まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

こんにちわぁv
リクエストであったのでv(こらこらこら・・・・)続きなのですv
前回打ち込んだのは・・・・5月11日v
で、只今は2003年の6月9日v
約一ヶ月ぶりなのですv
・・・・それはそーと・・・・。あかねさんのリクのゼロリナ・・・
うう・・・・短編にするつもりが・・・何かノートに書き殴ってみたら・・・。
またまた長くなりそーな予感が・・。
でも・・・・あれを短編にしたら・・・本編が誰かがみたい!
とかいってくるかもなぁ(それはぜったいにない!)
まあ、何はともあれv
いってみようv

#####################################

白銀の旅立ち    ~出発~

「父さん、僕達がいなくてもほどほどにね?」
きゅ。
靴をしばって玄関で振り返りつつ。
母親であるリナを後ろから抱きしめている格好の父親に話しかけているのは。
金髪に碧い瞳をしている男の子。
「おうv心配するなvこれからは毎晩朝までぶっつづけで♡」
「ガウリイ!!!!////」
真っ赤になってその言葉に思わず振り返る。
「……とゆ~か、それ…いつものことじゃ……」
思わずあきれた声をだす息子のその言葉に。
「ん?そ~でもないぞ?リナが意識を失ったら。やめたくないけどやめて……」
のほほんとさらりとそんなことを言っている…夫のその言葉に。
「あんたわぁぁぁぁ!!///子供の前で何て爆弾発言してるのよぉぉぉお///」
すぱぱぁぁぁぁん!
懐から取り出したスリッパで後ろを振り向きざまに叩く栗色の髪の女性。
「??」
そんな両親の言葉の意味は……
母親譲りの栗色の髪の少女には、意味が分からずキョトンとしていたりする。
「まったく、リナは照れやだなぁ♡」
くすくすわらいつつ、しっかりとリナを抱きしめるその行動に。
「ちょっ!///はなせぃぃ!!…んんんんんんっ~~////」
そのまま、顔をぐいっとつかまれ。
……激しいキスをかまされているリナ。
「……えっと。セリナお姉ちゃん、父さん達の邪魔したら何だし。はやくいこv」
「そうだね。じゃ、母さん、父さん。いってきまぁぁぁぁす!」
元気よく手を振るそんな二人に。
「おう!気をつけてな!」
「……もう//あんたは…//油断も隙もないんだから///」
真っ赤になって潤んだ瞳でガウリイを見上げて抗議の声をあげ。
そして。
真っ赤になりつつも、どうにか冷静さを表面上はたもちつつ。
「いい?二人とも?無理はしないのよ?
  あ、ゴルンノヴァ、二人に怪我でもさせたら・・・・。
  重破斬ギガスレイブ(不完全版)をお見舞いだからね♡」
にこやかにそう宣言するその言葉に。
「……うっ。分かりました……」
家の外でまっていた。
十代くらい…といっても。
一応保護者みたいな存在は形だけでもいたほうが何かと便利だというのは。
リナもガウリイも。
同じく10歳前後から一人旅をしていたのでそのことは身にしみて分かっている。
ゆえに。
彼を脅して…もとい、頼んで。
いつもは十歳程度の姿になっているそんな彼は。
今では十八前後の姿にと一応は変えている。
正確には本人曰く。
17歳の姿であるらしいが。
その黒いショートカットにまとめられている髪が。
風もないのにびくりとそんなリナの言葉にと反応する。
「じゃ、お母さんいってきまぁぁす!」
「父さん、たまには母さんやすませてあげなよ?」
「???ユーリ?ど~いう意味?」
くすりと笑って父親であるガウリイに出かけざまにいっているその言葉に。
キョトンとした声をだしているのはセリナ。
ユリウス……ユーリの四つ上の姉ではあるが。
このセリナ……その手のことには……母親ににてとことん鈍い。
「ま、そんなセリナお姉ちゃんが僕は好きなんだけどv」
そういって、ぎゅっと姉にとしがみつく。
「????」
意味を理解したリナは真っ赤にと茹で蛸状態になったまま。
……ガウリイに抱きしめられた格好になっているのだが。
そして。
かるく溜息ついている青年と。
くすくす笑っているユーリ。
この場で……一人だけ意味を理解してないセリナであった。

「さvリナv子供達も出かけたし♡俺今から連休♡なんだよなぁ♡」
――ぴしり。
その言葉に瞬く間に凍りつくリナ。
「……が…がうりぃくぅん?ましゃか……(汗)」
子供達を見送り。
家に入り際に爆弾発言をしてくるガウリイのその言葉に。
「おうvこれから二週間♡しつづけようなv」
「い…いやぁぁぁぁぁ!」
「往生際がわるいぞvリナv」
ずるずると。
ひこずられ。
やがて。
――ばたん。
完全に家の扉は閉ざされ。
シャ。
全ての窓のカーテンが……閉じられてゆく……



空は透き通るほどの快晴。
「そ~いえば、お父さん、これから二週間の連休に入るとかこの前いってたけど?」
ふと思い出したようにいうセリナのその言葉に。
「ああ、それなら心配ないよ?ゴルお兄ちゃんと僕とで買出しはすませてるしv」
どうせ母さん……動けないだろうしね。
などと心で付け足しているユーリではあるが。
「????意味がよくわかんないけど。さって、とりあえず、何処にいこうか!?」
何しろ、初めての…子供達だけでの旅行である。
セリナがうきうきするのは当然ではあろう。

セリナ=ガブリエフ。
只今10歳。
母親譲りの栗色の髪に父親譲りの碧い瞳。
そして……その手の鈍さまで…母親から受け継いでいる…少女。

ユリウス=ライ=ガブリエフ。
只今6歳。
父親譲りの金色の髪に碧眼。
だが瞳の大きさなどは母親譲り。
性格は……セリナやリナは知らないが。
……父親同様に二面性を秘めている少年。

そして。
漆黒の髪をショートカットにしている、歳のころは17、8。
そのぱっちりとした大きな瞳が印象深い。
かなり整った顔立ちではあるが。
間違いなく、スカートでもはけば女の子に見えることは間違いなし。
フィリュシュ=セカルド=ゴルンノヴァ。

そんな容姿のその少年とともに。
……まあ、それは、ユーリにも言えることなのであるが……
セリナ、ユーリ、ゴルンノヴァ……
彼らの三人の旅は。
今始まりを迎えて行くのであった。


「いっけいっけ、スレイヤー♪
  悪と盗賊をたたきのめしぃ♪ついでにお宝ゲットで世界を目指しぃ♪」
ルンルンv
かろやかな足取りでスキップしつつ。
「ほらぁ!ユーリもゴルお兄ちゃんも早くぅぅ!」
なぜか。
とある国の王女作詞……
セリナの誕生日祝いに贈られた、それに楽譜までついていて。
それがお気に入りなセリナ。

「……ねえ?セリナちゃんがいつも歌っているあの歌…どうにかならないの……(汗)」
そんな先をスキップしながら進んでゆくセリナをみつつ。
横にいるユーリに話しかけているゴルンノヴァ。
通称ゴル。
「いいんじやない?事実だし。」
さらりとそうきっぱりと言い切っているユーリ。
これは、二人の両親・・というか母親をイメージして。
とある王女が考え付いたというものらしいが……
「……しかし…何だって…んなものを……(汗)」
思わずその楽譜をみていつものごとくにつぶやいているゴル。

その手にしている本には。

― 悪と勇気と根性と趣味と実益をかねつつの盗賊破壊
   魔族も神族も悪には人権などありはしない
   いけいけ、スレイヤー正義の道を広めるべく
   いけいけスレイヤー悪と盗賊をたたきのめし
   ついでにお宝ゲットで世界を目指し
   全ての世界に正義という名のスレイヤーを全てのものに広めよう ―

「……んな内容のが…どうして……120章もあるの…これ(汗)」
今彼が見たのは…第1楽章の部分。
ちなみに。
同じようなものが、あと119個ほどあったりする。
「何でもセイルーンのあの結界が出来てから120周年だからとかいってたよ?これくれたときに。」
そんなユーリのその言葉に。
……じゃあ、それ以上だったら……
思わず身震いしてしまう。
考えてもみれば。
……ありえないことではない。
……こんな内容のが千個や二千個…………永遠に続く…聖歌。
「そ…そ~なの……(汗)」
とりあえず深く突っ込むのはやめておく。
……何しろこれを創ったのは、……あのセイルーンのアメリア王女。
今では長女なのに沿岸諸国のとある国にと嫁いで。
数年もしないうちに沿岸諸国連合を一つにまとめていたりする、セイルーン第一王女。
グレイシア。
そんな姉に成り代わり。
今では王位についた父を助けて、
夫たる元合成獣のゼルガディスとかいう人間と…そ~いえば生活しているよな。
あのお姫さんは。
などとふと思っているゴル。
そんな二人の会話は聞こえてないらしく。
「ほらぁ!早くしないと日がくれちゃうよ!
  やっぱり旅というものは自分の足で移動してこその旅だもん!」
何しろ、初めてともいっても過言ではない。
……子供…というか。
自分達だけの旅は。
そんなセリナのその言葉に。
「ま、気にしてもしょうがないよ?それとも?
  セリナ姉にアメリアお姉さんの直伝の。生の賛歌全5500全集を歌ってほしいの?」
にこやかにそういってくるユーリのその言葉に。
「……いや、こっちでいい……(汗)」
などとほのぼのとした会話をしているこの二人。

「もう!!!!二人とも!おいてくからねぇ!」
その言葉にふと前をみると。
もはや…米粒程度になりはてているセリナの姿が。

「ああああ!まってよぉ!セリナお姉ちゃぁぁん!」
セリナの前では…とことん、大人しい子を演じているユーリであるのだが。
…未だに、そのことには。
リナもセリナも……この子が生まれて六年が経過しているというのにも、関らすに。
まったく気付いてないガブリエフ家の女性陣。
まあ、ガウリイのことにも気付いてない二人だからして。
当然といえば当然なのかもしれないが……

「……ほんと、血の影響なのかなぁ?」
まったく。
ユーリの転換の早さというか、その性格の二面性。
そしてまた……
セリナとユーリにとっては父親であり。
二人の母親たるリナにとっては夫であるガウリイの性格の二面性。
「……男は男ににて…女は女ににるのかな……この一族…性格……(汗)」
などと。
走ってゆくユーリの後ろについてゆきつつ、そんなことをつぶやいているゴル。

何はともあれ。
わきあいあいとしつつ。
セリナたちの旅は。
今始まったのであった。


                       -続く・・(のか?)-

HOME     TOP      BACK      NEXT

##################################

あとがきもどき:
薫:あははは・・・。
  ちなみに。
  注記。
  セリナ・・・弟の性格の裏・・知りません!(爆!)
  ついでに父親の裏も(笑)
  で、当然のことながら・・・リナもまた知らない・・っと(笑)
  知っているのはユーリとゴルンノヴァだけなのさv
  ガブリエフ家に住んでいる中ではね(こらまて!)
  ・・・おいおいと、ユーリの残虐(ん!?)性・・だせる・・・かなぁ・・(汗)
  ではではv
  次回からは、旅のエビソードv
  休息としてリナ達夫婦してんも・・たまぁに入る・・かも?(不確定)
  ではではvまたvv

HOME     TOP      BACK      NEXT