~スレイヤー・パニック   ~知識の果てに…~

『…汝らは何が望みだ??』
【ソレ】は意識に直接語られてくる言葉。
四人が輪となり、それを感じ取る。
脳にと浮かぶのは広大なる不思議な空間。
それぞれが念じ、思うだけでその返事はそれぞれにと下される。
『金色の王について知りうる限りを……』
まずゼルガディスとアメリアが問いかけたのは、かつてのリナと同じこと。
彼らは『金色の魔王』のことを完全にと理解していなかったがゆえに…
そして。
『この世界と他の世界の理について知りうる限りを…』
それがリナの望み。
まだ知らない知識などは山とある。
精霊の王と呼ばれているそれらの存在。
その概要と知識を得ることで、力の応用もまた多々と広がってゆく。
今の知識で力あるモノに対抗できる術は…かなり危険すぎるシロモノだからして。
そしてまた、姉から渡された、とある。
【魔法薬】それを完全に使いこなすためにも……
魔族のたくらみがわからない異常、知識は多いに越したことはない……
それはどんな状況下においても言えること。

しばし後。

アメリアとゼルガディスの顔色が悪いのは…彼らは理解してしまったがゆえに。

リナが以前使った術の源たる存在の真実について…


そして……

「そろそろいいですか?あまり長居したら人間であるあなた方の肉体は、
  ここの空間に耐え切れずに、消滅しちゃいますよ?」
一時後。
ゼロスが彼らが話しかけるまで…彼らの質問と追求は延々と繰り広げられてゆく……

世界の理。
真実。
魔、神…そして……たどり着いた一つの真実……

……かの御方の前においては…みな、無力に等しい……

彼らは言葉にすることもなく、ゼロスの言葉にと我にと戻り…そして、その場を後にしてゆく…


                           -つづく(?)-

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あとがきもどき:
さって♡次回、みなさん、え゛!?と驚くか、あ、やっぱりか。
と思われる方の、たぶんどちらかの二通りでしょうね♡
というわけで、次回で、ゼロスがいってた魔王の正体が判明ですvv

2004年12月8日某日

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