まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

うーん。
なぜか気力が乗らない日が続く・・。
ねえ、ちょっと、なぜでしようかね?(こらまて!)
しかし・・・今日は気持ちがいいなぁv
いい風が珍しく窓から入ってくるv
・・・・・うーん?
また台風・・近づいてるとかいってないはずだが・・・。
雨が降らなければこのままでいいんだけどなv
窓あけてるままでv
そんなこんなをいっている。
2003年の6月10日・・。
・・・・こら、ちょっとまて・・・もう六月10日ぁぁぁ!?
・・・あう・・・・リレーもどきに・・・フォーエバー・・あははは・・・(おひ・・・滝汗)
何はともあれ!(現実逃避v)いってみますのですvv

#####################################

パピネスヒストリー    ~菫ちゃんサイド

「・・・・・・」
この私をみて、硬直している一人の男性。
ま、組織というか犯罪組織を作っているわりには。
一応どこからみても普通の人間というか。
見るからに悪人です。
という顔立ちではなく。
逆をいえば、タキシードなどを着こなしてとある社交辞令の場などに出れば。
間違いなくどこかの貴族で通るくらいの器量はある。
……あるけど。
選んだ職業というか立ち上げたのが、この組織。
曰く、この世界の魔王の配下である覇王グラウシェラーの名前からその名前をとって。
ダイナスト・ファミリーなどという組織を立ち上げているこの人間。
……か…かわいい!
などとかなり思いつつこの私の全身を嘗め回すように見ているけど。
まったく。
何を考えているのかしらねぇ。
本当に人間というものは。
「それで?わざわざ出向いたのに?何もないの?」
この私に見とれているそんな男性にさりげなく声をかけて。
正気にと戻させる。
はっ!
その言葉にふと我に戻り。
「野郎ども!このかわいい女の子の魔道士さんに、極上の部屋を用意してやれ!
  話というか交渉はそれからだ!」
『イエッサー!』
そういえば。
この組織の人達。
力ある魔道士とかを集めてるのよねぇ。
面白いことに、どこからか元結界の外の地域が活動しやすいということを聞きつけて。
ま、今未だにあっちはちょっとした騒動になっているんだけどねぇ。
何しろ、あの一ヶ月前までのデーモンの大量発生は。
何もこの場所だけではなく。
この惑星全体に及んでいるわけで。
まあ、ほかの竜王配下の存在達も。
駆除などには乗り出してはいるものの。
さすがに二番目の魔王が倒されたことに何となくだけど。
気付き始めている今現在。
……遅いわよね……
うん。
絶対に気付くの……
ま、エルが嘆くのも分かるわよねぇ。
本当に。
頭領のその言葉に手を挙げて返事をしているファミリーの面々。

とりあえず。
そのまま。
そこにある最高級であるらしい、家具などをあしらわれ。
私の部屋は地下にあるちょっとした小部屋にと通される。
簡易的ではあるが結構機能的に整頓が成されているその部屋は。
まあ、入り口に……雀の涙にも満たない外に出れなくする印が組み込まれているけど。
……こんなもので通用すると思っているのかしらねぇ。
あの人間達って……くすv

ま、のんびりと。
時が来るまで待つとしますか♡
暇だし。
ちょっと覗いて視て楽しんでおきますかね♡

「リーダー、あの少女、役にたつのですか?」
そういってくる部下のその台詞に。
「まあ、そういうな。魔道士……というか。呪文を仕えるやつは多いほうがいい。
  あの地はあまり魔法が発展してないようだからな。それに……」
そういいつつ、その手に。
ちょっとした本を取り出すその男性に。
岩の隙間から月明かりが差し込み。
男性の顔を照らしてゆく。
銀色に輝くその細い髪。
そして……黒い瞳。
そして、まあ一応、
人間の中では整っているほうではある顔立ちではあるけど。
だけどその本音は。
ああいうかわいい女の子をたくさん集めて。
そのうちに自分のパラダイスを作るのが、この俺の夢だからな。
などと思っているこの人間。
……ほんと、何考えてるのかしらねぇ。
人間って♡
ふふ、面白い種族よねぇv

さて……と。
こっちはこっちで……あの人達は……っと。


「……ここか」
そのフードをさらに深くかぶりなおす。
背後から横からしてくる気配が数名。

がさり。

案の定というか予想通りに。
森の中から数名の男性たちが出現してくる。
そのあまりのお約束の展開に思わず溜息をついている、白い服に身を包んでいる一人の人間。

いくらなんでもお約束だろうが……
などといいつつ、心で溜息ついていたりするけど。
ほんと、展開どおりというかお約束どおりというか♡

ここにあるとある組織に写本があるとききつけて。
やってきているこの人間。
まあ、あるにはあるけど。
でもこれ、異世界黙示録クレアバイブル……ではあるけど。
水竜王の知識の欠片……ではないんだけどねぇ。
ま、それはそれとして。

「へへっへっ。あんちゃんよ?
  こんな場所に一人でであるくとは……無用心だねぇ。出すものだしてもらおうか?」
シミター片手にそんなことをいっている脂ぎっているそんな男性のその言葉に。
しばし無言。

相手はどうやら、それを。
怯えているか怖れている……と勘違いしているし。
う~ん。
楽しい♡

とりあえず。
こいつら痛めつけて、アジトの場所を聞き出したほうが手っ取り早いか。
そんなことをおもいつつ。
すっと。
手を前にと出す。

そして。
力ある言葉を紡ぎだそうとしているけど。

「確かこの辺り……っと」
記憶と聞いた知識を頼りに進んでゆく、この場にそぐわない白い服を着ている女性。
そんなこんなで進んでいると。
がさり。
茂みの掻き分ける音。
そして。
それが自分の方向ではなく。
あきらかに。
別の場所に向かって言っている……
どうみても、盗賊か悪人というような格好の人々の姿が目に入る。
「はっ!これは正義が私を呼んでいます!」
それを。
彼らが別の人間を狙っているのだと。
瞬時に理解し。
そのまま。
「ええええと……あ!あそこです!」
きょろきょろと回りを見渡して。
一番高い木を探している一人の女性。

「悪いが、俺の邪魔をしないで貰おうか。まあいい、ファイアー……」
軽く呪文の一つでもかまして。
こいつらの一人にアジトの場所さえ聞き出せば。
もしかしたらこいつらが持っているという写本が。
目的の知りたいことが書かれているかもしれない。
などと思っているその男性。

そういいかけたその矢先。

「おまちなさい!!!かよわき罪なき人を襲う輩ども!」

浪々と。
夜の闇にと響き渡る……澄み切った…声。

「…………おい」
思わず呪文を唱えていたその動作がとまり。
忘れようもないその声に。
思わず振り仰ぐ。

「誰だ!?」
「何奴!?」
まあ、こちらもまた。
お約束どおりというか、何というか。
丁寧に思いっきり驚いてくれている彼ら達。

月明かりに佇む……木の頂上に佇む一つの人影。
シルエットでよくは地上の人間にはみえないようだけど。

そして。

「天がそこにあるかぎり!正義がそこにあるかぎり!悪があるところに正義の炎あり!
   このアメリア=ウィル=テスラ=セイルーン!あなたたちの悪事を見逃すわけにはまいりません!」
ぴしっ!
彼らの豆粒程度の姿にとなっているそんな木の上から見下ろしつつ。
このアメリアさんの視界に映っているのは。
一人の人間を取り囲んでいる盗賊達の姿。
間違いなく教われていますね!
ここは私の出番です!
そう心でおもいつつ。
そのまま。
「正義の裁きを今こそうけなさい!」
「とうっ!」

掛け声とともに。
そのまま、マントをなびかせて。
木の頂上から飛び降りる。

「……世間はど~してこうも狭いんだ……」
その台詞を聞いて。
頭を思わず抱えているその男性。
とゆ~か、あいつは。
……あいかわらずあ~なのか……(汗)
などと思いつつも。
「……はぁ……」
違う意味で溜息一つ。

ぺしゃり。
めきっ……


「……な…なあ……」
「……ええと……」
どう反応していいものか。

今、木の上から飛び降りた……その女性は。
おもいっきり顔から…地面にと突っ込んで。
頭全体を地面にとのめりこませていたりする。

さすがにその光景に目を点にしている、ファミリーに所属しているものの下っ端たち。

「……やれやれ」
溜息つきつつ、引き上げようと側に近寄ろうとすると。

がばっ!
何事もなかったかのようにと起き上がり。

両手を使って地面にのめりこんでいる顔を引き抜いて。

そのまま。
体制を整えるべく、数回バック転をしつつ……

……ごけっ!

そのまま。
そこにある小石でおもいっきり転んでいたりする。

『・・・・・・・・・・・・・・・』

ひゅぅ……

面白いまでにその場にいる全員……といっても。
白い服を着こなしている男性……
……ゼルガディスさん以外の目が点に成り果てているけど。

彼らの心になぜか風が吹き抜けるような音を。
組織に所属する人々は…確かに。
個々にて感じ取っていたりする。

面白いまでの風が。
しばしその場に吹き抜けてるし。


「……はぁ」
溜息一つ。
「……おい、アメリア……」
その声に思わず飛び起き。
「……はい?……って!!!!ああああああ!ゼルガディスさん!?
  どうしてここに!?はっ!?やっぱりこれは運命!?」
目をきらきらさせて。
土をぱんぱんと手ではたきつつ。
ゼルガディスさんを見つめてくるのは。

アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン。
一応これでもセイルーンの第2王女。
そして。
そんなアメリアが話しかけているのは。
ゼルガディス=グレイワーズ。
かつて数年前に赤法師レゾの手により、合成獣キメラ化され。
元の人の体に戻るべく旅を続けている、とある魔剣士。

「何が運命だ!?とゆ~か……ど~してお前がここにいる……」
確か、アメリアは。
部隊を率いてデーモンの討伐をしていたのではなかったのか?
そんなことをゼルガディスは思い出すが。
「ふっ。そんなのきまってます!悪がはびこるかぎり!正義がこの私を呼ぶのです!」
きっぱりはっきり。
言い切るアメリアさん。

やっはり、私とゼルガディスさんは運命で結ばれているんですね!
などと一人で勝手に心の中で盛り上がっているアメリアさんのそんな心情は。
ゼルガディスさんは気付いてないけど。

「……へ…へん。何かわけのわからない奴が出てきたとおもったら。
  まだ若い女じゃないか。丁度いい、貴様も……」
とりあえず先ほどの登場シーンは見なかったことにして。
獲物が増えただけ。
そう思いこもうとしている彼らたち。
その言葉にむっとしつつ。
ぴしっ!
「あなたたち!今すぐに心を入れ替えて正義の道にと目覚めなさい!
  そうでないと仲良し四人組!マイナス二名!が!
  あなたたちに正義の鉄槌を下して差し上げます!」
指を突きつけて高らかと宣言しているアメリアさんだし。
「こらまて!アメリア!その呼び方はやめろ!
   とゆ~かどうしてそこまで四人組にお前はこだわるんだぁ!?」
などとそんなアメリアさんの言葉に突っ込みをいれている、ゼルガディスさんだし。
う~ん。
面白い♡

そんな二人のやり取りに思わず目を点にするものの。
「え……ええい!かまわねえ!やっちまえ!」
一人の男性がそんな言葉をいっていたりするし。
『おうっ!』
その言葉と同時に。
……面白いことに剣やトマホーク、シミターなどで。
二人に突っかかってゆく数名の人間達だけど。

「ふっふっふっ。聞き分けがない人には、やはり、正義の鉄槌が必要ですね!
  いきますっ!火炎球ファイアーボール!」

どごがぁぁぁぁん!!

闇夜に。
ちょっとした花火が舞ってゆく♡

数十分後。

「……お~い……アメリア……やりすぎじゃないか……?」
とりあえず。
回りの木々に燃え移る火を消化呪文でかき消して。
そこに黒コゲになっている人物たちをみつつ。
そんなことを言っているゼルガディスさん。
「何をいってるんですか!悪人にやりすぎもなにもないんです!」
きっぱり言い切るそんなアメリアさんに。
「……アメリア、お前…リナに似てきてないか?」
その言葉に。
「えええええ!?ゼルガディスさん!冗談でも恐ろしいことはいわないでくださいぃぃ!」
本気で叫んでるしv
ここにリナさんがいたら……面白いんだけどなぁ♡
ま、いっか。
これからあの二人にはチョッカイかける気だしね♡
ふふ。

「さて…と」
黒こげになっている男性たちをぐるぐる巻きに縛り上げ。
辺りの木にとくくりつけ。
「さて、薄情してもらいましょうか?あなたたちのアジトの場所!
  あなたたち!何の罪もない女の子を誘拐したでしょう!」
いいつつ、その手に光の球を出現させて、詰め寄っているアメリアさん。
それは拷問に近いというか脅しといえるんじゃ?(笑)
「……なるほど…な」
そんなアメリアさんのその言葉に。
どうしてここにアメリアさんがいるのかを瞬時に理解している、このゼルガディスさん。
伊達に長い付き合いではないわよね♡

「わ……わかった!話す!話すから!その手の魔力球をのけてくれぇぇぇ!」

夜の闇に。
下っ端たちの悲鳴が……こだましてゆく。

さってと。
私はのんびりと彼らをまつとしましょうか♡

                                        -第3話へー

HOME    TOP    BACK    NEXT

#####################################

あとがきもどき:
薫:・・・・菫ちゃぁぁん・・・。
  完全に傍観・・・・(あはは・・・・)
  次回で菫ちゃんとゼルとアメリア・・・合流。
  ・・・・で。三人での旅立ちですな(・・・あはは・・・。)
  ではでは・・・・。
  また・・・・・・。

2003年6月10日某日

HOME    TOP    BACK    NEXT