まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
こんにちわ♪
さて、CANARUさんからのリクエスト♪
がんばって、本日中に打ち込むぞ!!(まて!)←他のはどーした!(汗)
それでは♪
ミッド・ナイト・ホーン?
今回の思い出話し(まて!怖い話しじゃなかったのか!?)
リナサイドです♪
よっし♪あとは、ガウリイとゼロスと、総合談話♪(だからまて!)
ではでは♪
#####################################ミッドナイト・ホーン? ~リナの忘れたい出来事~
「ほ・・・ほら、次は、リナさんの番ですよ?」
「・・・シルフィール、あんた、話しをはぐらかすのが、だんだん上手になってきてなぃぃ??」
シルフィールの言葉にリナがつっこむ。
「・・・ま。いっか。じゃあ、次は、あたしね」
シルフィール、アメリア、ゼルガディス。
その次の話し人は・・・・。
リナ。
ドザァァァァァァ・・・・・・
「雨・・・やみそうにないですね・・・・」
アメリアがふと外をみつつつぶやいている。
外は、あいかわらずの土砂降りであった。
「・・あたしの怖いことねぇ・・・・。一番の怖いことは・・・・」
ちらり。
「・・・・・ガウリイを失うこと・・」
心で思ったのだが、小さくつぶやいていたリナ。
おやおや。
あらあら。
ゼロスとシルフィールがそれを捕らえて、笑い。
ガウリイは、リナの言葉を聞いて。
これでもか!!
というほどに満面の笑みを浮かべていたりする。
リナはそんなことには一向に気づいていない。
「・・・そうね。あたしが、子供のころから今もって、怖い・・。・・・といば・・・やっぱ・・・あれよね・・・」
リナは心なしか顔色が悪い。
「リナさんの怖いもの?ナメク・・」
「ア~メ~リ~ア~!!それ以上いったら、呪文の嵐だかんね!!」
リナの怖いもの。
ふと、アメリアが口を滑らす。
「でも、リナさん?どうして、あれが苦手なんですか?
たしかに、ぬめぬめして、気持ちわるいですが。塩や砂糖をかけたら縮むし、結構面白いですよ?」
「・・・・シルフィール、それが巫女のゆうこと?」
「え!?だ・・だって、わたくし子供のころ、あれつかまえて、おままごとに、びんづめとかして遊んでしましたし」
リナがつっこむと、それに答えるシルフィール。
『おいおい』
シルフィールの台詞に、思わず目が点になっているアメリア、ゼロス。
ガウリイは、未だにリナをみつめてニコニコとしていたりする。
「ふっ・・・。あたしにも、あたしなりの理由があんのよ・・・。あれが苦手なわけは・・・」
顔を真っ青にしてリナが語り始めた。
「う~ん、いまいちよねぇ。」
雰囲気がリナに似ている少女がいう。
「ね・・ね~ちゃん(涙)いきなり、これはないじゃ……」
「リナ?文句あるの?」
「・・・ありません(涙)」
そんな幼い二人の女の子の前にあるのは累々としたデーモンの死体。
消滅させずにデーモンを殺し、時間厳守♪三分以内♪
と、リナの姉であるルナがリナにいったのがそもそもの原因。
リナ、ただ今、二歳。
ルナ、ただ今、六歳の年のこと。
しかし、その数が生半可ではなかった。
軽く十ダース以上は超えていた。
どうにか、リナはお仕置きが怖いので、三分以内に、駆逐したのであるが。
お仕置きが怖い。
という理由だけで、幼いながらにデーモンを駆逐できる、と、普通では考えられないことなのだが・・・・
リナはすでに息があがりぜいぜい言っていたりする。
姉に対抗するために、また姉のお仕置きから身を守るために。
一歳のころから、魔道士教会に両親に頼み倒して通い始めているリナ。
ここ、ゼフィーリアは。
幼い子供が習おうが何をしようが、慣習と化している節がある。
物心ついた子供達などは。
たいがい、一人で、盗賊の一つや二つホトンドが壊滅できる程度の実力を持ち合わせた。
ここ、リナたちの故郷、ゼフィーリアの人々。
レッサーデーモンごときなど、赤ん坊や幼女の術の実験材料にしか他ならない。
あとは、町名物のデーモンの丸焼き。
となる。
ここに入ってきて、まず死なない魔族などは皆無である。
あと盗賊も・・・・。
ゼフィーリア。
とある御方が面白そうだから。
という理由で、力をつけている土地。
というか、部下のお仕置きに降臨するときの拠点に作り出した国・・といっても過言ではない。
リナたちは知るよしもないが。
というか知っているのは、この世界の神と魔王のみ。
「リナ♪今日の特訓は♪別の場所でやるわよ♪」
「えええええ!!!!」
リナが目を見開く。
昨日はデーモンの駆逐特訓。
そしてその前は、毒の味の見分け方。
・・・いや、死ぬかとおもった。
まじで。
幼いリナは戦慄する。
今、思い出しても鳥肌が立つリナ。
リナの姉のルナ曰く。
「知識や実戦は多いにこしたことはないのよvv」
といって、幼いリナを物心ついたころからつれまわしているのである。
それもこれもリナのためを思ってのことなのだが・・・。
いかんせん。
ルナがリナが生まれたときに封印しているとはいえ。
リナの魂には・・・・金色の闇の力が含まれているのだから・・。
その、運命に負けないためにも・・と。
それに、リナにそれが加わってしまったのは、自分にも責任があるのだから・・と。
リナは、そんなことは知るよしもないが。
「まってよぉぉぉぉ!!!!ね~ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁんんん!!!!」
ギュゥゥゥゥン・・・・・
リナの叫びもむなしく、いきなりリナは、どこかに放り出されたような感覚に陥っていた。
「リナ♪期限は一日♪もし、死んだら、それこそ、お仕置きだかんね♪」
いや・・死んだら、もう後がないんじゃぁ??
でも、ね~ちゃんなら・・・・
死んでもぜったいにお仕置きがまってるぅぅぅぅぅぅ!!
「ねぇぇぇぇぇちゃぁぁぁぁぁぁぁぁんんんん!!」
「じゃ♪頑張って、戻ってきなさいね♪リナ♪」
ルナが空に浮かんだままリナに言っている。
「こごとこよぉぉぉぉ!!」
「カタート♪」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はひ?(汗)」
いくら、リナでもカタートのことは知っている。
いや、今日日知らない子供や大人がいるであろうか。
魔族の住処、カタート山脈・・・・・
「な・・・・・・・なぜぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!??」
リナの叫びが空にこだました。
「・・・・・い・・いや、普通、子供を・・カタートに送り込みますか?(汗)」
シルフィールが汗を流していたりするが。
「・・・・・まあ、スィーフィードさんですからねぇ・・・」
「?何よ、?それ?」
リナ知らない。
実は、ルナが赤の竜神スィーフィード本人であるということを。
ゼロスの言葉に、疑問符を投げかけているリナ。
「・・・なるほど。じゃあ、十数年前の魔族の大量死亡事故。・・あれ、リナさんの仕業だったんですね」
何やら、一人納得しているゼロス。
「・・・・とゆ~か、どうやって、カタートまでいったんだ?お前のね~ちゃんは・・(汗)」
ゼルガディスが汗を流している。
「空間移動」
さらりと言い切っているリナ。
「・・・・・・そーいえば、リナさんのお姉さんって・・・・・・スィーフィード・ナイトでしたっけね・・(汗)」
アメリア、ゼルガディス、シルフィールはそれを知ったときはさすがにたまげたが。
だがしかし、
ああ、やっぱり。
という思いにもかられた。
何しろ、あのリナが怖れる姉である。
普通のわけがない。
実の姉が赤の竜神騎士スィーフィード・ナイト。
リナの怖がり様も大変納得したのである。
「・・・・まあ、深く考えないようにしよう」
どこか、冷や汗流しているゼルガディス。
「ま、続き、話すわね」
リナは、続きを話し始める。
「じゃ、リナ♪一秒でも送れて戻ってきたら♪スペシャルなお仕置きだからね♪じゃあね♪」
ふい。
そのままルナの姿は掻き消えた。
「ねえちぁぁぁぁぁぁんんん!!」
どうしろっていうのよ!こんな場所に一人でぇぇぇ!!
ざわざわざわ。
『人間だ・・人間だ・・人間だ』
辺りから声が聞こえてきた。
「うううう!!こうなったらやってるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!!」
半泣きの状態でも、それよりも姉のお仕置きの方が怖いリナ。
カタートのほぼ途中の位置から。
きっ。
と、おそらく、自分の町があるほうに進み始める。
「ドラグズイブゥゥ!!!!!」
どどどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん・・・・。
山間に響く爆音が欠かさずに鳴り響く。
途中、人形のような魔族らしきものもでてくるが。
姉のお仕置きの恐怖が勝っているリナには怖いものなし。
「邪魔しないでよぉぉぉぉ!!」
どがばぎゃ!
素手や、呪文で、ばったばったとなぎ倒してゆく。
わらわらわら・・・・・・
次々とわいて出てくる異形の存在や人形の存在。
・・・・ぷっ。
すでに数時間は経過している。
ここからでて、翔封界で続けざまにとびつつけても、ゼフィール・シティに戻るのに最低、五時間はかかる。
もし遅れたら・・・・
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
リナの悲鳴がカタート山脈に響き渡った。
「・・むちゃくちゃするな・・・。おまえのね~ちゃん・・(汗)」
普通、妹を一人でカタートに置き去りにするか!?
内心、すでに冷や汗ものである。
どうやら、それは、アメリア、ゼルガディス、シルフィール。
そしてゼロスも同意見のようで。
全員、冷や汗流していたりする。
「・・・・でぇぇぇぇぇぇぃ!!きりがないぃぃぃい!!」
リナは、わらわらと出てくる魔族に対してあせりを感じ始めていた。
「・・・・こうなったら!!!」
リナはこの前、姉と一緒に出向いた国で見聞きした内容を実行することを決意する。
「・・・・闇よりも暗きもの・・夜よりもなお深きもの・・」
「ちょ!それって、リナさん!!ギガスレイブじゃぁ!」
「そ~よ。不完全版のほうだけど」
あれが初めての起動だったのよねぇ。
でも、あたしは、その成果知らなかったけど。
リナはそんなことを思いつつ。
アメリアとシルフィールは汗を流している。
「・・・・あの空間・・リナさんのせいでしたか・・(汗)」
カタートの一角に魔族すらも近寄れない一角が、十数年前に突如として出現している。
というのは、魔族……特に、上層部では知らないものはいない・・・・
「ギガイレイブ!!」
ギュゥゥゥゥン!!
「・・・・へ?」
ばごぉぉん。
「うっきゃぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!?」
リナの呪文を辺りかまわず受けていたせいで地盤が緩くなっていたリナの足元
リナが呪文をその場に放つのと同時に。
それが炸裂する一瞬前。
リナは、足元にできたひび割れに飲み込まれてゆく。
ぴしゃん。
「う・・・・ううん・・・・。ここは?」
リナが目を覚ますと。
どうやら地下に、地下水が流れていたららしく、水が流れている先ほどとは違う場所。
「あ~あ、あの術、成果、見てないのに・・・」
どんなになるのか、興味あったのに……
そんなことをリナは思いつつ。
「・・ま、ともかく、ここからでよう」
薄く明るいその場所の先に出口らしき壁が崩れているところが垣間見える。
「とりあえず、出ないと話にならないからね・・・」
ともかく気を取り直し、リナはそちらに歩いてゆく。
と。
ぶに。
ぶにぶに。
「・・・?なぁぁぁぁんか、足元がぷにぷにするわねぇ?」
リナは疑問に思うが。
と。
ばしゃぁぁぁぁ!!
いきなり、足元より水しぶきが上がる。
「・・・・・・・・ほええええええええええええええ!!!!」
前兆、数メートルはあろうかという肌色の物体。
黒い物体もいる。
それが、水をはじき・・・・ぬめぬめと、壁と言わず壁を這いずり回り……
ねっとりとした感覚がリナの全員を嘗め回す。
う・・・うぞぞぞぞ゛ぞ!!
「い・・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
・・・・・・・・・。
リナの身体に触れた・・だと!?
ガウリイが殺気を含んだのには、ゼルガディスとゼロスしか気づかなかった。
ふと視れば。
リナの全身には、無数に這いずり回る小さな物体。
ねちょねちょとした感覚が気持ち悪い。
そして・・あろうことか、服の中にまで入り込もうとしていたりする。
「い・・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
リナはすでにパニック。
それでなくても。
リナは、なんとなく、このぬめぬめとした物体は苦手だったのだ。
「ブラストボムぅぅぅぅ!!!!ドラグズイブゥゥゥゥ!!!!!バルスロッドぉぉぉぉ!!!!ヴァイスフリィズぅぅ!!」
どごがぁぁぁぁん!!
どっがぁぁぁぁん!!
がらがらがら・・・・・
恐怖に駆られたリナは。
続けざまに、本人も気づいてないが、同時に何本もの呪文を放っていた。
無意識とは怖いもの。
使えるはずのない呪文。
・・暴爆呪まで発動させていたりする。
しかも、無意識に自らの魂のうちにある金色の闇の力を上乗せして…である。
「い・・・・いやぁぁぁぁぁぁ!!」
ぐちゃぐちゃぐちゃ。
ふとみれば、リナが土だとおもっていたのもそれすべて、その巨大なまでの物体……
……ナメクジであった・・・・。
ドガガガァァァァァァァン!!!!
無我夢中で、その洞口から出たリナは完全に泣きわめいていた。
途中、ナメクジに全身を覆われたことも幾度か。
その、ねちゃっとした感覚が口に残る。
「い・・・いやぁぁぁぁ!!」
こんな・・こんな場所ぉぉぉ!!!!
「ドラグスレイブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!」
バシュウ・・・・・・・・・・・・・・・
恐怖と、怒りに駆られたリナの呪文は、リナが出てきた山ごと完全に消し去っていた。
「うぇぇぇぇぇ、気持ちわるいよぉぉ・・・」
全身がねちょねちょする。
さらさらさら・・・
水の流れる音がする。
「・・・・・うう。とりあえず、水浴び・・」
黒い空間と化しているその場からきびすを返し、リナはどこからかしてくる水の音がするほうにと歩いていった。
リナは気づいていない。
洞窟をつぶすときにはなった呪文に混沌の力を上乗せしていた。
という事実を。
「ふぅ。生き返るぅ」
カァ・・カァ・・・・
ふと、リナの耳にカラスの鳴き声。
すぅぅぅ・・
「はっ!!!急いでもどらなくちゃぁぁぁぁ!!!」
いつのまにか、カタートからは脱出していた。
どうやら、地下水の流れで脱出していたようね。
と、リナは思いつつ。
すでに暮れかけた空を見上げて蒼白と成り果てている。
「レイ・ウィング!!!!」
「リィナ♪二秒♪遅れてる♪」
「いやぁぁぁぁ!!!!ゆるしてぇぇぇぇ!!!ねーちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんんんんん!!!!!」
リナがどうにか、ゼフィーリアに戻ったのは、ルナの提示した時刻から、二秒過ぎていた・・・・・・
「ふっ。あいつらのせいで、思い出したくもない、ね~ちゃんの、スペシャルフルコースお仕置きうけたのよ・・
ぜぇぇぇぇぇんぶ、あいつらのせいよぉぉぉぉ!!」
リナが絶叫する。
それ以後。
幼いときの記憶はあまり残らない。
というものの。
リナには、恐怖が大きすぎて。
しっかりと、その出来事がインプットされてしまっていた。
まあ、あのとき、ブラストボムを使えたり。
虚無の力を使っていたとは、今だにリナは知らないが。
それ以後。
ナメクジを見ると<身体が拒絶反応を以前にも増して。強く反応することになっているリナであった……
「あれ、みたら、思い出すのよ。
あの、ねちゃっとした肌を触る感覚に・・・うぞぞぞ・・あと、ね~ちゃんのお仕置きが……」
真っ青になっていうリナ。
「・・・リナの身体に触れるとは・・・・。俺以外にそんなことされたのか!?リナ!」
ガウリイの目が据わっている。
「だぁぁ!!子供のころよ!!それに、相手はナメクジよ!!」
「ナメクジでもゆるさん!!許さん・・許さん・・・全て撲滅してやる・・・ふふふふふ」
「あ、ガウリイ、その意見は、あたしも賛成!!」
どこか、違う場所で意見が一致しているリナとガウリイ。
ガウリイの冷たいまでの殺気に。
凍り付いているアメリア、シルフィール、ゼルガディス、そして、ゼロス。
リナには、その殺気が気づかれないようにしているガウリイもまたすごいが。
「・・・・・なるほど。リナさんがナメ・・あれを嫌いな原因は・・・子供のころの体験があったのですね」
汗をながしつつ、いうアメリア。
だが。
リナは実は、赤ん坊のときに巨大ナメクジに呼吸困難にされている。
という事実はリナはしらないこと。
だからナメクジが嫌いだったのである。
この一件以後。
以前にもまして、ナメクジ嫌いになったリナであった・・・・・・
「・・・・足元がナメクジだらけ・・。」
ぞわ。
少し鳥肌がたつ。
想像したら、いくらなんでも。
リナがあのときパニックになったの・・・・・・・納得だな・・・・
ゼルガディスは内心、納得する。
アトラスで巨大ナメクジをみたときの、リナの幼児化するという怖がりようを思い出し。
彼もまた、巨大ナメクジに捕まえられて、もう少しで溺死するところだったのだから。
「ま、あたしの話しは、こんなところね。じゃ、次はガウリイよ」
まだ目が据わりまくっているガウリイに。
まったく気づかずに話しているリナ。
「・・ん?あ・・ああ・・・・。俺か・・・」
リナの言葉にようやく我に戻るガウリイ。
ガウリイの基準は全てリナである。
「俺の怖いこと・・・・。リナがいなくなることだな♡」
「な゛!!///何いってんのよ!!////」
自分も同じことをいっておいて今さら、といえるが、だがしかし瞬く間に真っ赤になるリナ。
「本気だぞ?リナ♡」
ぐい。
「ちょ・・・やめ・・・・ん・・・んぐぐくぅぅぅぅ!!!!!」
じたばたばたじた。
「ちょ・・・は・・んぅぅ・・・」
「リナ・・・・」
「や・・・め・・・・は・・・・ん・・」
リナの顔を突如として手で引き寄せ、いきなりリナの唇を自分の唇でふさぐガウリイ。
当然。
リナは真っ赤になって、抵抗しているのだが。
「・・ん・・・はぁ・・・んん・・・」
だんだんと長く激しくなってゆく。
口の中に、異物が混入し、リナの舌を絡め取ってゆく。
ガウ・・・・・
意識が朦朧としてくるリナ。
どさ。
やがて力の抜け切ったリナは、そのまま崩れ落ちるようにガウリイの方に倒れてしまっていた。
「ぜい・・・ぜい・・あ・・あんた・・ねぇ・・・・」
抗議するリナの声も、ガウリイには愛しくて仕方がない。
「リナ、かわいい♡」
「・・・・・おーい、ガウリイさぁぁん、二人の世界に浸らないでくださいよぉ」
情けないゼロスの声。
多少、姿が透けかけているが。
さすがに、毎日のようにこれなので耐久性が身に付き始めているゼロスであった・・・。
「あ・・・あの、ガウリイ様?///人前でそれは・・・・」
真っ赤になっているシルフィール。
「とゆうか、人前で、ディープ・キスをかますな。ガウリイ、貴様は」
あきれているゼルガディス。
ぐだっ。
ソファーにぐでっと倒れ付すリナ。
はぁ・・はぁ・・はぁ・・・。
息が乱れている。
こ・・・こいつわぁぁぁぁぁ!!
油断してたとはいえ・・・アメリア達の前でぇぇぇ!!///
そんなことを思いつつ真っ赤になってリナはすでに泣きたくなっている。
「じゃ、次は俺だな」
今ので、リナは・・・ふふふ。
さて・・・と。
じゃあ、昔のあのことでも話して傷ついたふりして、部屋に戻ったら・・・・・。
まず間違いなく、リナのほうからやってくるし♪
あの話しにでもするか♡
リナと出会う前。
あの出来事は。
記憶の奥に封印したい出来事。
だが今は、リナを捕らえるために、使おうとしているガウリイ。
そんな、ガウリイの思惑などリナは、当然気づくはずもなく。
「じゃあ、リナが、ナメクジ嫌いの原因いったから。俺は、なんで、ピーマンが苦手なのか・・だな」
ガウリイがいうと。
「・・・・ガウリイさん?それ、あんまり、怖くないんじゃ?」
アメリアが突っ込む。
「そうでもないぞ?何しろ、魔族がらみだし」
しれっというガウリイに。
『・・・・・・・・・はぁ!!!!!!!?』
見事なまでに、全員の目が点になっていた。
「じゃ、次は、俺だな♪」
・・?
何、その最後尾のオンプマークは?
リナの頭に、危険。
という信号が鳴り響くが。
「まあ、くらげの話しでも。というか、ピーマン嫌い。というのに、どういう理由があるってのよ」
真っ赤になったまま、じと目でガウリイに言っているリナ。
リナは気づいてないのだが。
潤んだ紅い瞳で、すこし、ほんのりと、頬を染めて、それで話しかけられた日には・・・・・
よぉぉし、この話しをしたら、絶対リナの方から俺の部屋に来ること間違いなし♪
そうしたら・・・・
ふ・・・・ふふふふ♡
覚悟しとけよ♡リナ♡
まだまだ俺はたりないんだからな♡
ガウリイがそう思うと同時に。
・・ぞくり。
一瞬、なぜか、リナに悪寒が走っていた。
「じゃ、俺の話しをいくな。・・・・俺が、まだ物心つくかつかないかのときの話だ」
ガウリイが静かに記憶の奥底に封印していた。
そして。
家族の愛情。
それは、自分には望めない。
と、確信した出来事を話し始めた・・・・・・
―続く―
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#####################################
あとがき:
姫:・・・・ちなみに、シルフィールがいった。ナメクジの瓶詰め。これ、薫の実話よ♡
薫:あははははは(汗)
いやぁ、子供ながらに残虐なことですよねぇ(汗)
瓶にナメクジ詰めて、塩を大量に入れて。ナメクジの塩漬け・・と題して。
遊んでいたという・・・(まてぃ!)
エル:・・・あとは、鮒とかをさばいて。お刺身。とかやったりもしてたわよねぇ・・・・。生きてるのに・・・。
薫:あ・・・あはははははは(滝汗)
しかも、それ、友達の家の庭でやったから・・・・。
あとで、母がその家から怒られたそーです・・(汗)(これまた実話)
しかし。子供ながらに、小さな鮒を三枚卸にしてた私って・・(汗)
小さいから、三枚におろすの、面倒でしたけどねぇ。
あと、内臓をとって、肺のみをあつめて。おひたし。
とかやって、ままごとしていた過去の幼い私・・・・。
・・・・残虐だなぁ・・・(爆!)
今、考えると・・・(まあ、子供のやったことだし・・まてぃ!)
薫:・・・まあ、関係ないことは、ほっといて(まて!)
なにげに、ラブラブガウリナ取り入れて♪気分転換しまくってたり♪
・・・ガウリイの過去・・・・ううん・・・ガウリイの母親・・・・というか両親・・・・・でてきますが・・・・・・
ガウリイの身内の事情が少し触れている・・かも(汗)
ちょっと、家族のほのぼのではなく、・・くらいですね(汗)
何しろ、子供の命を殺そうとする両親に家族に・・一族に・・・(汗)
では・・・・・・・・・・・。
エル:・・・で?何、またさぼって、本読んでるの?
姫:打ち込み始めたのは、確か・・八時よね?
エル:・・今、何時?
薫:・・・・・十二時です・・(汗)
ああ!!!すいませぇぇぇぇぇぇんんんん!!!!
ぎゃ・・・・・。
エル:さて。それでは、またね♪
姫:どこかにいった薫はほっといてね♪
エル&姫:それじゃ♪
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