まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

こんにちわ♪
目指せ!!完結10話以内♪
というわけで、こちら、本編では、リナサイド♡
ゼロス達のサイドでは、あいかわらず、エル様とすみれちゃんが・・。
・・・・遊んでますが・・(滝汗)
ではでは♪

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ジェム協奏曲(ラプソディー)~第二部~
 ~闇のクリスタル編~(第7話)~

「……ん……」
体がやけにだるい……
意識がようやく、登ってくる。
まず目に入ったのは。
広い胸。
そして、金色の髪。
え……ええと……
「くすv起きたか。リナ♡」
頭の上から聞き覚えのある声が。
「……ガウ……リイ?」
まだ寝ぼけているあたし。
なぜか、ばらばらになりそうなほどに痛い体。
全身が悲鳴を上げるかのごとくに。
ちゅ。
あたしの唇に軽くガウリイのそれがふれる。
「……な゛な゛//」
思わずひこうとして。
肌にじかに空気が触れるのがわかる。
「……あ//」
お……思い出したぁぁぁぁ!!///
ぽふん!!
瞬時にあたしは真っ赤になり硬直する。
「くっくっくっ。いやぁ、リナ、よく寝てたから。
  ……まあ……連続でやってて睡眠全然とらせなかったら、起こすの悪いと思ってな♡」
ぎゅ。
あたしの体を抱きしめてくるガウリイ。
直にあたしに伝わるガウリイの体温。
「あ……あんたねぇぇ!!いきなり、乙女に何したのよぉぉぉぉ!!!!」
あたしが叩こうとすると。
「おっと♪まだ、元気があるんだな♡」
がし。 
あたしの手がガウリイにつかまれる。
……な゛……まさか……汗)
「じゃ、まだできるな♪」
がばっ!
そのまま、あたしを汲み取りシーツに押し倒してくる。
「や…やだぁぁ!!!!あ…あんた、あれだけやったくせにぃぃぃい!!!」
「まだ全然足りないからなvvってことで♪」
もぞもぞもぞ……
「……やぁ……」
熱くなってくる体。
「……あああああぁぁんん……」
そのまま、あたしは意識を呑まれてゆく……

はぁはぁ……
あれから、いったい……どれだけたったんだろ??
分からないけど……
ガウリイ曰く。
他のことは考えるな。
で//
考えてたら、それを取り除くがごとくに攻撃が激しくなる。
というのがずっと続いている。
……やがて。
あたしの意識は、再び真っ白になり、昇りつめていった……
……ガウリイの馬鹿ぁぁぁ!!///

何しろ、逃げようにも、いつのまにか、ガウリイ……
あたしの服をあうことか!隠したのよ!!
ガウリイ曰く。
ずっとやるんだから、必要がないvv
とかいって!
うう……
あたし…とんでもないやつを好きになっちゃったのかも……(汗)


「……ん……」
ぜいぜいぜい。
力なく横たわり。
「う……な……ガウリイ……初心者には……手加減してよぉ……」
消え入りそうな声があたしの口から漏れる。
そう。
ガウリイのやつ、あたし、初めてにも関らず。
ずっと激しく攻撃してくる手を止めないのよ!
よく覚えていないけど。
少なくとも、軽く十日以上はあたしの中では時間が経過しているような気がするのは……
……気のせいであろうか??(汗)
「ま、とりあえず、始めはこんなもので簡便してやるvvよかったよ♡リナvとっても♡」
なぜか満足そうなガウリイがあたしを抱きかかえつつ、耳元でいっている。
「あ……あんた……ねぇ……」
文句を言おうにも、その体力がない。
というか、体がだるい……
「ま、そろそろ、リナ、オレの宮殿、案内してやるよvvはい♡これ、リナの服なvv」
いって、ガウリイが、何やらオーブを取り出す。
「……何よ?」
ガウリイがそれに触れると。
あたしの横に服が出現する。
どうやら、オーブの中に、服を収容していたようだけども。
「……だ…だぁぁ!こんなのをきろってかぁぁ!!!!!!?」
「♪いやなら、このまま、ずっとでもオレはかまわないぞvv」
「う゛……」
確かに。
服がなければ、この部屋から出ることは不可能。
そして、怖いことにガウリイの目が。
その方がオレはうれしいvv
と物語っている!
「……着るわよ……」
ベットから起き上がり、端に足をかける。
ふら。
「……あ……」
力がはいらないぃぃ!
とすん。
そのままよろけるように、仰向けに再びベットに倒れるあたし。
うう……
足腰に力が入らないよぉぉぉ!!//
なぜか、それを目を見開いて凝視しているガウリイ……
……いやぁぁな予感(汗)
「……いいながめだな♡……我慢できない……」
がば!!
「ちょ……がう……やだぁぁ……」
「……はぁぁぁぁぁんん//」
うう……
不覚にも、あたしはそのまま、ガウリイのなすがままにされるしかなかった……


「……まったく……」
どうにかよろける体を、リザレクションで腰の痛みなどを治して。
鏡台の前に座り髪を櫛でとく。
その前にかなり汗をかいているので、シャワーを浴びたのだが。
……この部屋、なぜか、シャワーにお風呂、トイレと完全設備なのよね。
確か、ガウリイの私室とかいってたけど。
私室といっても、ちょっとした小さな家程度には広いし。
ま……風呂の中で……
その……ガウリイが//
ま、それはいいとして!!
……ほんと~はよくないけど//
とりあえず、乱れた髪を櫛でとき。
ガウリイがあたしに用意してくれた服を着る。
薄い蒼いスリッドドレス。
肩や胸元などが、あらわになっている。
あり?
何か、この鏡……何か、魔力がかかっているような?
ま、別に差しさわりがあるわけでもないからいっか。

あとで、あたしは、これが間違い出会ったことに気づく……
覚えてろ!ガウリイ!!!///

「おっ♪リナ、用意できた……」
しばし、ガウリイが絶句。
「……きれ~……」
思わずあたしも絶句。
ガウリイは、薄い蒼い色のタキシード姿。
金の刺繍が、より一層ガウリイを引き立てている。
まず、この姿だと。
あの、傭兵の格好をしているガウリイと。
同一人物だとは、すぐには分からないであろう。
何しろ雰囲気からが違うし……
……う~ん。
こいつ背もあるし、容姿もいいから。
こ~いう格好が目立つのよねぇ……
なぜか、ガウリイがあたしを凝視している。
「・・リナ、これ、かけてろ」
ふわ。
なぜか青い薄い色のマントをあたしに手渡してくるガウリイ。
「……さすがに目出つか。ま、しるしは多いに越したことがないしな♡」
何やら満足そうにつぶやいているガウリイ。
……??
目立つって??
ふと、ガウリイの視線にあわせてあたしも視線を落とす。

か……かぁぁぁぁぁぁ!!!!!//////

……あたしは、その場に、石化してしまった//

服から覗いている肌からは。
これでもか!!
といわんばかりの、紅いあざが目立っている。
……つまり……//
「ガァァウゥゥリィィィィ!!何、こんなに跡つけてくれてるのよぉぉ!!」
ちょっと、視線を落とすと。
胸元などがかなりすごい。
あぅぅぅぅぅ//
こんな格好で外にでたくないよぉぉ!!(涙)
かといって……
ガウリイとベットにそのまま…もやだ(涙)
「くっくっくっ。リナを紹介するんだから。
  ちゃぁぁぁんと、印はつけとかないと。それでなくても、リナ綺麗だしな♡」
「……な゛//」
真剣な目をしていうガウリイ。
「う……ま……まあ、マントで隠しておくわよ……」
マントを胸の前で、ブローチで止める。
よし!!
これで、肩と胸元は見えない!!
「じゃ、リナ、皆に紹介するよ♡」
すっ。
ガウリイがあたしに手を差し伸べてくる。
「くす。では、エスコートお願いね?ガウリイ?」
あたしは、そっと、ガウリイの手をとった。


ざわざわざわ!!
あっという間に人だかり!
「きゃぁぁ!!スティルバイト様が選んだ人って……きれいぃぃぃ!」
ふ。
当然よ!! 
このあたしを誰だと思っているのよ!
天下の美少女天才魔道士、リナ=インバースよ!!
しっかし……
なぜか、ここにいる存在全てが。
ガウリイとあたしを見ているのは分かるとして。
なんで、ガウリイに向かう視線が多いんだろ??
男でも。
「リナ、一応、紹介しとくな。こいつがエメラーダ。オレの秘書兼補佐官だ」
始めに出会った女性が。
にっこりとあたしに挨拶してくる。
「それと、ここには……」
次々に宮殿で働く、ガウリイの部下を紹介してくるガウリイ。
へぇ。
結構、ガウリイ、人望……あるんじゃない♡
人望がある証拠に。
ガウリイが留守していたらしい間でも。
別に、問題が起こっている様子でもない。

「……あんたって、本当に神の王だったのね……」
とりあえず、主要な人物たちには、目を通して。
あたしとガウリイは、庭園にでている。
「なんだよ?」
ガウリイがあたしの肩に手をのせている。
そっと。
あたしはガウリイの手を握る。
「いや、あんたみたいな、くらげが、よく、勤まってるなぁ……って♡」
あたしが本音をいうと。
「オレがくらげでいるのは、リナの前だけさvvリナにはおもいっきり甘えたいからなvv」
「ん……やぁ!」
いいつつも、あたしの首筋に顔をあて、強く吸ってくるガウリイ。
「場所を考えなさい!!//場所を!!//」
あたしはガウリイに抗議する。
「真っ赤になっていっても、説得力ないぞ♡」
にやにや。
なぜか笑っているガウリイ。
……へ?
あたし、そんなに真っ赤になってる??
「う……何で、あたしの前でだと、くらげなのよ!?」
どうにか話題を切り替える。
「♪くらげだと、リナが安心するだろ?それと♪好きなやつには甘えたいのが男ってものだからな♪
   だから、くらげのふりしてたんだよ。ずっと。リナの心にオレという存在を刻み付けるために♡」
しれっといってくるガウリイ。
「……はい?」
「いったろ?一目ぼれだったって♡
  逃げられたくも、逃がすつもりもなかったんだよ。それで、くらげのふりしてた♡」
悪びれもなく言い放つガウリイ。
「逃がすつもり……って……はっ!?まさか!?」
まさか、こいつ、今までのぼけっぶりは、わざと!?
……天然もあるとは思うけど……
「くすvvそういうこと♡まさか、リナがユニット様の自我の一部だとは思わなかったがな」
ぎゅ。
あたしを後ろから抱きしめてくる。
「……そりゃ、あたしも知らなかったもん……」
ばったぁぁぁんん!
あり?
なんか、後ろの方と横の方の茂みから倒れる音がしてるけど??
何だろ??
見ると、数名の女性や男性が。
白め向いて、泡吹いて気絶してたりする。
……変なの。
「でも、もう、あたし、ユニットじゃないよ?」
「ああ、リナはリナだ……」
「ガウ……」
そのまま、あたしはガウリイに抱き寄せられ。
顔を近づけられ、一つとなった。

「……様!!リナ様!!スティルバイト様!」
「は……あ……んんんんん……」
「ちっ……いいところでまた邪魔しやがって……」
激しくなる口付けの最中。
いきなり、宮殿の方から、呼び声が聞こえた。
ありがと!
エメラーダ!!助かった!!
あのままだったら……
間違いなく、あたし、意識がとんで。
また、ガウリイのいいようにされてたし//
「何だよ?」
心底不機嫌そうなガウリイ。
「……ま、いっか。後で、たぁぁぁぷりとリナをかわいがれば♡」
……げ(汗)
何か、ガウリイの聞きたくないつぶやきが聞こえたんですけど?(汗)
……気のせいでありますように(涙)
あんなにはげしいのはいやぁぁぁぁ!!!!!!!!1
「リナ様!!大変ですわ!!」
「どうしたの?エメラーダ?」 
あたしに言ってくるエメラーダ。
「こらまて!!エメラーダ!!どうしてオレを無視する!!」 
抗議しているガウリイ。
「リナ様が好きだからです♡」
「何ぃぃい!!リナはオレのだぁぁぁぁ!!」
すっぱぁぁぁぁぁんんんん!!
エメラーダのその台詞に。
本気で怒り始めるガウリイを、あたしはスリッパでとりあえずはたいておく。
「……こいつは、冗談もつうじないのか……」
あたしでもわかったぞ!?
エメラーダがガウリイをからかうために、冗談いったというのを!!
まったく//
「いってえなぁ!!何するんだよ!リナ!!」
抗議してくるガウリイ。
とりあえず無視。
「で?何よ?」
ぶつぶつぶつ……
なんか、いじけてるし……
「それがですね」
どんより……
……だぁぁぁぁぁ!!!
「ガウリイ!!!」
ぐい。
あたしは、ガウリイの襟首をつかみ。
一気に自分の方に引き寄せる。
そして……
ちゅ。
ぱぁぁぁぁぁ!
一気に顔色が復活するガウリイ。
「後ろでいじけてどんより雰囲気になるんじゃない!うっとうしくて仕方ないじゃないのよ!」
とりあえず、一瞬だけ、ガウリイの唇に、あたしの唇を重ねておく。
……それだけで、機嫌がなおるんでやんの……
……恥ずかしいから、二度とやらないけどね!
だって、あのまま、どんよりムードだと、あたしまで暗くなるじゃないのよ!!
「リィィイナァ!」
すかっ!
んっふふ♪甘い!
ガウリイがあたしを抱きしめようとするのをすかさずすり抜ける。
ガウリイの手が浮いている。
「で、何?大変なことって?」
何か、いやぁぁな予感がするんだけど??(汗)
「え、ああ。実は、リナ様が、スティルバイト様の伴侶になるって。世界中に通達したところ♡」
にこにこ。
……ちょいまてぃぃぃぃ!!
「ちょっとまて!!!何それ!!何で、世界中に!?」
エメラーダのいう世界中とは。
この世界だけのことでなく。
……エルが創っている、この空間そのもののこと…のはず(汗)
ふ。
伊達に、ユニットから知識をそのままある程度受け継いでいるわけでもないし。
……それに、怖いことに、あたし、ここにエルの世界に組み込まれるときに。
……実は、エル・・金色の王の知識もなぜか多少……与えられてるのよね……(汗)
あと……
……考えないようにしよ……(汗)
「あら♪こんなおめでたいこと♪さっさく、【タイムズラグナログ】を発行したまでですわvv」
・・・・・・・。
……そ~いや、ここって。
エメラーダの監修のもと。
光と闇や、世界の情勢に関する……本が出版されてるらしいっけ……(汗)
いわゆる、どこにでもあるような、ゴシップ記事でなく。
追求を重ねた、信頼できる記事を掲載しているらしいけど。
「だぁぁ!!人の了解なしに、勝手に発行するなぁぁ!!」
とゆ~か、あたしのことをかってに掲載に使ったのなら、その料金払え!!
「まあ、それはともかくv」
「ともかくじゃないぃぃぃぃ!!」
はっ!
するっていうと、あたしとガウリイの仲って……
まだ結婚もしてないのに、知れ渡ったってことぉぉぉお!!?///
は……・恥ずかしすぎるぅぅぅぅぅぅ!!!!
あたしが抗議しようとすると。
「ともかくですわ♡あれ読んで、リナ様の実力を知りたいvvとかいう存在方がいたようで♡」
……は?
「それで♡各世界各地にばらばらに封印されているはずの『闇の水晶』…開放したらしいですわv」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
「まてぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」
「何!?本当か!?エメラーダ!?」 
あ、ガウリイの顔色が少しばかり悪いぞ……
「ええ。すでに、開放された力は暴走を始めている節がv」
にこにこにこ。
にこにこと笑いながら説明してくるエメラーダ。
で…でぇぇぇぇぇぇ!!
「にこにこと笑うなぁぁぁぁ!!それって、大事じゃないのよぉぉぉぉぉ!!」
あたしの叫びが。
たぶん、おそらく。
ガウリイの宮殿を超えて。
響いたはずである……
「ちょっとまて!何で、せっかく苦労して封印したのを解くんだよ!というか、何で解けるんだよ!」
ガウリイが何やらあわてている。
……あ…なるほど……
……ぽん。
あたしはガウリイの背中を一つ叩く。
「……ガウリイ。ユニットが水晶の欠片手にした時点で。……すんなり解けるようにしてみたいよ……」
間違いないはずである。
……彼女だし……
それに、確か……エルもそれに賛同していた節があるような……(汗)
あたしに残っている記憶が。
とんでもない事実を突きつけている。
「うううううぅ……。こ~なったら、全部集めてやるぅぅぅぅ!!!!」
あたしはすでにやけ。
というか、あたし、あれがいくつあるのか。
そのまま記憶くれてるもので知ってるし……
そして、あれらが、一つのオーブになる。
というのも知ってるし……
というか、エル……金色の王と宇宙の姫の力が開放されるようなものじゃないのよぉぉ!
……あれ、確か、面白がって……
……というか、確か、ここの世界……
エルがこことは違うところで創ってる世界の中で。
……エルの娘であるリチォウスィが部下STに奪われたから……
その、鬱憤を晴らすべく創った世界だし……
その鬱憤ばらしと、遊び半分で、創ったのがあの水晶。
二つの異なる混沌の融合オーブ。
・・・・・・・。
……はっきりいって。
世界一個くらい、作り出すのもたやすければ。
ここの空間事態を一瞬で消滅も出来たりする程度の力を持っている…はず……
「だぁぁ!!何考えてたのよぉぉ!!その開放した存在達っていうのはぁぁぁぁぁ!!!」
あたしが絶叫を上げていると。
ガウリイは。
横で、必死に各部と連絡を取り合っているようだし……

ふと。
聞こえてくる単語には。

『― ……わかった。そっちは、まかせた。
 ― カウリイ!!卑怯よ!
 ― ともかく、こっちは、エル様とユニット様で手一杯だ!
 ― まかせたわ!こっちは動けないから! 』
 
……何で、姉ちゃんの声までが……
・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
……あ、そっか。
ユニットがあたしの姿のまま、あそこの世界にいるんで。
……エルも確か、あそこにいったらしいし……
……それでだな(汗)
あと、漠然と、多分魔王の声らしきものやライスの声らしきものが聞こえてきたけど。
……多分、姉ちゃんも、魔王も、ライスも……
……金色の王と宇宙の姫に付き合わされてるんだろうなぁ……
ふっ。
それを考えたら、欠片の水晶の発動なんて……とっても些細なことか(汗)
「ともかく!!ガウリイ!!あれ、あたしにコントロールできるから!!とっとと回収にいくわよ!」
ぐいっ!
あたしは、ガウリイをひっつかみ。
暴走しているらしき水晶達の所に向かっていった。


「まあ!!やっぱり、リナ様は、あの水晶をコントロールできるのですね!
  ふふふふ♪やっばり、エル様とユニット様に深く関りがあるのですね!
  これは、これからが楽しみですわ♡」
リナが水晶に貫かれても無事だったと聞かされていたエメラーダ。
直感で、リナがあれを扱える。
と、感じて、リナに報告したのである。
「ふふふふ♪これからが楽しみですわ!!」
がっつ!
世界の情勢よりも何よりも。
主が選んだ存在が。
普通でなく磨きがいがある存在なので。
それを心から喜んでいるエメラーダの姿が。
リナ達が消えた庭園で。
そして、ガッツポーズをとり、佇んでいるエメラーダの姿が見られていた。
「ふふ♪さて、次の特集は決まりですわねvv」
いそいそいそvv
リナを覗き見し、次のタイムズ発行の準備に。
余念がないエメラーダであった。


                          -続くー

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おまけ♪

リナ……だぁぁ!
リナを見るなぁぁ!!
ガウリイは。
ぎろり。
と、リナをなめるように見ている部下達を一瞥する。
リナの雰囲気。
それは、完全に男を虜にするには、十分すぎるほどに魅力的なもの。
一応、リナを自分の后にするということで。
紹介を兼ねて、ようやくリナを開放し、部屋から出たガウリイだが。
だ……だぁ!!
だから、リナを部屋から出したくなかったんだよ!!
ガウリイが心で叫ぶ。
ガウリイににらまれて、そのまま、硬直している存在達。
本気で殺気を向けられて硬直しないわけがない。
だが。
リナは、それらの視線も。
全てガウリイに向けられている。
と、勘違いをしていたりする。
「……リナ、やっぱ……部屋に閉じ込めときたい……」
リナを紹介するに、なぜ抵抗があったかというと。
つまりは。
リナがあまりに綺麗だから。
当然。
リナに邪な気持ちを抱くやからが増えるのが。
ガウリイはいやだったのである。
だからこそ、わざと、リナの体に。
これでもか!!
といわんばかりの、自分の物である証拠に紅い印をつけたのだから。

リナがエメラーダにつれられて。
ちょっと、ガウリイと離れたとき。
当然、ガウリイは、リナをそういう目でみていた部下達を。
こっぴどく、仕置きしたのは。
リナは、まったくの知らないこと……


「号外、号外ぃぃぃぃ♪」
ぱらり。
「まあ!!」
「何何、どうしたの?」
本をみている女性たち。
「みてみて!!今回のタイムズラグナログ!」
「どれどれ?」
「まあ!!」
今回の特集は。 
『速報!!穹碧玉の王キルティッシュカウチェリイ=スティルバイトが、ついに、伴侶を決定!!』
と、でかでかと書かれている。
神々や魔族達の間に。 
ランダムに発行されるそれは。
スティファランス世界のエメラーダの監修、発行のもと。
神々たちの様子や、魔族達の様子。
全ての世界の様子が事細かに、説明されている。
面白いことや、珍しいこと、それとか、
一つの世界の始まりや終わりが始まると。
それらも取り上げているので。
このタイムズラグナログは、かなり愛読者がいたりする。
これで、世界の情勢を知ることが可能。
といっても過言ではない。
金色の王の宮殿に働く存在達も愛読者はかなりいる。
「まさか!?あの!!スティルバイト様が!?」
驚く本を囲んでいる女性の神族達。
彼の名前は、ある意味で有名であった。
何しろ、あの容姿。
女たちがほっておくはずもなく。 
だが、誰にも、本気になることなく、大概が一夜限りのお遊び。
それでも、誰にも恨まれてない。
というのが、人徳というか、何というか……
誰にも本気にならない。
それが、彼……であるはずだったのに。

「あいては!!!?」
「まってまって!」
ぱらり。
ページをめくる。
そこには、丁寧にも、今までのガウリイの女性の遍歴と。
……ご丁寧に、人間やってたときの女性暦まではいっている。
「あら、ガレナ様と一緒に、赤の世界で人間やってたんですね」
その遍歴をみて、感心していたりする。
「ええと……あ、これだわ!!」
あいての女性は・・と。
「まあ!あの!!赤の竜神(フレアドラゴン)ルナ=スィーフィード様の人間転生体、その妹御らしいわよ!」
いつもまに撮ったのか。
大きく、リナの写真入り。
「へえ、綺麗な人じゃないのよ」
リナをみてつぶやいている女性たち。
逆に。 
男性たちは。
リナの姿をみて、ごくり。
と、唾を飲むコム音がする。
「あれ?とすると、キルティッシュさまが選んだのは。人間ってこと?」
「多分そうなんじゃない?」
でも……
いいかけて、リナの遍歴に目を留める。
「……これ……ほんと~に、ただの人間??(汗)」
金色の王の力を使いこなせるわ。
さらには、赤の世界と同等の黒の世界。
闇を撒く者と、漆黒の竜神の融合対を、神魔融合呪文で送りもどすわ。
あげくは、金色の王の召喚成功……
さらに、さらに、赤の世界において、力を分断されている。
赤瞳の魔王の欠片、六つのうち、二つまで、滅ぼした……
さらには、透視不能な未知なる力がリナの中にはある。
黄碧玉の魔王クリソジャスバーガレナ=ベルデライト談。
までが掲載されていたりする。
「……というか、あの御方の召喚成功って……(汗)」
ただ、顔を見合わせ。
冷や汗一つ。 
ぱらり。
最終ページをめくる。
そこには。


赤の世界、赤の竜神フレアドラゴンルナ=スィーフィードと、
赤瞳の魔王ルビーアイ()レイ=シャブラニグドゥが治めている世界に。
・・・・スティルバイトとリナが消えて、碧玉の世界に戻っていたとき。
金色の王が、その世界に降臨されています。
つまりは、今、現在♡
編集者余談:
なぜか、そこには、リナ=インバースとそっくりの存在もいるそうです。
……ちなみに、あの御方が…その人を……
ユニット様……と呼んでいた……という情報がありますので♪
エル様とユニット様に、リナ=インバースがどう関っているのか。
分かり次第、号外をまた出版しますね♡

ごがしゃぁぁぁぁぁ!!!!!

時を同じくして。
全ての世界でそれを読んでいた存在達が。
それをみて、盛大にそのままこけていた。

『あ・・・・あの御方とご友人のあの御方がぁぁぁあ!!何ぃぃぃぃぃい!!!!!!!!?』

この、宇宙一杯に。
同じような悲鳴がこだまする。


くしゃ。
「きぃ!!許せない!!あのスティルバイト様の心を占めるなんて!!」
「そうよね!」
影で形勢されているスティルバイトの親衛隊。
というかファンクラブの存在達。 
「ねえ?あのスティルバイト様にふさわしいかどうか?私達で試してみない?」
無謀なことを言い出す一人の存在。
「どうやって?」
「私、このまえ、なぜか厳重に封印されている惑星みつけたの。その中に水晶があったのよ。」
「……ひょっとして?」
伝説となっている。
ど~せ、嘘だろう。
と、彼女達は思っているのだが。
何しろ、彼女達は、あれが出来た後に誕生した命であるからして。
「そ。多分、あれが、伝説の水晶よ♡活動させてみましょうよ♡」
「……面白そうね♪」

同意した数百人を伴って。
そして、それを何チームかに分けて。
心当たりのある封印の場に、彼女達や、彼達は。
無謀にも、封印を解くことを開始し始めた。

……ガウリイのファンクラブ……
女性ばかりでなく男性もかなりいる……


                  -終わりvー

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あとがき:
薫:・・・・さて、次回、リナが実は、エル様とユニット様、
  ・・・二人の力を使えることが発覚・・(まて!)
  そーして、一年後。あちらの世界に戻るリナとガウリイ。
  ・・その一年の間、ゼルガディス、アメリア、シルフィールは。
  過去の世界に飛ばされてます(まて!)
  でもって、戻ってきたら、本物のリナとご対面♪
  ・・・ちなみに、ゼル、そのとき、姿が元にもどってます(だからまて!)
  こっちは、主にリナの一人称でいく予定だから♪
  では!次回、大暴れ!リナちゃん?(まて!)
  (暴走ガウリイともいう・・まて!)
  です♪それでは♪

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