まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
こんにちわなのですv
ええと、まず始めに。
こちらは殆どオリジナルですv
リナとガウリイの子供達が主人公v
なのでそれを納得した人のみどうぞなのですv
・・・あ、これの前の話は。
中編部屋の白銀シリーズにてv
んでは、いくのですv
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白銀の旅立ち ~紫の瞳~
ゼフィーリアを出発し。
とりあえず、最近内情がよろしくないエルメキア帝国に向かってゆく、セリナたち一行。
何でも、人が通れるようになった滅びの砂漠より、
元結界の外の世界から侵入者などが入り込み。
ちょっとした内紛騒ぎが持ち上がっていたりする。
まあ、外の世界では。
こちらとは違い、科学というものが発達し。
こちらは魔法が発達しているものの。
あちらは道具などが発達している。
交流が盛んになったのは…セリナが産まれた年のころ。
それまでは。
一時大量発生したデーモン達の影響で。
一時交流が途絶えていた時期があるがゆえに。
ようやく完全なる交流がもたれている今現在。
「でも、この辺りもずいぶんと発展したらしいよね。」
しみじみつぶやくそんなセリナに。
「まあね。でも発展しはじめたのは。砂漠に街道が出来てからだよ?セリナお姉ちゃん?」
しみじみと。
露店でにぎわっている町並みで。
店の軒先に置かれているオープンカフェにて食事をしている三人の姿。
まあ、この三人。
見た目、一体どういう関係なのか。
見る人がみなければ分からないであろう。
何となく雰囲気というか……何となくであるが。
どこか似た雰囲気を持っているので。
栗色の髪の少女と金髪の少年は、姉と弟であろう。
という予想はつくが……
まあ、その瞳の色が同じこともあり。
二人が姉弟なのは否めない。
……が。
どうやらその子の保護者なのであろうか。
彼らよりも数歳年上にみえる少年。
歳のころならば17か8。
漆黒の黒い髪をショートにまとめ。
その整った顔立ち。
思わず見惚れてしまうほどの…美少年もしくは美青年。
といっても過言ではない。
「まあ、確かに。ここのフィブリゾさんが滅ぼされてから通行できるようになって。
ようやく街道が出来たらしいからね。」
何でもないようにいいつつ。
「あ、お姉さん。パスタのおかわりとピザ五人前づつ、お願いね♡」
すでに平らげているお皿を前に。
やってきた店に勤めているウェイトレスの女性を捕まえて。
そう言っているのは……
「あ、ゴルお兄ちゃん。それだと足りないよ?ええと、十人前づつお願い♡」
にこやかにそんな青年の言葉をさえぎって。
にっこりといっているのは……栗色の髪に碧い瞳の歳のころならば、10歳くらいの女の子。
その笑顔が何とも愛らしい。
その言葉に。
「セリナお姉ちゃん?それで足りる?」
きょとんとしつつ、残ったサンドイッチをばくりと口に運んでいるのは。
残りの一人の少年。
金色の髪に碧い瞳。
彼らの両親を知っているものがここにいれば。
…間違いなく彼の子供であることが一目でわかるほどに。
まったくその外見は父親譲りであるその少年。
少し違うといえば…その瞳の大きさと、口もとくらいか。
それは母譲りで口元は小さく、そして目はぱっちりと大きい。
それゆえに…はっきりいって、かなりかわいい。
こちらもまた美少年…といっても差しつかえがない。
否、見た目では…口を開かなければ。
……女の子に見えなくもない……が。
そんな弟でもあるユーリのその言葉に。
「う~ん、でもよくいうじゃない?腹八分って♡」
にっこり。
がらがらがっしゃぁぁぁぁぁん!
にっこりと微笑んでいったセリナの言葉に。
……回りにいた客の殆ど。
ほほえましくそんな彼らをみていた客や。
……その食事の量に思わず呆気にとられて注目していた客など。
おもいっきり椅子から転げ落ちたり。
またはテーブルをひっくり返したりと。
盛大なるリアクションをしていたりする。
……まあ、当然の反応…といえばそうであろうが……
……何しろ、彼らは。
ここにあった定食メニュー、全て一人五人前づつ平らげて。
そして・・今は単品を制覇しかかっていたりする。
……これで驚かない人がいれば。
それは間違いなく、ある関係に続する人々。
といしかいいようがないであろうが。
そんな会話をしつつ。
食事を堪能していると。
「放してください!」
「へっへっへっ。いいじゃないかよ。」
何ともお約束というか、何というか。
そんな声が聞こえてきたりする。
そして。
ふとみれば。
その長い紫色の髪をなびかせて。
走り寄って来る一人の少女と。
いかにもごろつきらしい男達がそんな少女を追いかけて。
セリナたちのいる方向にとやってきていたりする。
そして。
「きゃぁぁぁ!」
男達に掴まりそうになって。
その反動で……
ガラガッシャァァン!!!
『・・・・・・・・・・・・・・・・。』
その少女が。
セリナたちが食事していたテーブルに突っ込んできたりさえしなければ……
わ…私の……
ふるふると。
目の前で地面にと落ちてゆく……セリナが食べようとしていたピザたちが。
無残に少女がつっこんだ衝撃で地面にと落ちていたりする。
「……や…やばい!ゴルお兄ちゃん!結界!」
「まにあわないよ!これは!(汗)」
ふるふるわなわな。
肩を震わせているセリナをみつつ、思わず顔色を変えているユーリに。
そして。
「……ちっ!」
あわてて何やらつぶやいているゴルンノヴァ。
その刹那。
「私のご飯がぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
どどどぉぉぉん!!!!
セリナのその叫びとともに。
上空より白銀色に光る光の筋が、セリナ目がけて降ってくる。
「ИЫ!!!!」
聞き取れない言葉で。
何かをゴルンノヴァがつぶやくのと同時に。
その光は。
まるで、何か虚空に揺らめくようにと掻き消えてゆくが。
「……ふう。」
思わず安堵の溜息が漏れる。
「……セリナお姉ちゃん…感情爆発したら…いきなりレーザーブレス炸裂させるからね……」
安堵の溜息ついているゴルンノヴァに。
ぽつりとそんなことをいっていたりするユーリ。
セリナ=ガブリエフ。
その感情の爆発とともに、その内なる魔力を開放することは……
母であるリナは…知らない事実。
「うっうっうっ。私のご飯さん達がぁぁ!」
いまだに泣いているセリナに。
「まあまあ、セリナちゃん、僕が驕るから……」
そんなセリナを慰めているゴルンノヴァ。
その言葉に、ぱっと目をかがやかせ。
「本当!?」
今まで泣いていた顔が一気に微笑みにと変化する。
「お~い?生きてるぅ?」
つんつんと。
どうやらいきなりのことだったので完全には移動できずに、
多少の衝撃波はここを直撃しているが。
まあ、壊れた建物などは瞬時にゴルンノヴァが戻している。
そこに目を回して倒れている人々をつついているユーリの姿が。
「う…うぅぅん……」
始めに目覚めたのは、女性を追い掛け回していた男達。
「とりあえず、悪人みたいだし?今のうちに♪」
そういいつつ、文字通り、身包み剥ぎ取り。
どこからか取り出した……
……というか、魔力で創り出した縄でぐるぐるとそんな男達を縛っているユーリ。
セリナ姉を泣かしたバツだしね。
などといいつつ。
セリナに気付かれないようにちょっとばかり。
その精神というか魂を切り刻んでいたりするユーリではあるが……
とりあえず。
「……う…ううん……」
何が起こったのか理解できないままに。
目を回して気絶していた、
先ほど、セリナたちのテーブルに突っ込んできた女性が、身じろぎしながら目を覚まし。
頭を抑えつつ、ぼんやりと視線を上げる。
そこには。
その紫の目と同じく紫色の瞳。
どこかの誰かと同じ色ではあるが。
受ける印象はまったく異なり。
そのゆったりとしたドレスはいかにもどこかのお嬢様。
といった所か。
そんな感じを受ける女性が一人。
ゴルンノヴァの【驕る】の一言で機嫌を直しているセリナたちの横にて見受けられてゆく。
その澄み切った紫色の瞳が。
おきあがりつつ、セリナたちを見つけ。
思わず凝視する。
そして。
次の瞬間には。
「あなた!!!私と駆け落ちしてください!!」
……ごげっ!!!
起き上がり、開口一番のその女性のその台詞に……
おもわず盛大にこけている、ユーリとゴルンノヴァ。
さもあらん。
女性がいっている相手は……間違いなく…セリナ当人。
しっかりと手を握っていたりする。
「駄目ぇぇ!セリナお姉ちゃんは何処にもやらないの!」
しっかりと。
ぐいっとセリナを自分の方向に引っ張り寄せているユーリに。
「あ…あの…貴女……女性ですよね……(汗)」
思わずあきれたような。
それでいて目の前が真っ白になる。
というのはこんな感じなのか。
となぜか納得しているゴルンノヴァ。
「?????駆け落ち???どういうこと?」
……一人。
意味を待ったく理解してない・・・セリナであった……
いきなり、目の前に現われて。
セリナにプロポーズをしている紫色の髪に紫の瞳をしている、
かなり高級そうな服を着こなしている一人の女性。
警戒しまくるユーリとゴルンノヴァとは対象的に。
「何かおもしろそうv」
……一人。
何か楽しんでいるセリナであった……
「私、チェルシーと申します♡あなた、私と駆け落ちしてくださいませんこと?」
そんなセリナに。
にっこりと微笑む…チェルシーと名乗る女性の姿が。
未だに数名の人々が気絶しているオープンカフェテラスの上にて見受けられているのであった。
-続く・・(のか?)-
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あとがきもどき:
薫:・・・・ふっふっふっ。今回の乗りは・・・完全にスペシャルv
スペシャルやシリアスなどが含まれますv
さあ、旅にでて、始めに出会ったこの人物。
いったい・・それは?(笑)
?:というか・・・どうして私は○なのに!国のために結婚しなくてはいけないのよぉ!
薫:・・・え・・・ええと・・・。
何やらチェルシーさんが叫んでますので・・(汗)
・・・・さあ、元ネタ、誰がわかったかな?(こらまて!)
ではでは、次回でvv
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