まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

こんにちわ♪
長編の打ち込みほっといて、この話の打ち込み開始♡
エル:あんたねぇ!!!!!!!!

姫:あのねぇ・・・・・。
ぎくぅ!!!
ではでは、風向きがあやしーので・・・・。
いくのです・・・・。

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ジェム協奏曲(ラプソディー)・第ニ話

山と湖に囲まれて移動手段は狭い山道しかないという、
交通手段が皆無に等しいエッシェン・シティ。
だが知る人ぞ知るかなり有名な町である。
何しろ貴重なダイヤモンド(しかも良質)や、
様々な色素のコランダムが発掘されるこの町近辺。
この町の周りでは手に入らない宝石は一つもないとさえ言われている。
コランダムの色素の違いでルビー・サファイアなどに分けられたのが、一般に知られている宝石である。
そんなこの町でのこと。
そんな町の性質からかこの町ではジュエル・デザイナーが数多く存在する。
そして、あの!!
人類史上最も天才と言われて、もはや伝説化しつつある!
あの!
ジュエル・デザイナー『ジェム=ライス=ストーン』がこの町に住んでいるのである。
これは何とかしてお近づきになるっきゃないv
というわけで、あたしは狭い山道を抜けてこの町にやってきた。
さして大きいという町でもないが。
人通りはかなりあるよーである。
そういえば、この町にも魔道士協会があったはずである。
この町はさしてこの前のデーモン大量発生の被害受けてないよ~だし。
もしかして、何かいい依頼や情報が手に入るかも。
「ガウリイ。とりあえず、魔道士協会にいってみましょ。協会ならいろいろと知ることができるだろーし」
あたしがそう言ってガウリイの方を見ると、ガウリイは顔をしかめつらせている。
そ~いえば、この町にいくといったときからこの表情だったよ~な……
ガウリイ……
「ガウリイ?ど~かした……」
あたしがガウリイにどうかしたのかと聞きかけたとき。
「きゃゃぁぁん♡あら♡ガウリイじゃな~い♡お久ぁ~♡」
ものすっごい明るく元気な声が聞こえてくる。
声のトーンからして女性。
だら…だら……だら……
ガウリイが声を聞くと同時に汗かいてたりする。
「あら?ガウリイに彼女ができてるぅ~。いや~ん♡この私をほっといてぇ~♡」
後ろの声の主は続けて話す。
……え?
あたしが後ろを向くと。
黄色の髪(金色ではない)を腰の辺りまで伸ばして、軽くウェーブがかかっていて
そして、一部を耳の後ろで二箇所左右対称にみつあみにして後ろで束ねている女性の姿。
しかもそのみつあみのところは紫に染めてたりする。
― いっちゃぁなんだが、けっこう美人である。
「……ライス……あのなぁ……お前にだけ!!!は会いたくなかったぞ!!!」
ガウリイはしかめつらしてその女性にいう。
ガウリイの知り合い?
もしかして……恋人?
―――――――――――ずきん。
何でかしらないけどその考えをしたとき胸が痛んだ。
「で?ガウリイ?誰?この人?」
あたしがその女性をみて、ガウリイに聞くと。
「……あ?……ああ……オレの幼馴染で……ライスだ……」
どこか歯切れの悪いガウリイの口調。
「へぇ~……ガウリイの幼馴染ねぇ~」
なんかガウリイの様子だとその関係だけじゃあなさそ~だけど?
でも、なんでかしらないけど……聞くのが怖いと思ってしまうあたしって???
「きゃあん♡で、貴女は?♡」
その彼女があたしに名前を聞いてくる。
「あたし?あたしはリナ。リナ=インバース」
あたしが名乗ると。
「きゃぁぁぁん♡貴女があの!!リナちゃん!?♡きゃ~わゆぃ♡」
あたしをまじまじとみて手を握る彼女・・・確かライス。
ガウリイが即座に間に入ったのが気になるけど・・・。
「あ~ん♡ガウリイの意地悪ぅ♡リナちゃんの手を握るくらいいいじゃないのよ♡」
ライスがガウリイに言っているけど。
「……いっとくけど。……ライス……リナに手を出したら…承知しないからな……」
なんでか真剣なまなざしでライスを見ているガウリイ。
……?
「はい?え…えっと……あの……ライスさん、あたしのことを知っているんですか?その…『あの』って?」
ど~せろくでもない噂で知っているのだろーが・・・・。
「もっちろん♡本当にきゃわゆ~い♡リナちゃん♡
  何でも魔竜王ガーヴを滅ぼして♡冥王フィブリゾまで滅ぼして♡
  挙句は魔王シャプラニグドゥまで2/7滅ぼしたんだって?♡」
どがしゃぁぁん!!!!
ずざざざぁぁ!!!!
だ…誰がなんこと言ったぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!
余りといえるライスさんの言葉。
あたしは思わずこけてしまった。
「お~い?リナぁ?大丈夫かぁ?」
ガウリイがそんなあたしに手を差し伸べている。
「だ…大丈夫じゃ…ない……」
ど~にかガウリイの手をとり起き上がるあたし。
「だ…誰がいったのよ!!んなこと!!第一冥王を滅ぼしたのはあたしじゃないし!!
  魔竜王ほ滅ぼしたのは冥王だし!!あたしは全然無関係よぉ!!」
絶叫し、いい返すあたし。
道のど真ん中で言っているせいか、数人が立ち止まって硬直してるよ~だが。
でも、なぜかこの町の住人らしき人々は、
ちらっとこちらを見ただけで、素通りしてゆく。
固まっているのは、見るからに旅行者達であるよ~だが。
この際それは関係ない。
まったく……
こ~んなか弱き乙女に対してだれがなんことを言ったんだ!!?
「あら?私の知り合いから聞いたのよ♡あとこの前きた人に♡かなり確実の情報よ♡」
にっこりと笑うライス。
ライスの言葉に思わず目がすわるあたし。
……そいつ、許さん!!
あたしが、ライスさんに向かって呪文を唱えよ~としたとき。
……ん!!!!!!!!!??????
今、気がついたけど、このライスさんって、見につけている宝石って!!?
ブルーダイヤ!!!!しかも10カラット以上!!!!
しかもしかも混じりのない天然ダイヤで、傷一つないやつ!?
ど…どぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!??
よ…よくよく見てみるとこのライスさんが身につけている宝石ってほとんどが、
希少価値がむちゃくちゃ高い貴石ばかりでは!!!!
イヤリングや、指輪やら……
軽く一つを取ってみても、一つが数百万を軽く超えるよ~な物ばかり……(汗)
もしかして、このライスさんってむちゃくちゃのいいとこのお嬢様!?
言い忘れていたが。
あたしは宝石や鉱物に関しての知識はばっちりである。
とゆ~のも国の姉ちゃんが
『知識は多いに越したことはない』
とかいって、あたしに覚え込ませたのである。
それはもう……あのときのことを思い出すと……
……やめよ。
思い出すの……
そんな理由もあってあたしは天然物や人口物などは、一目瞭然で一目みればわかるのである。
「で♡ガウリイ♡リナちゃん♡いつまでこの町にいるのぉ?」
ライスがガウリイの腕にしがみつく。
ムッ……
って、何あたしムッとしてるわけ!?
「だぁぁぁぁ!!!!!離せぇぇ!!!!ライスぅ!!!」
ガウリイがどうにか振りほどこうとしているよ~だが。
「やだ♡」
さらにきつくしがみつくライスさん。
……むかむかむかかむむかかむかむか。
あ~!!何かむかつく!!!!
「じゃあ、つもる話もありでしょ~から、ガウリイ、あたし先行ってるわね」
なんかわからないけどむかむかするのでとりあえず、
ガウリイとライスをほっといてその場を立ち去るあたし。
「ああ!!リナ!!まってくれぇ!!」
ガウリイが何か行っているよーだけど。
「きゃぁん♡ガウリイと二人きり♡」
「いやだぁぁ!!」
なんかお惚気のような台詞が後ろが聞こえてくるし。
あ~!!なんか訳わからないけどむかつくぅぅぅぅう!!!!
……あいつにとって、あたしって何なんだろ?
そりゃぁね。
あたしはあのライスさんみたく宝石持ってるわけでもないし。
スタイルには自信はあるけど、何ぶん……その…胸が……
あいつが一生守ってやるなんていったから変にあたし意識してるのかな?
ってぇええええ!!
あたし、何考えてんの!!?
関係ないわよ!!
ガウリイのことなんて!!
そ~よ!!ガウリイに恋人がいよ~が!!
ポタリ……
って、何であたし泣いてんの?
「え~い!!あたしらしくないぞ!!リナ=インバース!!」
自分に一括いれて、あたしは協会へと出向く。

協会につくと。
「そ~ですねぇ~。この町ではライス殿がいますからねぇ~。さして問題といえることもないのですが」
あたしが何か変わったことがないかと聞いたところ。
返事がこれである。
へぇ~。
あのライスさんって魔道士なわけ?
とてもそ~はみえなかったが。
でも、次に評議長の口から語られた台詞は。
「何しろ純魔族すら手玉にとって遊びますからねぇ。この前のデーモン大量発生どきなんて
  『デーモン料理』なんて作って、一般客に振舞ってましたしねぇ……」
どんがらがっしゃぁぁぁんんん!!!!
おもいっきり椅子が転げ落ちたぞ!!
あたしは!!
……まるで郷里の姉ちゃん……いや、考えるのは…よそう(汗)
「そ~ですか。では」
あたしが協会を去ろうとすると。
「え~と。もし、ライスさんに会ったら気をつけてくださいねぇ~。
  あの人の趣味……この町では全員といっていいほど一度は巻き込まれてますので」
評議長が部屋を出て行くあたしにいう。
……?
ど~いう意味だろ??

宿に戻るとまだガウリイは戻ってきてなかった。
まあ、あたしには関係ないけど。
あくまでただ一緒に旅してるパートナーなんだから。
それにあれは単なる自称あたしの保護者のわけなんだし……
・・・・・・・・・・・・・・・・。
あ゛~!!
でもなんかいらつくぅ~!!!!!!!!
……その辺りでもぶらぶらして頭…冷やしてこよ……
しばらく歩くと見覚えのある後姿が。
「あ…ガウ……」
いいかけてあたしは止める。
ガウリイの横にいるのはあのライス。
そして、二人が入っていったのは、宝石屋……

ずっきん!!!!!

何かが激しく痛む。
あたしはきびすを返して、
気がついたら、宿に戻り部屋へと閉じこもり布団にもぐりこんでいた。


「リナ、大丈夫なのか?」
あたしがさっさと休んでいるので、
よ~やく半時以上経過して戻ってきたガウリイが心配そ~に聞いてくる。
ど~せ今まで、あのライスと一緒にいたんでしょ……
ガウリイは……
「何でもない!!ただ眠いだけ!!!」
あたしはなぜかあふれ出て止まらなくなっている涙を知られたくないので、うつぶせになってそう言い放つ。
「なら……い~けど……オレ、しばらく…ちょっと夜…出かけるから。お休み、リナ」
バタン……
言ってガウリイは扉を閉める。
……ガウリイの馬鹿!!!!!!!!
って、だから何であたしこんなにあいつのことなんかでムキになってるんだろ??
そんな自分がはがゆい。
あ゛~!!もう寝る!!!!!

                               -続くー


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あとがき:
  かお:たまには短く区切ってみましょう♡
  エル:何いっているのよ?
      というよりこの位置しかいい区切り場所がなかったんでしょーが・・・・。
   姫:私達の活躍ほっといて、こんなのを打ち込んでいるし・・・・・。
  かお:できれば、早いとこ、これを打ち上げるのです・・・・。
      あ・・でも!!
   もし、記憶封印バージョンにすれば、おのずからすみれちゃんは活躍に・・・・・(汗)
   姫:でも、この話では関係ないでしょうに。
  エル:そーよねぇ(はあと)全然触れないしねぇ♡
  かお:・・・・ま・・まあ、そーですけど・・・・・。
      ちなみに、これのシリーズ(考え中)では最終的に
  (とゆーか超解スレイヤーズファイト購入して思いついた話の一つ・・・・)
       あの付録の『未来への遺言』へといくのです・・・・(汗)
   姫:それより、何より先に長編とリレーと見果てぬ夢とエルの漫遊記よね♡
  かお:・・・はい(涙)頑張ります・・・・・。
  エル:さーてと♡
      なんかいじけ始めたこいつはほっといて♡
      この話かなり短いから♡
   姫:というか、これ・・書いてる紙を無くして・・この人、探しまくっているけどね・・・・。
  エル:コピー用紙に書いとくから・・・・。
   姫:ちょっとは部屋を片付けさせないとねぇ♡
  エル:また、こいつが飼っている子猫達が悪戯してなくなってたりしてvv
   姫:ありえるわねvv
  かお:あぅ・・・・。この話の最終・・書いてる紙が見つからないぃぃぃぃ(涙)
  エル&姫:それじゃあ、またね♡


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