まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
さてさて。このたびの闇のクリスタル編。
途中まで基本的にはリナの一人称ですv何はともあれ、いっきますv
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―― 暗き水晶の果てにあるべきは、真実なる姿
紅の宝玉 一つは二つとあいならん 全ては真実なるゆえに ――
ジェム協奏曲(ラプソディー)~第二部~
~闇のクリスタル編~第1話~
どっがぁぁんんん!!!!
「何!?」
いきなり巻き起こる爆音。
あたしとガウリイがエッシェン・シティを出発して、しばらくしてからのこと。
あたしの左手の薬指には、ガウリイがくれた魔力増幅器の指輪がはめられている。
なんで、そのまま、左手にしているかって・・////
いいじゃない!!!!
別に!!!!!/////
「ガウリイ!!!いくわよ!!!!」
「おう!!!!」
あたしとガウリイは、それだけで音の方向に駆け出して行く。
辺りは、すでに原型を留めていない。
「邪魔するな!!人間ふぜいが!!」
「そうわいきませんわ!!」
対峙しているのは、蒼い髪の女性と…どうみても竜が人間形態とっているやつ。
……みただけで、分かるあたしって……(汗)
ドラグンズ・ピークの長老のミルガズィアさんよりまだ若い。
そして、その後ろには……
「――え!?シャイア!?」
あたしは思わず声を張り上げてしまった。
後ろにいるのは、あたしもよく知っている姿。
大きな斧をもち、そして、なまいきにもスタイルがいいその姿。
まあ、あれから数年経過しているとはいえ、憑依している姿はあまり変わっていない。
「くぅ!!トパジェさん!!下がってください!!
― またそれかい!!
あたしは思わず心の中でつっこむ。
……ど~やら、あれからあんまり術は進歩…してないよ~である。
「無駄だ!!!」
るぉぉぉん。
人には聞き取れない言葉を発して。
人間の姿をとっている竜が吠える。
同時に、上空から降ってくる隕石が粉砕する。
「無駄なあがきだったな!!!」
勝利を確信するそいつ。
「ちょっとまったぁぁ~!!!!!」
あたしが待ったをかけると。
『誰だ!?』
『げっ!?リナ(=インバース)さん!?』
竜達とその対峙している二人の少女の声が一致する。
「ちょいまて!!なんで、シャイアはともかく、そっちの人まで、あたしの名前を知っているのよ!!」
「リナ=インバースさんは、かなり有名ですから♡」
にこやかにいう蒼い髪の女性。
……ど~せろくでもない噂でだろ~が……
『リナ=インバースだと!!??あの恐怖の代名詞のか!?』
どよどよお。
竜達にざわめきが起る。
「あ…あんたらっ!許さん!!
どっがああああああぁぁぁぁんん!!!!!!!!
「ナイスですわvvリナさん」
あたしの放った
う~ん♡
蒼い髪の女性がにこやかにあたしをほめているけど……
「それはそ~と、あんた……誰?」
あたしは、とりあえず警戒しつつ、シャイアと一緒にいる女性に尋ねる。
「わたくしは、トパジェと申します♡」
トパジェ?
ぽん!!
「リナさぁぁん(涙)」
シャイアがいきなり憑依をといて、あたしにすがり付いてくる。
「ちょ……ちょっと!!シャイア!!」
「うわぁぁん!!!!」
まだ泣いてるシャイア。
「リナ、知り合いなのか?」
「う……まあね」
「以前、とある成り行きで、このシャイア=ウーとは関りがあってね・・・。」
あたしは、かいつまんでガウリイに説明する。
まあ、まさか、盗賊から奪ったヌイグルミの中に、あんなものを隠しているとは思わなかったが。
「で?そっちの魔族の人は、なんでリナの知り合いと一緒にいるんだ?」
ずかしゃ!!!!!!!!!
ち……ちょいまてぃぃぃぃぃ!!!
あたしとトパジェと名乗っていた女性が盛大にずっこける。
「さ・・さすがですわ……さすが、ガウリイ=ガブリエフ……(汗)
ゼロスの正体も見極めただけはありますわね……」
汗を流しているトパジェ。
「ちょ…ちょっと……まじ????」
何が一体、どうなっているのよぉぉ~!!!!
シャイアを襲っていたのは、どう見ても竜達。
そして、シャイアを守っていたのが……魔族ぅぅぅぅ!!!????
「まあ、隠しておいてもなんですから。わたくし
以後お見知りおきを♡今は、このシャイアさんの保護がわたくしの使命ですわvv」
にっこりと笑っていってくるトパジェ。
「……なんで、魔族がシャイアを守るのよ……」
おもわず、あたしはつっこむ。
このシャイア……魔力もそんなに大きくないし。
「そだ!!リナさん!!私の護衛してくれません!?」
シャイアが目を輝かす。
「やだ」
「そんな……意地悪いわないでくださいよ……リナさんにも関りありますよ?多分。
あいつらが狙っているのは、完全なる『闇の
欠片をもっているリナさんにも当然そのうちに……」
シャイアがいいかけるが。
「ちょっとまったぁぁぁぁ!!シャイア!!あんた、あれの完全版があるの!?」
あたしは目を輝かせる。
あたしが持っているのは、単なるクスタルのくだけた欠片。
以前、魔道士ガルディンと戦ったときに砕けたもの。
あの小さいクリスタルでも結構魔力が増幅したんだし♡
ってことは!?
んっふふふ♪
お宝のよ・か・ん♡
「完全版?ありますよ。あれは、力がとんでもないので、
私達の一族が約1000年前から、封印、管理しているんです」
その力がとんでもないというのがちょっぴし気になるが。
「それちょ~だいっ!!!!」
ずこがしゃ!!!!!
あ。
何かトパジェがまともに地面にこけてる。
「いいですよ。私では、あれは扱えませんから」
べしゃぁぁ!
「し…シャイアさぁぁんん!!!!??」
またまたこけたトパジェがシャイアに抗議する。
シャイアはいたって冷静にすんなりと許可するし。
「のったぁぁぁぁぁ~!!!!!」
「ちょ…ちょっとぉぉ!?あれ!!人間に扱えるわけがないじゃないのよ!?」
半分驚愕しているトパジェ。
……魔族ですら驚くような品物なのか?
「でも、トパジェさん?リナさんは以前、
クリスタルの一部とはいえ、完全にコントロールして取り扱いましたよ?
それに私が持っているよりは、リナさんに渡していたほうが何かと安全なのでは?
ゼフィーリアまでの道中」
び…ぴしっ……
シャイアの言葉に、あたしは思わず凍りつく。
「ち…ちょっと……シャイア??あんたが向かっているのって……」
聞くのがすっごぉぉく怖いのだけど……
「ええ、ゼフィーリアのゼフィールシティです。
そこの、スィーフィードナイト・ルナ=インバースさんの所に行こうかと♡」
にっこりと笑っていうシャイア。
子供らしい微笑で。
「だ…だぁぁぁ!!いい!!シャイア!!お礼はいい!!
絶対に、無事にあんたを送り届けるから!!!!」
ね…姉ちゃんがらみですってぇぇぇぇ~!!!!!
ここで、もし、シャイアから依頼料でも受け取ったりしたら……
……考えるの…よそう(汗)
「まあ…シャイアさんがそれでいいのなら……でも…リナ=インバースさん……
よくあれ……制御…できましたねぇ。まあ、貴女だから、出来たんでしょうね。
何しろ、あの御方の力を扱える唯一の人間ですし……」
ぶつぶつと何かいっているトパジェ。
「……?どういう意味?」
「言い忘れてましたが。あれってこの星が出来る以前に、あの御方方が創られたものなんですの♡
それを知らない火竜王の元部下や、他の竜王の部下達がこれを狙ってますのよ♡
わたくしはその阻止のためです。ゼロスは今、ライス様のところにいってますのでvv」
にこにこと説明してくるトパジェ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
しばし沈黙。
「ちょいまてぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!」
な……何か、あたしって、ものすっごぉぉく面倒なことに巻き込まれたような気がする……
『あの御方』って、やっぱり『あれ』のことだよなぁ……
……あれ?
今、何か、心の奥で何かがつっかえたけど??
ま、気のせいだろう。
「なあ、リナ、なんだ?その『あの御方』って?」
ガウリイがのんびりと聞いてくる。
「……聞かないで……多分…あれね……」
「リリリリリナさん!!!あの御方をあれ呼ばわりしないでください!!!!」
あ、ゼロスと同じ反応してる。
トバジェも。
「つまり、神族が狙っているのは、当然、世界をも破滅させかねない品物だってこと。
混沌の母……つまり、万物の王が創り出した水晶…ってことでしょ?」
認めたくないが、つまりそういうことなのだ。
「え…ええ。竜王方も、当然、それを阻止しようと動いているらしいのですが……
どうやら、この前まで、火竜王も、天竜王も、有給休暇中だったらしくて……」
……お゛い゛。
「上司がいない間に下っ端が好き勝手やった結果らしいですわvv
古代竜を滅ぼしたときも、ダークスターの一件のときもvv」
にこやかにいうトバジェ。
こ…こやつ、楽しんでる……
「まてまてまてままてぃぃぃぃ!!何よ!!!その【有給休暇】ってのは!!」
「リナ…なんかつっこむ所が違うような気がオレはするんだが……」
「ガウリイは黙ってて!!!!!」
「文字通りですわ♡
火竜王は二千年前に。天竜王は千年前に、有給休暇に入っていたらしいですわよ?」
り…竜王の休み……っ…て(汗)
な…なんか、もしかして…竜王達も…お役所仕事!?
……なんか納得……
「……だったってことは、今は違うのか?」
おお!?
ガウリイがめずらしく話しについてきている!?
「ええ。さすがに、放ってはおけない自体になりましたので。
火竜王は、この前の、ダークスターの一件の後に。
天竜王は……リナさん達が滅ぼされた魔王様の一件の少し前に♡」
ずきん。
トパジェの台詞に。
あたしの頭に二人の顔がよぎる。
ガウリイも同じ思いらしく、表情が沈んでいる。
と。
「あれぇ??また下っ端だった??って、あらvvトパジェじゃないのよ」
明るい声と。
「もう……シーメイったら……そんなに急いで移動しないでよね」
…………え!?
忘れたくても絶対に忘れられない声が直後に聞こえてきたのは……気のせいではないらしい。
ガウリイも、声のした方向を目をまるくして見開いて見つめている。
……あたしも、夢ではないかと思った。
現れたのは、橙色の髪にウェーブがかかり、伸ばしている女性。
ご丁寧に瞳の色まで橙色。
対して、もう一人は……
あたしとガウリイがよく見知っている顔だった……
長い銀の髪をポニーテールにして、スタイルもいいその姿。
空色の瞳に……
……うそ。
だって…確かに…確かに……あのときに!!
『ミリーナ!?』
「あら、天竜王バールウィンに、火竜王ヴラバザードじゃないの。久しぶり♡」
――――――――――――え?????????????
あたしと、ガウリイ、そして、トパジェの声が……一致した。
何…一体……どういうことなの!?
い…いま、トパジェ…ミリーナのこと……天竜王って呼んだ!?
-続くー
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あとがき:
かお:しくしく・・・。誰もつっこんでくれなかったから・・・・。
いーや(涙)
とっとと、出そう(涙)
それにしても・・・・今朝、なんでかカウンターがリセットされてたぁぁ!?
バックアップなんてしてなかったから・・・・・。
うう・・・・・・・。
プリーズ・・・・・。
誰か昨日の番号・・・どれくらいだったか教えて・・プリーズ(涙)
(平成14年4月25日の・汗)
エル:・・・・で??いつ、神託はだすのかしら♡
かお:・・・・・う(汗)
まあ、リナとガウリイ、そしてミリーナたちが旅を始めてから、神託のことには触れます(汗)
・・・・・はい(涙)
姫:・・・・はやく、私がでないかしらvv
まあ、夢でのエルとの会話があるけどね♡
かお:しくしく・・・・。ネタ晴らしはやめてくださぃ・・・・・(涙)
まあ、とりあえず、今回はこの辺りで・・・・・。
今から、いいかげんに、『未来への希望』の打ち込みするのです(汗)
エル:・・先にあたしの漫遊記を優先なさいv
姫:私の小説・・ほんとうにいい加減にうちこんでよね・・・・・・♪
かお:あ゛あ゛!!!そのふろおけいっぱいのどことなしか、
とってもいやなにおいのする水は!????
エル&姫:えいvvv
ざっばぁん・・・どぽと゜ぼどぼ・・・・・・・・・。
こぷこぷこぷ・・・・。
かお:・・・・・めにゃゃ!!!!
(かお、へどろの中へと沈んでゆく・・・・・・・)
エル:では、こいつは、ほっときまして♪
姫:まったね♪
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