まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

うわぁぁぁぁぃv今年もあるのねv一坪さんとこの書きなぐりさんの、百物語v参加、参加v
・・・・土曜日ように・・・がんばってストックを打ち込みしておこう・・うん♡
で・・・・できるかな?
・・・・それはそーと・・・・猫がもどってきません・・・・・あう・・・・。
・・・・・何で何回いっても・・・窓を開け広げるかなぁ・・・うちの父親 
くすん・・・もう十二時になるのにぃぃ! 

・・・・ま、何はともあれ、エリたちの世界?とゆーか。
日帰りクエストの世界に入り込んでしまったセリナたち。
はてさて、この回でどこまでいけるかな? 

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白銀の旅立ち    ~過去、それは・・・~

「いくよ?竜破斬ドラグスレイブ!!」

ドゴガァァァァン!!!!


王都から少し離れたとある場所。
あたりを見渡しそしてまた立地条件などが一番いい。
という箇所は……ここくらいしかなく。
そこにあるのはちょっとした湖。
といっても、何でも地下より塩分が湧き出ているので。
ここには生物などは住んでいずに。
このあたりいったいもまたその影響で塩を吹いて人が住めない。
だが。
それもどうやら、異世界よりやってきたゴルンノヴァの調べで。
地面を少しえぐればそれはなくなる。
というのがわかったがために。
というか地面より数メートルにわたり岩塩の大地がひろがっている。
ということでそこを取り除けばこの地でも居住は可能と判明したのはつい先日のこと。
ここ数日の間に一応いろいろとちょっとした出来事はあったりもしたが。
とりあえずは竜人は王命という立場で。
そしてまた、人は今後のために、こちらもまた国を守るためという理由で。
休戦条約が正式に執り行われたのは……場所が確定してから……
つまりは昨日のこと。
『・・・・・・・・・・・・』
そんなセリナの術をみて絶句しているほかの人々。
無理もない。
この世界には、こんなに強力な術など存在しないのだから。
というか、魔術のしくみそのものが違う。
セリナたちがそれを使えるのはその本質を十分に理解しているということと。
それとその力を引き出す方法がわかっているがゆえに。
普通ならいくら仕組みを理解していても、なかなかに使えるものではないが。
「よっし、こんなものでいい?」
そういってにっこりほほえむセリナ。

とりあえず不満はかなり人々からも竜人の間からもおこっているものの。
それはすでに決定事項で……
この地に新たな塔の建設をすることにて話はまとまり。
基礎工事の後にそれを行うことにしたギオラムたちと。
そしてまた、下水工事などが整備されているギオラムの技術を学び、
それを町などにと活用しようとする国の関係者。
まだその関係は始まったばかりではあるが。
人が知らない知識を話し合いなどを進めるうちに竜人たちがもっていたり。
逆に竜人たちがもっていない知識をもっていたり。
と。
互いに利点の多いことに互いとも気づくのはもう少し先のことではあるにしろ。

「とりあえずゴルお兄ちゃんもいるんだし?大丈夫じゃない?」
のんびりとそんなことをいっているセリナに。
確かに、物質の構造を再興し、作り変えて塔などを作り出すのは彼のレベルではたやすいこと。
というよりはどうみても人としか見えない彼がそれを行うことにより。
竜人たちの『にんげんごとき』という考えをなくそうというゾムドの考えのもとに。

「だったらゴルお兄ちゃんにやらしたらい~よ。塔の建築を。」
ゾムドが彼ら…彼はエリとであって人間の概念を改めたが。
それでもやはり彼らの仲間は人間をこけおろしているわけで。
そんな話がでたときにセリナがふと新たな結界の継続のための町の作成。
それを聞いたときに提案し。
「……えええええ!?どうして僕がぁぁ!?」
などとゴルンノヴァとしては絶叫を上げるものの。
「何!?そんなことが可能なのか!?」
などとつめよるゾムドに。
「……というか…この男性…いったい何なんだ?」
いぶかしるクルーガー。
「ま、魔族だしねぇ。」
自分たちの世界の中の小説に出てきているそれ・・・
……まあ、完全に一緒とは限らないがそれでも似ている…というのは理解したエリ。
結局のところ、周り…特にセリナたちに言われて彼が塔の建築をすることとなったのだが。

そんな連続した会議がなされつつ。
とりあえず元の世界に戻る方法を探しつつそんなこんなで時間をすごすセリナたち。



「どう?セリナお姉ちゃん?力、溜まった?」
セリナが手にしているそれは。
完結にと表現するならばかならずその大銀河などを含む世界において。
大銀河とはさまざまな銀河という星星が集まり形成されている世界のこと。
そんな大銀河一つに大概、それぞれの世界を託された光と闇の王が存在するのは。
それはあまりに知られていない事実。
そうセリナに聞いているユーリとて。
夢で以前に金色の王にと出会ってなければそのことを知らないが。
当然のことながらセリナとユリウス……ユーリの母親でもあるリナは。
そんなことはまったく知らないが。
彼らの父であるガウリイは、その天性の野生の勘で。
セリナが普通の子供ではない。
というのは生まれたときからわかってはいるが。
そんなこととは当然セリナはまったく気づいていない。
「う~ん、まだ。どうやらいきなり時空、次元転移したから。
  これ、かなり使われたみたい。というかまだ完全でないし。これ。」
それに自らの精神を集中させ、ちょっとしたときに見つけたとあるオーブ。
それが何なのか詳しくは理解できないものの、
それが自らの力の一部に近い、というのが判明し。
ここにきてからしばらくこのオーブの研究をしていたこのセリナ。
その結果は。
このオーブは……
「まだこれ不安定だから下手に使ったら。
  今度は今のように過去ではなく未来に行く可能性も。
  それと当然のことながらもといた世界に戻れるほどの力は。まだこれに溜まってない。」
そういってくる弟でもある金色の髪に碧い瞳をしているユーリに。
説明している栗色の髪に紅の瞳をしているこのセリナ。
「……み…未来?過去?!
  それでなくても…今ここ。僕たちがいた時代より…数千年ばかり前なのに?(汗)」
実際はセリナたちが住んでいた同じ時間軸から計算すると。
どうやらセリナたちは、約、千年ほど前に飛ばされているのだが。
ちょうどこの時期、セリナたちの世界では。
今まさに、降魔戦争が勃発しかけている時間帯。
「う~ん、そういっても、まだ今つかったらたぶん下手したら今度は過去にいきかねないよ?」
どうやらここが自分たちがいるはずの世界ではなく。
まったく別の世界であるというのはゴルンノヴァから聞いてそれはわかった。
あと異なるのは精神世界の自然の仕組み。
それゆえにその仕組みを分析し、
把握しないとここでの彼女たちの世界で使っていた、精霊魔法は当然使えるはずもなく。
水、火、土、風。
これらの仕組みが似ているもののこの世界は異なっている。
それでもすぐに使いこなせているのは
さすがにあの【魔を滅するもの達】の子供だといえるであろうが。
「でもいいわよね。セリナちゃんたちは。ううう……(涙)」
などといいつつ愚痴をいっている黒い髪の少女、エリ。
とうとうここにくる少し前に…一番恐れていた、三年生に進学したばかり。
結局のところ、母親に言われるままに進学コースを選び。
クラスも進学クラスにと入ったこのエリ。
だからといって別にやりたいことがあるわけでもなく。
いくらいい大学を出たからといってどうにもなるわけでもなく。
今彼女たちの世界は不況の真っ只中。
どこかの誰かが不況は脱出した。
などといっていたりするものの、
連日テレビは就職できない人の数が史上最高と報じているそんな状況で。
そしてまた、今は学歴を母はよくいうが、学歴とかではなく、
どちらかというと資格などを優先する企業も増えているのもまた実情。
彼女たちの世界は……ただいま、不況の真っ只中。
今まだエリは高校生だが、これからのちの身の振り方は。
自分で決めないといけない。
そんな三年生になったのだ。
「えっと、この方程式は…だぁぁあ!こんなものが解けて、将来何の役に立つって言うのよぉぉぉ!」
などといいつつ、テーブルに向かっていたその手を伸ばし。
そのまま勢いよく鉛筆すらも飛ばすエリ。
三年生になり、宿題もそして課題もさらに増えた。
だからといってそれを理由に異世界旅行をやめるのは癪だから。
という理由でわざわざこっちの世界に宿題や課題をもってきてやっているこのエリ。
確かに、そんな数式など知らなくても普通に生活するのには。
まったく必要ないというか、その手の就職につかない限り。
まったく無縁というか無用以外の何物でもない。
「でも?エリお姉ちゃん?こっちの世界には魔とかがいるよ?」
セリナにとってははっきりいって……雑魚というか暇つぶしの相手くらいでしかないが。
間違いなく何の力ももっていない一般人にはそれはかなり脅威に他ならない。
事実かなり弱いレッサーデーモンに村人などが被害をうけることはよくあること。
「でもあたしのところのように親に人生のレールいい続けられたり……というか。
  無意味なこんな勉強しなくてもいいじゃない?」
そういいつつ、投げ出したものの一応は宿題なので。
それをどうにかやっつけているエリ。
これが終わったら外に……今建設途中のとある場所に出かける予定なのである。
そんなエリのその言葉に。
「ま、どこの世界でもそれはあるんじゃない?
  だからそれぞれの世界で生き物は精一杯いきてるんだし。」
そんなことをエリにいっているユーリ。
「う゛……ま、まあそうなんだけどねぇ……よしっ!できたぁぁぁぁぁ!!!!」
ようやくなぜこう土日ともなるとしかも今は完全に隔週週休二日制となり。
何やら上のほうでは毎週完全二日制にしようという話がまとまりかけてるが。
それははっきりいって子供の負担を多くするばかり。
ここぞとばかりに大量に出される宿題の山。
そして、将来のために。
と休みだからと塾にいかせる親。
はっきりいって……休みではない。
ようやくこの土日が休みということで、
各教科すべてにおいて出されていた、最高でも六つ、少なくても見っつの宿題や課題が終わり。
ようやく息をついているエリ。
「おつかれさま。で?できたんだったら、いこv早く、エリお姉ちゃん♪」
一応エリと共に建設途中であるとある町にといくことに予定していたセリナたち。
彼女、セリナといつも大概ともにいるはずのゴルンノヴァは今は。
その町の再建に借り出されていたりする。
確かに彼ならばかなりの労働力になる、
何しろつきることがない魔力でいろいろなことができるばかりかそしてまた。
物質構造さえ把握すれば分子レベル変換で品物を作り出すことすらも可能。
面倒というかわざわざそんなことをしなくても、
彼らはその魔力でそれらの物質に干渉し。
思い思いの形にと変化させることすらも簡単にできるがゆえに。
すでにもう基礎となる下水などの工事は終わり、そして街中の道などもまた整頓されている。
そして、特質すべきは一夜のうちに四つの塔が建てられ。
ファインネル王国の人々、そしてここに南の国よりやってきている竜人達もまた。
その偉業にはかなり驚きの声を上げたのであるが。
……何しろ、ゴルンノヴァは同時に四つの塔を建設したのである。
彼いわくそんなことは簡単なのだが。
この地には魔族、という概念がない。
そして、そんな強力な力を操る種族など。
彼らは知らない。

この地、ファインネル王国が竜人ギオラム達と休戦条約を結び、手を結んだ。
という情報は、かなり早くに近隣の国々にと知れ渡り。
こちらから要請してもいないのに物資が届く最近のこの状況。
そして、それらを利用して近隣との同盟を結ぼうとしているこの国の重人達。


トントントン。
スッスッスッ。
ようやくやっつけた宿題の山を持ってきたかばんにいれ。
手提げ袋がいっぱいになるほどの宿題というのはかなりの問題があるんじゃないの?
とエリは思うもののとりあえずはきちんと宿題を終え。
再び持ってきていた袋にとしまうエリ。

「そ~ね。んじゃ、いきましょ。
  今日はあのオーブを作成するとかいってたし。ラーディーも参加するしねvv」
そういってにっこりと微笑むエリ。

少し前の元宮廷魔道士ベツァーの暴走。
それはしばらくに渡り塔の最上階から出たことがない。
という理由もあるのでは?と懸念したこの実験の責任者であり、彼ら竜人たちの本国、彼らの国の王の弟でもあるゾムド。
そしてそんな彼についつい口を滑らせて、そんな魔力をオーブに蓄え。
人の手を借りずともその力は維持できる。
というのを話したこともあり、その案を採用とばかりに。
今日、彼らの結界都市を維持すべく、
そのための魔力が込められたオーブが作成されるのである。
それゆえにエリは必死で宿題をやっつけていたのだが。
何しろ、親には休みでも講習がある、学校や友達には家にもどる。
といっている手前……宿題をやっていないのは……彼女してはかなりまずい。
それゆえに先にそれらをすべてやっつけてから。
という概念の元に宿題に取り組んでいたのだ、今までこのエリは。
「うん、ゴルお兄ちゃん、がんばってるかな?」
まるっきり楽しんでいるセリナ。

そんな会話をしつつ、彼らは今建設されているさなかの。
新、結界都市にと足を運んでゆくのであった。



「ああああああ!もう!どうして僕ばっかりがぁぁぁぁぁ!」
彼が使い勝手がいい、というので。
セリナやユーリがこき使ってもいいよ?
といっているためもあるのかほとんど時間がかかりそうな作業、そのすべてが。
彼、ゴルンノヴァの役目と成り果ててもういくら日にちが経過したのか。
あまり漠然と覚えていない。
いまだに建設最中とはいうものの、それでも活気にあふれ始めている、
そこ、結界内部のその町で・・ゴルンノヴァの絶叫が。
今日も今日とて響き渡ってゆくのであった。


                        -続く-

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あとがきもどき:
薫:・・・・うーん、表現に自身がないから・・・かなりはぶきました ・・・・ま、わかるだろう。

重要報告。
えっと、とりあえずいろいろあって。
一時掲示板をわかるところはリンク削除いたしました。
アドレスは変わっていません。
それと、キリバンの報告方法をこちらから指定させていただくことに。
・・・リクばかりたまっていって、消化ができないのが原因です。
せっかくリクエストくださったのにそれを打ち込みしない。
というプレッシャーも自分にかかっております。
などといった要因もあり、こちらから指定。
という形にさせていただきました。
後はそれらの理由などで、返答に困る書き込みを
どうすればいいのか悩みかねてという理由が一つにあります。
直、一応漫遊記番外編は随時募集はしております。
本気でいつになるかわかりませんが。
おそらくは、リクのあった順番に漫遊記の番外編は打ち込みしていくつもりです。
問題は以前にいただいたリクがわからなくなった。ということです。
申し訳ありません。
リクを書いていた紙を飼い犬にずたぼろにされたのです。
きちんと管理してなかった私が悪いんですけどね。
それでは、近況報告でした。
2003年7月23&24日&25日。

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