まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
さてさて。ようやく今回、ケインたちと合流ですv
あとはもう少ししたら元の世界にもどるのみv
15話までにはおわる・・・かな?
ともあれ、いっきますv
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~時空の旅人~第12話~
「……何ここ?」
とりあえず、ガウリイとともに、吹き抜けの穴のようなところを降りてゆく最中。
途中、何やら人がたくさんいる場所の踊り場のようなところにと降り立ち、
そこにある扉というか壁にぽっかりと開いている入り口から建物の中にと入ってゆく。
入ってゆくことしばらく。
とりあえず何やらわめいてきたり、攻撃をしかけてきそうになる人々は邪魔なので。
ことごとく凍りつかせたり、またはちょぴっとレアに焼き上げたりして黙ってもらっているこの現状。
周囲には四方八方といっていいほどに壁全体が何やらスクリーンのようにとなっており、
様々な映像らしきものが映し出されていたりする。
何かの管理室みたいなものかもしんない。
とりえず…と。
「そだ。たしかレイルさんからもらったのを…えっと…ここでたぶんいいとおもうけど?」
何かたくさん機械というかスクリーンのようなパネルがあるところとかだとかいってたし。
預かっているのは小さな棒のような板のようなもの。
見たところそれにあうような穴らしきものがある場所があるので。
ひとまずそこにとセットする。
ヴッン……
何かセットすると同時に全ての窓という窓に数字というか文字の羅列が映し出されてるけど。
はてさて?
……ま、いっ。
それと同時に。
チカッ…チカッ…
ふっ……
魔力キレか何かなのかな?
部屋を照らしていた明かりが点滅し、ちかちかと点滅しながらもついにふいっと掻き消える。
「えっと。とりあえず…
明かりがないと不便なので
腰に挿してある短剣の先にとうかべ、簡単な松明もどきとする。
「それで?リナ?どうするんだ?」
何やら明かりは消えたというのに、スクリーンには未だに文字の羅列が流れるように映し出されている。
「とりあえず。あとは待ち合わせ場所にいくだけかな?」
ここにくるまで、一通りめぼしそうなものは奪い取り…もとい物色して手にいれている。
おもったより金銀財宝…というのははっきりいってなかったのが悔しいけど。
何か紙切れのようなものとかばかりしかなかったし……
何かかわったような装置のようなものとか。
あとは、光の剣もどきをいくつかみつけたのが収穫かな?
よくわかんないけど剣となる棒に何か箱のようなものとか固いバンダナのようなものがついてたり。
かさばるのでそれは一個にして後は棒のみにしてマントの後ろとか。
あとはガウリイの腰に挿して幾つか身につけている今現在。
けっこうあれは便利だし。
基本的には精神を集中させて光の刃を作り出す。
というのは、かつてガウリイがもっていた光の剣とほぼ同じ。
ついでにいえば掛け声とかいらずに何やらボタンらしきものを押すだけで刃がでるし。
これ、もってかえって大量生産できたらかなりもうかるしv
もしくは大金でどこぞに売り払う。
というのも手ではある。
ともあれ、めぼしいものはもうないので移動するとしよう。
うん。
何やらそのあたりに転げたり氷のオブジェになっている人々をそのままにしておいて。
あたしとガウリイはさらに地下にむけて進んでゆくことに。
「しっかし。何かここかわってるよな~」
「ガウリイ。何わかりきったことをいってるのよ。今さら」
まあ、確かにガウリイのいいたいことはものすっごく判るけど。
あたしとしてもガウリイと同意見。
ここまで主に鉄などをつかって建物を作り出すなどとは。
この世界の技術に驚きを隠しえない。
それ以外の技術にも驚きを隠しえないけど。
あたし達の世界もこんなようになるときがいつかくるんだろうか?
それは今のあたしにはどう考えてみてもわからない未来。
だけど、今を精一杯いきてゆくのがあたし達、生きているものの勤めでもあるから。
「とにかく。いきましょ」
そんな会話をしつつも、奥に、奥にと地下にと続く吹き抜けの穴のようなところから下りてゆく。
途中で扉らしきものがあるみたいだけど、どうやったらあくのかわからないから、
ひとまず
何でか定期的に扉らしきものはみえるけど。
とっても何もないから吹き飛ばす以外に方法はないし。
さってと。
もう、ケインさんたち…地下深くにいってるかな?
ごがっ!!!!!!!!
呪文と同時に扉が吹き飛ぶ。
カッ……
何だか静かだな~。
降りてゆく途中。何かいきなり固い四角いようなものが上がってきたけど。
降りてゆくのに邪魔なのでそれはひとまず呪文で撃沈しておいた。
この吹き抜けの道のような場所にはそこかしこにコードのようなものがついてるけど。
何らかの装置かにかがあるのであろうけど、あたしはそれが何かはわからないし。
ともあれ。
とにかく地下に続いている穴をとことん突き進み、突き当たりまでいったところにて扉を吹き飛ばす。
カッ……
ひんやりとした空気が体にまとわりつく。
未だにあたしやガウリイの体全体にはキャナルさんがかけてくれた風の結界が施されている。
それゆえにあまり不自由は感じないけど。
ぼんやりと剣の先に灯した明かりが周囲を照らし出す。
きょろきょろと周囲を見渡せば、どうやらここは何かの倉庫か何かのようだ。
今までいろいろとみた建物の中とはまったく異なる様子である。
無意味にひろい空間に、いうまでもなく四方は鉄の壁。
と。
奥のほうから何やら人の気配と話し声がか細くではあるが聞こえてくる。
うや?
この声は………
「なぜ、そこまで逆らうのだ?ミレニアム?我等と同じ闇の眷属よ?」
「うるさいわねっ!私は…私は、あんたたちとは違うっ!」
どうも、ミリィさんと…そして……
「えっと…この声って…確か…っ。ちょいまていっ!ガウリイ!いくわよっ!」
かなり早い復活らしい。
さすが…というか、何というか……
とにかく早く声がしているところにたどり着かないと!
もう、これ以上、あたしの前で誰も死なせたくはないっ!
カツコツコツコツ!
走るたびに乾いた音が鳴り響く。
右に左に通路のような場所をとにかく進んでゆくことしばらく。
「てめえ!こんどこそ決着をつけてやるっ!」
「ケイン!無理をしては…!というか、今はそれどころではないでしょう!?
ふと視界に映るのは確かにこの前、撃退したはずの例の
そしてまた。
それに対峙するかのようなミリィさんとケインさん。
そしてそんな二人の間に立ちふさがるようにと立っているキャナルさんの姿が。
「そうはいうがな。ヴォルフィードよ?つっかかってきたのはそちらが先だぞ?」
そんなキャナルさんたちにむかってそんなことをいってるそれ。
・・・・・・・・・・・・・・・・
というか、まったく無傷なんですけど……
もしかしなくても、かなりの数の
確かにあのとき、器になっていた肉体は滅ぼしたし……
ともかく。
今ここで不意打ちにギガスレ不完全版となえたら…決着つかいなかな~?
そんなことを思っていると、どうやらキャナルさんたちのほうがこちらに気づいたらしく、
「……リナさん?もしかして。もしかしなくても、かなり怖いこと……
今、これに気づかれないようにあの御方の不完全呪文唱えようと考えてませんでした?」
うっ!!
あたしのほうをみながらそんなことを言ってくる。
見抜かれてるかも……?
キャナルさんの声にどうやらケインさん達もあたしとガウリイにと気づいたらしく。
「あ。リナさん達。ようやくきました?」
「おまえ…かなりおそかったけど。何か物色してなかったか?」
ぐっ!
ミリィさんが目の前にいるダークスターに対して警戒を解かず、顔だけこちらにむけていってきて。
そしてまた、ケインさんはケインさんでおもいっきり痛いところをついてくる。
「な、何いってんのよ!あたしはただ、捕らわれている人たちがいないかどうかみてただけよ!
そ、それよりっ!何でまた
よくよくみれば、ダークスターの後ろには先ほどのかなり危ない男性が。
そんなあたしの問いかけに、ちらりとあたしのほうを垣間見て、
「おそらく。ヴォルフィードはここにくるのはわかっていたからな。
……あと、我に賛同する精神を感じたがゆえに出向いてきたに他ならない。
まあいい。アリシアの血縁者、それにミレニアムよ。貴様たちとの決着はまた今度だ。
今はそのものたちを過去のあの時代の赤眼の魔王の世界に戻すのが先決だ。
はっきりいって、そのものたちにこの世界におられては。
下手にあの御方の情報とかを世界にむけて発信されても困るしな」
何やらそんなことをいってくる。
……そんなにあの金髪魔王のことって脅威なんだろうか?
まあ、たしかに。
脅威といえば脅威だろうけど。
こんなに文明とか技術発達してたら別に知られてもかまわないとおもうけど……
あたしたちの世界のように自分達が住んでいる場所とか。
その世界そのものの仕組みとかがきちんと理解されてないのとはまた違うんだし。
そんな会話をしている最中。
「なあ?リナ?たしかあいつ。このまえ体なくなったんじゃないのか?
何でまたかわりなくいるんだ?」
ガウリイがあたしの横でそんなことをいってくるし。
「…おおかた。予備の
まあ。たしかに。元の世界に早いところもどらないといけない。というのは事実としても。
……で?そこの人生に多少見切りをつけて他人まで巻き込もうとしている奴をどうする気?
あたしとしては、他人を巻き込むようなまねは絶対に阻止したいんだけど?」
あのときのような…コピーレゾのときのような思いは…たくさんである。
至極もっともなあたしの意見に。
「これは以外なことを。私はただ。人類を救ってあげたいだけですよ。
その旨をいったら、この人にかなり共感してもらえましてね。
あなた方が何者かはしりませんが。ですが私の邪魔はさせませんよ?」
何やら白く長い煙りをはくおそらくハマキもどきのようなものを口にくわえている、
髪の毛を後ろで一つにたばねている眼鏡をかけた男性がそんなことをいってくる。
「冗談!他人に救われる。なんて誰も望んでないわよっ!
それに!どうせあんたの救う。というのは即ち。無に還す…というか。
全てを無と化す。ということでしょ?…魔族本来の望みとほとんど同じように」
そんなあたしの台詞に。
「…魔族?ああ。伝説上の生き物ですか」
いや。
伝説って…あんたの目の前にいるそれも一応この世界の魔王なんですけど?
思わず突っ込みをいれたいところをぐっとこらえる。
どうやらあたしと同じ思いを抱いたのか、キャナルさんもそちらにとあきれた視線をむけ、
「…あ、あの?あなた。あなたが協力要請しようとしているその
わかっててそれいってます?」
やはりこれまた多少あきれたような、というか戸惑ったような声でといかけてるし。
「伝説上の魔王と同じ名前ではあるようですけど。まさか本人のわけないでしょう?
私はただ。私の目的を果たすのに邪魔なものは消して、協力してくれるひとには手をかす。
ただ、それだけですよ……」
いあ、やっぱりわかってない……
ま、まあ説明するのも難しいのかもしんないけど…さ。
ううむむ……
「ともかく。フォウニ。あなたはあなたで例のもので…私は私の仕事をしますので」
「それでは。この場はまかせましたよ。ではまた」
「「あっ!!」」
そう言うと同時、フォウニ、と呼ばれたその男性は奥のほうにとひっこんでゆく。
思わず声をかけて追いかけようとするあたしとキャナルさんだけど。
だがしかし、そんなあたしたちの前にすっと
そして。
「リナ=インバース。ガウリイ=ガブリエフ。汝たちは早々にあちらの世界に戻るべきであろう。
ヴォルフィード。貴様もそのようにおもっているからこそここにきたのであろう?」
何やらそんなことをいってくる。
「ま、まあ。確かに。そうですけど…だけど、それとこれとは話がちがいますっ!」
あたしもキャナルさんと同意見。
そんなキャナルさんの叫びが通じているのかいないのか。
ふっと微笑み、
「まあいい。…すでに、準備はできている……」
『……準備?』
思わずそんな
同時に問い返すあたしとガウリイと…そしてミリィ。
ケインさんは未だに
……もしかして、もしかしなくても…戦いになる…のかな?
あたし達が首をかしげ問いかけるのと同時。
かっ!!!!!!!!!!!!!
あたし達がいた部屋全体を…何やら白い光が覆いつくし……
「転送!!」
それと同時にどこか遠くでキャナルさんの声が耳にと届いてくる。
そして。
ゴ…ガァァッン!!!!!!!
ほぼ同時。
何かとても激しい爆発の音が。
…何だっていうのよぉぉ!?
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あとがきもどき:
薫:さてさてvリナさんがいってる。吹き抜けのような穴。
その正体。それはエレベーターです(笑
当然、リナ達はボタンを押して扉が開くまでまつ。
何て知りませんしね(笑
なので、そのまま呪文で扉をつちこわして、吹き抜けのエレベーターホール内を進んでます。
…もしここで、したとか上からエレベーターが移動してきてたら…
間違いなく邪魔ものとみなして呪文で壊すの請負ですね……あはははは(汗
さてさて。次回でちょこっと戦闘シーン?やって。
それから帰還。ですねv
あとすこし~。まあ戻ってからもまだあるし。
何はともあれ、ではまた次回にてv
2007年3月31日(土)
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