まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
トリガルウの一件。
というのはスレイヤーズのPSゲームのあのやつですv
選択によって、リナ捕らわれバージョン。
もしくはアメリア捕らわれバージョンに別れますv
何はともあれ、いくのですv
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エッシェン・シティへと魔王の依頼をうけて、やってきているゼロス。
しかし、その依頼の相手は、ゼロスには苦手な、とある人。
ジェム=ライス=ストーン。
デザイナーとして超有名人。
実は、ライスは、こことは別の世界を任されている、
『
ゼロスたちの王である
と同格の魔王である。
今は、休暇中で、この世界に避暑として、人間に転生しているのだが。
そんな中、ゼロスが無理やりに働かさせれている店に、
ゼロスもよくしっている人物『ガウリイ=ガブリエフ』がやってきた。
どうやら、ガウリイは、リナにプレゼントする指輪をライスに依頼したらしい。
ライスの趣味は人を女装させること(笑)
かくして、ゼロスとガウリイは泣く泣くライスの玩具と成り果ててる。
ゼロスは知らない。
本人も覚醒していない。
ガウリイが実は、ライスと対をなす神だということに。
そんな中、ゼロスは知らないが、ちょっと困ったことが魔族の中で起ころうとしていた。
ジェムストーリー・番外編
~最重要機密指令~ ~第3話~
「ゼ・ロ・スちゃん♪」
ライスがゼロスを呼び止める。
……ライス様がこんな呼び方をするのって何かたくらんでいるんですよねぇ。
ゼロスは冷や汗だくだくと流しながら。
魔族のくせに器用なゼロス。
「まあ、そう警戒しないで♡」
ライスがにこにこというが。
……どうやっても、警戒しても無駄ですから……
完全に悟りきっているゼロス。
今ゼロスは、ライスによって本来の力の百分の一程度しか力がないのである。
「ちょっと実験に付き合って♡」
……??
ゼロスは首をかしげる。
なぜ、自分に付き合えというのかと。
ファン。
いきなり精神世界において結界が張られる。
そして、ゼロスの視界に映るは、自分の切り取られた本体の三角錐の姿が。
「ちょっと、これ♪みててよ♪」
「……はい??」
ゼロスが間の抜けた声を出すのと同時に。
「
「うどわ!?」
ライスがいきなりその本体にむかって呪文をかます。
ばっしゅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!
そして、その本体は……三分の一……消滅していたりする。
「見てよ、これ。あたし、今人間としての魔力で放ったんだけど。
魔力増幅にリナちゃんの髪の毛を使ったらこれよ??ゼロス、あんたの意見はどう思う?」
ライスがにこやかにゼロスに聞いている。
「り……リナさんの髪の毛って……(汗)」
ゼロスはすでに色がなくなって透明と化している。
「ガウリイに依頼された指輪をね。リナちゃん専用の魔力増幅器にしようとおもって。
ガウリイからリナちゃんの髪の毛を三本もらったの♡
でも、これがねぇ。このあたしですら、分からない未知の数値を示すのよ」
……??
「ガウリイさんがリナさんの髪の毛って……??」
ゼロスが不思議がる。
「なんでも、例のトリガルウの事件のとき、
リナちゃんがヴィオラに捕まったときにガウリイ、貰ったらしいわ」
ライスの台詞に。
「ああ、あのときの。僕の役目はヴィオラさんの監視でしたからねぇ……」
そのときのことを思い出しているゼロス。
「し…しかし……いったい……これは……(汗)」
ゼロスも言葉に詰まる。
「ね??不思議でしょう??それに、奥深くまで、調べられないのよ?
なぁんか、あの御方の力に近いものはなんとなく感じるのは感じるんだけど……」
ライスは首をかしげている。
クリソジャスパーさまにも調べられないって……(汗)
何か、すっごぉぉくいやな予感に襲われているゼロス。
「まあ、リナちゃん。サイラーグでエル様を召喚してるから……その辺りの理由もあるだろうけど」
ライスが手の中のリナの髪の毛をみつつ言葉を出す。
「……まさか僕ごときが、あの御方にあんな形でお会いすることがあるとは……(汗)
下手したら、あのとき……僕……消滅してましたよ……(汗)」
ゼロスが冷や汗だくだくと流している。
よっぼど、あの一件はかなり印象深かったらしい。
「ま、やっぱり、ゼロス程度じゃあ分からないか。
いいわvvとりあえず、あたし、これガウリイに渡してくるから♪」
それだけいって、ライスは、その場から瞬時に掻き消えた。
ライスはガウリイに今完成した指輪を届けにいったのである。
「……僕…今度はどれだけかかるんでしょうか??力の回復にかかる時間……」
切り放たれている自分の本体を見ながら。
そんなことをぽつりといっているゼロスであった。
ちょうどその頃。
「トパジェ。貴女に今回の任務は授けますわvv」
「何しろ、今回はゼロスは魔王様の命令で任務中だからな。頼んだぞ。
傍らにいる女性にそう告げていた。
「……分かりました。しかし……」
「分かっている。……何を考えているのか??竜王の眷属たちは……はぁ……」
ゼラス―
「……知らないんじゃあございません?あれが一体、何なのか♡」
とっても楽しそうにいっているダルフィン。
「……ダル……元はといえば、そなたが、あれの管理をきちんとしてなかったから……」
ため息まじりにいうゼラスの言葉に。
「あら??でも、私は、あれをとある一族に管理させましたわ♡あれが盗まれて調べてから♡」
にこにこというダルフィン。
「はぁ……今更いってもしかたないが……
とにかく、残りの火竜王の眷属がやっきになってあれを手に入れようとしている。
……何としてでも防がねば……」
「ふふふ♡知らない彼らは、あれで虚無に導くかもしれませんしね♡」
「ダルっ!!!!」
楽しんでいるダルフィンに強い口調になってしまうゼラス。
……まあ、いうだけ無駄か……
わかってはいるのだ。
ゼラス=メタリオムも。
ダルフィンがお祭り好きで、こういうことを楽しむというのは。
「分かりました」
にっこりと笑っているトパジェ。
「あ、一応、ゼロスにも伝えておいてくれ。もしかすると、あいつの手も使うようになるかもしれないから」
「了解しましたですわv
獣王ゼラス=メタリオムの言葉に。
そういって、蒼い髪の女性はその場から掻き消えた。
「……多分、あいつらは……リナ=インバースに関ってくるな……」
「というか、すでに、あの継承者とリナさんはつながりありますから♪」
「はぁ……」
数年前の、とある事件でその品にかかわっていたリナを思い浮かべ。
ただただ、ため息つくしかないゼラスであった。
ダルフィンにいたっては、今後の展開に瞳を輝かせていたりするが……
次の日。
ライスがガウリイを追いかけて、町を出ているとき。
「こんにちわ♪ゼロス♡」
ゼロスの元に、蒼い髪した長い髪の女性が唐突に出現する。
「おや?トパジェさん??どうなさったんですか??」
ゼロスが振り返る。
ぷ……ぶくくくっ!!!!!!
くくくくくくく!!!!!!!!
いきなりトパジェはおなかを抱えて笑い出す。
「ぜ……ゼロス……女性体に固定されてる……くくくく……(笑)」
ゼロスが女性形態に固定されているのをみて、笑い出しているトバジェ。
「笑わないでください!!じゃあ、トパジェさんがライス様のとこに残ってくれるんですか!?」
ゼロスが憮然として抗議するが。
「それは遠慮したしますわvvそれより、ちょっと困ったことが起こりましたの♡
獣王様が一応、ゼロス。貴女にも伝えておけというので♡
私が任務に取り掛かる前にやってきただけですから♡」
……困ったこと??
「困ったこと?それは?」
ゼロスが嫌な予感がしつつも、トバジェに聞き返す。
「
トパジェがかまわずに言葉を続ける。
「ええ。数年前に、あれを管理・封印していた一族が人間の魔道士に殺されてましたしね。
海王様や他の腹心方に力を授けられていたというのにねぇ」
ゼロスがとある一族のことを思い出す。
「まあ、あの魔道士が使っていたのは完全なるものではなかったですから」
村を滅ぼした魔道士ガルディン・ルッダがもっていたのは、ただの欠片。
完全なるクリスタルは、村人が安全な場所に封印しているのである。
その強大な力ゆえに。
「そういえば、あの一族の生き残り……シャイア=ウーさんって、子供一人なんですよねぇ……」
ゼロスがふと思い出す。
「まさにそうなんですの♡
そして、あの封印を解けるのも、人間の中ではシァイアさんお一人なんですわ♡」
一族の腹心と魔王の力をもってして封印しているクリスタル。
その封印解除も一族が管理するところ。
彼らの一族は、
使う人間の
魔族・神族たちですら、あれには極力触れないようにしているのだ。
……あれは、あの御方ととある子供(?)が創ったものなのだから。
だが事実を知らない下っ端もいるのも事実。
「あれの事実を知らない人間の魔道士は、
その使い方を間違えて、クリスタルに取り込まれてましたけど……」
ゼロスがふと思い出す。
クリスタルを制するものは世界を制する。
そんな言い伝えを真に受けて。
魔道士ガルディン・ルッダはその封印の一族を村ごと奇襲し攻撃した。
彼もまた、一族の血が入っている人間だったために。
ある程度はクリスタルの力を使うことができたのだ。
……かなり間違った知識によってだが。
闇の力を制するものが世界を制する。
そんな妄想に駆られて、クリスタルを誤まって使い続けた結果。
リナとシャイアとの攻防の最中にクリスタルの闇に飲み込まれてしまった魔道士。
「そうでしたわね。とにかく、あれを理解してない竜王の眷属が、あれを狙い始めたようなんですの♡」
「で……でぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!????」
に…にこにこという台詞ではないか…と(汗)
ゼロス、今のでかなりのダメージを受けている。
「獣王様がいうには、絶対にリナさんに彼等は関ってくるから、
私にリナさんと一緒に行動するように命令が降りたんですの♡」
「……リナさんに…ですか?確かに。
リナさんの周りには、問答無用で事件が巻き起こりますからねぇ……」
ゼロスがしみじみという。
今、ここにリナがいたら、絶対にぶちきれているであろう。
「とにかくそういうことですので♡何かありましたら、ゼロス。あなたにも協力お願いいたしますね♡」
「はぁ……なんとかそうなったときには……ライス様におねがいしてみます……」
それでは♪
伝えるとこだけいって、トパジェはその場から掻き消える。
「はぁ……なんかややこしいことになりましたねぇ……」
ゼロスのため息だけが、その場にむなしくこだました。
「とにかく、僕はクリソジャスパーさまに品物を受け取るまでは身動き…取れませんから……」
いうゼロスは、こころなしか、すでに実体化ができなくなっていたるするのだが。
「え??ミリーが?」
― そう。
ライスはルナとの通信の最後に、とあることを聞き出した。
「……ルナも大変よねぇ……一番大変なのは、竜王たち……か♪」
私は高みの見物…というわけにはいかないでしょうねぇ……
そんなことをライスが思ったのは……言うまでもないであろう。
ゼロスがトパジェから報告を受けてしばらくして。
ライスがリナ達の所からもどってきた。
「……嫌な予感がするから早くするわ。ゼロス……」
「お願いします……
彼らは無意識のうちに。
これからおこるであろう。
その事件に備えて、なるべく早く依頼の品を作ることを硬く心に誓ったのである。
-続くー
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あとがき:
かお:はい♪闇の水晶(ダーククリスタル)この話の参考は♡
スレイヤーズスペシャル第一巻。トミィ大塚先生の漫画。
角川書店。ドラゴンジュニアコミック。
第四話『なんとなく、ダーククリスタル』を参考に♡
エル:ああ、あたし達が遊び半分で創ったあれね。
姫:ああ、そういえば、ちょっと混沌の力を組み入れて水晶創ったから♪
かお:・・・・気の毒なS達・・・・(笑)
そういえば、ゼラス達が不思議がってましたが・・・・。
姫:ああ、なんで、リナがあのクリスタルを正常に作用できたか?
エル:あら♪当たり前じゃない♪ねぇ♪ユニット♪
姫:そうそう♪だってリナは、実は・・♡
かお:あ゛あ゛!!!!!今は、ひらに!!ひらにぃぃぃぃ!!!!!
エル&姫:ちっ・・・・。
かお:なぜ扱えたかというのは。
このつながりの話の次の次の話でいくのです(汗)
姫:ああ、ゼル達の番外編も関っているあれね♡
かお:・・・なのです(汗)
姫:でも、スティルバイトも頑張るわね♪
エル:まあね♪面白いからいいけど♪
かお:うう・・・ファイトだ・・・ガウリイ・・・(汗)
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