まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

こんにちわ。
ふふ。どうやらまだ誰もこれに気づいてない様子。
このまま最後まで気づかれずにできるっかな?(こらこら)
などといいつつまたまた更新履歴には乗せない話をばの打ち込みをばv
ではいくのですv

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ラグナレグ    ~帰郷、そして?~

ざわざわざわ。
あたりが一瞬ざわついているのはまあ仕方がないとおもう。
おもうけどぉぉ!
「リナちゃん!だんなさんをつれてきたんだって!?」
「えええ!?あのとことん鈍いリナちゃんが男連れで戻ってきた!?」
「ちょっとまてぃ!誰が鈍いのよぉぉお!」
当然といえば当然なのかもしんないけど。
あたしとガウリイが町にはいると目ざとくあたしを見つけた知り合いさんたちが。
なぜかあたしとガウリイの周りに集まって好き勝手なことをいってくれるし。
「リナちゃん、結婚式はいつ!?」
― ぶちり。
さすがといえばさすがの発言にあたしの中の何かが切れる。
「だぁぁ!だからこいつと戻るのはいやだったのよぉお!
  ガウリイ!みてみなさいよ!変に誤解されてるじゃないのよ!」
あたしが肩を振るわせつつ叫び、隣にいるガウリイをみれば。
「いやぁ、オレとしては挨拶してからすぐにでも」
などとにこやかにそんなたむろしている属にいうご近所の皆さん、もとい。
あたしの知り合いでもある町の人たちにそんなことをいっているガウリイ。
スパパァァン!
とりあえず懐から即座にスリッパをとりだし。
「あんたはぁぁあ!時と場合を考えて冗談をいいなさいぃぃ!」
まったく。
そんなこといわれたら、こいつとあたしがその…こ、恋人///
とかいううわさが広まるじゃないのよ!
まったく、そんなうわさが広まったら、あたし持たないぞ。
こいつにそ~いう目で見られてないのはあたしわかってるし。
あ、何か考えただけでむなしくなってきた……

あたしとガウリイがゼフィーリアの首都。
ゼフィール・シティに着いたのは、ちょうど祭りも終わりかけ。
数日後にあるメインイベントが終われば、いつものように静かな町にと戻る。
そんな時期。
周りには観光客などがあふれかえり。
そのあたりでおそらくはすりとか働こうとしていたのであろう。
どっかの馬鹿な男性がたこ殴りになっている何ともほほえましい光景があったり。
あとは、この時期特定。
とある目的でやってきた人々を変わりに叩きのめす……もとい。
ストレス発散……ではなく。
代わりに戦いそれを見世物にするというイベントが開かれていたりする。
それでなぜか子供とかに負けて、
涙をだくだくながして退散する剣士とか、魔道士とかがいたりするんだけど。
まあそれはそれ。

「とにかく、ガウリイ、先に姉ちゃんの所に挨拶にいくわよ!」
そういいつついまだになぜか群がってくる人々に。
子供は何人ほしいとか質問されるままに答えているガウリイを張り倒し。
まったく、どーしてこの場でこいつはそ~いう冗談いうかなぁ?
なぜかそんなガウリイの冗談のせいで、
あたしとガウリイがそ~いう関係だと人々が信じ込んでしまったり。
あぅぅ……
後からどうやって訂正すればいいのよぉぉお!
この馬鹿くらげっ!
「リナの姉ちゃんか。それはきちんと挨拶しないとな」
などとにこやかになぜかうれしそうにいっているガウリイだけど。
しっかし、こいつ姉ちゃんに何て挨拶する気なんだ?
まさか保護者です。とかいうんじゃ…
……こいつならありえる(汗)
「…い~い?ガウリイ?死にたくなかったら、変なことはいわないよ~に!」
とりあえず無駄かもしれないけど注意を促し。
この時期。
稼ぎどきではあるからして、間違いなく店にいるはずである。
「そういえばリナの姉ちゃんってどこにいるんだ?」
のほほんと聞いてきているガウリイ。
周りにいた人々を何とか取り除き。
まあディルブランドで全員撃退したんだけど。
この町の人間あの程度でどうこうなるようなやわな人間は一人とていないし。
「姉ちゃんはこの先にあるリアランサーっていうお店でウェイトレスのアルバイトしてるのよ」
まあアルバイト。
といえども今ではウェイトレスたちの教育係になっていたりするんだけど。
ちなみに今の姉ちゃんの地位はチーフである。
「そっか。じゃぁほかの人たちの前でもきちんと挨拶しないとな」
なぜかにこにこと笑いつつ。
くしゃりとあたしの頭をなでてくるガウリイ。
「だぁぁ!だから、いつもいってるでしょうが!髪が乱れるからやめれぃ!」
そんなガウリイに文句をいいつつ、
なぜか最近では振りほどくのも面倒というか、触られているのが気持ちがいいというか…
って、あたし何いってんのよ///
まあそのままガウリイのされるがままになっているあたし。
何はともあれ、とにかく先に姉ちゃんに挨拶にいかないと、後がこわい。
もしそうしなかったら考えるだけでも…いや、考えまひ……


町の広場を抜けた先にあるレストラン・リアランサー。
ちなみにこの町では三本の指に入るほどに品揃えとそして味も絶品。
広場では毎年この時期恒例のとあるイベントが繰り広げられ。
なぜか子供とかに負けてほとんど放心しかけている大人たちの姿が。
ちなみにこの相手はすべて赤の竜神騎士スィーフィード・ナイトへ挑戦しよう。
という人間たち。
この時期、イベントに姉ちゃんは自分に挑んでくる相手を、このイベントで勝てたら考えてもいい。
といってこちらにまわしているのである。
しっかし、それでも今までこのイベントで。
勝てた挑戦者は一人もいなかったりするのも事実だけど。
まあいいストレス解消になるというか、何というか…
何しろ、そのイベントの会場は魔道士協会やそして各種の人間が協力し。
ちょっとした術などは会場の外に漏れないようにある種の結界が施されており。
たとえ竜破斬ドラグスレイブを連発しようにもこの会場となっている舞台は壊れない。
そのためか手加減なしにストレス発散をしている町の人々。
ま、気持ちはわかるけどね。
そんな一応は普通の人を相手に戦っている自称挑戦者たちが戦っているイベント会場を後にして。
あたしとガウリイはその先にあるレストランにと進んでゆく。


カララン。
「いらっしゃいませぃ!」
元気よく挨拶が聞こえてくる。
「あ、二名さまですね。ではこちらにどうぞ。」
そういいつつ案内しようとするウェイトレスに。
「いや、あの、ね…じゃない。えっとルナ=インバースさん、いますか?」
呼び捨てにしたら後がどうなるのかが怖い。
あたしのその言葉に。
「あら?ルナチーフに用事?でもチーフへの挑戦者なら、広場のイベントで勝たないと」
などといってくるその女性。
どうやらこのあたしのことは知らないようだけど。
「いや、そうでなくて」
そういいかけるあたしのその言葉に。
「あら、ルシア、いいのよ。その子は。んっふっふっ。リィナ。久しぶりねぇ~」
『うどわっ!?』
いきなり真横から聞こえてくる声が。
その声に思わず叫ぶあたしとガウリイ。
「ねねねねねねね!?」
口をぱくぱくさせるあたしに。
「あら?チーフのお知り合いですの?」
そういっているルシアと呼ばれたその女性。
「ああ、この子、私の妹よ。それで?リナ?
  二年以上も里帰りしなかったわけ、じぃぃぃぃくり聞かせてもらおうじゃない?」
ぎりぎりぎり。
く…くるひい…
そういいつつにこやかに笑みを浮かべながらあたしの首を腕にして絞めているのは。
あたしと同じ栗色の髪を肩の辺りまで伸ばしそれでいて切りそろえている紅い瞳の女性。
ちなみに、髪質はストレート。
この女性こそがあたしの姉ちゃん、ルナ=インバース。
世間一般さまでは赤の竜神の騎士スィーフィード・ナイトなどとも呼ばれていたりするが。
あたしがじたばたとしている間にちらりと横にいるガウリイを具間みて。
「それで?あなたは?」
あたしの首を絞める手は休めずにガウリイに聞いている姉ちゃんの姿が。
「ね…ね~ちゃん…しぬ…」
だがこの程度で気絶したり死んだりしようものならば、
それこそ姉ちゃんの、すぺしゃるなお仕置きがまっている。
…ね~ちゃん、蘇生術…できるしな(汗)
もがくあたしの手はむなしく空をつかむのみ。
「あ。はじめまして。ガウリイ=ガブリエフといいます」
そういってにこやかに挨拶しているガウリイ。
ぱっ。
どさっ。
「げほっ!げぼげほげほっ!」
いきなり手を離されて、
あたしは思いっきりその場の横にある長鉢にと手をかけて倒れこみつつも、盛大にと息を吸い込む。
ああ、空気がおいしい…
「ふぅん、リナ、しばらく戻ってこなかったと思ったら、男連れで戻るなんて。
  旅に出させた甲斐があったのかしら?」
…ね~ちゃん、目が笑ってないんですけど…(汗)
そんなあたしに言っている姉ちゃんの横で。
「え!?え!?えっ!?チーフの妹さん!?あの伝説の縄跳びリナちゃん!?」
なぜかそんなことをいって驚いているルシアさん。
「ちょっとまって!何よ!その伝説の縄跳びリナちゃんというのはぁぁ!」
思わずむせこみつつも突っ込みを入れるあたし。
まあ確かに昔ちょっとお茶目にも縄跳びでちょっとしたことをしていた時期はあったが。
「それで?ガウリイさんとかいいましたわね?リナとはどういった関係ですの?」
にこやかにそういいつつガウリイをじっと見ている姉ちゃん。
…何か姉ちゃんとガウリイって…お似合いかも…
年も近いし。
何より二人がそろっていたら絵になってる。
「リナとは二年と少し前から旅を一緒にさせていただいてます。
  それでリナの実家に挨拶を。と思いまして」
「こらまてぃ!そ~いうだから勘違いされる言い方はやめろってばぁ!」
にこやかにそんなことを姉ちゃんにいっているガウリイに思わず訂正を入れるあたし。
そんなあたしをなぜかあきれたようにそれでいて苦笑まじりにみつつ。
「本当にこんな妹でいいんですの?」
「ええ。リナだからいいんですよ」
にこやかにそんな会話をしているガウリイと姉ちゃんだし。
「だからぁぁあ!勘違いさせまくることをいうんじゃないぃぃい!
  ね~ちゃんものりでそんな冗談いわないでぇぇ!」
あたしの叫びがこだまする。
そんなあたしをなぜか見つめ。
指を刺し。
「…この子にきちんといいましたの?」
「いや、とりあえずは周りから固めようかと思いまして。何しろ幾度いってもこいつ気づきませんから」
????
「?ガウリイ?言うって何を?あ、葡萄の販売はここではしてないわよ?」
ごけっ!
なぜかあたしの言葉にこけているガウリイに。
なぜかおなかを抱えて笑い出している姉ちゃんの姿が。
「何ガウリイこけてるのよ!そもそもあんたが葡萄食べたいっていったんでしょうが!」
そういいなぜかこけたガウリイの襟首をつかみがくがくとゆする。
まったく。
姉ちゃんに変なことをいわないでよね。
命がいくらあっても足りないったら。
「まあ、確かにそのほうが無難かもしまれせんわね。
  でもそれなりの見定めはさせていただきますわよ?」
しばらくなぜかおなかを抱え笑いつつ。
ガウリイを笑い涙がたまった瞳で見ている姉ちゃん。
はて?見定め?
「あ、リナ、このガウリイさん、しばらく借りるわ。私の代わりにあんたここで仕事してなさい」
にっこりと有無を言わさずにいってくる姉ちゃんのその言葉に。
「…はひ。わかりました」
当然あたしは断れるはずもなく。
そのまま姉ちゃんにかわってそのままウェイトレスをすることに。

すでにもう日が傾き外はただの闇。
「あら?リナさん?まだ残っているんですか?」
一人何となくすることもなく机を拭いているあたしに言ってくるのは。
今日あたしを姉ちゃんの妹とは知らずに挑戦者だと勘違いした、ルシアさん。
どこかの誰かを彷彿させる面影の持ち主さんではあるけど。
「まだ連れが戻ってきてないので。」
というか、ね~ちゃん、ガウリイつれてどこにいったんだろ?
先に家に帰る。
というのはそんなことしたらあたしは間違いなく命はないし。
とにかくガウリイと姉ちゃんが戻ってくるまではここリアランサーで待機しているのだが。
「そういえば先ほど仕入れにこれらた業者さんが。
   町はずれの空き地で剣の交じり合う音がしたとかいってましたけど。
   見れば女性と男性らしき人影が剣の打ち合いをしていたらしいですわ」
ふとそういえばこのリナさんの連れの男性もどうやら剣士風情らしかったですわね。
そんなことを思ってでもいるのかそんなニュアンスを含みいってくる。
ざわり。
ただの剣の打ち合い。
それだけの話なのにどうしてこんなに心がざわつくのか。
ガタン!
そのまま拭いていた机を揺らし。
「その場所!どこ!?」
あたしは気がついたらルシアさんの胸をつかんで締め上げていた。

キンキンキンキン!
闇夜にただの打ち合いの音が響く。
何か嫌な予感がする。
…そ~いや、ね~ちゃん…そこそこ使えそうな人いたら、手合わせしたがる癖。
もうあれは直ってるとおもったのにぃぃぃい!
何でも誰も自分についてこれるものがいなくなったからとかいって。
すっかりこのあたしですら忘れていた姉ちゃんの癖。
だけども。
もし、もしも。
姉ちゃんがガウリイを連れて行った理由が。
剣の手合わせだったりしたら。
「―― っ!ガウリイ!」
姉ちゃんがどうにかなる。
という可能性ははっきりいってないであろう。
だがしかし。
もしそうならば相手をしているガウリイは?
心がざわつく。
― いやだ。
ガウリイが怪我するのは、絶対に。
あたしは無我夢中でルシアさんから聞き出したその場所にとかけてゆく。

やがてあたしの視界に移りこんだのは。
闇夜に剣を交えて対峙しているガウリイとそして姉ちゃんの姿。
って!?
姉ちゃんのもってるあれ!?赤竜の剣だしぃぃい!?
「ちよっ!ガウリイ!ね~ちゃん!何やってるのよぉぉぉお!」
あたしの叫びが夜の闇にと響き渡ってゆく。

まずあたしの目に飛び込んできた光景は。
斬妖剣ブラストソードを片手にしているガウリイと。
赤竜の剣を手にしている姉ちゃんの姿が。
しかも互いにはっきりいって動きが人間離れしているというか、何というか。
とゆーか、この二人、あれから…確かあたし店にいったのが昼前だったから。
あれからずっとしてたんかい(汗)
軽く考えてもとっくに六時間以上、いや、多分九時間は経過しているのは事実。
そして。
姉ちゃんの見えない動きとともに、あたりの風が巻き起こり。
ガウリイにと突き進んでゆく。
― が。
それを瞬時で剣で吸収してそのまま見ただけでも倍にして戻しているガウリイ。
…おひおひおひ。
「ちょ!!!姉ちゃん!ガウリイに何やってるのよ!」
おもわず気がつけばあたしの口からは悲鳴に近い声が上がっていた。
あわててガウリイの元に駆け寄れば。
間違えようのない赤いものがいやでも目についてくる。
どくん。
あたしの全身を悪寒が走る。
ガウリイの顔に流れる一筋の赤いもの。
それが何を意味するのかは…
「ちょっ!ガウリイ!やめなさい!」
あまりの光景にあたしは完全に近くまでいけないというか何というか。
それでも近くまでいきガウリイの体をつかむ。
後ろから抱きついた格好になっていたりするが。
「いや、この勝負は負けられない!リナのためにも!」
むかっ!
「何わかんないことをいってんのよ!やめんかぁぁぃ!炸弾陣ディル・ブランドぉぉぉぉお!」
ドゴガァァァァン!
あまりに聞き分けのないガウリイに呪文一発お見舞いしておく。
ぜいぜいぜい。
空たかく吹き飛ばされるガウリイをみつつあたしは肩で息をしながら。
「姉ちゃん!ガウリイが死んじゃうじゃない!
  何、赤竜の剣なんて出してガウリイと手合わせしてるのよぉぉぉ!」
ぼたり。
…あれ?
何か生暖かいものがあたったような気がするけど。
何だろ?
「くすくすくす」
なぜか腰に剣を収めつつ姉ちゃんは笑って。
「リナ、何ないてるの?」
なぜかくすくすと笑っていたりするし。
「あたし、泣いてなんか…あれ?」
ふと気づけばなぜかあたしは涙を流しているし。
何でだろ?
そんなあたしをみてなぜか笑いつつ。
「ま、い~わ。リナがつれてきた男性だからちょっと試験してたのよ」
「試験って?」
首をかしげるあたしに。
「そ。リナにふさわしいかどうか。合格だけどね」
にぃぃこりと微笑んでいる姉ちゃん。
「な゛!あたしとガウリイはそ~いう関係じゃない!」
真っ赤になりつつ怒鳴れば。
「あら?じゃ、ガウリイさん、この私傷つけた代償として殺してもいい?」
にっこり。
見れば、姉ちゃんも少しばかりなぜか手から血がでてたりする。
……たらり。
「…ガウリイを殺したら…いくら姉ちゃんでも許さない…」
自分でも低い声が沸きあがる。
姉ちゃんを傷つける。なんつ~恐ろしいまねを…ガウリイ(汗)
だけどもそれが原因でもし姉ちゃんがガウリイに何かしようとしたら。
「たとえそれが姉ちゃんでも…」
いくら姉ちゃんでも許せることと許せないことがある。
なぜかそんなあたしをみて満足そうに微笑み。
「ま、冗談よ。冗談。それより、リナ?
  今のあんたの術でガウリイさん、そこで倒れてるから、つれて戻りなさいね?」
みれば、いつのまにかあたしの真横にガウリイ、落っこちてきていたりする。
「ああ!ガウリイ!」
あわててそんなガウリイの側にとかけよるあたし。
なぜかくすくすと笑っている姉ちゃんだけど。
「お~い。リナぁ、いきなりあれはないだろうがぁ。あれは不意打ちだぞ?」
などといいつつ起き上がってくるガウリイに。
「い~から!しゃべらないで!回復リカバディ!」
あわててガウリイに回復呪文をかける。
どうやらガウリイ、頬の所に傷うけてるようだけど。
つ~か、よくまあ姉ちゃん相手にこれですんだよなぁ(汗)
などとあたしは思うが。
「ま、い~わ。とりあえずリナ、戻るわよ。父さんたちもまってるだろうから」
にっこりと微笑みいつのまにか腕の血を止め、にっこりと微笑む姉ちゃんに。
「はひ。ほら、ガウリイ、とっととおきなさい!」
スバコォォン!
懐から取り出したスリッパでガウリイをしばき倒し。
なぜかぶつぶついうガウリイをつれて。
あたしは先に戻った姉ちゃんを追ってあたしの実家にと向かってゆく。

まったく。
でも、ガウリイが無事でよかった。本当に。
でもこいつ、本当に何も考えてないのね…
よりによって姉ちゃんと勝負するなんて(汗)
そんなことを思いつつ。

「あとはリナの両親に挨拶して了解とるだけだなv」
??
こいついったい何の了解とるっていうんだろうか?
多分あたしん家がもってるぶどう園での食べ放題か何かだろうけどねぇ。
あぅ。
などとなぜかにこやかにいっているガウリイをつれて。
あたしはあたしの実家でもあるインバース商会。
その裏にあるあたしの家にと向かってゆく。
「ガウリイ、何度もいうけど、冗談はいうんじゃないわよ?」
どうやら姉ちゃんは冗談と捕らえてでもガウリイが腕の立つ剣士とみて、昔の癖が再発したようだけど。
万が一、父さんや母さんに冗談かまして、誤解でもされたら。
それこそあたしは命がない。
…はっきりいって、実はうちで一番実力あるの…母さんなのよね(汗)
ちなみにあたしの剣術、体術、姉ちゃんも然り。
……母さんからの直伝である……


                                      -続くー

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あとがきもどき:
薫:ふふふ。まだ誰からもこれに関しての感想とかありませんv
  さあ、更新履歴に書かないでいったい何人が気づいているのか!?
  というわけでコノシリーズ。まあ(多分)短編だし・・・・。
  履歴に書かずに更新してみたりv(こらまて)
  リナちゃん一人称v当然ガウクン、確信犯(爆!)
  リナちゃん、しかし、両親に挨拶。
  そういわれてもまだ気づいてないです・・・おーい?(滝汗)
  さてさて、次回はリナの意志は関係なく。いきなりの結婚式ですv
  …その前にリナの特訓がありますけどねぇ(だからまて)
  それでは、また次回でv

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