まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんにちわ♪
ふふふふ♡パソに向かうとき、足元がむちゃくちゃ寒かったけど、ミニファンヒーターゲット♡
これで、少しは打ち込みに対する気持ちも違うはず♡
というわけで、第三話です。
・・・けっきょく、最後を書いた紙がみつからない・・・・。しくしく・・・。
しかたない・・・・。
そのまま打ち込もう・・・。しくしく・・・・。
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ジェム協奏曲(ラプソディー)・第三話
「リナ?何か体調悪いのか?」
すっとぼけたことを言っているガウリイ。
結局ガウリイが戻ってきたのが、明け方の四時過ぎである。
しかも、ガウリイからは化粧の匂いがぷんぷんしてるし・・・・。
何分あたしは耳・鼻・目はいいのである。
人並み外れて。
「違うわよ!!!」
ガツガツガツ……
朝食を食べながら。
でも、いつもより何でかあまり食欲がなくて十皿程度しか食べれないあたし。
あ~!!!
何かしらないけどすっごくむかつくぅぅぅぅ!!!!
「ならいいけど。で、リナ?今日はどうすんだ?オレちょっと用事があるんだけど……」
― どーせライスさんのとこでしょ……
「勝手にどうぞ。あたしは他にやることがあるから」
しれっと言い放つあたし。
「……昼間から盗賊いじめはやめとけよ?リナ?」
食事の手を止めてガウリイがあたしを見つめていう。
す…するどい!!!!
「うるさい!!!!ガウリイはとっととライスさんのとこでも、どこにでもいてこいぃぃ~!!」
なんか図星をつかれたようで。
でも、なんかあたしは意地になってて。
「オレ、しばらくちょっと野暮用で、
お前と一緒に付き合って出かけられないんだから守ってやれないんだから。
今は無理するなよ?というよりリナ、オレが戻るまで待つ気…ないか?」
すっとぼけたことをいうガウリイ。
誰が女性のことに入り浸るやつを待つか!!
……だから、何であたしこうも意地になってるわけ???
「ない!!!!んなもん!!!!!」
何かむかむかするけど。
それより何より姉ちゃんへの手土産が重要!!
簡単にあのトップクラスのデザイナーに会えるわけもないし。
なら、ともかくめぼしいものは、手に入れておかねば!!
あたしは命がない!!
そんなこんなで数日が経過。
今日も今日とて、ガウリイはまたいない。
とりあえず、盗賊いじめも数件ほど終了したその後に。
あたしは宿の近くにある酒場へと何の気なしに出かけていった。
あたしが一人で夕食を食べていると。
「へっへっへっ。ねえちゃん、一人かい?」
なんとも酔っ払ったごろつきが絡んでくる。
「
バチバチバチっ!!!
ものの見事に感電して黒焦げになるごろつき。
「きゃあん♡さすがリナちゃん♡」
聞き覚えのある声が店の入り口付近から聞こえてくる。
この声は・・。
って、あれ?なんであいつがいないわけ?
つかつかと店に入ってきて、あたしの横にストンと座るライスさん。
相変わらず効果な宝石を身にまとっているけど。
「横いい?」
にっこりと笑いながら、
「あ、マスター♡いつものお願い♡二人分ね♡」
酒場のマスターに何か注文してたりする。
「いいもなにも、すでにすわってんじゃない。どうぞ。で、ガウリイは?」
あたしがそれとなく聞くと。
「ガウリイなら今は眠っているわよ♡」
即答してくるライス。
……ずきっ……
何かがまたまた傷む。
眠っているということは……その……やっぱり……
ガウリイの馬鹿ぁぁあ!!!!
「はいよ。でも、ライスちゃん、ほどほどにしときなよ?」
カクテルらしきものをあたしとライスのテーブルに持ってきて。
何かあたしの方をみてマスターが言っているけど。
?なんであたしの方を見て?
「はい♡リナちゃん♡私のおごり♡ぐいっといっちゃって♡」
なんかにこにこと笑いながら言ってくるライス。
あたしがそれを持ってぼ~としていると。
ちゅ。
な゛な゛な゛な゛な゛な!?
「きゃあん♡やっばりリナちゃん、かわいい♡」
隣でぶりっ子しているライス……
ちょいまてぇい!?
いいいいいいいま、このライス、あたしに何をしたぁぁぁあ!?
いきなり、ほっぺたにキス・・してくるなんてぇぇ!?
……その手なんだろ~か?(汗)
この人……
「早く飲まないと、今度は別のとこにいくわよん♡」
冗談!!!
ぐぃ!!!!!
あたしは一気に飲み干す。
……あれ?
あれ…あれあれあれ?
なんかすっご~く眠くなってきたんですけど……って、今のカクテルにブルーリーが入ってるぅ!?
ブルーリーとは一般に、睡眠薬として用いられている食べ物であるが、なんでんなもんが!?
あ゛…意識が遠く……
それに…このカクテル……むちゃくちゃ度数がきついんだけど……
「リナ!?」
なんか空耳が聞こえてるんだけど……
「やっぱり……リナ、ライスに何かされなかったか!?」
なんか幻までが見えてるし……
しかし…幻とはいえ、開口一番がそれかい!?
「何よ!!ガウリイ!! いきなり『リナ、ライスに何かしなかったか!?』はないでしょ~が!!」
幻に向かって叫ぶあたし。
あにゃぁ……
も~駄目ぇ……
あたしの意識は…闇に落ちる。
「リナ!?」
なんか耳元で幻聴まで聞こえてるんですけど……
チュン…チュン…チュン……
がばばっ!!!!
あれ?
なんであたしベットで寝ているわけ?
服も着替えずに……
確か、昨日は……
ズキン!!!!
あ…頭がいたぁぁいい!!
そ~いや、ライスさんに貰ったカクテルを飲み干してからの記憶がないんだけど。
ど~やって、あたし宿屋に戻ったんだろ?
とりあえず、いつのまにか朝になってるよ~だし。
朝食を食べに降りようっと。
ガウリイの部屋を覗いたけど。
まだガウリイは戻って来てないようである。
結局昨日は一度も戻ってきたような形跡も見当たらない。
あたしが食堂のテーブルにつくと。
「はいよ」
あたしのテーブルに水を運んでくるおばちゃん。
「大丈夫かい?夕べ、あんたの連れの人があんたを抱きかかえて、戻ってきてねぇ。
なんかかなり酔ってたようだけどあんた。二日酔いにはこの食べ物が効くよ」
どががっ!!
頼みもしないのに、朝食を持ってきてくれる。
……はい?
「……ちょ…ちょっと、おばちゃん? 何、あたしを部屋に運んだのって、あたしの連れのわけ?」
なんか戻ってきた形跡もないとゆうのに。
「そ~だよ。あんた、ずいぶんと酔ってたんじゃないのかい?
色っぽい声を出してあの兄ちゃんに抱きついてたじゃないか。
まあ、話によるとあのライスちゃんの特製カクテルを飲んだよ~だけど……
よかったねぇ。あんた、無事で。あの連れの旦那に感謝しなよ」
……?
なんかよくわからないことをいって、おばちゃんは奥に引っ込んでゆく。
……って、ちょっとまてぃ!?
するってぇと!?
何!?
あたし・・昨夜酔って、ガウリイに抱きかかえられて……
しかもあたしから抱きついて、部屋に運ばれたぁぁぁ!!!!!?????
お…覚えがないぃぃぃい!!!!!
……酔ってたとはいえ……
しかし、このあたしは姉ちゃんに鍛えられてお酒にはかなり強いのだけど……
一体全体、あのカクテルは何度あったんだ!?
そーいや、隠し味なんだろーけど、ブルーリを入れてたよ~だし。
普通なら、あれでは、完全に意識が飛ぶぞ!?
……恐るべし、あのライス……
あんなのを毎回平気で飲んでいるとは……
まあ、深く考えないよ~にしよっと……
さらに数日後。
あたしはせっせと姉ちゃんへの献上品をためる毎日である。
そういや、あたしなんでこんなことやっているんだろ?
確か、ガウリイがあたしの実家にいこう。
といったんで姉ちゃんへの土産をかき集めていたけど。
ガウリイがいないのならその必要もないんじゃ?
……できれば帰りたくないし。
それに何より、あれからガウリイ毎日が午前様だし……
下手すると日が昇ってから戻ってくるし……
しかも、毎日のように化粧の匂いをしっかりとさせて。
その夜。
何の気なしに部屋から降りて、下に行くと。
人気のない食堂の椅子に腰掛けているガウリイとライス。
そして、二人の間には小さな箱が。
それをライスが手に取りあける。
―――キラリ。
何かが光る。
小さなリング状の……
――――やだっ!!!
だだだっ!!!!
思わずあたしはそのまま部屋に駆け込んだ。
「リナ!?」
あたしに気づいたのか、ガウリイが追いかけてくる。
ガチャカヂャカヂャ……
「お~い!!リナ!!あけろよ!!」
ガウリイが扉の外で言っているが。
あけてど~すんの?
あんな場面を目撃しといて……
今、あたしにははっきりと分かった。
あたしはあのくらげ……ガウリイを好きになっていたんだ。
でも、それも後の祭り。
所詮はあたしはガウリイにとって保護対象、単なるお子様、子供に過ぎなかったのだ。
「ガウリイ~♡いくわよぉ~♡」
ライスの声が扉の向こうから聞こえてくる。
「あ…ああ……」
そういって、ガウリイの遠ざかる足音……
― ガウリイの馬鹿。
― そして、幸せに。
今晩にでもこの町を出よう。
ガウリイに出会ったら、あたし、どうなるかわからないから。
ガチャリ……
宿を出る前に。
ガウリイの部屋の扉を開けるとやはり誰もいない。
とりあえず、今まで、一緒に旅していたというけじめをつけるために。
『さよなら』
一言。
紙をテーブルに置き。
そして宿を出るあたし。
「こんな時間に出発かい?」
宿のおかみさんがあたしに言ってくるけど。
「まぁ……つれはしばらく留まるだろ~から、おばちゃん先払いしとくね」
そう言ってあたしはとりあえず、数週間分の泊まり代を払っておく。
お金はあたしが管理してたので。
これもひとつのけじめというか、餞別である。
そして、あたしは、この町―エッシェン・シティを出ることにした。
ちゅどぉぉぉぉぉんんん!!!!!!!!
闇に攻撃の花が咲く。
でも、なぜかあたしの目からはとめどもなく涙があふれ出ている。
自覚したと思ったら、失恋なんて…あたしらしくない。
自分に言い聞かせるように。
そして、気を紛らわすために。
片っ端から盗賊を急襲し。
辺りかまわず、ドラスレをぶっ放す。
でも気分は晴れない。
一人は、いつものことよ。
そ~よ。
ただ、三年ばかり一緒に旅しただけなのに、
あたしの中であいつの存在が、ここまで大きくなってるなんて……
ふと、以前あたしにくっついてきていた金魚のうんちのことを思い浮かべたり。
あたしが一人、街道を歩いていると。
「見つけたぞ!!そくもやってくれたなぁ!!嬢ちゃん!!このお礼はたっぷりさせてもらおう!!」
ど~やら、あたしがつぶした盗賊の生き残りらしい。
が、いちいち面倒みてらんない。
「
きぃぃんん!!!
え゛・・・うそ!?
あたしの
それに、威力がない!?
・・・・・・・・・・・・・
はっ!!!!!!
し……しまったたぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!
そ~いや、あの日だったぁぁぁぁ!!!!
「くぅっ」
あたしは腰のショートソードを抜きさる。
魔力が減退している今ではおそらく大技は使えないはずである。
……そ~いや、あの一件…ルークの件からあの日でも魔法は使えるのよねぇ。
前は全然駄目だったのに。
しかし、魔力が使えないからといって、あたしは剣の腕もまずまずである。
そうはとんやがおろさない!!!
『馬鹿が!!!』
わらわらと現れる二十人ほどの盗賊と。
そして、弓を携えている盗賊が十数人ほど。
……一人じゃ、魔法なしはきついか!?
でも、今はあたしは一人!!
どうにかするっきゃない!!!
カッキィィィン!!!!キンカン!!カキィィン!!!!
かろうじて裁いていくあたし。
「もらった!!!!」
……しまった!!読み違えた!!
あたしの後ろをとる盗賊。
刹那。
びゅうん!!!!
何かがすばやく飛んでくる。
いや、走ってくるといったほうがいいのか?
そして目にも留まらぬ速さで、ばったばったと夜盗達が倒れ付す。
「リナ!!!!見つけた!!!!!」
間違えのないその容姿。
その声。
……ど~して?
……ガウリイがあたしに追いついてきたのだ。
「なんなんだよ!!あれ!!あの手紙は!!『さよなら』って!!
ゼフィーリアに行こうっていう話じゃないか!!」
ガウリイが見事に数秒もたたないうちに全ての盗賊をのしてあたしに言ってくる。
「……何よ!!ガウリイはライスさんと結婚すんでしょ!!なら一緒にいても無駄じゃない!!
そ~いうことは、早いうちが大事なのよ!!
恋人が他の異性と旅するのを喜ぶ人間がどこにいるのよ!!」
自分でも何を言っているのか、分からないあたし。
いっきにまくし立てている。
「何、わけのわからないことを言っているんだぁ!?」
ガウリイはいって、あたしに近づいてくる。
しかも顔のまん前に……
「何よ!!!!」
あたしとガウリイが言い争っていると。
「ずっるぅい♡リナちゃんもガウリイも一言も言わずにいなくなっちゃうんだもん♡」
声を弾まして。
息一つなぜかみださずに。
ライスがガウリイの後を追ってくる。
「ほら。彼女が迎えにきたわよ。じゃ」
いってあたしはきびすを返す。
「リナ!!」
そんなあたしの手をガウリイがつかむ。
何よ!!やっぱりライスと恋人なんじゃないのよ!!!
じゃあ、あたしなんかどうでもいいでしょうに!!!
「何よ!!!!」
あたしが何か言いかけると。
「何?何?あ゛~♡いっけないんだぁ♡ガウリイ、リナちゃん、泣かしてるぅ♡」
え?
……あ゛……
また、涙がこぼれそうになってる……
駄目、駄目!!
「ねぇ♡リナちゃん♡リナちゃんを泣かすようなガウリイはほっといて♡
あたしのことにきなさいよ♡リナちゃんなら大歓迎よ♡」
ライスがあたしに言ってくるけど。
……何いってんの?この人?
「リナ……もしかして……やっぱり……勘違いしてるのか?」
― ぐいっ!!!
ガウリイがそう言って、つかんでいるあたしの手をライスの胸へと運んでゆく。
あたしの手がライスの胸に当たる。
―…ペタンコ……
―――はい!?
いや…あの…小さすぎるというわけでもない……と…というか、全然ないぃ!?
「リナちゃん♡あたし、男よぉん♡というわけで、あたしんとこにこない♡リナちゃん♡」
明るくいうライス。
ぴしぃ!!!!!
石化。
「はぁ~……やっぱり。
リナ、もしかしてライスが女性だと勘違いしてたのか……ま、無理もないが……」
げんなりとしたガウリイの言葉もあたしにはただただむなしくこだまする。
え…えと……その…あの……あのそのえの……
えええええええええ!?
するってえと!?何!?
あたし今まで、一人で、勘違い街道まっしぐらだったわけ!?
「何よぉ~♡ガウリイ、どういう意味よぉ♡」
ライスがにっこりとガウリイに言っているけど。
目が笑っていない……
「何よじゃないだろうが……人をライスの趣味につきあわせた挙句。散々店を手伝わせて……」
ガウリイがつかれきったようにいう。
「あら♡ララちゃん♡お客さんの受け、よかったじゃないのよ?♡」
ライスの言葉。
……は?
ってことは、ガウリイのあの化粧の匂いはライスの店の手伝いでついたもの!?
ぽろぽろぽろ……
涙があふれ出てくる。
「お…おい?リナ?」
ガウリイがそんなあたしにかなり戸惑っているが。
「何…何なのよ……はは。あたし馬鹿みたい……」
気が抜けたのか、涙は止まらない。
「もしかして、リナ、焼きもち焼いてたのか?」
すっぱぁぁんんんん!!!
「違うわよ!!!!このくらげ馬鹿!!!」
涙をふいて、とりあえず、ガウリイをスリッパで叩くあたし。
……あ……あたしの決心をかえせぇぇぇぇ!!!!!!!!
-続くー
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あとがき:
かお:さて、次はいよいよ最終(笑)
ガウリイは何やってたのでしょうかねぇ(爆!)
あと、その後としてガウリイの一一人称とライスの一人称。
はては、お約束(爆!)なあいつの一人称がありますのです(爆!)
ではでは♡
エル:で?いいかげんに長編・・・・。今日も打ち込んでないいいわけ?♡
姫:そうそう♡私の活躍・・いい加減に打ち込んでよネェ♡
かお:しくしく・・・・。そ・・・それでは(滝汗)
いいかげんに一行でも打ち込み・・・開始しますのです・・・。では・・・・・。
エル&姫:それじゃあ、駄目に決まっているでしょ♡
全てうちこみなさいなvv
かお:むちゃなぁぁぁぁ!!!!
姫:あら♪何いってるのかしらねぇ♡うふふふふふふふふ♡
エル:そうよねぇ♡ふふふふふふふふふ♡
かお:んどぎゃぺぎゃぁぁぁ!!!!?????
エル&姫:それでは♡
(後には何も残っていない・・・・・・)
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