まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんにちわ♪さてさて、夢の内容もあと、二つのイベントのみ♡
・・・でも、もしかしたら、この夢の設定・・面白いから、投稿・・しよっかなー・・?
続き・・自分で考えて・・・・・・・・・・。
その内に、長編すんで、次のやつ、終わらせてからでも・・・うーん゛・・・(悩み)
とりあえず、さっさと、あと二話打ち込んで、長編の続きを打ち込まねば(汗)
ではでは、いきますのです。
・・・多分、皆様の小説・・読みまくってるから、こんな夢・・みたんだろーなー・・・。
私・・・。(汗)←書き殴りやその他の・・(汗)
今回は、エル様視点からで♡
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気まぐれの旅路 ~第四話~
「ここが……」
「なんか、あっさりしてますね……」
「確かに。結界ぐらいあるかと思ったが……」
「へ~。始めてきたな、ここ」
リナ、ミリーナ、ルーク、ガウリイが声を出す。
いや、呆然と言っていると言ったほうがいいようである。
一方、ゼロスとゼラスは
「……結界が、解かれてますね~……ゼラス様……」
「……そ~ね……なんでかしら?」
ここの結界が解かれているのにかなり、不思議がっているようである。
Sにしては、思い切った命令をだしたようだ。
ここは、すでに、カタートのSが本拠地にしている入り口にあたる場所。
あたし達は、ここまでやってきている。
いつもなら、人間がはいれないように瘴気の結界が何重にも張り巡らされているらしいが、
今回は、一切合切、結界は取り除かれている。
しかも、瘴気まで抑えているようだ。
……別に、ここまでしなくても、いいと思うけど?
そんなことで、あたしが怒ると思ってるのかしら?
Sのやつ……
……ちっ……
なにも対策ほどこしてなかったら、それはそれで、いじめがいがあって面白かったのに♡
しかし、こんなことして、他の竜王とかが攻め込んできたら、どうするつもりなんだろ~か?
Sのやつは?
な~んかここ最近、神々も魔王達も、自分達の役目……
勘違い……もとい、役目果たしてないよ~なのよね~……
あたしは、ただあいつらに、戦えといった風な命令は……出してないはずなんだけどな~?
たまには、『力の限り全力でぶつかり合え!』
とか、
『相手に負けるなんて、情けない!!』
とかいって、お仕置きしてるけど。
あたしが、出している命令は、
ま、『時々は、面白いから、やれ♪』
といっている程度だけど♡
互いにライバルとして、お互いを高めあうこと。
ちなみに、なんで性質から正反対にしているかというのも、すっごく簡単。
面白そうだ、という理由と、あと相対する性質では、反発する力が大きくなるとあたしが決めている為。
反発で生じた『力』は、それぞれの世界に吸収されるようにもしている。
つまり、あたしが手を加えずに彼らに下地を作ってもらっているようなものである。
世界創造に。
ついでに、世界破壊にも利用してるけど♡
あたしがそんなことを思っていると、
「なんででしょうか?その辺りにいる人、捕まえてきいてみますか♡」
ゼロスがいって、なぜかあたし達を遠巻きにみていた下級魔族を捕まえて聞いている。
……そ~いやゼラスもゼロスも、せっかく面白そうなんで、ここに転生(?)…させてるのに……
性格……かわってないのよね~……
最も、ゼラスだけにしよっかと思ってたら、ゼラスがゼロスも連れてく!!
と言い張ったから、あたしも面白そうなんで了解したんだけど。
……封印……といてみよっかな?
「え~とですね。なぜ、結界が解かれているのですかね♡」
ゼロス、声はにこやかだが目が笑っていない。
聞かれた雑魚は硬直してるし。
ゼロスのことを知らない雑魚なのだが、
だけど、ゼロスが放つ威圧感に押されている。
「あ……あ…め…命令がでてまして……赤瞳の魔王様より、直々に……」
震えながら、いっている雑魚魔族。
……情けない!!
あたし、そんなに弱虫に育てた覚えはないわよ!?
……S、さらに、どついておこうっと♪
「……命令?」
ゼラスがそれを聞いて、聞き返す。
さらに震えながら、答えてくる雑魚魔族。
「五人以上でやってくる人間には、決して手をだすな…と。
あと…完全に瘴気を遮断せよ。そして、結界も…全て開放すること…と」
震えつつ答えてくる。
「……エル…Sに……何の手紙…渡したの?」
リナはあたしと一緒にSのことをSと呼んでるけど。
ま、もともと、リナ達はそう呼ぶ立場だったんで、あたしは一向に気にしてはいない。
ま、人間になってるせいか、人間の感情に(わざとか)ながされてはいるらし~が。
リナがあたしがサイラーグで、ノーストに渡していた手紙を思いだしたらしく、あたしに聞いてくる。
「別に。だた、『何人かで遊びにいくから♪』と書いて渡しただけよ♡」
(だ…だけって……汗)
なんでか、ゼラスにゼロス、ミリーナ、ルーク、リナが思っているけど。
(……十分…大事のような気が……汗)
さらに思っているリナ達五人。
ガウリイは、ただ、ほけっとしている。
……ガウリイ……人間になって、さらに、ボケ…進行…してるんじゃない?
ま、いっか。
ガウリイは完全に理解できていないよ~である。
「……魔王…気の毒に……」
リナがぽつりといつているけど。
どういう、意味かしら?
んっんっんっ!?リナ♪
「ま、い~か。ともかく、俺たちが無事にはいれるんだったら」
なぜか納得してるルーク。
「それもそ~ね。いちいち結界張りつつ、進むってのもね~。
多分、かなり高度な結界でないと、ここでは無理だろ~しね~。
ま、手間が省けたってことで、ラッキ~♪」
リナは完全に喜んでいるけど。
「確かに。一応、魔族の本拠地な訳ですからね~……ここは……」
ミリーナまでもがリナの意見に賛成してるけど。
……別に、あんた達だったら、封印…解ければ、関係ない…とあたしは思うけど・。
……面白いから、解こうかな……?
リナ達が自身でかけてる封印と、あたしがかけた封印……
ついでに、シルフィールや、ゼルガディスや、アメリアや、グレイシアや……他にもいろいろと……
……考えてみよっと♪
面白そうだし♪
「そうですか……では、どうも♡」
ゼロスは丁寧に雑魚魔族にお礼を言ってこちらに戻ってくる。
「獣王様。どうやら赤瞳の魔王様、直々のご命令のためらしいですね。ここの結界解かれているのは♡」
あ、ゼロス、ちょっといたずら心起こして、わざとゼラスの呼び方変えてるし(笑)
「そのようね」
即座に答えてるぜラス。
それを聞いて、辺りに隠れてた雑魚魔族たちは一斉に凍り付いてたり、死んだりしてるけど。
……情けないったら……
ちなみに、ゼロスはにこにこして、雑魚魔族の放っている負の感情を食べてたりするけど。
ゼラスも然り。
どうやら、てっとりばやく食事する方法をとったらしい。
この二人はv
「……ゼロス……あんた、今、わざとゼラスの呼び方…変えたでしょう……」
リナだけが気がついて、ゼロスに言っている。
「あ、わかっちゃいました♡」
「分からないでか!!」
リナはご丁寧にも、
「そんなものに、魔法、かけないでくださいいぃぃぃ!!!」
ゼロスが抗議するが、
「い~のよ!!ゼロスだったら!!」
リナの即答に、
ごげっ!!
ミリーナ、ルーク、ガウリイ、ゼラス、ゼロスが盛大にずっこける。
「あ……あのな~……」
起き上がりつつ、リナに何か言おうとしてるガウリイ。
「さってと。エル、さっさといきましょ♪」
リナはあっさりと無視して、あたしに向かって言ってくる。
「ま、いっか。ゼロス、魔族だし」
ルークがリナに相打ちを打っている。
「……そういう問題でもないでしょ~に……ルーク……」
それをミリーナが冷静に突っ込んでいる。
この二人……人間になってまでも、この調子なのね……
いや、さらに、調子が面白くなってるか♡
……ミリーナ…も~ちょっと、素直になれば、い~のにね♪
「そうね♪じゃ、いきましょ♪」
あたしはリナの意見に賛成して、山脈の頂に向かって進んでいくことにした。
しばらくいくと、どうやら腹心連中全て(といっても二人・笑)とSが集まって、
……グラウシェラーも姿が薄いけど、なんとか実体を保って作業している姿が♡
どうやら、Sに呼び出されているらし~けど。
「は~い♪あんたたち~♪元気~♪」
あたしが彼らに向かって声をかけると……
あ、覇王、死んじゃった♡
「あ~ららら。覇王、完全じゃなかったから、エルみて、ショックで死んじゃってるわね~」
完全に人事のように言ってるリナ。
「しかし、さすがは、覇王ってとこか。
よく、リナにあれだけのダメージ受けて、物質干渉力…戻ってるよな。短期間で……」
うめくよ~に、だけど感心するよ~に、ルークが言っている。
リナ、ルーク、ミリーナ、ガウリイ、ミルガズィア、メンフィスの六人でやったくせに、何言ってんだか♡
覇王、怪我させて撃退したのは♡
ま、覇王ごときが、リナ達にかてる訳ないけどね♡
冥王のときは、あたしちょっと暇…だったからな~……
降臨…したんだけど……
それか、あのまま降臨しないで、リナ、封印解かせてた方が面白かったかもしんないな~。
ま、いっか。
あたしもあの一件では、楽しめたし♪
ぴししぃぃぃぃ!!!
あたしを見てから、いや声をきいてから、Sとダルフィンは凍り付いているし。
「ゼラス!!?あんた、この御方と一緒だったの!?道理で呼び出しても応じないと!!?」
ダルフィンがわめいている。
そ~いや、ゼラスになんかメッセージ送ってたけど、あたしが、それもみ消したたのよね~♡
面白いから♡
「……エエエエエル様!?おおお早いおつきで……??!!」
声を震わせまくってSが言ってくる。
「ね~、エル?これ、もしかして、魔王?」
リナ、Sを指差して、これよばわりしてるけど。
ま、リナだし。
リナの指の先には、骨をつなげたような杖を持った魔道士の格好をしたSの姿が。
ちなみにこのS、寄り代にしているのは『レイ=マグナス』と呼ばれてた人間の格好なんだけど。
実は、Sが内から干渉して、自分の好みの姿に…人間を変えたのよね~。
別にいっけど。
「こ…これ……(涙)」
S、リナの台詞きいて泣いてるし……
それでも、魔王なわけ!!??
「何よ?Sちゃん?あんた、あたしがせっかく来たのに、うれしくないのかな~♡んっ♡」
あたしの言葉に、
「いいいえ!!とんでもありません!!うれしいですぅぅ!!」
涙ながらに言ってくるS。
だが、
(何だって、エル様が、リナ=インバースと仲良く、しかも一緒にあのルークまで~~!!涙)
心の中では、なんでか泣いている。
さらに、
(エル様に気に入られてるリナ=インバースにちょっかいかけたら、私達魔族、消滅じゃないですか~!!)
ちょっかいって……
リナにちょっかいかける気だったみたいねv
Sごときが勝てるわけもないのに♡
リナ達に♪
ま、封印…解けなかったら、ちょっとは苦戦するかもしれないけど。
「そ~いえば、あたし氷付けになってるS、見てみたいのよね~♪
このS、あまり、力なさそ~だし。多分、本体(?)は氷の中?エル?」
リナがあたしに聞いてくる。
「正解♪さすがはリナ♪っとことで、Sの氷の彫像…見物行きましょ♪」
「そ……そんななあぁぁぁぁ!!!??」
Sがなにやら、わめいているけど、この際、ほっておく。
あたしの目的は、もう決まってるし♪
「ほ~んと、みごとなまでに凍り付いてるわね~」
「いや、まったく」
「きれいですね」
「氷の中で、なんで、こいつ、生きてるんだ?」
人事のように言う、リナ、ルーク、ミリーナ。
ぼけをいってるのは、ガウリイ。
Sが封じられている氷の塊をみて、ある意味感心してたるするようである。
さってとっと♪
「あ、ルーク♪ミリーナ♪あんた達、『それ』元に戻すわね♪
ついでに、リナ達の封印も、一緒に解いておくから♪」
あたしの本当の目的はこれにつきる!!♪
やっぱ、面白いから、S……復活させて、
んでもって、リナ達の魔力の封印を解いて、で、Sの反応をみて楽しむ!!
あたしは、ルークとミリーナの中にいた『欠片』を取り出して、氷の中にいるSのやつに同化させる。
ついでに同時に、魔竜王も復活させてっと♪
「さ~て♪メインイベント♪いっきま~す♪」
うきうき♪
そう言って、リナ達にかけていた、魔力(とりあえず魔力のみ)の封印を解いた。
『うげっ!!??』
Sは、封印から、解かれたことよりも、リナ達のもつ魔力に驚いているようである。
ちなみに、ゼラスとゼロスも戸惑っている。
う~ん♡
面白い♪
「げげっ!!?Sが復活した!?っはっ!!まさか、ルークとミリーナの中にSの欠片が!?」
リナがわめく。
『げげげっ!!?』
おもわずうめいているルークとミリーナ。
「ピンポーン♪リナ、正解♪ついでに、あんたたちの封印も解いといたから♪」
あたしの言葉に、
「何よ!!?この異常なまでの魔力の高まりは~!!(絶叫!!)」
リナが叫び、
「な~んか、身体が、かるいな~」
ガウリイ、自身の魔力の高まりに…気がついてないし……
「何だ!?この魔力は!??」
「……魔王より、上……みたいよ。リナ、これ。あたし達のこの魔力……(汗)」
ミリーナが冷静に判断下して、でも冷や汗流しつつ言っている。
一方、
ゼラスとゼロスは、魔力の高まりに気づくと同時に、すばやく魔力を抑えているけど。
さすがに、Sより魔力が高いと気がついて、すばやく対応したらしい。
ま、今は一応、Sの部下……やってるし(笑)
ゼラスとゼロスは♪
でも、あたしはまだ、彼等の記憶までは、封印といてないけど♡
リナ達のいきなりな魔力の高まりに、完全に石化してるSとダルフィンと、精神世界のグラウシェラー。
ついでに、この付近には、あたしが結界を張っているため、
リナ達の魔力の高まりは、他には気づかれてない。
アメリアとゼルガディスの封印もついでに解いておいたので、あちらの方も大騒ぎになってるよ~である。
「何だ!?この魔力の、以上なまでの高まりは!!いきなり!!」
わめいているゼルガディス。
「正義のたまものよ!!」
変な風に納得しているアメリア。
「……あの御方の…気まぐれ…ですね…しくしくしく……」
泣いているアクア…もとい、水竜王ラグラディア。
それを聞いて、ミルガズィア達は凍り付いているけど。
「ま、いっか。ラッキー♪ということで♪」
リナの言葉に、
ずでででっ!!!
あ、S達……滑ってるし……
「ど~せ、エルが何かしたんでしょ~し。害はないし♡」
リナが言う。
「それもそ~だな~」
ガウリイはのんきに相槌を打っている。
『……ま、いっか』
ミリーナとルークまでもが納得し、
『ちっともよくないいぃぃぃぃぃですすぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!』
Sの悲鳴が響き渡る。
……これくらいで、なさけないわね~。
「あ…あの、ゼラス様…どうします?これ、赤瞳の魔王様に…気がつかれたら…(汗)」
ゼロスがゼラスにそっと言っている。
もちろん、二人にしかきこえないようにではあるのだが。
「……ゼロス、絶対、抑えときなさい……その魔力……(汗)」
ゼラスも火や汗かきつつもゼロスにのみ聞こえるように言っている。
まっね♪
本来、ゼラスにゼロスって、S達とは比較にならないくらい、魔力高いんだし。
ついでにリナ達もなんだけど。
ただ、Sが部下創るとき、面白そ~なんで、
あたしが、ゼラス達、Sの部下に転生させてるんだし。
リナ達にいたっては、始めにリナ、創りだしたときは、あたしの力、使える魂作ろう!!
と思いついて、創ったわけだし。
他の奴らもあたしの思いつきで、創り出したのよね~……
始めは。
でも、けっこう、この思いつきも役にたってるし♪
ま、今は、とりあえずっと♪
「それじゃ、リナ、ルーク、ミリーナ、ガウリイ♡あんた達のその力使って、一緒にSいじめましょう♪」
あたしはリナ達に向かって言う。
「異議な~し!!!」
リナの即答に、
「まてえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
Sの悲鳴がこだまする。
「んじゃ、ルーク達も。その魔力…コントロール方法、思い出すのに、てっとりばやく参加しなさいね♪」
(……?思い出す?)
ルークとミリーナは心の中でつっこんでいるけど、
「ま、確かに。魔王、いじめる機会なんて滅多にないし……いっちょ、やるか♪」
ルークがいい、
「まてまてまててぇぇぇぇぇ!!(涙)」
今度は、泣き落としで頼んでいるS。
……ふがいない!!
「そ~ね。なにごとにも、自分の力の把握は、大切よね。じゃ、私も」
そう言って、ミリーナも参加する。
ガウリイにいたっては……本能だけで、魔力……つかいこなしてるし……
・・・・
やっぱ、本能機能…強く、創りすぎてたかな?
魂を……
まっ、いっか♪
「んじゃ、そ~いうことで♡あ、S、防御するのは、なしね♡」
「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
あたしの言葉にSの絶叫が響き渡る。
「え~い!!あんた。仮にも、魔王でしょ~が!!」
あたしが一喝すると、
「なんだって、私よりもこの人間達の方が魔力高いんですか~~!?エル様~~!?」
「面白いから♪」
あたしの即答に、
「そんなあああああぁぁぁぁぁぁぁ??!!(涙涙)」
だくだく涙を流しているS。
そ~いえば、Sだけでは……つまんないわね~……
パチン!!
あたしは指を鳴らして、ついでに、部下Dも呼び出した。
(無理やり引っ張ってきたともいう)
「エエエエエル様ーー!!??」
Dがあたしに気がついて、わめいているが、
「D♡あんた、以前、あたしに反逆企ててたわよね♪ってことで、ついでにあんたも実験台ね♪」
あたしの台詞にもののみごとに血のけを引かせていっているD。
どうやら、あたし、冗談でいったのに、Dのやつはあたしがまだ怒っていると思い込んだよ~である。
「というわけで、Sと、D、実験台にすることに決定♪」
『決定しないでくださいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!』
SとDの叫びが響く。
鬱陶しいったら……
「んじゃ、了解もでたから、やりますか♪」
あたしの台詞に、
(了解……出てないんじゃあ……ま、いっか)
心の中で納得しているリナ達だけど。
さってとっ♪
あたしはうきうきして、あたし愛用の大鎌を取り出す。
リナは、ラグナブレードの変形バージョンを試してみたいらしく、それで、やるつもりらしい。
ガウリイにいたっては、斬妖剣に無意識に魔力上乗せして、戦闘態勢に入ってるし。
ルークとミリーナにいたっては、前から試してみたかったらしく、
オリジナルの呪文を唱えて、武器を手に取っている。
……実は、彼らが持っている武器は、彼らの本来の愛用の武器なんだけど……
まだ、本人達も思い出したないよ~だし。
……だまってよっと♪
『うぎぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!・・・・・・・・』
なぜか、断末魔のような悲鳴が響き渡る。
『あ…あ…ああああああぁぁぁぁぁぁ!!おもいだしたたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
ゼラスとゼロスがそれと同時に叫ぶ。
…どうやらこの二人、今ので自分達の立場(?)を完全に思い出したようだし。
「……まだ、だまっときましょっと……」
「……そですね……」
しかし、さすがは、ゼラスとゼロス♡
このまま黙って、まだまだ、ここで遊ぶみたいね♡
いいけどね♪
そのほうが面白いし♪
「あ、死んだ……」
リナがぽつりと言う。
「あ、本当だ。情けないわね~。これしきのことで……」
あたしがいうと、
(……エル様の力……一気に受けては……当たり前と思うのですが……汗)
ゼラスが心の中で言っている。
(……そですね。僕たち、リナさん達も、ある意味、エル様の直属の部下ですし……汗)
ゼロスまでもが心の中で思っているけど。
ま……ねぇ……
あたしが、いちいち仕事するのがめんどくさいんで、創りあげている存在なわけだし。
世界の管理とか、……報告とか、その他のお仕事やらせるために。
リナ達って……
あと、リナ達一部に関しては、面白いからと言う理由で、いろいろな力…与えているし。
たとえば、リナは唯一、あたしの力を使えるよ~にしてたりとか……
ガウリイなんかは、本能のままに、なんでもできのよ~にしてるとか……
他に対してもいろいろと……
そんな彼らをいきなり、ランダムで、ある世界に送り込んで暇つぶししてるわけだし。
あたしは♪
ま、今回は、かなり人間くさくなってるけどね~……
み~んな♡
たまには面白いかもって、やってみたんだけど♡
リナ達もこころよく了解してくれてたし。
「あ…あああぁぁぁぁぁぁ!!!おもいだしたたぁぁぁぁぁ!!!!!」
なんでかダルフィンまでもが、完全に思い出してるし(笑)
「……何をだ?」
いきなり、登場してきたのは、魔竜王ガーヴ。
『ガーヴ(様)??!!』
ゼラス、ダルフィン、ゼロスの声が重なる。
「あっら~♪ひっさしぶり~♪ガーヴ♪」
リナがガーヴに気がついて、明るく言うけど。
あたしが、ガーヴ、復活、させたのよね♪
もちろん、今♪
「……な…なんだって、リナ=インバースがエル様と一緒にいるんだだぁぁぁぁぁぁ!!!!」
今度は、ガーヴの絶叫が響き渡る。
「楽しいから♪それと、エルの力、使った条件だし♪ね、エル♪」
リナがあたしに言ってくる。
どうやら、リナ達が完全に思い出すのはまだのよである。
「そうそう♪リナ達といると楽しいし♪」
あたしの即答に、
「うそだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ガーヴはそう言って……死んだ。
『あ、復活そうそう、死んじゃいましたわ(ね)』
無責任なまでの発言が全員から飛び出した。
(……ガーヴ……お前、復活そうそう、大変だな……)
(……赤瞳の魔王様~……涙)
(……あきらめろ……ガーヴ……エル様には……涙)
精神世界でSがガーヴをなぐさめ、
ガーヴがSに泣きつき、グラウシェラーが冷静に状況を判断している。
でもねぇぇ……
S~~……
ガーヴ……あんたから、一度、離反したのよ~。
すんなり許すなんて、本当っに…部下には甘いんだから。
やっぱ……もうちょっと、やっとこっと♪
(『うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!・・・・・・・』)
精神世界中において、S、魔竜王、覇王の叫びが響き渡る。
ん~♡
デリシャス♪
「さてと、エル、とりあえず、カタートの用事は済んだんでしょう?これからどうする?」
リナがあたしに聞いてくる。
「あ……あの?そろそろミリーナの両親の命日なので、
そっちに墓参りにいきたいんですけど……エル様(汗)」
ルークが冷や汗かきつつあたしに言ってくる。
そ~いや、そろそろそんな時期だっけ?
ま、いっか。
「んじゃ、あんた達は、ここでい~わ♡
そのかわり♪あたしをしっかりと楽しませること♪旅の先々で♡」
あたしが言うと、
ミリーナとルークは冷や汗かきつつも、こくん。とうなづく。
やがて、ルークとミリーナがあたし達のメンバーから、去ってゆく。
っていっても、思い出したら、すぐもどってくるだろ~けど。
あのまじめなミリーナだし♡
「んじゃ、ま、次は、ゼフィーリアにでもいってみましょうかね♪」
「ぶぶぶぶうううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!」
あたしの台詞に、リナは盛大にむせこんだ。
「僕たちもですかぁぁぁぁ(涙)」
ゼロスが泣く泣く言ってくるけど、
「当たり前♪」
あたしは即座に答えている。
ちなみに、ダルフィンも自分の正体(笑)思い出したもので、あたしについてきてるけど。
「それじゃ、次は、ゼフィーリアね♪」
あたしの台詞に、
「いやゃゃゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!姉ちゃんに、殺されるうぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
リナだけが、泣き叫んでいた。
……リナ、あんたの今の魔力だったら、完全にルナを上回ってるってば♡
そうして、あたしは次の目的地に、ゼフィーリアを選び、そして出発した♪
さってと♪
ついでに、ルナも竜神として、覚醒させますか♪
-第四話終了ー
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あとがき:
・・・多分、この夢、自分の書いてる小説の内容と、皆様の小説の内容とがごちゃまぜになって、
現れたのでは・・と、夢の内容を打ち込んでで、私は思いました(笑)
さてと、あと、夢でみた、エピソードは、ゼフィーリアでのイベントのみ♪
頑張って、打ち込みましょう・・・。
ではでは・・・。
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