まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

・・・・・うだうだとおきたのはすでに7時だというのに。
ベットの中でごろごろしつつ、おきろ、おきろという猫たちをがんじがらめにしつつ。
そーこーしていたら・・・いつものとおりに10時を越えている私です・・・・。
うーむ・・・・(汗)
いかんなぁ・・・・最近どーも・・・おきるのがしんどひ(お゛い゛!)
 ・・・・しかも一話、一話の長さがだんだんと短くなってないか?私・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ・・・・あははは(濁涙)
・・・・・い・・・・いかんな・・・(汗)

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パピネスヒストリー    ~菫ちゃんサイド

ざわざわざわ。
「うう……僕はどうせどうせ……」
などとなぜかなきながら前を歩いている銀色の髪の少年。
年のころならば十八よりも少しした程度。
「はいはい、文句を言わないでv案内、案内♡」
にこやかにいう私のそんな言葉に。
「……ま…まあ、案内役がいるのはかまわんが……」
「なんか、以前ゼロスさんに案内されてドラゴンズ・ピークにいったときのことを思い出しますね♡」
そんな会話をしているゼルガディスさんとアメリアさん。
私たちが村の少し北にある、山間のふもとにたどり着くと。
そこはいつものように人手でにぎわっていたりする。

「さあさあ!よってらっしやい!みてらっしゃい!
  死の洞窟に来た記念に!死者のゾンビのタペストリーはいかがですか!」
「こちらにはミイラの燻製に似せた焼き物があるよ!おいしいよ!」
などといった露天が立ち並び。
ついでにここの名物というか一押しは。
死者の洞窟の中に生息しているちょっとした虫を感想させたもの。
ラミと別名呼ばれているそれは。
いまだに知られてないけど一応生き物の死体を糧にと生きているそれ。
それゆえに一応栄養素などは抜群で結構味がいいこともあり。
上流社会などでは高値で取引がなされていたりする。
まあ、これひとつで約、金貨二百枚。
といったところだけども。
ちなみに作り方はとっても簡単。
黒く小さくうぞうぞしているその虫の透明な四枚の羽をむしりとり。
それを乾燥させるだけ。
ちょっと弓なりになっているそんな形をしているそれは。
それ目当てにここにやってくる人間なども少なくない。
まあ、その材料……はとある時を除いては、なかなか手に入らない。
というのもあるせいだけど。
というのもそれを手に入れるときにはそれが産卵時期のとき。
それ以外のときはそれは一応その小さな体からとある特殊な物質を吐き出して。
近づく生き物の命を奪いそれを食料にする……という性質があり。
まあ、産卵されたばかりのそれらの幼虫が一番栄養素が高く味もいい。
というので幼虫をこうして捕らえて乾燥させて売りに出している人間たち。
まあ、そんな関係ないことはおいておくとして。
とにかく洞窟に続く道並に続いている露天の数々。
それはちょっとしたお祭りのようなもの。
何しろここ、死の洞窟のお宝目当てにやってくる欲深い人間などは後を絶たず。
それゆえにここはいつでもにぎわっているのであるけど。

「……こんなものを売ってどうする……」
思わずちらりと露天をみてうなっているゼルガディスさん。
まあ、その中から発見された品物。
とかいうデザインされた品々の中には
人の骨などで作られている飾りものも多々とある。
面白いことに中に骨などを使っていろいろと品物つくるのが趣味の生き物がいるのよね。
で、それをご丁寧に箱などにいれて保存とかしてて。ところかまわずに。
まあ、なぜか普通の人たちはそれが本物の人の骨であるとか。
人間の皮から作られていたりする品物だ……とか。
普通わかりそうなものなのにわからずに普通に売っていたりするのがここ。
結構私としては面白いとおもうけど♡
「くすくす♡それより早くいきませんか?」
私のそんな言葉に。
「……そうだな」
そうですね。お土産は戻ってから買えばいいですし。」
などといっているゼルガディスさんとアメリアさん。
やがて立ち並ぶ露天の道並を歩いてゆくと。

【入場料・・・銅貨一枚。
  これより先に入る人は、こちらは一切何が起ころうがかかわりはありません。】

そう書かれている看板と。
そして入り口付近は一応整備がなされている観光用の道並み。
奥に続く道とかではなくあくまでも入り口付近を探索するためだけの。
おもいっきりただ見るだけ……そんな道が整備されている。
それとは別に、その先にあるもうひとつの入り口が。
本来のここ、【死の洞窟】の入り口に当たる。
そこから足を踏み入れる私たち。

私たちに続く人たちも何人かいたりするけど。
彼らの目的はあくまでもここに存在しているというお宝の数々。
それゆえにそれぞれのチームは無数に分かれている道をばらばらにとすすんでゆく。
私たちはというとディーさんの案内にしたがって、ひとつの道を歩いているけども。

「……う~ん、でもここ……どうしてこう…レッサーデーモンとかが多いんでしょう?」
大概、ここにいるのは瘴気に対する抵抗力を持っている生物や。
もしくは無機物生命体。
なぜかはじめてみるらしく水晶でできた体のそれらを見たときには。
アメリアさんたちはびっくりしていたりするけど。
意思をもっている水晶があるなんて……どうやら知らなかったみたいなのよねぇ。
いろいろとあるんだけど……な。
生き物……と一概に一言でくくられているけど、その進化の過程で存在している命は。
「……まあこれだけ……瘴気が強ければ……な……」
いいつつも絶えず体の周りに瘴気を緩める結界を持続させることを怠らないゼルガディスさん。
ちなみにアメリアさんも同じ術を使っているけど。
なぜかその術というか瘴気を緩めることをしなかったら。
普通の存在はここに入って数十分もしないうちになぜか気が狂い始め。
やがて瘴気に蝕まれ、そのままいい下級魔族たちの器と成り果てたり。
もしくはいい食料になるか、またはそのまま瘴気に蝕まれて、そのまま塵と化すか。
そんなことが日常茶飯事起きているここ、死の洞窟内部。
奥にと進むたびに強くなってくる瘴気は。
それはそれがここがいわく、
【北の拠点】と呼ばれている一年中、氷に覆われた地にと向かっている証拠。
「……ま…まあ、この道は、覇王様の拠点に続く。唯一の陸路ですから……」
そういいつつ前を歩いてそんなことをいってくるディーさん。
面白いことに彼に気づかずに突っかかってくるデーモンなんかも後を絶たないけど。
それはそれで面白いし♡

洞窟の内部はさほどそれほど変わったところはない。
まあ、簡単にいえば奥に進むたびに回りの壁がすべて意思をもち、うごめいていたりする程度で。
後は道によるけどそこに入り込んだものを消化して自らの力にする。
というような地面もあったりするけど。
大概、ここの生き物は、入ってきたりしたものはすべて食料。
それゆえに容赦はない。
弱肉強食。生きるためには栄養が必要。
一応それが彼らの生きる力そのもの。
それと、この地にいる者たちは瘴気に対抗するために。
魔術……つまり魔法などにはかなり抵抗力が発達しており。
多少の術は効かない、という事実もある。
まあ、こんなところにくる白魔法を使えるものがいないせいもあり。
……俗にいう神聖魔法などには思いっきり抵抗が弱いけど。
とりあえず魔法が不利……とわかった時点で。
ゼルガディスさんは剣で。
そしてアメリアさんは……いつものごとくに素手でそれらに対抗し進んでいる今現在。

道のところどころにある小さな箱の中には。
そこにいきなり生き物のミイラが入っていたり。
またはいきなりなぜか剣などが入っていたり…などとエトセトラ。
まあ、暇をもてあましているここに住む生き物が、入ってきた侵入者たちがもっていた装備品を。
洞窟のあちこちにともっていき……そしてそれらを丁寧に箱に収めて。
そのあたりにほっぽっているからなのだけど。
後はそれを利用して……箱の姿をしている魔獣なども多数存在し。
箱を開けたその直後に箱を開けた生き物を食べる。
といった光景が常に繰り広げられていたりするけど。

そんな会話をしつつ、無数にあるどれが正解の道なのか。
まずここに入り込んだら間違いなく二度と出られない。
といわれているのがわかるように。
同じ場所をぐるぐると回る傾向などもあるこの洞窟。
「そういえばよく道……知ってますね?ディーさん?」
前をいくディーさんにそんなことを話しかけているアメリアさん。
「ええまあ……上からの命令ですからねぇ。移動するときにはあまり力を使わないようにって。
  それもありますし、こうして無駄な足並みをしてみる。というのも。
  覇王様いわく、訓練になっていい。ということで。
  大概、私たちはこの道を通って出入りしてるんですよ」
そんなアメリアさんの質問に答えつつ。
「あ、そろそろ出口ですよ?」
そういって前を指し示す。

今まで薄暗い洞窟にいたそこの先にある穴から。
あふれるばかりに銀色の光が差し込み。
思わず目をまぶしさに細めているアメリアさんとゼルガディスさん。

やがて。
私たちが洞窟から出ると……
そこには。
面の水晶の柱や大地。
そして……氷と雪で覆われた大地が……
地平線の向こうまで続いている光景が見渡す限りにと続いている。
ここにある森などもすべて対外は氷で形成されている森か。
たは水晶などで構成されている森。
アメリアさんたちが普段見慣れているそれとはまったく異なる光景が。
このあたりには広がっていたりする。
空気中をダイヤモンド・ダストが舞いおちて。
かなり綺麗な景色を作り出していたりする。
「……あれ?ディー?誰?その人たち?」
そんな景色に思わずアメリアさんたちが見とれていると。
ディーさんにと話しかけてくる一人の少年。
藍色の髪に茶色い瞳。
誰ですか?誰だ?
アメリアさんとゼルガディスさんが同時に思っていたりするけど。
「おや?グルゥ。いえね……
  この人間たちが、どうやらかつての遺跡にと用事があるとかで案内役を……」
そういいつつそこで絵を描いている少年に話しかけているディーさん。
「へえ?それは面白いね。あ、はじめまして。
  僕はグルゥ。グルゥ=メネシス。一応覇王神官やってるよ♡」
そういいつつ筆を止めてにっこりとアメリアさんたちに微笑むグルゥさん。
「……おいこらまて……」
「……ちょっとまってください……」
にこやかにそういわれて思わず絶句しているゼルガディスさんとアメリアさん。
そんな二人には気に求めずに。
「あれ?グルゥ?また命を絵に閉じ込めて絵かいてたの?好きだねぇ?」
そういいつつ彼が手にしているキャンパスを覗き込んでいるディーさん。
「結構面白いよ?これにたとえば人間とか竜とか違うのを入れ込んだときのその反応って♡」
一応回りの景色などを絵に塗りこめて、そこにどこかで調達した違う生き物をその中にいれ。
グルゥさんが書いているそれはちょっとした異空間別世界のようなもの。
簡単にいえばグルゥさんの力によって作りだれている空間に。
景色が絵のとおりに再現され。
そこに送り込まれた生き物は、なぜか結構狼狽し。
その狼狽し抜け出そうとする無駄な努力をみては暇つぶしに楽しんでいるこのグルゥさん。
「ん~?でもよくまあディーが人間なんかを案内してきたよねぇ?」
にこやかにそういいつつも筆を止めないグルゥさんに。
「……ユニットさまがいるもの……(涙)」
「……え゛?」
ぴしり。
なぜかぴたりと手を止めて、ぎぎぎぃとした動作でゆっくりとこっちを振り向いてくる。
「・・・・・・・・・・・」
しばしの沈黙。
「……ってぇぇぇぇ!?スミレさまぁぁぁあ!?どーしてぇ!?
  あ、あの馬鹿覇王様ならまだリナ=インバースたちに受けたダメージ回復してないですよ?
  一応前に覚醒したルーク=シャブラニグドゥ様にも、ダメージ与えられてますし!?」
そういえばこのグルゥさん。
私のことをほかのそれたちとは違い、スミレって呼ぶのよね。
別に私としてはかまわないけど。
その名前……私、結構気に入っているのよねvこのスミレっていう名前♡
『……かなりまて(まってください)(汗)』
にこやかにきっぱりと言い切るグルゥさんのそんな言葉に。
なぜか冷や汗かいているアメリアさんとゼルガディスさん。
そういえば覇王さん、ルークさんに・・というか魔王と融合したルークさんに。
いらないちょっかいをかけてきたから・・とかいって、一日ばかりぼこぼこにされてたっけ?
どうでもいいことだけど。
まあ滅ぼしたらほかのやつらが黙ってないから…とかいって。
滅ぼすまではしなかったようだけど。
そういえばあのときのルークさんの心情。

『……こいつを滅ぼしても…あいつが戻ってくるわけじゃ…ないんだ……』

そんなことを心で何回もつぶやいてたっけ?

まあ、あっさりとルークさんに融合して、自ら自殺したあれをエルが許すはずもなく。
それと、自殺という行為をとったルークさんにミリーナさんが。
あそこの中で、かなりルークさんにねちねちと説教をしてたりしたけど。
それはそれ。
それにも負けずにミリーナさんに抱きついて離れなかったルークさんが。
けっこう面白かったけどねぇ。

「そうなの?じゃ、今私が遊んだら滅ぶかしら♡」
私のその言葉に。
「う~ん?別にいいんじゃない?あの馬鹿覇王様が滅んでも。僕はどっちでもいいけど?
  とゆ~か滅んで一回、別の覇王様に作り変えられたほうがいいとおもうなぁ?」
「……おい(汗)グルゥ……(汗)」
にこやかにきっぱりと言い切るグルゥさんの言葉に突っ込みを入れているディーさん。

「……えと…ゼルガディスさん?魔族って……確か。上司には逆らえないんじゃあ?」
「……さすがにゼロスの同僚のことだけはあるな」
疑問符を浮かべるアメリアさんに。
そういって納得しているゼルガディスさん。

「ま、それはそうとして。とりあえずこのゼルガディスさんが。
   あのかつての栄えた古代文明の知識に用事があるとかで♡一緒にきたんだけど?
   はいってもいいわよね?あそこに♡」
にっこりと微笑む私のその言葉に。
「それはかまわないんじゃないですか?別に誰もあそこを管理しているってわけでもないし?
   う~ん、面白そうですしv僕も一緒にいってもいいですか?最近暇なんですよねぇ。僕たち」
そんなことをいいつつ目の前にあるキャンパスをかき消しているグルゥさん。
「……だ、そうですけど?どうします?」
目を点にしているアメリアさんたちにとりあえず確認をとる。
「……う~ん。案内役がたくさんいたほうがいいですよね!ゼルガディスさん!」
こぶしを握り締めて力説しているアメリアさんに。
「……相手は魔族だぞ……おい……(汗)」
そういう問題じゃあないだろうが……アメリア(汗)
などといいつつ心の中でつぶやいているゼルガディスさん。
「何をいっているんですか!魔族でも話せばわかるんです!
  いざとなったらデーモン討伐してたときに出会った、
  ミルガズィアさんからもらった何でも元気がでるとかいうミルガズィアさん特選のギャグ全集。
  それのつまったメモリーオーブでも聞けばきっと!」
……すぅぅ……
そんなアメリアさんの言葉に、一気に血の引く音がしたりしてるけど。
あ、面白い、グルゥさんとディーさん……色が薄くなりかけてる♡
ひくひくと顔を痙攣させつつ。
「……あ…アメリア……それ…聞いたのか?」
声を震わせて聞いているゼルガディスさん。
「いえ?まだですけど?何なら今ここで再生しましょうか?」
ごそごそと袋の中を探し始めるアメリアさんに。
「だぁぁぁ!それはいい!」
『それはやめてくださぃぃい!!!!(涙)』
面白いまでに声を一致させているゼルガディスさん、グルゥさん、ディーさん、の、この三人。
そういえばゼルガディスさん……一応竜族のギャグセンス…知ってるのよねぇ。
どうでもいいけど……さすがの私もあれはちょっと・・・と思うしね・・・。
「え……ええと、知りたいのはその体を元に戻す方法だよね?」
「えっと……あ、それなら多分あの遺跡というか装置が役に立つかと……」
「え!?そんなものがあるんですか!?」
交互にいうディーさんたちの言葉に目を輝かせて。
記憶球を捜すのをやめてるアメリアさん。
「……アメリア、とりあえず先を急ごう。」
「はい!」
……ほっ。
アメリアさんの気がそれて同時に心の中で安堵のため息ついている男性三人。
「じゃ、いきましょ♡」
そのまま百八十度あるがけを降り、遺跡の入り口にあたるクレパスまで進んでゆく私たち。


……あら?
そろそろエル……くるみたいね。
う~ん……もう少し遊びたかったんだけどなぁ。
……ま、いっか♡


                         -続く―

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あとがきもどき:
薫:・・・・・・ふふふvグルゥさん登場ですv
  え?誰?この人?という人はv
  私の小説の白銀シリーズを参考にしてくださいなv(こらまて!)
  ・・・・私の中では・・覇王神官グルゥ・・このイメージです・・・はい。
  ちなみに・・・ノーストさんは・・・かたぶつ?(笑)
  なにげにまとめ役であったシェーラが苦労していた。
  という勝手な解釈もってたりv(かなりまて!)
  ・・・・それはそーと。
  ・・・・なぜかこの前ガ○ガイガーFinalの最終巻。
  購入してから・・・・以前スミレちゃんパロで考えてた。
  もうひとつのガオ○イガーが・・・頭の中で反復してたりして(汗)
  ・・・・・・・・打ち込みするかなぁ・・・でもなぁ・・・。
  作品・・・・サン○イズ・・・・大丈夫なのかなぁ?(おいこらまて)
  なぜか今朝方、七時におきて十時までシドのとある部分を反復して、
  文章に頭の中でしていた私でしたv(おいこらまて!)
  んではではv2003年7月5日。ただいま22時。

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