まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

今回は、問題となっている魔王登場ですv
さて、誰でしょう(笑

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 ~スレイヤー・パニック   ~災難?~

「おほほほほほほほほ!さあ!ジェフリーちゃんのためにがんばるざます!!」
……しくしくしく…
断れるはずもない。
【こんな】のでも、一応自分たちの王。
…その意思と力が精神力によってのっとられてしまったとはいえ…
【王】であることは紛れもない事実。
「ママ。最強の部隊だね」
「おほほほほ!これもジェフリーちゃんの人徳のたまものざます!
  さあ!ジェフリーちゃんのためにがんばるざます!!」
…何かとてつもなく甲高い声を上げてるかなり体格のいい女性。
…その身にかなりの宝飾品などを身にまとってはいたりするが……
…そして。
「さあ。皆さん、いきます…ごほほっ!」
ひょろりと、皮と骨だけのような男性が何やら涙している人物たちにと話しかけ。
…そしてそのままむせこんでいたりする。
…自らよりも力あるものに使われるのならまだいい…
……が。
―― こんな【モノ】が自分たちの上司といわれては…
はっきりいって彼らの本体でもある精神上、よろしくない。
しくしくしく……
すでに、そのあまりの【仕打ち】に数十人(?)以上が滅び去っている。
理由は…押して知るべし……
人間、しかも実力ももっていない…というよりは、人間以下の力をも持っていない人物に使われ…
挙句は、自分たちがソレに仕えるように…との指示である……
…ああ、神様、どうかこの悪夢が早く終わりますように…
こき使われているモノたち…人間形態を取れる中級魔族達は…
魔、というのにもかかわらず…神に祈りをささげる毎日……

彼らの王の【欠片】を持ちつつ…覚醒したはいいものの、その人外、ともいえる精神力と力にて。
そのすべてを自らのうちに取り込んだ…一人の女性。
その名をジョセフィーヌ=メイルスター=シャブラニグドゥ
…それが三度目に覚醒した、【一応魔王】の名前である……
あるのだが……
「おほほほほほ!ジェフリーちゃんのために今日も働くざます!」
しくしくしくしく……
涙を流す彼らに…今のところ救いは…ない……



「…まったく…グラウ…貴様は何をやってるんだ?」
あきれ顔で見るしかない。
何しろ、【アレ】を目覚めさせたのは…ほかならぬ彼だからして。
「…ルークさんのときは…まあ仕方ないとしても…これは…ねぇ~……」
「…そういうな…ゼラス…ダル……」
同僚二人に冷たい目で見られ…恐縮するしかなくなっているのは。
魔王シャブラニグドゥの腹心が一人、覇王グラウシェラー。

…少し前にリナ達に手ひどい目にあった人物でもある……

彼の作戦は…ことごとく不利益をもたらしているこの現実に…肩身が狭いわけである……


                           -つづく(?)-

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あとがきもどき:
はいv目覚めた魔王の正体はあの!ジョセフィーヌさんでした!(まてぃぃぃぃ!)
さて、何人が気づいたでしょう♡
ちなみに、魔王様、目覚めても、
ジョセフィーヌさんのあまりの強い精神力にその力と能力のっとられてます(笑)
ついでに、その力をもってして、息子を世界の王にしようともくろんでたりするジョセフィーヌさん。
彼女曰く、彼にはそれだけの能力と素質があるらしいです・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こきつかわれてる魔族が哀れかも・・・(滝汗・・・・

2004年12月10日某日

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