まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

こんにちわ♪
ふっふっふっ♪
ようやく、リナとガウリイが結ばれたぞ!!!(まて!)
そーして、新たな関係になった、二人は、世界に戻ってきます♪
ふっふっふっ♪
めざせ!!あと一話完結!!(できるのか!?)
ではでは♪

#####################################

こいつと一緒だったら、どんなことでも耐えられるから……
だから……あたしは、後悔はしない。

しっかし……
ましゃか……ガウリイ……そんなにあたしのことを想ってくれてたなんて///
そ~いえば、前からアメリアやゼルが、ガウリイのことを気づかないのか?
とかいってたのって……
……そ~いうことだったのかぁ!!
あまりにあたしに対して……その……
独占欲が強い……というのがうれしいんだけど……じゃなくてっ///
なんで、こんなにこいつはしつこいのよぉぉぉぉ!!
あぅ……
あたし……体力と精神が持たないかも…あぅ……
エルとユニットのところ。
つまり、あたしとガウリイが初めてであったあの世界に戻るとき。
ガウリイのやつ……
「とりあえず、も~一回♪」
……とかいって、再び……
あぅあぅあぅ……
……さて、ユニットが無茶してませんよ~に……(涙)

ジェム協奏曲(ラプソディー)~第二部~
~闇のクリスタル編~(第9話)~

「大丈夫か?リナ?」
心配そうに覗きこんでくるガウリイの顔。
「……大丈夫じゃない……」
うう……
気持ち悪いよぉ……
それに、体がだるい……
ガウリイにもたれかかるようにして。
あたしとガウリイはとりあえず戻ってきた。
腰は痛いし……足に力が入らないし……
……何より、体がだるいし……気持ちわるいぃ……
「う……」
吐き気まで催してくるし……
……これが、つわりってやつか!?
……やだよぉぉぉ!(涙)
こんなの三年半も耐えないといけなのいのか!?
・・・・
ガウリイが、実は神の王で、その特質をもつ、あたしとガウリイの……
……その……愛の結晶……できちゃってるんだけど///
……神なんかの特別な存在って……身ごもり期間が……三年半なのよね……
普通の人間が大概約十ヶ月程度なのに対して。
……だぁぁぁあ!! 
「ガウリイ!!変わってよ!!むかむかして気持ちわるいぃぃ!!」
まったく……
元はといえば、こいつのせいだし!
そ~だ♡
こいつに痛みを移動させられたら♡
「……ま、無理いうなって♡とりあえず、だったら…少しでも忘れさせてやる……」
どさっ……
「……え……(汗)ちょ……ちょっと!?(汗)」
……何で人気のない森の中とはいえ……ガウリイ……押し倒してくるのよ??
とりあえず、いきなり町の中に出現というわけにもいかないので。
エル達がいると思われる近くの村の森の中にとガウリイの宮殿から移動してきたあたし達。
「ちょ……あんた!?ま……まさか!?」
「……黙って……リナ♡」
「ちょ…やぁぁ!!///人が…きたら!!」
「誰がこんな辺ぴな場所に来るかよ……気持ち悪さなんて…快楽でわすれさせてやるさ♡」
「ちょ……マ……何処さわって……やぁぁぁぁ……」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あうっ……

チュンチュンチュン……
……う……
気がついたら、あたしの頬に水滴が落ちてきた。
「……うう……ん……」
起き上がると、あたしの腰に巻きついているガウリイの手。
……散らばった衣服……
……結局……また……
しくしくしく……
「起きたのか?リナ♡」
「……ん……//」
こいつの前では苦情を言わないようにしよう・・(汗)
それがあたしの得た教訓である///
「ちょ……あ……はぅぅん……」
必要に絡めとられるあたしの舌。
あたしの口の中にガウリイの舌が入ってまぜかえしてゆく。
「朝のキスな♡」
ちょ……激しすぎ……って……
「……はぁ…はぁ……あ……あんたねぇ……」
つかむものがなくて、ガウリイの髪をつかみ。
息を荒げるしかあたしには方法がない。
息をしようにも必要にふさがれるし……何ども何ども……
あぅ……
こんなことしている場合じゃないのにぃぃぃ//
……こいつのキスって…絶対に何かの毒よ!
だって…こんなに……あたしの思考奪って……虜にするなんて……あぅ……
「……で?(汗)この体制は……何??」
「朝の営み♡」
「ちょ……馬鹿ぁぁ//……手加減……しなさいよぉ……」
「却下♪」

……結局。
次の日の昼。
……それまで何してたかは……お願い……聞かないで……

「えと……エルとユニットの気配……近くにあるんだけど……
   ああ!!遠くになちゃったじゃない!ガウリイのせいよ!」
服をきつつ、あたしはユニットとエルの気配を探る。
……とゆ~かあたしでないと、絶対にこの気配……わからんぞ!?
あたしの中のエルとユニットの力が呼応して。
よ~やくかすかに感じられる程度だし。
……二人とも、完全に気配を遮断して……遊んでるな。
……えと。
側にいる気配が……と。
ゼロスにトパジェ。
それに、ミリーナにシーメイ。
……気の毒に。
普通の人間のシャイナまでそのまま巻き込まれてたか……(汗)
あと、ね~ちゃんに、北の魔王のやつ。
「どうやら、ルナ達のやつ、あれからずっとエル様に付き合っているみたいだな」
ノンビリといっているガウリイ。
……そ~いや、一体……あれからどれだけ時間が経過してるんだろ~か?
ぐぅ……
……おなかがなる……おなかすいたぁ……
「……とりあえず、ガウリイ。食事にしましょう!」 
「それもそ~だな!あんまり、最近食べてないしな!」
……むかっ!
「誰のせいだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
どめしゃ!!
まったく反省のないガウリイの台詞に。
思わず、あたしはインバースロイヤルクラッシュでガウリイの顔をとび蹴りしていた。
……あんたのせいでしょうがぁぁぁぁぁ!!!!////

「おばちゃぁぁぁぁん!メニュー、こっからここまで、全部とりあえず五十人前づつね!」
どんがらがっしゃぁぁぁん!
あたしの言葉に。
なぜか食堂にいた客たちが椅子から転げ落ちる。
「あ、オレも」
がらがらがっしゃぁぁん!
なんか机がひっくり返る音もしてるけど。
気のせいであろう。
とゆ~か……
ちらりとみれば。
テーブルの上にあった、他の人達の食事がもったいなくも床に落ちている……
……ああ…もったいない……

「んっふっふっふっ♪たべるわよぉぉぉ!」
ああ、夢にまで見た食事!!
とゆ~か、今まで食べてたの……
殆どベットの中で……果物とか……だったからなぁ……
ガウリイが始めのうちは親切にも、部屋まで食事を運んできててくれてたのよね//
……そのうちに、食事もままならないほど……
はっ!//
どうでもいいことはおいといて!!
「うう……食事だぁぁぁぁ!!」
やっぱり、人間、物を食べられないと、ひもじいものである。
……そう。
あたしは、か弱い普通の人間なんだから!
……誰が何といおうと、あたしは人間!
たとえ、エルとユニットが。
あたしの肉体から変化させて。
ガウリイと同じ時を過ごせるように成長すると、肉体的成長が一部を除き止まるようにしている。
というのも関係ないし!
あたしを形成している魂が、エルとユニットの力で形成されている。
というのも関係なく!!
あたしは、ただの何の力もない、普通のかよわい女の子である!(断言!)
あたしは、あたし。
リナ=インバースなんだから!
目の前にどっかりと。
山とある食事を前にして。
あたしの目は釘つげである。
「さぁぁぁて!!食べるわよぉぉぉぉ!!!」
「ガウリイには、あげない♡」
「ああ!!ずるいぞ!リナ!」
キィィィィンンン!
攻防するナイフとフォーク。
あたしのお肉ぅ!
……よっし♡
「ガウリイ♡愛してる♡」
ガウリイ、しばし硬直。
よっし!今だ!!
恥ずかしいけど肉をゲットするためだもん!
一瞬、にんまりと笑ったガウリイの手が止まり。
あたしは、その隙に、ガウリイの皿からステーキを横取り・・もとい、ゲットする。
「……オレもだよ♡」
……カララン……
……まさか、こ~くるとわ!?
あたしは、自分でも分かるが、真っ赤になって、固まってしまった……
「くすvvリナ、かわい~vv」
ちゅ。
頬に何か、や~らかいものが触れる。
「な゛な゛な゛//……人前で何するのよぉぉぉぉ!!!」
どっごぉぉぉぉんん!!
とりあえずテーブルには結界を張り、食べ物の無事を確保しておいて。
あたしはガウリイを爆裂陣メガブランドで吹っ飛ばす。
無効化させようとガウリイはしてるけど。
ふふん♪
甘い♪
エルとユニットの力を多少組み込んでいるその呪文♪
誰にもその性質だけは無効化できるはずがないじゃない♪
「……うわっ!?」
何か悲鳴が聞こえてくるけど。
とりあえず無視!
「今のうちに!!」
競争相手がいなくなったので。
すかさずに、ガウリイのメニューや、目の前の食事を平らげてゆく。
「ガウリイ♡レディーファーストね♡」
なぜか、少しこげた程度のガウリイが椅子に座りなおすころには。
あたしは、すっかりと、テーブルの上の食事を平らげていた。
う~ん♪
も~ちょっと欲しいわねぇ♡
口に広がる甘い芳香に、何ともいえない無償の快感♡
ああ……こ~いうとき、生きててよかった♡
と、実感するにふさわしいときである。
……うう……
おいしいよぉぉぉぉ!!

「……お客様……すみませんが……もう材料がありません……」
しくしくしく……
なぜか、次々にちょっと遠慮して、メニューを二十人前づつ何回か注文し。
食べることに対しての喜びに浸っていると。
なぜか、なきながら店のおばちゃんやオーナーらしき人がでてくるし。
・・・・・
「ま、材料がないんだったら、仕方ないか」
「そうだな、腹八分目ともいうしな♡」
あたしとガウリイは立ち上がる。
ドンガラガツシャァァァァンンン!!
……あり?
何で、他の客が全員床に倒れ付しているんだろ~か??
それとか、厨房の方からも聞こえてきたよ~だけど??
ま。
いっか。

「う~ん!!さ。ガウリイ!!エルんとこに向かうわよ!」
店をでて、大きく伸び。
気づけば、いつの間にか辺りは薄暗くなってるし。
数時間、あたし達は、食事に専念していたようである。
「いや、今からいっても、暗くなるし。それより、今日はもう休もうぜ♡」
??
何、ガウリイ、熱い目であたしを見てるの??
「……それもそ~ね」
あたしが答えると。
なぜか、ガウリイの目が怪しく光るし……
……変なやつ。

二日後。
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・
「だぁぁぁぁ!!やめ…いいかげん……やぁっ……」
ガウリイの視線の意味を。
身をもってしったあたし……
食事が済み、宿屋にはいって風呂に入り寝ようとしたときに。
いきなりベットに押し倒されて……
……で、そのまま、なしのくずしに……
……結局、ガウリイが開放してくれたのが、また二日もたってたし……
……こんなのが永久に続くのか!?
……あたし……はやまった?
こいつを選んだのって??

「と……ともかく!エルとユニットのところに向かうわよ!」
あたしは、これ以上、ガウリイに捕まったらどれだけ何をされるか分からないので。
歩きでなく、そのまま瞬間移動で、エルとユニットのとこに向かうことにした。
……始めからこ~してればよかった……(涙)
「……ちぇ……」
……何か、不服そうなガウリイの舌打ちが聞こえてくるんですが??(汗)
……聞かなかったことにしよっと♪
うん(汗)


「……あれ?リナさん?」
村に入り、エルとユニットの気配をたどり進んでいこうとすると。
聞き覚えのある声が。
「あれ?……きゃぁ♪アメリア、シルフィール♪久しぶりぃぃぃ♪」
「……あり?」
村に入った直後。
聞き覚えのある声がするので。
そちらを振り向くと。
あたしの知っている姿が……三人。
……え……ええと?
黒い髪が風にたなびく。
「……ゼル?」
長い黒髪の清楚な女性。
肩より少し伸ばしている目の大きな少女。
そして、も~一人は。
黒い髪に、白い肌。
見たことないけど……この雰囲気は……
「お~、アメリアにシルフィールにゼルガディスじゃないか♡約、四年ぶりだな」
ガウリイがのほほんといってるし。
「あ、ガウリイ様♡」
なぜか、ガウリイをみて駆け寄ってくるシルフィール。
そして、しばし、あたしとガウリイを見比べている。
「……リナさん……ですよね??」
??
「何いってるのよ?あたし以外の誰だっていうのよ!?」
いきなりのその言葉に思わずつっこむあたし。
「いや……だって……その……胸が……」
「……へ?……あ//」
……そ~いや、ガウリイが毎日といわずに……その……
ごにょごにょ//
そんなこんなで、結構胸……大きくなってるのよね……
あと、年頃になったという理由もあるけど//
「あ、リナさん本人ですよね!!よかったですぅぅ!!
  だって、リナさん。ガウリイさんと別れたっていうんですもん!」
……はい?
「ちょっとまてぃ!!アメリア!!何で、あたしがこいつから離れないといけないの!
  そんなことしたら……あたし、気が狂うじゃない!」
「……へぇvv」
……はっ!!
しまった!!
思わず本音が!!/// 
ガウリイが何やら怪しく笑っているんですけど……汗)
「どうやら、リナ、本人のようだな。ってことは……あれはやっぱりリナでなかったんだな」
なぜか、感心しているゼルガディス。
「とゆ~か、ゼル、お前、人間に戻ったんだなぁ」
のんびりというガウリイ。 
「……そ~いう貴様は、今まで何処にいた?
  一年前、リナにあったとき、貴様はリナの側にはいなかったが?」
……はい?
「……一年前?あたし……会ってないけど??」
首をかしげるあたし。
「ほら、リナ、お前が切り離されて、混沌に沈んだとき」
ガウリイが説明してくる。
……またんかいっ!
「ちょいまてぃ!!ガウリイ!!まさか、あれから一年経過してるってゆ~の!?」
あたしの悲鳴に。
「おう♪そうだぞ♡」
即答してくるガウリイ……
……まてぃぃぃぃぃい!!!
す……すると……何!?
ガウリイのやつ・・あたしを一年も部屋に閉じ込めて…え……え!?
えええええぇぇぇぇぇぇえ!!?
いや、でもあっちとこっちの時間率って…えええっ!?
「……おい……まて(汗)」
なぜかゼルが汗かいているけども。
「多分そのときだろ。ユニット様がリナの姿のままだったし」
……納得。
「……確かに、ユニット……あたしの姿のままだったし……」
ガウリイの言葉にあたしが一人納得していると。
……とりあえず、一年もあたしを閉じ込めていた件は……あとで仕置きしてやるうぅぅ!!
「……あ…あの?リナさん?」
おそるおそるあたしに言ってくるシルフィール。
「とゆ~か、リナさん。あれって誰です??
  やっばり、あのリナさんのそっくりさん、知り合いなんですか?」
アメリアが不思議そうにいう。
……そっくりって……
「……あんた達、会ったの??」
あたしが聞くと。
「会ったもなにも……」
なぜか顔色が悪いし……ゼルのやつ……
「ようやく私達、戻ってきたんです」
疲れたように、何処となくほっとしたようにいうシルフィール。
いや……戻って来たって??
「そ~いや、ゼル、アメリア、シルフィール。何で時間移動してきた特有の気配まとってるんだ?」
さらり。
唐突に何かいっているガウリイ。
「……は?」
思わず言われて、アメリア達をまじまじとみるあたし。
「……あ、本当だ……」
アメリア達が持っている多少の品物からも過去の波動が……
え……えと?(汗)
「リナさん……じゃなかった。リナさんのそっくりさんが私達を過去に飛ばしたんですの♡」
ずべしゃ!!!!
即答するシルフィールに。
あたしはそのまま…地面を滑ってしまっていた……
「あ…あ…ああ!何やってるのよぉぉぉ!!ユニットはぁぁぁぁぁ!!!」
とゆ~か、あたしの知り合いにまでチョッカイかけてるぅぅぅ!?

わめくあたしをガウリイがなだめ。
……ど~いう方法かは……内緒である//
……ガウリイに仕置きするつもりが、お仕置き…されちゃったし……しくしくしく……


「ん……あれ?ガウリイ?」
ん……
あたしが目を覚ますと、いつもいるはずのガウリイの姿が横になかった。
とりあえず、狼狽するあたしをなだめるのに。
ガウリイが近くの宿にとあたしをつれて入って……
……で……まあ……
とりあえず。
朝日がまぶしい。
身じろぎながら肌に直に触れる布団を起こし部屋を見渡す。
ベットの横のテーブルの上にガウリイからの書付が。
『リナへ。先に下りてるからな。あんまり気持ちよさそうに寝てたからな♡昨夜も綺麗だったよ♡』
と……
……ぽふん!!///
その手紙をみて、瞬くまにあたしは真っ赤に硬直してしまう。
昨夜のことをまざまざと思い出して……
……と。
先に下りてるって……
「あ……ああ!?そ~いえば、ゼル達がいたんだったぁぁぁぁ!!!」
ようやく、昨日、誰にあったかあたしは今さらながらに思いだし。
あわててベットから起き上がり。
服を着替えて、鏡台で乱れた髪を梳く。
え……ええと……
鏡台に、首すじや胸元に映っているものが……
……とりあえずスカーフで隠しとこ//
スカーフを首に巻きつけて、朝食を食べに一階に降りてゆく。

降りてゆく最中。
あたしの異様にいい耳に話し声が聞こえてくる。

「ガウリイさん!!結婚式は是非セイルーンで!!共同結婚式しましょうよ!」
「まて!アメリア!」
「お♪それもいいかもなvvリナ、照れ屋だしvv」
「ちょっとまて!アメリア!」
無視。
「無理やり結婚式を挙げれば、リナさんも観念しますし!」
「だからまてって!アメリア!!」
なんか、真っ赤になってるゼルの姿が見えるんですけど……
「……ゼルガディスさん……結婚してくれって……いったじゃないですか……」
ゼルを見つめているアメリア。 
「う……そりゃ……でもまだ、フィルさんにもちゃんと話してないし!」
「こういうことは、勢いなんです!
  父さんも、母さんと勢いで、そのまま周りを説得てし結婚したっていってましたし!」
なぜか拳を握り締めているアメリア。
「というか、とうとうガウリイ様……リナさんに手を出したのですわね……
   実はアメリアさん達と、いつガウリイ様の理性が負けるかv賭けてたのですけどね♡」
にこにこといっているシルフィール。
「私にもチャンスがあるかな?と始めの方は思ってましたけど。
  私には無理ですわ。世界と天秤にかけても、ガウリイ様を選ぶなど。
  あのとき、身に染みて止めを刺されましたから」
なぜか、すっきりとした表情のシルフィール。
……そりゃ、あたし、確かに世界よりもガウリイを選んだけど……
……って、ちょいまてぃい!!
あたし…と…ガガガガガウリイの結婚式ぃぃ!!?//
「それか、リナさんとガウリイさんの結婚式ですから!
  ゼフィーリアとセイルーンの共同で開くっていうのもいいですね!」
「あら、それ、いいかもしれませんわね」
アメリアの言葉とほぼ同時。
宿の入り口から声が聞こえてくる。
……あ゛(汗)

「きゃあ♪やっぱり、戻ってきてるし♪はぁぁぁぃ♪ガウリイ♪」
「あら、ガウリイ。はやかったわね♡」
「ああ!!ガウリイさん!?はっ!?まさか、リナさんも!?」 
「あら、スティルバイト……って……リナはどうしたのよ?」
「あら、ガウリイさん。もう、穹碧玉の宮殿から戻ってきたのですか?」
「……ねえ?何か果てしなく嫌な予感がするのは……私の気のせい?」
「……いや……シーメイよ……多分、気のせいではないであろう……」
入り口より、わらわらと入ってくる人物たち。
一人は、金髪、金色の瞳で。
容姿端麗、絶世の美女。
隣にいるのは、栗色の髪に紅の瞳。
あたしと違うのは、その左手にはまっていない指輪のみ。
そ~して、どうやら、かなりダメージを受けたのか。
はたまた、なれてきてその程度なのか。
姿が多少薄くなってはいるものの。
実体をきちんと保っている黒く怪しい神官に。
あたしと同じ栗色の髪に、紅の瞳のスタイルのいい女性。
どことなく、当たり前だがあたしに似ている。
ね……ねねねねねぇ……(汗)
ね~ちゃん…(汗)
それに続くかのように、銀色の髪をポニーテールにしている女性に。
橙色の髪の女性。
そして、長い漆黒の黒髪に紅の瞳をしている魔道士の男。

・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
・・・・。
ズルっ・・・・・・・・・・・。
ズドドドドド・・・・・・・・・・・・・・・。
……あたしは、思わず力がなえて……階段をすべり落ちてゆく……

「リナ!!!」
すとん。
なぜか、気が遠くなるあたしをいつのまにかガウリイがやってきて受け止めているんだけど。
無意識にあたしの手はおなかを庇っている。
せ~ふ。
流産なんかしたくないもんね//
だって、せっかくのガウリイとあたしの子供だし///

「あらあら、リナ、大事な時期なんだから、気をつけないとvv」
「そうそう、いくらリナでも。何かあってからじゃ遅いのよ♡」
……あたし、そっくりのそのままの声でいわないでよ……
「……だぁぁぁ!!エル!!ユニット!!何で、まだここにいるのよぉぉぉ!!!」

そう。
入ってきたのは。
たぶん、そのまま、エルとユニットのお供というか、暇つぶしにつき合わされていた。
と、きっぱりと断言できるし。
それに関しては。
金色の光を纏い絶世の美女でもある金色の王こと、エル。
そして、元々は、あたしの自我を作りだした……というか誕生させるきっかけとなった当人。
エルと同じ存在の、宇宙の姫ことユニット。
あたしの自我は、ユニットが自分の記憶と力と意識を閉じて。
別の人格で人生楽しんでたので、創り出され形勢されたものだし……
そして。
にこにこ顔のゴキブリ中間管理職は、どうでもいいとして。
あと、実は、天竜王だったというミリーナに。
休暇中に、部下が暴走して、休暇どころではなくなったという。
火竜王のシーメイ。
……まあ、シーメイに関しては。
古代竜の虐殺も彼女が休暇するのに人間の輪廻の輪に入ったときに。
馬鹿な部下達が。
勝手に彼女の名前を語って、やってしまったようであるのだが。
その面たるやつらは、……多分。
あたしは分からないけど気配もないから、エルとユニットがあのとき処分したのであろう。
こともあろうに、ユニットとエルの力の結晶に近い水晶を利用しようとしてた時点で……
大馬鹿なのは確定だったけども……
それと、あたしのね~ちゃん……(汗)
赤の竜神の騎士と総称されてたのに、実は、スィーフィード当人だというし……
それと、北の魔王のレイ=マグナス=シャブラニグドゥ。
その後ろから、なんか、達成しきったような顔のシャイアがついてくるし。
……よくまあ、この人外魔境という環境というかメンバーの中で。
シャイア、平気だったもんである。
ともかく。
もう一人の『私』と。
それにエル…金色の魔王やね~ちゃんたちが、宿屋の一階にある食堂に入ってきたのである。

『あら、面白そうだから♪』
きっちりはもっていう私とエル。
「そんなことで、無茶してないでよぉぉぉぉ!!!」
あたしがガウリイの首に巻きつきつつ。
アメリア達の所に向かうと同時に。
入ってきたエル達にも。
椅子につくなり、あたしは、入り口に向かって叫んでおく。
「まあまあ、せっかく戻ってきたんだから♡」
「そうそう、いらいらは体に毒よ?リナ♡」

だ……だぁぁぁぁ!!
いつのまにか。
あたし達の横で。
テーブルを並べるようにして。
エルやユニット達が座っていた……
いっても無駄だっては、わかってる。
わかってるけどぉぉ!!!

「う~ん。やっぱり、この人とリナさん、そっくりですよね」
「でも、こっちの名前はユニットだろ?」
……あり?
……というか、不安的中……
ユニット……ゼル達と面識があるみたいだし……
……いやぁぁぁぁぁぁな予感(汗)
「ま、とりあえず、リナも戻ってきたからvv自己紹介タイムにいきましょう!」
「あ、それいいわねvv」
『まってぇぇぇぇぇ!!!』
『まってくださぃぃぃぃい!!!』
アメリア達は知らないのか、キョトンとしているけど。
あたしとガウリイ。
そして、ね~ちゃんたちの。
エルとユニットの今の台詞に対して。
悲鳴ともいえる懇願が、村一杯に響き渡った……


                        -続くー

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あとがき:
薫:よっし♪次回は、ゼルの過去での回想に♪それと、リナ&ガウリイの結婚式!!
  ついでに、時間が進んで・・♪新婚リナ!!と、赤ん坊に焼もちガウリイ!!
  ちなみに。
  水晶という題のゆえん・・・。
  リナの結婚式のときに、分かります・・・。
  ふっふっふっ・・・・。
  それでは!!
  あ・・十二時すぎた!!!!(汗)
  ・・・・しくしくしく・・・・・。

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