まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんちにわ♪
ふふふ♡今回は、リナサイトからではなくて、なんと。ガウリイサイトから♡
ではでは♪
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ジェム協奏曲(ラプソディー)・第六話 ~ガウリイ~
はぁ~……
あそこには、いきたくないんだよなぁ……
でも、リナがいくなら、絶対側にいなきゃなぁ……
リナがあの町『エッシェン・シティ』に行くというのだ。
オレ……あそこには、いきたくないんだが……
何しろあいつがいる町だし・・・・。
何よりリナが危ない!!!
リナ、自覚してないようだが、ルークの一件以来……その……
どんどん綺麗になってるし……
俺、いつまで理性保てるかど~か……
それにリナに色目使ってくる輩も増えてるし……
まあ、そいつらは、片っ端から、排除しているが。
リナに気づかれないように。
とりあえず、押さえが利かなくなるのは、やっぱり野宿の時。
何とも無防備なリナを見てると……
ムラムラとした感情を抑えるために…とりあえず…その……///
キスはしてるけど(汗)
リナに気づかれたら…大変だが(滝汗)
オレのそんな想いを知る由もなく。
……とうとう着いてしまった。
……この町『エッシェン・シティ』。
「じゃあ、ガウリイ!!魔道士協会に行ってみましょ!!」
リナがそういったとき。
「きゃぁぁん♡ガウリイ♡」
う…後ろから声が……(汗)
げ……げげげげぇぇぇぇ!!!???
よ…よりによって一番会いたくなかったやつがぁぁ~!!!
「ライス!!?」
思わず俺は叫ぶ。
こいつの名前は、ライス。
本名は…何だっけ??
確か、ジェム=ライス=なんとか……
オレの幼馴染である。
ついでにいえば、こいつは、むちゃくちゃ女癖が悪い!!
めぼしをつけた女性を眠らせて、そのままベットへ……
というのがこいつのパターン(汗)
見た目は、女性(絶対に誰が見ても)なので、つい安心してしまうようなのである。
あと、信じられんがこれでも世界のトップクラスのデザイナーで、このオレよりも剣の腕は上である。
こいつに勝ちたくて……オレ……剣の腕・・磨いたからなぁ~……
そんなこいつにも、絶対に勝てないやつがいるとか。
オレが十歳のころ、一度、見たことあるが……
五歳ぐらいの女の子にあっさりライス…負けてたし……
そのときの俺はそのスピードについていかれなかったが……
あと、人間なのに、違う雰囲気を持っているやつでもある。
魔族でもないし、人間でもない。
そのなんとなくだが、神族といわゆる呼ばれているほうに近い感じがする。
ときどき、魔族の気配も感じるが……
そんな雰囲気持っているこのライス。
オレが後ろを振り返ると……
ま~た、女性の格好をしてるし……
青いドレスに、黄色の髪を腰まで伸ばし。
― 会いたくなかったやつがそこにいた。
しかも、何か、リナを見てるし……
ま…まずい!!(汗)
オレはあわてて、間に入る。
リナに何かされてたまるか!!!
「ライス……リナに何かしたら……容赦しないからな……」
オレが声を低くしていうと。
「きゃぁぁん♡ガウリイ♡怖い♡」
全然気にしてないライス。
そうこうしているうちに、何でかリナはオレを置いて一人で魔道士協会にいくし……
「でも、ガウリイがリナちゃんと一緒とわねぇ♡恋人?」
ライスが言ってくる。
「恋人というか、一生守ってやりたい奴だな……恋人以上の存在だな。」
思っているとこをふと言ってしまう。
「ふぅ~ん♡リナちゃんって、あたしの知り合いの妹なのよねぇ♡」
― え?
どういうことだ?
何かライスはにこにこしてるし……
「リナちゃん、かわいいわねぇ♡食べちゃいたい♡」
「ライス!!!」
剣の柄に手をかける。
― そんなこと、されてたまるか!!
「冗談だって♡」
……いや(汗)こいつなら、やりかねない(滝汗)
「そういえば、ライス、何してたんだ?」
余りにタイミングのいい登場ではあった。
いきなり出くわしたし……
「え?ああ、依頼されていた指輪、届けてたの♡」
……指輪??
そういえば……
「なあ、ライス、相談があるんだが……い~か?」
「何?」
「確か、おまえ、賢者の石とかいうやつ……集めてたよな??」
こいつは趣味で確か、そんな名前の石を集めていたはずだ。
「あるわよ♡」
「それで、リナに、指輪でも作ってほしいんだが……
あいつ、デモンブラッドがなくなって落ち込んでいるから……」
リナは、前の一件で、精神的にも落ち込み。
さらに、何か、あれがなくなったことに関しても落ち込んでいるのだ。
「ふ~ん♡じゃ、ガウリイ♡プロポーズすんだ♡」
う゛……////
「ま、まあ、それはともかく。リナにこれ以上変な虫が付きまとうと困るしなぁ~……」
リナに言い寄ろうとするやつは、片っ端から叩きのめしているが。
それでも、あとから、あとからわいて出るし・・・。
たぶん、これから、どんどんそんなやつらは、増えてゆくだろう。
どんどん綺麗になってるリナだし……
「ま、い~わよ♡」
何ともあっさりと了解するライス。
「その代わり♡」
― やっぱそう来たか……
「いっとくが……リナをよこせだなんて意見だしたら、問答無用で戦うからな……」
こいつなら言いかねないし……
「まっさかぁ♡あの人の妹に手を出したら殺されるわよ♡
今はまだ手は出さないわよ♡出合って一日目だし♡」
ひらひらと手をふりいうライス。
― まて(汗)
ってことは、やっぱり狙っているということかぁ!?
「どうせ、ガウリイ、お金、あたしに依頼するほど持ってないでしょ♡だから、また働いてね♡ララちゃん♡」
げっ!?
やなこと、思い出した……
リナと出会う前にも、つい立ち寄ったこの町でこいつにさんざん遊ばれたし……オレ……
「いやなら、代金は、もちろん♡リナちゃん♡」
「……やるよ」
みすみすこいつにリナを渡してなるか!!
リナはオレんだ!!
まあ、まだ告白もしてないが……
だが、ライスはどうやらあきらめてないようだし……
目が笑ってる……(汗)
ライスから目を離さないようにしないとな……
「それはそうと♡ガウリイ♡どうせ指輪を魔力増幅器に利用するなら、リナちゃん専用にしましょ♡
リナちゃんの身体の一部とかない?何ならあたしがリナちゃんを吟味して……♡」
まてぃ!!
「まて!誰がさすか!そんなこと!!リナの髪の毛なら…持ってるが……」
大切に懐にしまっていたりなの髪の毛を取り出す。
かつて、リナが捕らえられたときに、リナが逃がした人に手紙として言付けたあの髪の毛である。
……オレの宝物なんだが……
「……ちっ……」
何か舌打ちするライス。
「それ、全部ちょうだい♡」
「駄目だ!!必要以上に渡したら、おまえ絶対に何かする!!」
確信もてるし。
リナ曰く。
髪の毛一本でもその持ち主と同じコピーができるらしい。
こいつのことだから、髪の毛一本からでも、何かしらの方法を使って何かできるし。
「けちぃ~。じゃ、三本でいいわ♡」
まあ、三本なら……
とりあえず、三本ほどライスに手渡して。
やがて、リナにそれとなく言って。
オレはその夜、店へといく。
その前にとりあえず、
昼間のうちにどんなのを渡したいのか、宝石店でライスにイメージは伝えておいたが。
何かリナ、具合悪そうだったが、大丈夫なのかなぁ~……
その日の夜。
オレはまたライスの店でしばらく働くことになった。
このライス、自分だけでは飽き足らず、よく人を女装させて働かすんだよなぁ~。
何しろライスはトップクラスのデザイナー。
それゆえか、依頼料も馬鹿高い。
そして、それ以外だと……
女性ならその……(汗)
男性なら……こんな風に女装して店で働かせる、というのがライス流のやりかたである。
あくまで、依頼料を無料にするか、まけるかといった交渉具合によるが。
しかもその姿をきっちしと写して、依頼した品と一緒に渡すものだから……
……男としてはなにか悲しいものがある。
ライス曰く。
「「あら♪あたしは緊張しているだろう♡二人の橋渡しのきっかけ、あげてるだけよ♡」」
とかいっているが。
どこに自分の恋人などに女装して働いている姿をみてもらいたい男がいるというのだろうか?(汗)
リナに知られたら、それこそからかわれるだろうし。
それにリナにプレゼントするのって始めてだからなぁ~……
何しろ、このプレゼント……オレ…そのつもりのプレゼントだし……
リナに知られたらやっかいだしな。
あいつ…照れやだからなぁ~~。
店に入ると。
「あっれぇぇぇ??ゼロスじゃないかぁぁ??」
ドンガラガッシャアアンン!!!
盛大にずっこけている赤いチャイナ服を着ているゼロス。
ファミール王国で着てたやつだな…確か…これ……
「ガガガガガウリィさん!?……ガウリイさんが名前…きちんと言えるなんて……」
何かぶつぶつ言っているゼロス。
あ…あのなぁ~……
「おまえ……オレをどういう目で見てるんだ?」
「それは秘密です♡」
ぴっと人差し指をたてていうゼロス。
なんでこいつがここにいるんだ??
「あら♪ガウリイ、そういえば、このゼロスと知り合いなんだってねぇ♡
今、ゼロスもガウリイと同じ理由で働いてもらっているのよぉ~♡」
楽しそうにいうライス。
「しかたないじゃないですかぁぁ!!(涙)上司命令ですし・・・・・。しくしく・・・・。
しかも、魔王様直々の命令ですし……
しかも、しかもですよ!!?獣王様と海王様なんて、
『一つ頼むのも三個頼むのも一緒でしょ(はあと)私達のも頼んできて♡』
ですよぉ!!うう……僕まだ休暇中だったのにぃ~(涙)」
何か泣いているゼロス。
「……??誰だ??その獣……なんとかって??」
なんか聞いたことある名前だが。
「ガウリイさん!?本気で言っているんですかぁ!?
サイラーグでお二方様にはこの前、お会いしたでしょう!?」
目を見開いて驚いているゼロス。
紫の目が驚愕の表情に満ちている。
「おお!!あの受付係り!!」
そういえば、あの二人が確かそんな名前だったな。
思い出した、思い出した。
どかしゃ!!
その言葉でまたひっくり返っているゼロス。
「しっかし、あいかわらず、使いっパシリだなぁ~。あれ??どうした??」
何かのの字をかいて、人魂オプション引き連れて。
いじけているゼロス。
「どうせ、どうせ、僕は使いっぱしりですよ~。
上からの命令には断れませんし……それに……ううう……(涙)」
何かつぶやいているが。
「ま……まあ、人生、そのうちにいいこともあるさ♡お互い頑張ろうぜ」
オレが励ますと。
「……ガウリイさん……僕…魔族なんですが……」
冷や汗流しているゼロス。
「ほらほら♪ゼリスちゃんも、ララちゃんも、化粧の準備♡準備♡」
にっこりと話の間に入るライス。
まあ、今回は、リナ絡みじゃないようだし。
ゼロスだし害もないだろう。
ライスはその手の世界では別名でも有名である。
別名『赤の竜神の参謀』
『ネオ・スィーフィード・ナイト』など……
剣士の仲間の中で噂になっている『赤の竜神の騎士』に次ぐ実力の持ち主とも言われている人物である。
……まあ、ライスの上をいっている人といえば……
あの子しか思い浮かばないが……
それより上がいるとなると世界は広い。
何かゼロスをこき使っているライス。
― まあ、あのライスにかかればなぁ~……
何しろ昔からままごとにしようとして、純魔族なんかを切り刻んで、ままごとの材料にしてたし……
まあ、今では関係ないが。
とりあえず、そんなこんなで数日後。
「はい♡お疲れ様♡」
仕事の休憩時間。
手渡されたコーヒーを飲むと急に眠気が……
何かいれられたか!?
「……おやすみ♡ガウリイ♡……さ~てと♡」
何かライスの楽しそうな声……
そして外にいく気配……
ま…まさか!!リナ!?
リナが危ない!!
がばっ!!
何か頭がぐらぐらするけど。
「あれぇ?ガウリイさぁん?このコーヒー、ブルーリーが入ってますよぉ?」
さすがに魔族のゼロスには関係ないらしくこくこくと飲み干している。
どうにか化粧をあわてて落とし。
服を着替えて急いでリナのところに向かう。
バタン!!!
扉を開けると、リナが椅子から崩れ落ちそうになっていた。
……ま…まにあった!!
「リナ!!ライスに何かされなかったか!?」
どうも気になる。
「何よ!!何かしなかったか!はないでしょ!!」
わめいてリナは、俺の胸の中へと崩れ落ちてゆく。
「ん…ふぁあぁぁん♡」
なんかすっご~く、色っぽい声を出して……////
ごくっ……
はっ!!(汗)
まずい!!
とりあえず、リナを抱きかかえる。
「あ~あ。せっかくリナちゃんといいことしようと思ったのにぃ~。よく起きれたわねぇ~。ガウリイ♡」
しれっとそんなことをいってるライス。
「リナに何かしたら許さないっていったろ!!」
オレがすごい剣幕でいうと。
「つまみぐいくらい、い~じゃないのよ♡」
「よくないっ!!!」
……まったく……(汗)
あ…危なかった……
「よいしょっと……」
リナをベットの上に置いて寝かしてそして布団をかぶせる。
リナは酔っているせいか、俺にするりと手を回して首に手をかけているが。
「う…う~ん……ガウリイ♡」
何かむちゃくちゃに色っぽい寝言が……
― ぷつっ。
何か衝動的に。
「……ん…ん…んん……」
ふと気づくと、オレは無意識のうちにリナに口付けして……
あ……危ねぇ~……汗)
もう少しでそのまま一線を越えそうになってた……(汗)
宿のおかみにとりあえず、チップを払い。
リナの朝食代と誰もリナの部屋にいかないようにしてもらって。
そして、ライスのとこにといく。
「あ・・あのなぁ!!ライス!!リナに何かしたら許さないっていったろ!!」
「きゃああん♡怖い♡ガウリイのリナちゃんに対する想いの強さを確認しただけだって♡」
……ほんとうだろうなぁ~??
オレが目をすわらせまくってライスをにらむと。
「ほらほら♡休憩時間が終わるから♡お仕事♡お仕事♡」
さらりと受け流すライス。
……品物が出来上がったら、あとで覚えとけよ……ライス……
「はい。ガウリイ♡こんな感じでい~い?」
ライスがオレが仕事から戻ってきたときにそれを見せてくる。
人気のない食堂の一角。
それを見てみると、リナのイメージにあっている指輪。
「でね♡ガウリイ、本当にあの言葉、カオスワーズでいれてもい~の?」
ライスがいってくる。
「あと、あれいれたら完成なのよ♡これ♡」
「ああ、そうしてくれ。」
俺がライスに頼んだ言葉は。
『I Lave You Foever Rina』
俺はリナを永遠に愛するといった意味を込めた言葉である。
そのまま彫ったのでは、リナに気づかれてしまうので。
小さく何か別の言葉にして刻んでくれるように頼んだのだ。
リナとゼフィーリアに戻ったら、きちんと挨拶して。
それからプロポーズするために。
それまでにリナに気づかれては、リナ、何しでかすか分からないからなぁ~。
「OK♡じゃ、すぐに終わるから♡最後のつめ♡今日も仕事してね♡」
ライスの言葉。
そしてライスは指輪の入った箱を閉じて懐に入れる。
と。
― だだだだっ!!!
何か階段の方から音が聞こえてきた。
リナ?
ふとみれば、音の主はリナ。
リナはなぜか階段を駆け上がり、そして部屋に閉じこもる。
「リナ!?開けろよ!!」
どんどんどん!!
叩いても反応なし。
何があったんだ!?
もしかして、今のリナに聞かれたとか?
何か理由は知らないがリナは部屋にかぎをかけて閉じこもったきりである。
……一体???
「ガウリイ♡いくわよ♡」
ライスがせかすので、とりあえずリナのことは気になるが、ドアを離れる。
……そういえば、リナ、今、あの日だったから機嫌が悪いのか?
リナのことは気になるが。
とりあえず、店へと向かう。
「いいですねぇ・・。ガウリイさんは今日で終わりで……
……僕……いつまでやっているんでしょう……休暇中だったのに……」
何かぐちぐちいっているゼロス。
「はいはい。店ではゼリスでしょ♡ララちゃんも♡」
いたって明るい口調のライス。
「それじゃあ、あたしはちょっと作業してくるわね♡」
そう言ってライスは、工房の方へと入ってゆく。
全ての店と、アトリエと、自分の家に仕事場を持っているのである。
さすがは、プロと思うところだが。
「そ~いや、ゼロスは、いつまでなんだ?」
ひゅるるる!!
どごぉぉ!!!
思いっきり頭に直撃するオリハルコンの塊。(汗)
「ララちゃん!!呼び方が違うでしょ!!」
奥から声がする。
……どうやってあんな奥からこんな塊…投げたんだ!?ライスは!?
「……今…空間……渡ってきましたけど……(汗)それ……(汗)」
なんか汗をかいて言っているゼロス。
まあ、あのライスだしなぁ~。
あいつなら、やりかねないし。
何しろ昔っからオレ、いろんなとこ…子供のころに連れまわされたりしたからなぁ~……
いきなり、物が飛んでくるのは当たり前だったし……
思い出すのは、よそう……
数時間後。
「はい♡出来たわよvvガウリイ♡」
言ってライスが頼んであった指輪を手渡してくる。
「……ライスさぁんん……僕の方は?まだですかぁ~?(涙)」
なぜか泣きながらいうゼロス。
「何いってんの?そりゃ、どうでもいいんならすぐできるけど…そうもいかないでしょうが!!
あんたから聞いた話では、丹精込めて納得尽くし!!の品物…作らないとっ!
こっちにもとばっちりがくるのはごめんよ!!」
何か力説してるんだが……ライスは。
「ど~せ♡シャブラニグドゥのやつは逃れられないでしょうけど♡
何しろリナちゃんに2/7も滅ぼされたからねぇ~♡
そんな中で不完全なもの、渡したら・・どうなるかしらねぇ~♡」
にっこりと楽しむようにいうライス。
「……分かりましたよ。僕もまだ滅びたくはないですから……」
石化しつつも答えているゼロス。
?
一体、何命令されているんだ?ゼロスのやつは??
ま、リナが危険でないのなら、オレはどうでもいいけどな。
宿に戻ると。
― リナがいない。
「リナ!?」
部屋にいってももぬけの殻。
宿のおかみに聞くと出発したとのこと。
そして、あわてて、追いかけようと荷物をとりに部屋に戻ると。
― 机の上に一枚の置手紙。
リナの文字で一言。
『さよなら』
「何・・なんなんだよ!?リナ?!」
何かあったのか!?
それに今、リナ一人でいかせると!!
今、リナ、魔法が不安定なんだぞ!!あの日だし……!!
と…ともかく!!早く追いつかないと!!!
<間>
あれは……!!!
リナ!!!
ザスッ!!
どさどさどさっ!!
リナに絡んでいたごろつきを全てなぎ倒し。
「リナ!!見つけた!!」
ようやくオレはリナに追いつく。
けど何かわけのわからないことを言っているリナ。
……ん??
ひょっとして、ライスの名前が出てくるってことは??
何でかやってきたライスの胸に、リナの手をつかんで当てる。
直後。
硬直するリナ。
― やっぱり……
「リナ……おまえ・・このライスが男だと思ってたな……」
まだ硬直してるリナ。
なんともかわいい♡
ってことは、リナがライスに対して焼きもちやいてたってことだし♡
オレ、自信もてたし♡
何か照れてるリナもいい////
……ま、口に出してはいえないが。
ライスからリナは三点セットを受け取りご機嫌である。
その夜……
ちゅどぉぉぉぉんんんん!!!!
攻撃呪文の花が咲いた後。
「それじゃあ、お休み、ガウリイ。見張りよろしく♡」
いってそのまま横になるリナ。
何でも急いでゼフィール・シティに向かうので町に寄っていく時間が惜しいとか……
やがて、リナが眠りに入り……
「う…うぅ~ん♡ガウリイ……ス…キ……」
どきっ!!
リナの寝言。
しかし…リナ……
「おまえがオレのことを好きだって分かった今。……オレ、いつまで理性保てるかわかんないぞ?」
リナの言葉にどきどきしながらも。
ぐっすり眠っているリナには聞こえるはずもないが。
何しろ好きな女性が無防備に眠っているのに、平気なやつがいるだろうか!?
― はぁ~……
オレ、当分、睡眠不足に悩みそうだなぁ~……
「これくらいは大目にみろよな……」
もし気づかれたら殺されるか。
または呪文で吹き飛ばされるだろうなぁ~。
オレはそんなことを考えながら、オレは大事な人に深く口付けをした。
数分以上、月が陰ってもいないのに、リナの上に影ができた。
-ガウリイ編終了ー
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あとがき:
かお:ふふ(爆!)実はガウリイはその気だったという(笑)
指輪を左手の薬指にはめたのはそういう意味も込めて(爆!)
あと、リナに言い寄る悪い虫をけん制する為らしいです(笑)
ガウリイ・・・・いつまで理性・・保てますかねぇ・・・・(笑)
さってと・・・・♡
あと、ライスとゼロスの番外で終わり♡
・・・いい加減に長編、打ち込まないとなぁ・・・・・(汗)
あと、漫遊記も・・・・(滝汗)
ではでは・・・・・♪
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