達は、あたしがナーガの仲間だとおもってか、ある一定の距離をおいて退いていたりする。
……ど~いう意味かしらぁぁ?
この人間達ってば♡
「お~ほっほっほっほっ!!!
  挨拶代わりに貴方の荷物燃やしてさしあげましたわ!!!お~ほっほっほっほっ!!!」
ナーガは笑いながら言ってるけど。
「……荷物って……これ?」
あたしはあたしが持ってる荷物をナーガに見せる。
瞬間固まるナーガ。
「……ふっ……どうやら他の人の荷物だったようね!!!お~ほっほっほっほっ!!」
高笑いをしてごまかしているナーガであるけど。
『そ~いう問題かぁぁぁっ!!!!』
その場にいた全員の叫びが一致し。
『降りて来い!!!』
口々にわめいている、この宿の主人や泊り客の皆。
「・・・・・・・・。」
そんな彼らの抗議の声をうけ、しばし沈黙した後。
やがて、
「きゃ~♪助けてぇ♡」
いきなりナーガがぶりっこを始め。
ごごごげげっ!!!
『あ……あほかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』
この場にいたもの達全てがナーガに突っ込みいれているけど。
そんな中でも、まだぶりっ子しつつ、きゃ~きゃ~いって助けを求めているナーガ。
あ、マントに火が燃え移ってる♡
ま、いっか。
ナーガや他の人間のたわごとはひとまず無視して……っと。
「消化♪物質構造、再生。……ついでに新品に変化…っと♡」
ぽつりと言って人差し指の上に小さな光を創りだす。
そしてそれをポイッっと宿の方へと投げつける。
その直後。
『うげげげげげけげっつつっ!!!○×△ЮФ??!!!』
ご丁寧に、言葉になってない叫びを上げている人間達。
彼らの目前で瞬時に火は収まり、同時に瞬時に宿屋が新品同様と化してゆく。
……ま、ついでだし面白そうだから、本当に新品にしたんだけど。
物質構造いじくって♡
「さってと♪今日の食事はなっにかな♪」
にこやかにつぶやきつつ宿の中にと入ってゆくあたしとは対照的に。
屋根の上よりひきずり下ろされたナーガはというと。
何やらしばらくの間宿でただ働きをさせられる。
ということで話がまとまっていたりする。
ま、きちんと償いはしないとね♪
こちらはといえば、前払いで払っていた宿代を、宿の主人が元々の金額の十倍にして、
お金を戻してくれていたりする。
ついでにいえば、スイートルームに無料宿泊となっていたりもするし。
といっても、あたしのそれぞれの自室より狭いしセンスもちょっと悪いけど。
ま、こんなものなのかしら?
小さな町だし…それにあたしの神殿と比べても…ねぇ♡
とにかくスイートルームに泊まり、高級料理の数々まで無料で振舞われ…と。
この宿の主人、人間にしては気がきくわね♪

そんなことがあって数日後。

「お~ほっほっほっほっ!!!また、会ったわね!!リナ=インバース!!」
いきなり高笑いをしつつ、それはまたやってくる。
ま、面白いから付き合ってみますか♪
ついでにからかって遊びましょうっと♪
なんでか、部下Dやヴォルフィードは、いじめ……もとい、特訓のしがいがなく、
あっさりと死んじゃったことだし……
ならばというので、昨日の夜。
部下KやWのところにいって、暴れたりなかったあたしのストレスは発散しておいたけど♡
そういや、あたしがちょっと暴れただけで、あの世界の魔族と神族…滅びかけてたけど……
情けないわよねぇぇぇぇ……
やっぱり、部下達のしつけがなってないのね。
こんど、全体責任として全員お仕置きしときましょ♡
「・・・誰だっけ♡」
意地悪なあたしの発言に、まともに、凍り付いてるナーガ。
あらあら♪
やっぱりこの人間面白いわ♡
ちなみに、この赤の世界のこの地域は今は初夏。
あたしが、海沿いを歩いているときに、いきり、木の陰から、高笑いが聞こえてきて、で、今に至るんだけど♡
しばし、波の音と、風の音が静かに響き渡ってゆく。
やや、間をおいて。
「―――・・・・・・。ふっ・・。忘れたとは、言わせないわよ!!
  あなたの生涯最大のライバル白蛇(サーペント)のナーガをね!!」
びしっと・・・多分、指をつきさすつもり・・だったのだろうが・・・。
肩のショルダーの棘にまともに、指がささり、痛がって、うずくまるナーガ・・・。
「いたぃぃぃぃぃ。リナちゃ~ん・・・。」
あたしにそう言ってくるけど。
「知らない♪」
あたしは無視して、また進み始める。
すると、
「はうっ!!!」
いきなり気絶するナーガ。
あ、今、刺した指から血がでてる♡
そ~いや、このナーガ、血をみれば、気絶するようにも創り出してたっけ♡
だって、なんか、面白い属性あたえようかと思ってたら、Sがなんでか、赤いものを流して、倒れてたりしたから、
それで、思いついたのよねぇ♪あたし。
ちなみに、あたしが、ただ、スコップで叩いただけなんだけど・・・。
ま、いっか。
あたしは無視して、また、進み始める。
・・・うーん♡いい、からかいがいのある存在がやってきたものだわ♡
そんなことを思いつつ。

「ほ~ほっほっほっほっ!!!またまた見つけたわよー!!リナ=インバース!!
  あれしきで、この白蛇(サーペント)のナーガを撒けるとでも!!お~ほっほっほっほっ!!!」
あたしが、ちょうど、露天で、アイスを買ったとき、またもや、やってくるナーガ。
ま、暇だし。いっちょ、からかって遊びましょっと♪
「・・・誰だっけ?」
あたしの言葉に完全に凍りつくナーガ。
あ、今度は、お茶目にも、凍りつきながら、石化してるし♡
「ふ・・・。まけ惜しみもいいとこね・・・・」
ナーガがいってくるけど。
一体、なんどき、負け惜しみをいったというのかしらね♡ふふ♡
「覚悟すねのね!!リナ!!氷の矢(フリーズアロー)!!!」
いきなり、氷の矢を連発してくるナーガ。
だが、あたしには、届くはずもなく
あたしの目前で、瞬時に消えうせてるけど。
それにこりずに、まだ、連発してくるナーガ。
「・・・ふっ!!怖気づいて、攻撃できないよーね!!リナ=インバース!!」
ナーガがあたしに全然、呪文が命中しないもんで、冷や汗かきながらいっている。
しかし、ナーガの放った術により、辺りの商店という店という店は、凍りついている。
ナーガは完全に、自分に向けられている町の人の殺気に気がついていないし♡
やがて、お約束どおり。
ずごぎゃ!!!
いきなりしばかれたナーガが、
「うきゅうう・・。」
ダウンしながら、倒れてゆく。
いきなりナーガをしばき倒したのは、言わずと知れた町の人達。
「いったっ~い!!何するのよ!?」
ナーガの抗議に、
 「何するも、あるか!!どうしてくれるんだ!!この始末!!」
フライパンや、出刃包丁などを片手にもった、辺りの店の人間達がナーガに詰め寄り、店を指差す。
店は、ほとんどといっていいほどに、氷の結晶と化していたり♡
「ひ・・ひぇぇ・・・」
思わず後ずさっているナーガ。
ずずいとナーガに無言で詰め寄る被害者御一行の人間達。
結構、面白いものがあるわ♡
ナーガは怖がってるみたいだけど♪
「・・・でもぉ・・・。」
情けない声を出してるナーガ。
「でも、もへったくれもない!!この始末は、きちんと働いて返してもらうからなぁ!!」
被害者達が一斉に言う。
「・・でも・・だって・・・わたし・・・。」
ナーガは瞳に涙をためつつあたしの方を見る。
しーらないっと♪
「では、あたしは、これで。付きまとわれて、困っていたので♡」
本当は楽しんでたけど♡
唐突に、問答無用でいきなり言い、その場から立ち去るあたし。
「・・・さぁ!!お前はこっちだ!!とっとと働けぇ!!」
「ひ・・・ひぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!????」
町の人間達にひこずられて、ナーガは情けない悲鳴をあげてるけど。
ま、頑張りなさいな♪
どうせ、また、来るしね♪いい、からかい相手・・・もとい暇つぶしの相手ができたわ♪
 
「あら、いらっしゃい♡白蛇(サーペント)のナーガ♡)また、遊びにきたの♡」
あたしの第一声に口をパクパクさせているナーガ。
「ふ・・ふん。遊びでは、なくて、決着をつけにきたに決まってるじゃないのよ!!
  今度は、逃げられなくてよ!!リナ=インバース!!」
ナーガはいうけど・・。誰がいつ逃げたというのかしら♡
「で、オレンジのシャーベットで、どんだけ稼いだの♡」
あたしが言うと、
「ふっ。氷の術で凍らせて売り出したオレンジのシャーベットの利益は、皆、あの町の店の人達にとられたわよ!!」
ナーガは言う。
「あっそ。じゃ、また。」
そういって、あたしはナーガを無視して、歩き出す。
「またね。リナ。」
ナーガはそんなあたしを手を振って見送り・・・。
「・・・・待ちなさい!!ふっ・・。また、危うく引っかかるところだったわ・・。」
そこで、はたと気づくナーガ。
・・・う~ん♪楽しい♪
このナーガをからかうのは♪
「普通、引っかからないって。こんなのに♡」
あたしが言うと、
「と・・とにかく!!決着の時がきたのよ!!」
ナーガは話題をすり替えてるし・・。
こんなんで、あの王国を継げるのかしらね。このナーガ♡
ま、楽しいからいいけとね♡
「あっそ。だったら、とっととやる♡
あたしの楽しそうな言葉に何かを感じとったのか、ナーガは一瞬、後退し。
さすがに、混沌の力は振えないから、手ごろな呪文でも♡
そだ♪
「爆裂陣(メガブランド)」
「ひわぁぁ!!」
あっさりと、あたしの放った術によって生じたナーガの真下から吹き荒れる石つぶてに、ナーガの身体は空中に舞ってるし。
ほぼてぎゃ!!
まともに顔から落っこちてくるナーガ。
あ、動いてないし♡
ぴくり・・・ナーガが一瞬、小さく震えて、上体だけをなんとか起こして、あたしに言ってくる。
「・・・ふっ・・。やるわね・・リナ・・。さすがにこのあたしのライバルを名乗るだけのことは、あるわね・・。」
勝手にナーガがいってるだけでしょうが♡
ま・・ねぇ♡
あたしより強い存在って・・いないし♡
当たり前だけど♡
「……振動弾ダムプラス。」
ナーガがいきなり呪文を放ち。
……あ、自分の放った呪文で辺りの木を倒して下敷きになってる♡
ナーガは、自らが放った呪文によって、なぎ倒した大木の下敷きになっていたりする。
あんな無理な体勢から、呪文、放つから♪
あたしとしては、面白いからいいけど♪
「おーい♪生きてる♡」
ナーガをつんつんと木でつっつきながらあたしがいうと、けいれん起こして、ぴくぴくしつつ、
ナーガは虫の息のような蚊の泣くような小さな声で、何かいっている。
「き・・き・・今日のところは・・・これくらいで・・かんべんしといてあげるわ・・・。」
・・・お~い♪
「一回、死んでこ~い♪」
ぼっぴゅゆゆゆゆゆゆゅゅゅゅゅぅぅぅぅ!!!!
ナーガを吹っ飛ばすあたし。
「あら♪よく飛んだわね♪」
ナーガを砂漠の方にと吹っ飛ばして、あたしは、完全に楽しんでいるんだけど。



ひゅゅるるるるるぅぅぅぅぅ!!!!
どがしゃ!!

ナーガが砂漠にへと落っこちる。
そこは、フィブリゾの冥王宮殿での近くなんだけど
さ~てと、あたしは、ナーガの様子を視て楽しませてもらいますか♪
「何者だ!?」
ナーガがいきなり上空から落ちてきたので、見回りをしてた、中級魔族のアーサーがナーガに詰め寄る。
外見は、完全に人間だけど、このアーサーは。
ぱんぱんぱん。
ナーガは砂をはらいつつ、
「ふっ!!この白蛇(サーペント)のナーガ様を知らないのかしら!!お~ほっほっほっほっ!!」
いきなり高笑いを始めていたり。
あら♡もう復活してるし♡
ナーガの高笑いに圧倒されつつも、いきなりナーガに向かって、魔力弾をぶっ放しているアーサー。
「ぎゃふぅ!!」
ナーガにまともに直撃する。
「ふう・・なんだったんだ。この人間・・。」
アーサーが言いかけると、
「お~ほっほっほっ!!みぐるしいわね!!いきなりの奇襲攻撃なんて!!お~ほっほっほっ!!」
直撃したはずのナーガがまたまた高笑いしてたりして。
「な゛な゛な゛な゛!!?」
どごごぉぉぉんんん!!!!
さらにナーガに向かって、魔力弾ぶっ放すアーサー。
「・・死んだか?!」
だが、
「お~ほっほっほっほっ!!まだまだね!!」
あれだけ魔力弾まともに受けてるのに、ナーガは無事・・・しかも無傷♡
「うそだぁぁぁぁぁ!!!!」
どこぉどこぉどこぉぉぉぉんんんんん!!!
砂漠に攻撃呪文の嵐が吹き荒れてるけど。
「おーほっほっほっほっ!!!!」
黒こげになってるすすを払いながらもナーガはまだ高笑いをし。
アーサーが呼び寄せた仲間の魔族たちももろに精神攻撃受けている。
「何で、こんなに直撃してるのに、この人間、無事なんだぁぁぁぁ!!!!」
アーサー達の驚愕の叫びが響き渡る。
そりゃ、ナーガだから♪
あたし、けっこう、このナーガに対して、面白く魂、創ってるし♪
「お~ほっほっほっ!!このナーガ様にたてつくなんて、百年はやいのよ!!お~ほっほっほっ!!」
無意味に高笑いしてるナーガ。
『うそだああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』
あ、全員、あたしのとこに戻ってきちやった・・・
あれくらいで、情けないわねぇ・・・
完全に滅んでる魔族御一行のみなさん。
それを感知して、フィブリゾまでが出現する。
「・・・何だ!?このお姉ちゃんは?!!」
フィブリゾが見たのは、ろこつにあやしい格好をして無意味に高笑いしてるナーガの姿。
「お~ほっほっほっ!!あら、なんで、こんなところに子供がいるのかしら?
  そういえば、なんだって、わたし、こんな砂漠の中にいるの?」
いまさらながら、そこにいる少年に気づいているナーガ。
「・・・・・・。」
ぱちん!!
フィブリゾが指を鳴らすと、
下級魔族であるそいつの姿は、どうみても、でっかい芋虫が現れる。
「・・・この人間、どうにかしろ。」
フィブリゾはあきれたよーに、そいつに命令だしてるけど。
だがしかし。
「うきゅうきゅうきゅ♡」
ナーガに擦り寄って、なついてるでっかい芋虫。
ごごげげっ!!
それをみて、思わず、盛大にずっこけてるフィブリゾの姿がそこにあったり♡
「お~ほっほっほっ!!わたしの人徳のたまものね!!お~ほっほっほっほっ!!」
ナーガの高笑いに頭を抱え込んでるフィブリゾであるけども。
人徳以前の問題だと思うけどね♡
「おーほっほっほっ!!ちょうどいいわ!!
  あなた、わたしをつれて、移動しなさいな!!お~ほっほっほっ!!
  ついでに、この子供も連れてって、両親からお礼金貰いましょう!!お~ほっほっほっほっ!!」
高笑いしつつ、フィブリゾをいきなり小脇にかかえて、芋虫にまたがるナーガ。
「いやだぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
フィブリゾの叫びを無視して、ナーガは、
「お~ほっほっほっほっ!!さあ、出発よぉ~!!」
芋虫に命令だしてたり♡。
あ、フィブのやつ、姿が透けかけてる♡
かなり、ナーガの高笑いで精神ダメージを受けてるようだけど。
「あら、僕、姿が消えてるわよ!!お~ほっほっほっほっ!!」
ナーガ、フィブリゾの姿が薄くなったのをみても、その台詞。
さすがに、今のは決定的だったらしく・。
ばしゅううう!!!!
あ、フィブリゾ・・・死んでるし♡
そのままナーガが抱えている状態から掻き消えてるフィプリゾの姿がそこにあったり♡
「あら、どっかにいっちゃったわね!!ま、い~わ!!お~ほっほっほっほっ!!」
フィブリゾが消えても、それで済ましているナーガ。
「お~ほっほっほっ!!待ってなさいよ~!!リナ!!お~ほっほっほっほっ!!」
かくして、滅びの砂漠にナーガの高笑いがこだましてゆく。
・・・面白いから、今度は、狼郡島か魔海にでもナーガ吹っ飛ばして、遊んでみましょうっと♡

そして、ナーガは、巨大芋虫へとまたがって、また、あたしのところに向かって進んできていたり。
う~ん、面白い人間がやってきたもんだわ♡
とうぶん、退屈しなくて、すみそうね♪

                             -ナーガの挑戦編終了-


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  あとがき:
    やっと、こいつは打ちこみました!!ど~も、かおの代理のエルで~す♪
    ちっ・・。十月中に、投稿・・(打ち込み)終了させろ!といっておいたのに・・・。
    なんでか、次の月になってるし・・・。
    やっぱ、お仕置きが足りなかったのかしら?
    ・・・まだ、お仕置き・・やっておこっと・・・。
    と、いうわけで、
    なんか、次のこの番外編は「聖王国の王子」のパロでいくそ~です。
    こいつは。
    つまり、今回のナーガの父親の回ね♡
    ではでは、あたしは、まだ、こいつをどついておきますので♪
    あ、あと、なんでか、こいつ、かおが、
    「スレイヤーズスペシャル」の話の中で見てみたいというパロが
    あったら、教えてほしいとか、他人本位のことをいってました。
    どーも、それで、打ち込む話を決めるよ~です。こいつは。
    ではでは、また、次回で会いましょう♪
    じゃ~ね~♪


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