まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
・・・・・とりあえずそろそろ旅立ち・・・この意味。
わかる人・・・・でてくるかなぁ・・・・いや・・・・出てこないかな?
・・・・ここまででわかった人・・・いたらすごい・・・・。
ちょっとわかった人いるかアンケートもどきしてみるか?(こらこら)
ちなみにただ、子供たちだけで旅に出ているから旅立ち・・・というわけではないです。
ええ、本当に(笑)
・・・ついでにいえばこの話・・・・裏に人間のおろかさ・・・・入れてるつもりなのだが。
それがきちんと表現されているかどうかが不安だ・・・・。
・・・・あ、もしこの旅立ちで間違い箇所・・・見つけたひといたら・・・。
連絡いただけたらうれしいなぁ(超他力本願・・・)
・・・・いえね、完結してしまったらもうこのホルダーというか話・・・。
読み返しませんし・・・。
・・・・なぜか自分の書いたものを読み返すの・・抵抗が・・・・。
人様の話は何回読んでも面白いんですけどねぇ。いや本当に。
とりあえずそろそろこの旅立ちもクライマックス近しだし(ばらしてどうする?)
ではとりあえずいくのです!
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白銀の旅立ち ~人とは?~
「……まったく……何て大人なのかしら!」
ぶつぶつぶつ。
何やらぶつぶつと叫んでいる栗色の髪の少女が一人。
「……いやあの…セリナちゃん……当然の結果だと思うけど……」
そんな少女……セリナをみつつぽつりとつぶやいているのは、
その本体は彼女がもっている剣の形をとっているはずの、
この世界とは違う異なる世界の魔の一人、ゴルンノヴァ。
「まあでもお姉ちゃんの言うことも一理あるよ?
情けないにもほどがあるよ。普通この程度だと父さんたちでも、
こんなに気絶とかまではしないよ?というかかるく乗り越えるし。」
その横でさらっとそんなことをいっているのは金色の髪の男の子。
「……いやあの……・あの二人は絶対に特別だよ?ユーリ君……」
どうもこの姉弟は、あの人外魔境としかいいようのないあの両親の影響なのか。
そのあたりの普通の常識に乏しいような気がするのは……僕の気のせいだろうか?
などとそんなことをおもいつつ頭をかるく抑えているゴルンノヴァ。
異なる世界の魔にそこまでいわれるセリナたちの両親、
リナ=ガブリエフとガウリイ=ガブリエフもまたすごいと思うが。
なぜこの三人がこんな会話をしているかというと。
暁の眠れる大陸。
そこにセリナ達の乗った船は無事に上陸を果たしたものの。
その船に乗り込んでいた自称勇者もどきや自称傭兵もろもろ。
すべてがセリナによって再起不能に近くまでダメージを受けているからに他ならない。
理由は簡単。
航路の中でセリナ達が敵意をもってしかけてくるある生物を退治したときに、
そんな大人たちは…ただただ祈っていたりまたは見なかったことにしていたり……と。
何ともセリナには許せない行動をとっていたからに他ならない。
普通ならば子供は大人が守るもの、
ましてやセリナ達はまだ……10歳の女の子と、そして六歳の男の子。
いくら十九歳くらいの姿に変えているゴルンノヴァがそばにいるとしても。
普通は子供は大人が守るもの……である。
それなのにそれをせずに自分たちだけ安全にそしてまた、見て見ぬふりをする。
それがセリナには許しがたく。
強制的にそんな彼らの意識を訂正するためにちょっとしたことをしたがゆえに他ならない。
「ま、いいんじゃない?誰も死んでないし?それより早くいこ。」
いまだにうめいている人々を尻目に。
さらっとそんなことをいいつつとっとと下船準備をしているユーリ。
「それもそうね。」
「ですね。」
ユーリのその言葉に同意を示しセリナ達もまた下船準備にと取り掛かり。
船が自動操縦にて港に着いた時点で船を下船してゆくセリナ達三人。
余談ではあるがセリナのとある特訓と称するものによって気絶していた人々が。
意識を取り戻したのは……すでにセリナ達が船から下りて、軽く10日以上を過ぎた日のこと。
暁の眠れる大陸。
すでにそこは聖地というのは名目だけで一歩そこにはいればすでにそこは戦場。
いや、聖なる神殿とされている大神殿の道だけはどうにか兵士などが滞在し、
道を確保し巡礼者たちの安全を形だけは守っているのであるが。
何しろもともとこの地はすべての生き物が争いもなく共存していた……という、
今ではもうそれは単なる御伽噺でしかとしか思われていないという歴史をもつ場所。
だが確かにほんの数百年前かそこらまではこの地では……
いや、この惑星状では、様々な生命が争いはすれども確かに共存を果たしていたのだ。
おかしくなってしまったのはいつのころなのか。
それは……大地が確かに何らかの形で穢れていくのと同じようにまた、
この惑星の連体形もまた崩れてきた……のは確かなこと。
一番の理由は……やはりそれは人間による自然破壊。
はじめは確かに共存していたのだが今では自分の目先のことしか考えず、
自然を破壊し……そしてまた大地を傷つける。
大地や自然の悲鳴は……その声を聞き共に生きていたはずの精霊たちの声をも、
人々の心の中からそれを聞く手段を失わせた。
だからこそ、魔はその本来の役目。
世界を混沌に還す時期というわけではないが、一度無に還す必要があると動き始め…
…それに共感した様々な存在が組み合わさり。
そして今……この現状に至っている。
常にこの惑星には太陽の光は……届かない。
混沌とした世の中。
それでも人は行いを悔い改めることはなく逆に自然などを壊しつつ、
その生態系をも壊しつつ、自らが生きるためにどんどんと罪を犯してゆく。
人がひとつ、自分たちが一人では生きているのではなく共存してこその命なのだ。
とそんな簡単なことに気づけばこの戦いもまた自然の流れの中で収まるであろう。
という簡単なことにすら気づかずに。
「……人間…ってどうして過ちに気づかないんだろ?」
ぽつりと周りの様子をみつつそんなことを言っているセリナ。
確かにきちんと整備された街道には形だけでも兵士はいる。
だがしかし、それは道を外れたものは……誰一人として助けようとせず、
そしてまた……たとえそこに盗賊やもしくは魔物が出現したとしても。
自分でなかったからよかったと他人を決め込む。
小さな力でも抵抗すれば…そしてそれが束になれば勝てる…というのにもかかわらず。
だからこそ、今この地は…疲弊の道をたどっている。
いやもはや、疲弊というより、滅びというほうが正しいであろう。
すでに自然界に存在するとある物質を利用した兵器を作っていた国などは。
その兵器の暴発によって滅び去った。
その地に人が住めるようになるのは……いやその地からその生物にとっては毒になる、
その力が自然に緩和されるのはかなりの時間を要する。
道の横に無造作にある人の骨らしきもの。
それすらが野ざらしにされ……しかも見て見ぬふり。
普通ならば人ならば情けがあるのならば埋葬とかするのが本来の人としての道義。
それすらも……この地の人々は失っている。
全員が全員でないにせよ。
町の中ならば安全だ。
と外をまったく気にせずに保安を図る人々。
正義のためといいつつ簡単に無抵抗な生き物を殺す人々。
そして命令でないから他の場所で襲われていても助ける必要はないか。
という人にあらざる感覚で仕事についている……人々。
「まあこんな世界だからこそ。
スィーフィードさんもいい加減に一度区切りをつけようと、話し合ったようだけどね。」
疲弊し、腐りきった世の中は……いくらどうあがこうと。
それはすぐに直るものではない。
「……だから、魔王と竜神が結託して…戦いを起こした……か。」
かつて叔母であるルナ=インバースから聞いた話を思い出す。
確かに光と魔の最終決戦。
と呼ばれていても。
だが……それは確かにこの地を守るために他ならなかったのだ。
まあその理由がとある御方のお仕置きがものすごく怖かったから。
……という、彼らにしかわかるはずもない理由があったにせよ。
「……いつ気づくんだろうね?この星の人たち?」
見上げれば空に輝くひとつの彗星。
ユーリのその視力だからこそ雲の上に輝くそれは目に見える。
いや、雲があるにもかかわらずにその輝きは、
何かが空……雲の上に、光を伴いそこにある……というのは誰の目にも明らか。
「とりあえずあれが落ちてくる前にはとっとと戻らないとね。
いくら私でも隕石が落ちてきた瞬間の星にはいたくない。」
さらっとそんなことをいっているセリナ。
隕石。
それは惑星の外から降ってくる……いわば天災のようなもの。
だが今回のこれは光の竜神と闇の魔王とが呼び寄せたもの。
「―滅びはまあ再生の始まりだから……ね。」
幾度このような経験をしてきたであろうか。
まだ命があると思われる惑星を生かすために・・・選択する道。
滅びの道。
それをもたらすのが彼……魔族の使命。
そして再生をするのが光の……
まだ子供とはいえ必然的にセリナは……
人としての命が終了した暁には、その両方を自分の世界で司ることにる。
上に立つものはいつも孤独であることを、
ずっと闇を撒くものの傍に仕えていた、ゴルンノヴァだからこそそのあたりのことはよくわかる。
だが今それをセリナにいってもわかるはずもない。
いや、セリナはそれらの事柄を自力で乗り越えなければならないのだ。
「とりあえずあまりこの世界…長くいたら私本当に切れそう……」
戦いのそのほとんどは……
ほとんどといっていいほどに、魔との戦い、というのではなくほとんどが私利私欲によるもの。
そんなにごった気配が……この星全体に満ちている。
こんな状態で光の存在である神族。
つまりは竜神や竜王が、その力を発揮できるはずもなく逆に。
それらを力とする闇のものたちは逆に力をつけている。
今この地は確かに光と闇のバランスが、完全にと狂っている。
だから大気も安定せず……そしてまた大地も安定しない。
常にちょっとした自身は日常的。
時には星の内部からそのマグマを噴出す山もある。
確かにセリナは光と魔の王となるべくかの御方に認められた存在ではあるにしろ。
まだまだ本質は子供。
逆にどうにかできる力が自分にある……と何となくだが理解しているせいもあり。
この地に飛ばされこの地の現状を知れば知るほどに、
だんだんとセリナの怒りのゲージは実はたまっていたりする。
「…………(汗)セリナお姉ちゃん……と…ともかく。今は戻ることを考えよう…ね?
それに過去への干渉は絶対にタブーだよ?下手したら僕達がこの世から消えるし。」
このあたりの鋭さというか頭の回転は誰に似たものやら。
実は父親に似ているのだが……実は夫が頭が切れる人物である。
と、セリナ達の母親であるリナは、いまだに気づいていない。
という何ともほほえましい現実があるのだが。
正当な意見を言われ。
「……わかってるって。わかってるけど…むかつくものはむかつく……」
旅を続けている中でこの地に対する不満は増して行くばかり。
不平不満を言うばかりで、祈りをささげるばかりで、
何もしようとしない人々。
中には何かをしようとする輝きをもつ人たちが……おかしいと攻められ。
逆に魔に加担した、とうわさされ……そして処刑される。
まさに…今この地は……滅びの道を一直線に進んでいる最中なのであるがゆえに。
「ま……まあまあ、とりあえず早く二人から力をもらって。
蓄えてからそしてあの彗星の力を利用して時間移動しましょう?ね?」
この世界にあまり長いをするわけにはいかない。
こんな世界に長くいたら、間違いなくセリナちゃん……完全に切れるし。
しかも絶対に手加減…しないし。
などと確信を持ちつつもそれには口に出さずに。
「そうそう、セリナお姉ちゃん、とにかく元の時代に戻らないと。
ここでは僕たちはあくまでも部外者、それを忘れたらだめだよ?」
今起こっている戦いの結末を……セリナ達は知っている。
伝説で、文献で・・・そして叔母などの口から。
「……わかってるわよ。ユーリ。私がここでは部外者にしか過ぎない。ということくらいは。」
自分が何か少しでも手を加えれば……下手をすると父と母の存在までが消えかねない。
そのことは・・・セリナ自身もまたよく自覚というかわかっている。
だがそれでもできる範囲のとをしたい、と思うのが人間の心、というものであるのもまた事実。
「まあまあ、とりあえずそろそろスィーフィードさんの結界に入りますから。道を外れますよ?」
そんな会話をしつつ一応は整備された道を歩いていたセリナ達なのだが。
ゴルンノヴァにそういわれ道を外れてゆく。
しばらく進むと何やらやわらかいものをくぐった感触が。
「こ……これは!?」
「……ここはまだ大丈夫のようだね。」
しばらく歩くともはや他では見れない妖精などが花々の上を飛び回る姿など。
確かに人とすべての生き物が共存している小さな小さな村が、
しばらく進んだその先にひっそりと存在しており。
今日はもう遅い……というので本日はその村にと滞在することにしたセリナ達。
スィーフィードがいるという神殿まで……あと数キロ。
-続く-
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あとがきもどき:
薫:あ!読みましたか!?今月号の水竜王の騎士!
・・・・・私もかなりガウリイが偽リナに何を言われたのかが気になります(笑)
しかもあのガウリイサイドの話・・・突発的に思いついたし・・・・。
打ち込みするか?どうするか?(笑)
リナのガウリイに対する気持ちが表現されていてかなりグットv
・・・・でも人の大切な人を傷つけるあの森は・・・・いくら偽者といえども許しがたい・・・・
誰でも大切な人が目の前で怪我したり、死んだりしたりしたら・・・動揺しますよねぇ?
その隙をみて人間を食べるあの森なんて・・・・。
リナの怒りはごもっともv
ドラスレでなくてもギガスレでも十分ですv
(あの時点で怒りによって、おそらくリナの中には
アメリアたちがあの森にいることは頭にはなかっただろうし←確信)
あ、読んでない人はネタバレかな?(こらこら)
意味がわからない人は立ち読みでもいいから(こらまて!)
ぜひに読んでみましょうv月間エイジ9月号v
・・その前にスイートポテト購入して思いついた話・・・・・。
あと三つ・・・・打ち込みしないとなぁ(こらこらこら)
まあ何はともあれ。
またまた小説打ち込みする前に後書きから打ち込んでいる私ですv
しかし・・・・もう九千・・・・絶対に間に合わないな・・うんうん(確信)
いえね・・・・111111ヒット記念にしようかと・・・思ってたのよね・・・・。
RPG小説・・・・。
・・・・二十万ヒットにするか(そーしてどんどんと伸びてゆく・・・)
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