まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
こんにちわ。
さてさて、このラグナレグ。
一応本編最終巻、15巻以降。その話となっております。
当然、ガウリナ。
ついでにいったらルナねーちゃんでてきます。
あのナイスミドル父ちゃんも(笑)
ちなみにのりは原作と同じ。
テレビは一切入っていません!(あしからず)
でもゼロスののりは・・・はいってるかも?(笑)
それでもいいよ?という人のみどうぞv
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ラグナレグ ~プロローグ~
「リナぁ~……」
何やら情けない声がしてくるが。
「何よ?」
とりあえず鬱陶しいので返事を返す。
当然、お宝を品定めしつつ没収している手は休めずに。
「何で指から外すんだよ……」
何やらガウリイのやつが情けない声を出していたりするけども。
はぁ……
「あのねぇ!そもそも!ここここ…こ…恋人でもない人に、指輪プレゼントするほうがどうかしているよ!」
ど~しても顔が赤くなってしまうのは仕方がないと思う、絶対に。
先日このあたし、美少女天才魔道士、リナ=インバースの18の誕生日であった。
…まではいいのだが。
なぜかこの自称あたしの保護者を名乗っているガウリイ=ガブリエフは。
いったい全体何を考えているのやら。
ブレゼントと称して、指輪…し…しかも、シンプルな銀色の……おひ…
まさかここまで常識知らずだったとは。
しかもどうやら本気で何も考えてないらしく、
それをあたしの薬指…し…しかも!左手の薬指にぃい!
本人いわく。
『指輪は左手の薬指にするものだろ?』
とかいいつつなぜかにこにこしつつ硬直するあたしの手をとってはめてきたんだけども。
当然そんなデリカシーのまったくないやつには呪文をお見舞いしてやったわけだけど。
まったく女の子の左手、しかも薬指にはめる指輪にはちゃんと重要な意味があるんだからね///
そりをこのクラゲはぁぁ~……
ま、せっかくガウリイの初めてのプレゼントらしいブレゼント。
確か以前こいつと旅をし始めたとき、十五になったことを後から知ったガウリイがくれたものは。
一日ずっとおごってくれて。
で16のときにはそのときあたしたち四人旅だったんだよなぁ。
う~ん、アメリアたち、元気してるかしら?
とにかくあのときにはかわいいブローチくれたけど。
結構かわいくてデザインも細かかったし、どうやら値打ちものらしかったから、
姉ちゃんのプレゼントにゼフィーリアに送ったら、何やらガウリイ、いじけてたっけ?
で17の時にはあたしとガウリイは剣探しの真っ最中。
あの時はなぜかものすっごく高い豪華なお店で食事おごってくれたのよねぇ。
あたし、ちょっとよっちゃって何かガウリイ、泣いてたようなきもしなくもないけど。
で今年は何でかこのシンブルな指輪である。
ついでになぜか裏にあたしとガウリイの名前が丁寧に掘り込んであったりする。
しかもルーン文字で。
面倒だから解読する気にもなんないけど。
まったく本当に何を考えているのやら。
こいつは絶対に女に指輪をプレゼントするという意味をわかってない(汗)
でも、ま、せっかくガウリイから指輪をもらったんだし…
というわけであたしは今それをネックレスにしていたりする。
そういや、何でこの指輪、あたしの左手の薬指にぴったりなんだろ?はて?
…やっぱしあれでも気づかないのかぁ…はぁ~…」
???
何やらガウリイくん、ため息ついていたりするけど、いったい何だって言うのよ!
「ともかく!それよりももうすぐゼフィーリアに入るんだから!ガウリイ!もっとしっかり稼ぐわよ!」
そういいつつキュッと袋にお宝をつめ、まとめてその隠し宝物庫を後にする。
「…お~い。リナ?もうこれで十件目だぞぉ?盗賊いじめ……」
スバコォォン!!
文句を言ってくるガウリイにとりあえず懐から取り出してスリッパでどついておく。
う~ん。
相変わらずいい音v
ってそ~じゃなかった。
「あのねぇ!あんたがゼフィーリアの葡萄を食べたいっていうから!
こうしていつもの二倍以上!必要必需品である姉ちゃんへのワイロ…
もとい、貢ぎ品…ではなくてみやげ物は必要不可欠!
わかったら文句を言わずにとっとと次いくわよ!次!」
ちょうど葡萄のシーズンだからといってゼフィーリアにいきたいといったガウリイ。
…まったくこいつは本気で女の実家がある町にいくという意味…わかってないし。
……あぅ…
ゼフィーリアはあたしの故郷。
…それはいい、まあいいんだけど問題がちょっとあったりする。
はっきりいって今回の里帰りは今までの里帰りとはかなり赴きが違う。
何しろここ三年ばかり里帰りしてないので土産品は当然三年分、その二倍以上。
…いや、それよりもっとたくさんの量が必要不可欠である。
うん。
ついでに別に姉ちゃんのご機嫌取りにかなりの物を用意しておかないと…
ブル。
考えただけで恐ろしい。
あたしは、はっきりいって命がなひ………
「い~い!?ガウリイ、死にたくなかったら、
せめて金貨十億枚分くらいの土産。確保するつもりで根性いれなさい。
それくらい揃えとかないと、あたしたち…うちの姉ちゃんに殺されるわよ?」
あたしのそんな至極当然のその言葉に。
「…お前の姉ちゃんって…いったい…」
何やら聞いてくるガウリイ。
何か気のせいではないであろう、ガウリイの額から汗が流れていたりするけど。
「許可もらえるかな?」
そして、何やら意味不明な言葉を小さくつぶやいていたりするけど。
別に葡萄を食べるのに姉ちゃんの許可は必要ないでしょうに。
変なやつ…
「姉ちゃんのことについては…聞かないで…」
そんな会話をしつつ、あたしとガウリイは今日も今日とて。
一日最低15件以上の盗賊さんたちを壊滅しつつ。
そのお宝を全部没収……もとい回収し、かさばるようなものは持ち運びしやすいものにと替え。
結構値打ちものらしいものは先にゼフィーリアに品物だけを送りつつ。
ルーク=シャブラニグドゥとの戦いより後。
あたしとガウリイはあたしの故郷、ゼフィーリアの首都、ゼフィールシティにと向かっている。
「さ、ガウリイ!まだまだがんばるわよ!」
「そうだな。まだ時間もあるしな。」
?何かやけにガウリイ、素直よね。
ま、いっか。
ガウリイかなりいい荷物もちだかんねv
今日も今日とて盗賊を壊滅しつつあたしとガウリイは。
ゼフィーリアを目指して進んでゆく。
-続くー
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あとがきもどき:
薫:リナちゃぁん。気づかないの?これでも?
・・・・さすがリナだ(笑)
解読、指輪の裏の文字、してたらわかるだろうけどなぁ。
というかそれでもわかんなかったら・・・怖いから考えまひ(汗)
さてさて、次回は登場、ルナ姉ちゃんv
リナ&ガウリイ、ゼフィーリアに到着ですv
それでは。また次回でv
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