まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんにちわ♪
これは、ジェムシリーズ、ゼロスの番外編です(笑)
これだけでも一応、独立してます♪
ではでは♪いくのです♡
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ジェムストーリー・番外編
~最重要機密指令~プロローグ~
「……で、ヴァルガーヴさんは卵に……幼生体になって、フィリアさんが育てるそうです」
「……それで??肝心の部分はどうなんだ?ゼロス?」
「はぁ~……」
ぽりぽりと頭をかく、黒い服をきたにこにこ眼の男性…ゼロス。
「かまわん。ゼロス、おまえの意見を言え」
ゼロスの目の前には、ぷかぷかと葉巻を吸っている女性。
彼にとっては絶対者でもある存在なのだが。
その彼女がゼロスの報告を聞くために座っている。
フェーブのかかった長い淡い金の髪がまるで太陽のごとく輝いている。
ゼロスは言おうか言うまいか悩む。
が。
「ゼロス!」
再度の呼びかけに。
「……では失礼して。僕の感じたところですと……
ヴァルガーヴさんを分離させたのは『
彼がこの世界に戻ってきたとき、その気配がしましたから……
次に。……例の『神魔融合呪文』の呪文で生じたあの『力』ですが……
あ…あれは……確実に……『虚無』の『力』ですね……
……あ…あの気配……死ぬかと思いました……(汗)」
リナがスィーフィードとシャブラニグドゥの力を束ね。
それを『融合体』である『ヴァルガーヴ』に放った。
そのとき、生じたのは……
『虚無』から『創造』への『転換』。
――そんなことをかるくなしえるのは――……
金色の光の帯の直後に世界を覆った光。
―― ゼロスには覚えがあった。
いや、とてつもないので、忘れようにも忘れられない……あの『感覚』――
かつて、ほんの少し前。
ゼロスはその『感覚』をサイラーグにて味わっている。
―― そう、〃あれ〃は『あの御方』の気配……そのものだったのだから。
「―― そうか。ならば聞くまい(汗)」
つうっと彼の目の前にいる女性の額に一筋の汗が流れ出る。
「あ…あの……
僕、かなりダメージ受けてるので……」
ゼロスが恐る恐るいうと。
「そうであったな。しばらくやすむがいい。― 休暇でもとって。― 獣神官ゼロスよ」
あっさりと、本当にあっさりとゼロス休暇の許可は出る。
「それでは♡そうさせてもらいます♡何かあったら呼んでくださいね♪
言って、ゼロスは―ダメージ受けた身体を回復させるべく休暇をとるべくその場から掻き消える。
「……リナ=インバース……どこまでも『あの御方』に関わりのあることだ」
ゼロスが消えた後には……ただ薄く笑う女性。
「ねぇねぇ。ゼラス♪例の件でルビーアイ様が呼び出し受けたんですって♡」
しばらくのち。
青く長い髪の女性が出現する。
何もないところから。
「……ダルフィン……そう、楽しそうにいうことでもないでしょうに……」
「別にいいじゃない♡それより残りの竜王への対策考えなきゃ♡」
明るくいう女性――
「まあ、竜王達もうかつには仕掛けてこないだろう……それより、問題は我らの弱体化だな。
フィブもガーヴもいない今、そしてルビーアイ様の『氷の封印』も解けない今……」
そういうゼラスへすかさず紅茶を出している一人の女の子。
「
といって。
いつの間に具現化させたのか、ゼラスとダルフィンの二人はテーブルを挟んで椅子に座っている。
「あら?ありがと♡トパジェ♡」
「すまないな。
ダルフィンとゼラスがいいつつも、その紅茶を受け取る。
トパジェはダルフィンに姿が酷似している。
・・いや、本来、精神生命体である彼らにとっては肉体なんてものは関係ないのだが。
ダルフィンは自らの部下には人間世界の中で一般に『宝石』と呼ばれる物質の名前をつけてたりする。
なんても光物がすきだからとか……
まるで……
言わぬが花だろう(汗)
まあ、それ以外の名前の部下もいるにはいるが。
「まあ、ルビーアイ様の封印も解けないんじゃあ、しかたないんじゃあありませんの?
何しろ、【力】の回復する間もないくらい、【呼び出し】受けて折られますし♡」
まるで本気で楽しんでいるダルフィン。
「まあ、それはそれだがめ・・。まあいい。すくなくとも、グラウの作戦が功をそうすか……だな」
「フィブちゃんのときにはうまくいきましたけどね♡成功してほしいものですわ♡」
紅茶をのみつつ会話しているダルフィンとゼラス。
グラウ―【
今、彼は……新たな『欠片』を目覚めさせるべく ――
かつての
「やっぱり、リナさんの近くにいると回復も早いですねぇ~♡」
ゼロスは休暇中……ずっとリナとガウリイの行動。
……すなわち、二人に精神世界よりくっついて同行してたりする。
すざましいまでの感情の起伏。
憎悪、葛藤、恐怖、絶望。
それらをすべて押しのけるかのような、リナの感情の【生】なる気。
そのギャップというか……【味】がゼロスにとってはとても極上のものなのだ。
「獣王様?お呼びでしょうか?」
主に言われて群狼の島へと戻ってくるゼロス。
「戻ったか。ゼロス、おまえ、『ルーク=シャブラニグドゥ』様は知っているな?」
ルーク。
ルーク=シャブラニグドゥ。
覇王の作戦は失敗した。
ルークの中に【眠る欠片】を目覚めさすことができなかったものの、
人間の行為によってその【欠片】は覚醒した。
……しかも、ルークの自我との融合という形で……
「ええ、あのルークさんならよく知ってます♡」
内に眠る『欠片』と融合した彼……ルークは、【魔王】として覚醒した。
しかもルークとしての意思をもったまま。
「その新たな【魔王】様だがな……
『リナ=インバース』と『ガウリイ=ガブリエフ』の両名を無事にサイラーグ……
つまり、自分の所へ連れて来いというのだ」
ため息まじりにいうゼラス。
それを聞き、大きく目を見開くゼロス。
「じ……獣王様!!そ……それは!!!」
ゼロスにはルークが何をしたいのか瞬時に理解できた。
ゼラスもまた然り。
「分かっているさ。……だがな、ゼロス。これは直々の命令なのだ。『ルビーアイ様』からのな……」
はぅ……
ため息をつき語るゼラスの表情は……どこか浮かない。
「……『命令』……ですか……」
ゼロスもまた、ぎゅっと錫仗を握る。
― せっかく『覚醒』されたというのに……
はがゆい思いが支配する。
「私とダルフィンにそう直令がきた。
『北の魔王様』はどうあっても、【ルーク】をリナ達には合わせたくないらしい。
― そこで、ゼロス、おまえに『リナ=インバースとガウリイ=ガブリエフ』。
この両名を無事にサイラーグまで導く役目を与える。」
主の突拍子もない命令に。
「え゛……え゛え゛え゛え゛ぇぇぇ~~~~~~~!!!???」
かなり驚くゼロス。
「まさか、休暇中だからいや……とは言わないな?ゼロス。
それにおまえなら簡単にリナ=インバースの居場所を探し当てられるだろうが?
……今までよく彼らの近くにいたのだから。」
あっさりと冷静に言い放たれて。
「わ……わかりました……無事につれてゆくだけでいいんですね?」
「そうだ。今、【魔族】の連中は割れている。『北の魔王』様につくか、『あたらな魔王』様につくか。
北の魔王様についたやつらは……当然、リナ=インバースを殺しにかかるだろう。てっとりばやく」
リナをルークにあわせないためにはリナを殺せばいい。
簡単な方程式である。
「あ……あのぉ(汗)
そ……それでもし、リナさんが『あの呪文』でも唱えたら……どうする気なんですか(汗)」
ゼロスの額から一筋の汗。
さすがに完全版をリナが唱えたとき、
【あの御方】がリナの身体に憑依して降臨してるという事実がある為か。
「まあ完全に理解してる今、そう簡単にはつかわないであろう。……それにな?
『リナ=インバース』に『
ぎろっとゼロスを見据えるゼラス。
主ににらまれて。
「は……ははは(汗)
まさか本っ当~に買い取られるとは思ってもいませんでしたからねぇ~(汗)わ…わかりました」
リナがあまりに無茶いうから無茶な金額を言ったのに、
リナにあっさりと、それで『買う!!』といわれてしまい、しぶしぶリナに売り渡すハメになったゼロス。
かくしてゼロスは。
まだ『
とても不本意に近い『命令』を受け――
リナがもっていた『
「ふむ……」
考え込むゼラス。
いつもの姿とは少し形態を変えて、今は髪を短くまとめている。
服も普通の旅人風。
「あら?迷うことなんてありませんわ♡こうすればいいんですのよ♡」
パチン♪
いつもの青く長い髪ではなく、
漆黒の長い髪へと形態を変化させ、青いドレスを身にまとっているダルフィン。
ダルフィンが指を鳴らすのと同時に――
「何!?」
リナは叫ぶが。
リナとガウリイは【別次元】へと送り込まれてゆく。
「何!?」
「させませんわ!!」
変なプレートメイル……『ゼナファ・アーマー』を着込んでいるエルフと。
見た目若い男性……黄金竜ミルガズィアがそれを打ち破ろうとする。
― が。
『力』では・・・赤の瞳の魔王の五人の腹心でもある『海王・ダルフィン』には勝てるはずもなく。
リナとガウリイは…あっさりと……ルークが待ち受ける【場】へと移動していった。
「……乱暴だな。言っておくが、エルフと竜には手をだすなよ?」
あきれ顔のゼラス。
「あら?そういえばそんな命令もでてましたわね♡忘れていましたわ♡」
にっこりというダルフィン。
「……言わねばやる気だったのか??命令にそむいて?」
半分あきれているゼラス。
「あら♡忘れていたんですから不可抗力ですわ♡」
全然悪びれもなく言い放つダルフィン。
その一方で、メンフィスとミルガズィアは手出しすることもなく固まっている。
「まあいい。リナ=インバースとガウリイ=ガブリエフは【あちら】に送り込んだ。
我らの役目はここまでだ」
かたくるしく言い放つぜラス。
まるでどうでもいいというかのごとく。
「そうですわね♡しかし……もったいないですわよねぇ~……」
そんな会話をしつつ、二人は――
エルフ【メンフィス=ランソード】』と黄金竜【ミルガズィア】の前から――忽然と姿を消した。
『な゛な゛!!??』
メフィとミルガズィアの短い叫びだけが誰もいなくなったその場……
……サイラーグの土地へと響き渡る……
「やはり……だな」
「― ですわね」
「状況はさらに悪化……と」
確信していたことだが、『リナ=インバース達』によって三番目の魔王までも倒された。
「― ゼラス?いるか?」
そんな会話をしている最中。
突如。
声が響きわたる。
「― こ……これは!!」
すかさず、その場にひざまづき、お辞儀をするゼラスとダルフィン。
二人以外誰もいなかったその部屋に、突如として出現した長い黒髪の男性。
「
完全に高みの見物と化しているダルフィン。
「……なら、ダルフィン……次はおまえが代わりにいってくれるか?」
疲れたようにいう男。
「遠慮しますわ♡私なくかが、いくなんてなんて恐れ多いこと♡」
ふぅ……
半分、姿がすけかけてぼろぼろになっている男性――
彼こそが、【北で氷漬け】になっていると言われている男性。
人間の名前を【レイ=マグナス】。
1000年前に実在した大魔道士&大賢者であるが。
何のことはない。
【彼】は【魔王】として覚醒して、降魔戦争時に【水竜王】の【氷の封印】に閉ざされているのだ。
その【レイ=マグナス=シャブラニグドゥ】が力をそいでまで封印から一時的にでる理由は、大概一つ。
「ま…まあいい。とりあえず、今回の件はひとまずおいといて……」
おいておくの(か)(ですか)!?
……よほど何かあったな……
などと二人は思うが口に出せるはずもなく。
「次の命令……もとい、【願い】が……
この世界で最も珍しいと思うもの&希少価値が非情に稀なもの。
……どちらも……とある【命令】によって【献上】する品だ。
それらを探し出してきてくれ……(汗)」
つむぎだされた言葉は……
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
瞬時に部屋を沈黙で支配した。
やがて、ゼラスが恐る恐る声を出す。
「……あ…あの……(汗)い……一体どのようなご命令で……(汗)」
「……なんでも、『気がむいたから、世界の珍しいものを集めてみるから協力せよ』
……だ…そうだ……(涙)」
『・・・・・・・・・・・・・・・・。』
【あの御方】の言葉を聞いて、またまた一斉に黙り込むその場にいる全員。
「……ときに、ゼラス。その方の部下を借りてもよいか?」
「あんなのでよければ、いつでもどうぞ。― ゼロス!!」
ゼラスの言葉と同時に、間髪いれずに。
「はい?なんでしょうか?ってああぁぁ~~!!
あわてて、ひざまづくゼロス。
「ゼロス、ルビーアイ様がおまえに用があるそうだ」
「ぼ…僕にですか!?そ…そんなもったいないお言葉です!!」
汗をながしているゼロス。
何せ彼らの【王】からの直々の言葉なのだ。
「おまえ…たしか、今まだデューの影響で休暇中だったな??それを利用して……だ。
何、たいしたことじゃない。
この手紙を『エッシェン・シティのジェム=ライス=ストーン』に、渡してまいれ。
依頼内容がかいてある。― くれぐれも、【献上の品】に関るから―大事ないように」
「――――――――――え゛!?」
びしぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!
大きく目を見開き、固まるゼロス。
裏を返せば、失敗したりしたら、この世界の【魔族】の未来はまずないということなのだから。
「ジェム=ライス=ストーン?だったら♪ゼロス♪私の宝石も頼んできてくださいな♪」
「わたしも頼もう。……どうせ、一つ頼むも、三つ頼むも一緒であろう?」
とんでもないことをさらっといっているダルフィンとゼラス。
「じ…獣王様ぁぁ~~!!!!海王様ぁ~~!!!(涙)」
ゼロスの悲鳴に近い泣き声は……群狼島中にこだました。
ただただ悲鳴を風がはこんでゆく――
-第一話へ♪ー
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あとがき:
姫:・・・・光もの好き♡それは彼方でしょ♪
エル:・・・カ○ス・・・・・・・。
かお:いいじゃないですか!!女の子なんですから!!
エル:女の子っていう歳でもないでしょうが・・・あんた・・・・・。
かお:(エル様達ほどじゃあ・・・・・・・)
エル&姫:んっ!?
かお:あ゛あ゛~!!何でもないです!!はい!!
確かに、私の趣味です!!宝石は!!(きっぱり!!)
海王:あら♪私もですのよ♪綺麗ですし♪
かお:ですよねぇ~。まあ、高いのは手がでませんが・・・・・。
海王:私のお勧めはとある世界から頂きました、『ブルーダイヤ』ですわ♪
あと、『ピジョン・ブラッド』のスタールビーもいいですわ♪100カラットですけど♡
かお:・・・ひゃ・・・・・・・!!???(汗)
エル:あら?ダルフィン♪いらっしゃい♪
姫:こんにちわ♪ダルフィン♪
海王:あら?まあ、これはこれは、エル様、ユニット様。ごぶさたしておりますv
かお:(・・・何で動じないの・・・・よ・・・この人(?)・・・・・汗)
海王:エル様に以前頂きましたあの宝石♪とっても気に入ってますわ♡
かお:(・・・・・・・・・????)
エル:そういうダルフィン♪あんたが考え出したあの『お仕置き』も結構いいわよ♡
かお:(・・・・・・・げっ!!?)
海王:喜んでいただけて幸いですわ♪何でしたら、他にも考えますわね♪
姫:前のあの『石』は余りインパクトなかったしねぇ~。
海王:あ、あれですか?ほっておいたんですけど・・・・・・・・。
とある『海底遺跡』の中においておいたんですけどねぇ~♡
かお:そういえば、あれ・・・人手に渡ってますが・・・・(汗)
エル:別にいいじゃない♪混沌の力と闇の力が入っている水晶なんて♪
姫:そうそう♪・・・そういえば、前に私・・あれ・・見たわねぇ・・・・に・・・
かお:だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!設定がぁぁぁぁぁあ~~~~!!
姫:別にいいじゃない♡
かお:・・・やです(涙)
エル:まあ、ともかく。
それはそうと、早くあたしの本編!!あんた続き!!打ち込みなさい!!!!
かお:ヴ・・・・・・・・。ど・・・・努力します・・・・・・(汗)
姫:では、今日はこの辺で♪
エル&姫&海王:それじゃあね♪
(あの新しいの・・ルビーアイ様で試してはどうでしょうか??)
(あら♪いいわねぇ♪ついでにD達でも試しましょう♪)
(時の精霊王でも試しましょうよ♪)
・・・・とてつもなく、聞きたくない会話が聞こえてきている・・・・・・(涙)
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