まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

こんにちわ♪
このゼロスの番外編♪
視点は作者視点となっております(爆!)
いやぁぁ~(笑)
そのうちち、ゼロスの一人称にする・・・かも・・・????(笑)
それでは♪

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赤瞳の魔王ルビーアイシャブラニグドゥの命令で、エッシェン・シティへといくことになったゼロス君♡
まあ、お役所仕事はいつものことと、あきらめましょうね♪
それより、リナの方がかなぁり問題あるからねぇ……♡

ジェムストーリー・番外編
~重要機密指令~ ~第1話~

エッシェン・シティ。
何ともいきたくない町である。
人によっては行きたい町NO1だが。
……いや、魔族である彼だからこそ、なおさらいきたくないであろう。
……何しろ、【彼】に散々な目にあってきた過去はまぎれもない事実なのだから。
ゼフィーリアのゼフィール・シティが絶対に彼らにとって行きたくない町NO1であるならば、
エッシェン・シティも今また、その次に行きたくない町であった。
十年と少し前、
ゼフィールシティに少し立ち寄った冥王や覇王は、なぜかこぞって何年か物質干渉力を失い。
ようやく復活した覇王は今度は『リナ=インバース』によって力をそがれ。
冥王なども『あの御方』にこともあろうに攻撃しかけて滅び去り。
なんとも良いことなしの魔族達。
そらに追い討ちをかけるかのように、『新たな魔王』はまたしても滅び去り。
……まあ、彼らは知らないが、単なる元に戻っているというだけなのだが……
すでに彼にとって、滅んでしまったものへの興味はないが。
ま、まあ魔族だから当然ともいえるが……
「うう……よりによってぇぇ~……あ…あの『ライス様』に『依頼』だなんてぇぇ~……」
黒い服きたいかにもどこにでもいそうな怪しい神官の彼。
― ゼロスは涙目になっている。
・・・・気の毒なり、ゼロス。
何しろ、ゼロスは『ライス』の正体を知っているのだ。
ゼロスの上司である獣王ゼラス=メタリオムなどはそのことをまだ気づいていない。
……ま、まあ、『赤瞳の魔王レイス=シャブラニグドゥ』の『友人』というのは知っているよ~だが……
約、20年まえのディルス王国のカタート侵略。
ライスは面白半分でその討伐隊にまぎれていたりたのだ。
さすがに、今は『人間』になっているとはいえ、『魔王』だけのことはあるのだ。
『ライス』は。
ゼロス達の四界の世界とはまた違う三界の世界の『魔王』でもある『ライス』。
しかも、今、『人間』として休暇をとり、この世界に避暑にきているもんだから……
そんな『ライス』はこともあろうに、赤の竜神……
つまり、この世界の【神】』の【欠片】を宿した人間として。
余談ではあるが、ライスと対をなす、【神】もこの世界にいるのだが……
ゼロスもよぉ~く知っている人物として。
北の魔王レイ=マグナス=シャブラニグドゥの所に、カタート侵攻の後、
たびたび遊びにきてたりするライス。
魔族の上層部では『ジェム=ライス=ストーン』の名はそんなこんなで、超有名。
……まったく違う意味で。
赤の瞳の魔王レイス=シャブラニグドゥも赤の竜神ルナ=スィーフィードも、
昔から『仲間』である【彼ら】の休暇をこの地で過ごすことを許可したのだ。
……部下には一言も言わずに……
いえなかったという事実もあるが。

『ワームフープ』と呼ばれる〃道〃がある。
これは、それぞれの海をつなぐ道。
この『ワームフープ』ある程度条件などがそろえば簡単に行き来できる。
突っ込んで言えば、たとえば『赤の世界』から『蒼の世界』や『白霧の世界』への移動は簡単なのである。
このクラスだとたとえ、人間でも行き来可能だったりするのだが……
だが、『ライス』達の世界は、『サブリミナルワームフープ』と呼ばれる道でつながっている世界。
この〃道〃ははっきりいってかなり力のあるものでないと〃道〃に飲み込まれる。
当然といえば、当然なのだが……
それぞれの世界をつなぐ〃道〃は『真空の空間』――
―つまり、『混沌そのもの』の空間に等しい。
まあ、魔族で例をあげるならば、
将軍ジェネラル』や『神官プリースト』といったクラスでも必ず一度は〃死ぬ〃
あるいは、〃滅びる〃道である。
ゼロスは幸運にも(どこが・笑)彼の上司である獣王グレータービーストゼラス=メタリオムの創り方のおかげで、
まあまあ【死ぬ】ことはないので、各世界とのパシリ……もとい連絡係りに任命されたりしているのだ。
ここで、ちょっと話をそらそう。
実はこの両方の〃道〃でつながっていない世界も無限に存在する。
この世界も含めてだが―それぞれの多数世界ともいえる宇宙は、
無限ともいえる〃道〃で連なり、一つの宇宙として形成されている。
それらが、括弧独立して無限に存在しているのだ。
その世界一つ一つに異なる組織などが、とある〃力〃によっと出来てたりするのだが。
まあ、全ての無限の世界は『あの御方』の中に創られているのにすぎないのだが。
『かの御方』は全ての世界に自らの『宮殿』も創られていたりするのは……
……いや、言わないでおこう……
ついでにいえば、独立してる世界の行き来は特例がないかぎり不可能。
……簡単にいえば、『あの御方』が互いに存在を知られないように隠しているという言い方も……
……話を戻そう。
とにかく、そんな『異世界(?)の魔王』『ライス』の所へ、
赤瞳の魔王直々の命令によっていくことになった彼は―自らの不運を呪った。
何しろ相手は、あの『ライス』である。
「うう……今度は何をされるやらぁ~~……」
半ばあきらめているゼロス。
彼が今まで最近受けた事柄を例にあげると。
〃精神身体そのものを幼児化させられた〃〃力をまったくの無にされた〃
〃根本的な要素から女性体へとさせられた〃〃品物を創る実験にされた〃
……他にも数億件以上……
何しろ、ライスは今は人間とはいえ……『覚醒』しているのである。
仕方なしにゼロスは……地獄は決定…いや、それ以上。
完全にとばっちりをうけるであろう、その地。
ライスのいる『エッシェン・シティ』へと、しぶしぶながらいくのであった。

……断りすらも出来ない内容の依頼ゆえに……


山と湖に囲まれて、交通の便も果てしなく悪いこの町。
『エッシェン・シティ』
だが、知る人ぞ知る、かなり有名な町でもある。
この町の近辺の山々や湖からは、こぞって珍しい石……宝石の数々が掘り出されていたりする。
一攫千金を目指して、この町を訪れる人間もいまだに途絶えていない。
ゼロスにとっては、とぉ~ても、どうでもいいことなのだが。
彼が心配しているのは、ただ一点。
……実は、この町のとある山の中の一角に。
異世界黙示録クレアバイブル』と人間が呼んでいる水竜王の知識の欠片への入り口があったりするのだ。
ときたま、そこに迷い込んで死んでる存在もいるようだが。
何しろ、あそこの空間は精神世界面アストラル・サイドに近い。
重い足取りで、ゼロスが町に足を踏み入れると。
いきなり後ろから。
「わっ!!!!!!!!」
「うどわぁぁ~~!!!クリソジャスパー様ぁぁ~~!?」
いきなり、物質面からも、精神世界面からも脅かされ、
かなり驚き、ついつい、通り名でさけんでいたりするゼロス。
「あら♪ゼロスちゃん♡今は『ライス』だってば♪あたしの名前は……おっけ~?」
そう。
ゼロスをいきなり驚かしたのは、ゼロスが用があるその人物。
なぜか真っ白いドレスをまとっていたりするが……
黄色い髪を長く伸ばして。
紫のメッシュを両横にいれて。
そのメッシュをみつあみしている人物……
この人間がゼロスが用のある『ジェム=ライス=ストーン』である。
「うう……すいませんです……」
ゼロスはしっかりと、足蹴りにされながらも謝っていたりするが。
しかも、なぜかライスはかなりヒールの高いハイヒールを履いていたりする。
しかも、ピンクの。
そのハイヒールにはきっちりと、品質のよい黒真珠が埋め込まれているが。
まるで、ぱっとみたら、まるでどこぞの結婚式の花嫁と見て取れる格好だったりする。
「クリソ……いえ、ライス様……なんで女性体になってるんです……(汗)」
どうにか聞き返しているゼロス。
なぜかライスは女性体になっているのだ。
まあ、ライスはどっちの性別にもなれるからだが。
「ああ。ミリーちゃんの休暇が終わったらしいから♡遊びにいってたのよぉ~♡
  ついでに、ルクちゃんも休暇終わらせてたし♪」
気楽にいうライス。
「……って……え゛え゛え゛え゛!!???
  天竜王さんって…休暇とってたんですかぁぁ~~!?時の精霊王さんもぉ~~!?」
ライスの台詞に。
まともにたまげているゼロスだったりするのだが。
……知らないで、警戒・・してたわけね……天竜王の動きに……
などと彼らを知っているものが見れば思うであろう。

天竜王エアロードミリクチュアナ=バールウィン。
赤の竜神フレアドラゴンルナ=スィーフィードの腹心の部下にして、この世界の東を任されている存在。
人間の伝説によれば、彼らが創られたのは、神魔戦争だとされているが。
……実際はかなり前からいたりするのだ。
この世界の時間を司っている、時の精霊王ティムオリジュンルクレアティウス=セグンティナル。
彼はこの世界の時間を司っている。
過去も未来も。
彼の力を借りれば、簡単に時空移動ができたりするのは。
……ほとんど知られていない。
というか、彼の力を借りなければ無断で時空移動を行った場合、
たいがいが時の空間の狭間に取り残される。
まあ、そのせいで……
ディオンたちも馬鹿な真似をしたから…自業自得ともいえるのだが。
かつて、リナのせいで冥王を失ったディオンとその下のフォッグ配下のものが、
レザリアムを利用して、彼らの王を過去から召喚したことがあったのだ。
とうぜん、そのときには、すでに休暇を取っていた、時の精霊王の力も借りずに。
……知らなかったとはいえ……
そのせいで、おもいっきり召喚してしまい、
リナに倒された過去の赤瞳の魔王は…過去に戻されることなく。
時の狭間に漂い。
そして、休暇中であった精霊王の中に行き場を失って…宿ってしまったことは……
本人以外は知らない事実である。
まあ、彼も休暇をとった理由が理由であるがゆえに。
天竜王が休暇をとったのを知って、追いかけて休暇をとった口なのである。
ちなみに、この事実を知っているのは、ルナとレイスだけだったりする。
まあ、彼らもどの人間に転生してるのかまでは把握しておらず……
……面倒なので部下には一切教えてなかったのだが……
その結果が『あれ』である。

……知らなかったのなら、ふふふ♡
ルクちゃんとミリーちゃんが人間のときの名前・・・教えたら楽しいかも♡
などとライスは考えていたりするが……
余談ではあるが。
二人とも、今はしっかりと仕事に復帰してたりする事実も。
「あ、そうそう。ライス様、ルビーアイ様からの手紙を預かってきてるんです」
まだ驚いているのか、姿がぼやけているゼロス。
とりあえず先に用事を済まそうと、魔王から預かった手紙をライスに渡す。
「手紙???」
ライスがいってそれを読むと。
「だぁぁぁぁぁ~~!!わたしまで巻き込まないでよねぇ~~!!ブラぁぁぁぁぁぁ~~~!!!」
ライスの滅多と見られない絶叫が響き渡る。
……手紙の内容。
……それは……

『エル様からの命令により、この世界の珍しいものを集めることになった。
  ……まあ、ライトも大変だとは思うが。あれ以外にエル様に品物を献上しようと思う。
  ……強いては、そのデザインと品物を引き受けてはくれないか??
  かつて、ライトの品は…エル様も気に入られてたし……頼む!!!!!!』

とかかれている文字があったりするのだが。
ライスの正体……
それは、赤瞳の魔王と同等の存在。
この世界とはつながっているがあまり知られていない世界……
黄碧玉の魔王クリソジャスパーガレナ=ベルデライトだったりするのだ。
「う゛~……やっぱこれでストレス発散しなくちゃ!!!断れないじゃないぃぃ~!!!
  わたし、今ここで休暇してるのよ!!こっちにまでとばっちりがまわってくるじゃない!!」
完全にエキサイトしているライスを見ても、ただただゼロスは何もできるはずもなく……
いいつつライスが取り出したのは……
「で…でぇぇぇぇぇぇ~~~!!
  な゛…なんだってライス様が『欠片の球』をもっておられるのですかぁぁ~!!」
それを見て、完全にパニックになってたりするゼロス。
ライスが懐から取り出したのは。
淡く紅くほのかに光っているオーブ
……ゼロスには、それが『何』なのか、すぐに理解できた。
……すなわち、七つに分けられている『欠片』の一つだということに……
「ああ、これ♡ルクちゃんからもらったのよ♪」
……実際は奪い取ったというほうが正しいような気もするが。
ライスの言葉に。
今度こそ、ゼロスは、白目をむいて精神世界で完全に気絶した。
……まあ、それが何を指し示しているのかは……
少し考えればわかるからであるのだが……
「まったく……あたしを巻き込まないでよねぇ!!ブラ!!
  まあ、いいわ。この鬱憤はゼロスで晴らしましょvv」
なにやら、ゼロスにとっては、とっても迷惑な言葉がライスからもれているが。
お役所仕事の宿命。
まあ、ゼロスもあきらめているようだが。

そして、ライスは、何やら唱える。

……ゼロスが気づいたときには……
……ああ、ご愁傷様……


                                        ―第2話へ続くー

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あとがき:
     姫:これって、多次元宇宙理論を知らない人には、
        意味がよく理解できないんじゃない??♡
        始めの方の内容は♡
    かお:う・・・・・・。
        私としては、自分が考えてた理論が本当に理論として、
        確率してたというほうがうれしいんですが・・・・・。
    エル:まあ、最新の宇宙関連の情報みたら、分かるから問題ないでしょ♪
    かお:うぅ~ん・・・・・。
        ちなみに、これ打ち込んでいる最中。
        『NHK』で宇宙の特集をやってたり・・・(爆!)
    エル:ちなみに、またまたこいつは、趣味に走っています♡
    かお:うぐっ!!!
        そうです(汗)またまたライスの本名もまた宝石関連です・・・。
        まあ、この題がジェム(宝石)だということで・・・・・(笑)
     姫:他でもそれ、利用してるくせに♡
    かお:しくしくしく・・・・・・。
        いいじゃないですかぁ~・・・・・・。
        名前考えるのって大変なんですぅ~(涙)
    エル:まあ、ここまでくれば、天竜王と時の精霊王が、
       誰の設定かは、わかるわよねvv
     姫:そうね♪
        ついでにいえば、『覚醒』する前か後でミリーはでてくるし♪
        その後のゼルガディスたちのほうでは、
        休暇前の彼らがでてくるしね(はあと)
     かお:だぁぁ!!!次の次の章までいわないでくださぃぃ!!!!
        ジェムシリーズのぉぉ!!!(涙)
         え・・・・ええ~(涙)
        かなり雲息があやしいので、今回はこの辺りで退散します!!
         そ・・・・それでは!!!!!!!!皆様、また会いましょう♡byかお


・・・・・・・・・・・・・・ざずっ・・・・・・・・・・・・・・・・。

そして、何も聞こえなくなる・・・・・・・・・・・・・・・。


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