まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

何だかのんびりしてたらあっという間に間があいた(汗
ともあれ、さくさくとすすめることにするのです…
途中のやつを全て開いていってたらすでに20超えてるこの現状…あはははは(汗

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 ~時空の旅人~第7話~

ナイトメア。
それは、どうやらここでいうところの巨大犯罪組織らしい。
それはわかってはいるけど、どこの組織もその犯罪組織に手がだせない。
きちんとした証拠がないかぎり、表でもきちんと営業している彼等を裁くことは、
この世界にとある法律からして難しい。
そういうことらしい。
そして、その犯罪組織の創立者が、スターゲイザーという人物であり、
そしてまた、その背後にはダークスター。
という存在がいる。
というのまではある程度の情報通であれば誰でも知っている。
という現状らしい。
「わかってるんだったら。それこそ回りにばれないように叩きのめせばいいのに。
  バレなきゃいいのよ。それこそ人のため、世の中のためになるし。ついでに懐もあったまるし」
しごく最もなあたしの意見に。
「……いや。それはそれでこまるんですけど……」
何やらぽそっといってきているレイルさん。
そういや、このレイルさん、何か警備関係のお仕事。
ここでは何か警察とかいう組織らしいけど。
ともかく、そういったものを取り締まる仕事についているらしい。
「まあ。たしかにバレなきゃいい。というのは認めるけど」
あたしの意見に同意してくるミリィさん。
「でしょ!?」
「ま、悪人に人権はない。というのは私も認めるし」
どうやらこのミリィさんも私と同意見らしい。
「まあ。そうかもしれませんけど…とにかく。ナイトメアの組織はなかなか尻尾をつかませないんですよ。
  かくいう私達の組織の中にも彼等とつながりをもっているひともいるようですし。
  わざと彼等の中に侵入して捜査している人たちもいますけど」
なるほど。
どうやらどこの世界にもそういったものはあるらしい。
潜入捜査官。
というやつか。
…どこぞのおっちゃんを連想してしまうのはなぜだろう?
「ま。大体のところはわかったわ。つまり。
  どこかの組織のバックにこの世界の魔王がいて。好き勝手やってる。そういうことでしょ?
  しかし…何かかなり庶民的…というか、人にかかわりもってるわねぇ。この世界の魔王って……」
ある意味、魔王がその組織を動かしている。
ということであり。
そしてまた、それらが知れ渡っている。
というのはかなり人間世界に干渉しているようなきがするのは気のせいだろうか?
魔族の望みはおそらく、どこでも同じようなものだとおもうけど。
即ち、全てを混沌に還りゆかす。
というこの一点。
そんな会話をしていると。
ぴぴぴっ。
何やらレイルさんの腕についている何かから音がきこえてくる。

「はい。こちらレイル……」
レイルさんがそれにむかって何やらいってるけど。
って…
「「うわっ!?」」
おもわずびっくり。
何で…何であんな小さな画面に人がうつってるわけ!?
ガウリイも驚いたらしく同時に叫ぶあたしとガウリイ。
「あ~。そういえばリナさんたちがいた世界はまだこんな携帯用の通信機はなかったはずですね」
あ。
いつのまにかキャナルさんがもどってきてる。
何か未だに顔色が悪いような気がするけど。
何やら小さな映像にむかって話しこんでいるレイルさん。
よく意味のわからない単語などがでてきているので何をいっているのかはさっぱりである。
ま、キャナルさん…というか、この世界の竜神であるヴォルフィードにも聞きたいことはあるし。
「で?えっと。キャナルさんはこの世界の竜神。ヴォルフィードであるのは間違いないわけ?」
ひとまずもう一度確認。
そんなあたしの質問に。
「ええ。まあ。この時代ではそれぞれ、乗り物などといった形で具現化したり物質化したりして、
  人の世界の中にまぎれてもおかしくないように神族も魔族も行動していますからね」
ふむ。
「ちなみに。他の魔族とか、神族は?」
「え?ああ。それぞれ。人のふりとかしていろいろとやってますけど。
 例えば会社経営してたりとか」
……ずるっ。
……何か、というかイメージが……
そんな彼女の説明に思わず座っているソファーとかいうやつからずりおちる。
か…会社経営って……
魔族…それに、神族が?
…いったい、この世界って……
「?よくわからないけど。それより。キャナル?このリナさんたち、どうするの?」
あ。
そういや、そ~だ。
それきくの忘れてた。
「そうですね。とりあえず…異空間移動をしてリナさん達には戻っていただくようになる。
  とはおもうのですけど……すんなりと戻れるかどうか……
  多分。リナさんとガウリイさんがここにきたのには。何らかの意味がある。とおもうので……」
ミリィさんの言葉に何やら言葉を濁しているキャナルさん。
あ゛~……
確かに。
ここにきた経緯からしても尋常じゃないしな~……
そんな会話をしていると。
ぴっ。
どうやらレイルさんが話しおわったらしく。
「あ。すいません。ちょっと別なお仕事がはいってしまいました。すいません。
  とりあえず、リナさんたちのことは、この人たちに任せることになりましたから。
  それより、私の船の燃料が少ないので船ごと近くの惑星におくってもらえます?」
などとあたし、それにキャナルさんをみながらもいってくるレイルさん。
「レイル警部。それは別経費をいただきますよ?」
「…あ、あいかわらずがめついですね……」
そんな会話をしている二人だけど。
「いや。今のはキャナルさんの言い分がただしいっ!」
おもいっきり力説しておく。
「でしょ?」
「あたりまえ!というか燃料とかいるんだ…不便ね~…魔法なら楽なのに」
「本体てきには、私のほうはいらないんですけどね。ですけど。
  さすがに完全に自力で実体化している。というわけではないので。
  器にしているものにどうしてもそれは必要となっているのが現状ですね。
  といっても、それは別なもので補うことは可能ですけど。…魔力…即ち、精神エネルギーで」
そんなあたしにと説明してくるキャナルさん。
なるほど。
つまり魔力というか精神力がものをいう。
というわけか~
それはどうやら基本的に魔法をつかう基本とあまりかわんないらしい。
精神力がつきたら休憩しないといけない。
というのは魔族にしろ、人間にしろ基本みたいだし。
「?よくわかんないけど…とりあえず。ならケインおこしてくるわ」
いって、おくにとはいってゆくミリィさん。

とりあえず、あたし達は再び。
キャナルさん…もとい、漆黒の竜神ヴォルフィードそのものだ。
という、『うちゅうせん・そーどぶれいかー』にのって。
別の場所にと移動してゆくことに……

しっかし。
うちゅう…かぁ。
…やっぱし、あれにけっこう近い空間のようだな…あうっ……


どっがぁぁんっ!
『うわぁぁぁ!?』
う~ん。
快感♪
「やっぱ、こうでないとね~♪」
レイルさんからの依頼だから、どんどんやっちゃってもかまわないだろうしv
とりあえず、どこか別のわくせい…とかいう場所にと移動して。
その地に降り立ち、レイルさんからあたしとガウリイが受けた依頼。
それ即ち。
「…!?」「な…何だ!?サツの手入れか!?」
「…!?」「馬鹿なっ!手をまわしたはずだっ!」
何かいっている悪党さんたち。
言葉…わかんない。
何でも、警察の上層部に裏金を渡して悪事を見逃してもらっているやからがいる。
とのことで。
それゆえに表だっては警察としては悪事を彼等がしようとも動けないらしい。
下手に動けば自分達の首があやしいとか何とか。
…どうやら彼等の仕事というのはかなりのお役所仕事らしい……
ともあれ。
だけども、彼等が何をしても口だししない。
ということは、何があっても口出ししない。
というのと同意語だから、別にこの悪党さん達から『資金調達』をしてもかまわない。
というようなことを遠まわしにいわれているあたしとしてはっ!
やっぱりこういったものには乗らないと損である。
うん。
しばらく、何かキャナルさんたちは思うところがあるらしく。
数日この地に滞在する。
とのことだし。
ここは、やっぱし!
めぼしいものを見つけてできたらあっちに持ち帰らねばっ!
何か【けんじゅう】とかいう飛び道具があるらしいが。
それらはあっさりと風の呪文でその弾丸ははじきとばせるし。
というか風の結界を少し強化しておけば当たることはない。
まあ、【レーザーじゅう】とかいうやつはやっかいみたいだけど。
だがしかしっ!
相手が何やら行動してくるまえに呪文をぶちかませば問題なしっ!
それゆえに、先手必勝。
悪党さんがアジトにしている。
という場所にちょこっと爆裂陣メガブランドの強化版を叩き込んだ何ともお茶目なあたし♡
ついでに連続していくつかの呪文を放っただけで面白いまでに大混乱におちいってるし。
「…お~い。リナぁ?…無理するなよなぁ~……」
横でガウリイが何やらあきれたような声をだしてきてるけど。
さってと。
そろそろ…いいかな?
「んでは、仕上げいっきますっ!竜破斬ドラグスレイブ!!」
どっがぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!
周囲といわず悪党さんたちのアジト一体がちょっとした爆発に見舞われる。
派手な騒ぎが起これば嫌でも介入せざるをえない。
というレイルさんの何ともうれしい…もとい、的をえた依頼。
ちなみに、魔法をつかえば誰がどうやったのかわかるはずもなく。
彼等が自分達で何かしでかした。
と判断される。
という理由もあるらしい。
このあたりは誰も魔法をつかえない。
というのは便利である。
うん。
『う~う~う~……』
何やら遠くのほうから音が聞こえてきてるけど。
よっし。
とりあえず、めぼしいものはすでに物色し終えてるし!
といってもかさばるものは無理だから小さな金目のものだけ物色してるだけだけど。
しかし…ガラス細工のかなり高度な品とかあったしっ!
これぞもってもどれば人財産稼げることまちがいなしっ!
の品々である。
ちなみに、姉ちゃんのお土産にもいいかもしんない。
何しろ透明なガラスって…むちゃくちゃに高価な品だしなぁ~……
そのまま。
翔封界レイウィング!!」
ガウリイの背中にぴょんっと飛び乗り、ガウリイに捕まり空を飛んでその場を後にする。
眼下には…何やらのりものらしきものが多々とあつまってきてるけど。
ま、こんなものかな?

「……は?」
戻ったあたしに開口一番。
キャナルさんたちがいった台詞。
それは。
ケインさんが一人でどっかに出かけていった。
ということらしい……
何でもキャナルさん…というか『ソードブレイカー』には乗らず。
別な乗り物で昔なじみの人と一緒に。
「それで。今からケインを追いかけるんですけど…リナさんたちはどうなさいますか?
  …出来たら一緒に来ていただいたほうがありがたいんですけど……」
そんなことをいってくるキャナルさん。
ん~
「ま。他の人と言葉はつうじないし。いくわ」
「リナがいいんだったら、オレも問題ないけど。
  そういや、あれって寝室とかもあるのか?」
「ありますけど……。あ、お二人の部屋は一緒がいいですか?」
「え?あ、いや、ぜひともふたへ…」
キャナルさんの質問にぜひとも二部屋で。
といいかけるあたしに対し、
「おう。一部屋でいいぞv」
にこやかにあたしの言葉をさえぎって先にと返事をしているガウリイ。
「が~う~りぃぃ~~!!!」
さらっというガウリイの台詞に思わず抗議の声をあげる。
「だってなあ?リナ?どうせ二部屋とってもオレおしかけるからつかわないぞ?」
「そ…そういうことを真顔でいうんじゃないぃぃっ!!!!!!!」
真っ赤になって怒鳴るあたしに。
「…あ。やっぱ二人ってそ~いう関係なんだ…いいな~」
何やらそんなことをいってきているミリィさん。
だぁぁっ!
それって、おもいっきり部屋で何をするか。
と公言しているようなもんじゃないのよっ!
ガウリイの馬鹿ぁぁ!!

…とりあえず、あたし達は、ケインさんを追って。
再び暗闇の空間の中にと出向いてゆく。


…ちなみに、ケインさん達に何があったのか…あたしは…確認することができなかったのは…
……お願い…追及しないで……
くすん…
何で、こんな乗り物…しかも、たぶん竜神の本体になってるであろう器の中にっ!
きちんとベットとかがあるのよぉぉぉぉぉぉぉおお!!!!!

しくしくしく……


ドガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
「…な、何!?」
ものすごいゆれと爆発の音。
思わずがばっと飛び起きる。
「リナ?」
そんなあたしを後ろから抱きしめながらもいってきているガウリイだけど。
つ~か…どこをさわってるんじゃいっ!
「がうっ!ちょっ!今はそれどころじゃっ…やっ…ぁっ……」
くちゅりとなにやら濡れた音があたしの耳にも聞こえてくる。
こ…こいつはぁぁ……
「い…いい加減にしろぉぉ!!!!」
すばこぉぉんっ!
なぜかベットの下にと忍ばせてあったスリッパですかさずガウリイの頭をたたいておく。
「ってぇぇ~…だってなぁ…」
何やらぶつぶついうガウリイを無視し。
そのまま、ちらばっている服をかき集めて服を着替える。
「ほらっ!ガウリイもとっとと服きて、何があったのかみにいくわよっ!」
まがりなりにも一応この中は竜神の加護があるはずなのに爆発の音。
さて…いったい何がおこったんだろ?
ともあれ、しぶしぶ何やら文句をいうガウリイを促して。
あたし達は服をきて、爆発のしたほうにとむけて部屋をでて向かってゆく。

…まさか…魔族の襲来じゃないでしょうねぇ……

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あとがきもどき:
薫:さてさてv一応言葉を濁してはいますけど、何をガウさんしてるのかは一目瞭然v
   ま、ガウさんはどこでもガウさんvということでv
   さってと。次回でゴルンノヴァの登場ですv
   爆発の音?
   それは、ロストユニバースには欠かせないお約束vというわけで(笑
   それでは、また次回にてv
   しかし…10話こえるかな?この区切り方だと……ま、そんなに長くはありませんので。
   あしからずv

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