まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

こんにちわ。
なぜか気分的にこれを打ち込みをしようとしている。今現在・・・。
ちなみに。長編のようですが。短編です。
はい。
簡単にいえば・・短編連載・・のようなもの?
・・・はっ!
そんなこといったらまだ続きがあるような気がされてしまう!?
・・・いや、あるにはあるのですけど・・・ねぇ(汗)
・・・・ああ、どんどん打ち込んでない話しが。 
頭の中に溜まってゆく(まてまてまて!笑)←実話(汗)
・・・・・・とりあえず。
どれか一つでも片付けていかないとなぁ・・。
とかいいつつ、どんどんと別な話がまたぽこぽこと増えてゆく・・・(汗)
とりあえず・・・・いくのですv

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ツインクル・メビウス

「……リナぁ……」
ウルウルとした瞳で見上げられては。
はっきりいってどうしようもない。
というか!
何でこいつ、こんなに捨てられたような子犬の目をするのよ!
などと思いつつも。
なぜかこう、切り捨てられない。
「だぁ!もう!わかったわよ!……ところで……どうしてこいつがここにいるのよ……
  ……いや、いるんですか!?」
びしっ!
指をさし。
自分をじっと熱い瞳で見てきている。
同い年の金髪碧眼の男性を指差し。
そんなことを言っているのは。
栗色の髪に紅の瞳をしている少女。
一応、目上の人である。
それゆえに、礼儀だけは。
姉や両親から、しっかりと叩き込まれている。
それだけはしっかりしておかないと。
思わず叫びそうになるその言葉をどうにか選んで。
目の前にいる女性にと話しかけている少女。
その言葉に。
「ええ!?でも、リナもガウリイさんも。互いに実力は保障されているじゃないのよ!
  だったら、確実な二人に依頼する!それこそが正義というものよ!」
拳を握り締めて。
力説している、親友でもある黒い髪を切りそろえている、少女のその言葉に。
「……どこが正義だぁっ!」
思わず突っ込みをいれてしまう。
というか。
放っておいても。
かなり大丈夫な気がするんだけど……あたしは……
そんなことを思いつつ。
ベットに横になっている女性にと目を向ける。
そこには。
長く黒い髪を蓄えて伸ばし。
ぱっちりした眉毛をしっかりと閉じて。
眠っている一人の女性。
歳のころならば、リナとガウリイと呼ばれた彼らより。
少しばかり上らしく。
歳のころならば十五、六。

リナとガウリイは只今11歳という年齢。
つまり、彼らより数歳年上であるその女性は。

……眠ってたらこいつ……普通の人なのよね……
などと思いつつ、リナは溜息一つ。
そして。
ふと気を取り直して。
「だからって、どうして、このあたしが!
  こいつと一緒にナーガを目覚めさせないといけないんですか!?」
というか。
このまま眠らせていたほうが世の中のためなのでは?
激しく心からそんなことを思っているリナ。
「まあまあ、そうはいいますけど。リナちゃん。
  グレイシア、眠ったまま、もう十日以上もおきないのよ……もう、私、心配で、心配で……」
よよよ。
そういいつつ、ハンカチを抑えつつ。
言っている黒い髪を長くストレートに伸ばしている。
そのばっちりした瞳にそして、くっきりとした目鼻。
かなりの整った顔の美人ではある。
……あるが。
よくもまあ。
あのフィルさんがこんな美人を射止められものよね。
そんなことをリナは始めは思ったものである。
……そう。
この人の趣味を知る前までは……
「ああ!母さん、泣かないでください!
  今にラブラブ夫婦のリナとガウリイさんが!姉さんを助け出してくれます!」
そんな母親の手をとって。
きっぱりはっきり言い切っているのは。
彼女の二番目の娘でもあり、
そしてまた、リナの親友でもあるアメリア。
そんなアメリアのその言葉に。
「こら!アメリア!誰が夫婦よ!
  とゆ~か、あたしもガウリイもまだ小学生!何馬鹿な冗談いってるのよ!」
真っ赤になって怒鳴っているリナに。
「オレとしては今すぐにでもv」
だきっ。
どごめぎゃ!
いきなり後ろから抱き付いてくるガウリイに。
「このあほぉ!いきなり何するのよぉぉおお!」
いきなり関節技をきめつつ。
その手に光球を出現させて。
ガウリイにと直撃させているリナ。
「あ、リナ、顔が紅いv」
「うるさぁぁぁぁぃ!//」
真っ赤になって怒鳴っても。
あまり意味がないような気がするが。
ぜいぜいぜい……
どうしていつもこいつは!
意味もないのにいきなりだきついてくるのよ!
心臓に悪いじゃない!
好きでもない乙女の体に気安く触れるんじゃない!
……などと。
かなり未だにまったくもって。
ガウリイが本気である。
ということに気付いていないリナは。
んなガウリイの行動をそれで片付けているのであるが。

……普通、気付くと思うのだが。
毎日のように電話をしてきたり。
週末には必ず、どこかに連れて行ったり。
……まあ、リナは驕ってくれる。
という言葉に、ほいほいとついていっているのであるが。

そんなリナをみつつ。
「……まったく」
ぶつぶつつぶやいているリナをみつつ。
……リナ、まだガウリイさんが本気だって……気付いてないのね……
ここは、やはり!
親友の私が一肌脱がないと!
変なところでいきまいているアメリア。
「とにかく、今はフィーちゃんが。世界平和会議で出席しているこんな中で。
  グレイシアがこんなことになるなんて……ああ……」
などといいつつも。
なぜ、線香を上げている……
その行動に頭を抱えつつ。
一番初めの言葉は、リナは聞かなかったことにした。
何しろ、この夫婦……アメリアとこの目の前で眠っている、
グレイシア……いや、ナーガといったほうがいいのか。
ともかく、グレイシア=ウル=ナーガ=セイルーン。
そして、アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン。
この二人の姉妹の母であり、そしてまた。
あのフィリオネルの妻でもある、スピカ=ドナ=シルメリア=セイルーン。
ちなみに、家での普段着らしく。
かなり露出度の高い服ともいえない服を着ているのには。
……初めて幼いころに見たときには。
しばらく、リナは現実逃避にと走り。
あまりのことに、近隣の犯罪組織などを数百ほど。
つぶしてしまったというほほえましいエピソードもあるのだが。

寝ているナーガのその顔の上に。
白い布をあてがい。
その枕元に線香を上げていれば……
どこかの国の形式では、完全に葬式以外の何者でもない……

余談ではあるが。
このセイルーン夫妻は。
互いに。
フィーちゃん♡
シルv
と呼び合う仲であるらしい……
その光景をみたときなど。
リナは数日寝込んだという事実があったりするのだが……


「まあまあ、リナ。今はこの人を目覚めさせるのが先決だろ?」
「……あたしとしては、目覚めないほうが世の中のためだと思うけど……」
どうりで。
この十日間。
学園は静かだったわけだわ。
などと思いつつ。
何しろ毎日のように、彼女が……
ちなみに。
彼女……ナーガは。
生徒たちに代理として先生役もこなしており。
そのために。
毎日のように暴走した術によって生み出された何かが。
学園では起こっているという今の日常。
いわれてみれば、この十日間。
まあ、何事もなく、平和だったこと、平和だったこと……
そんなことを思いつつ。
ガウリイのその言葉に。
「……まあ、何で部外者のあんたが。ここにいるのかとかいう追求はいいとして。
  んじゃ、とっととやりますか。あ、シルメリアさん、約束、忘れないでくださいね?」
リナが引き受けたのは。
ちょっとした珍しいものが手にはいったらしく。
何でも過去に絶滅したと言われていた食物とか。
セイルーン家のコックに。
それを料理してくれるのを条件に。
かなり噂ではおいしい。
とふるい文献では明記されているのである。
それは。
なので、それ目当てに今回の依頼を受けているリナ。
「ええ、それはわかっておりますわ。ほほ♡」
そういいつつ。
どこからかレースのついた扇を取り出して。
口に当てているシルメリア。

……リナがシルメリア叔母さんと呼ばないのは。
……トラウマにすらなっているのであるが。
幼い日。
そう呼んだリナに。
にこやかに、注意を促した。
という事実がある。
……まあ、その注意方法が。
片手にナメクジやムカデ蛇…等等……
などといった生き物を詰め込んだよくそうにリナを詰め込んで。
少しばかり高笑いをしつつ……であればトラウマにもなるであろうが……

「んじゃまあ、いきますか」
「だな。どうやら精神離脱して、戻ってこれないくなっているようだし。まあ、よくあることだしな」
といいつつ。
ちゃっかりとリナの肩に手を回しているガウリイの手にふと気付き。
ぺしっ。
「だからぁ!何であんたは意味もなく乙女の体に触れるのよ!」
そういいつつ、いつものごとくに。
懐からスリッパを取り出そうとするリナに。
「あ、そうそう♡リナ♡これ♡」
さらりと交わして。
ごそごそと。
ぽけっとから何やら取り出し。
リナの左手を取り。
そのまま。
する。
何かを左手の薬指にとはめるガウリイ。
「……え!?これって。レッドダイヤじゃない!?」
しかも、デモンブラット付き!
思わずその手にはめられたものをみて。
驚きの声を上げるリナに。
「う~ん、魔力を高めるものがあったほうがいいだろ?それ、リナにやるよv」
「え!?いいの!?きゃぁぁあ!ありがとー!」
……普通。
いくら、小学生だからといって。
……左手の。
しかも薬指に男性が指輪をはめれば。
……何か意味がある。
そう捉えるのが普通であろうが。
……ナはまったくその可能性にすら。
一欠けらすらも思い当たってすらもない。
ラッキー!
一人ホクホクしつつ。
何しろ、もらえるものは貰ってく。
それがリナのポリシー。
うきうきとしつつ。
「さ。じゃ、ガウリイ、とっととやりますか♡」
満面な笑みを浮かべてご機嫌なリナをみつつ。
「ああvそうだな♡」
こちらもまた。
笑みを浮かべて答えているガウリイ。

……リナは知らない。
リナが指輪を受け取ったら。
婚約者として認めてあげるわよ?
と姉であるルナや母親がガウリイにと言っている……
……というその事実を。

「まったく、どうせナーガのことだから……幽体離脱して、そのまま道に迷っているんでしょうけど」
彼女の方向音痴は、どうやら母親譲りらしく。
はっきりいって、数メートル移動するだけで迷子になったりする。
ぶちぶちと文句をいいつつも。
用意されたベットに横たわり。
そのまま、精神を肉体より離脱させる。
俗にいう、幽体離脱という現象で、今では一般にも知られているが。
「まったく…どっちかというと。世の中のためにはこのままのほうがいいような気もするけど……」
そんなことをつぶやくリナに。
「そうか?オレはそうは思わないけどなぁ」
にこにこと。

何こいつ、やけににこにこしているのよ?
などと思っているリナであるが。

ちなみに。
ナーガが眠っているベットの横に用意されたベットは一つ。
……つまりは。
リナとガウリイは同じベットで横たわっている形になっているので。
ガウリイとしては、これ以上の幸せはない。
まあ、いくら魂が体から離れているとはいえ。
直接にリナの体の温もりは、繋がっている魂の緒で感じられる。
そんなガウリイを疑問にと思いつつも。

「どういう意味よ?」
首をかしげつつ、幽体となっている姿のままに。
一緒に進んでいるガウリイにと問いかけるリナ。
「……ん?いやぁ、リナ、気付かないのか?東の方で感じる波動?」
「……は?」
言われて、そちらに精神を集中せさると。
なぜか。
わらわらと。
……空から何かがあわてて逃げてきている気配を感じる。
「……って!ナーガ、上にいるんかい!」
思わず頭を抱えて絶叫する。
ナーガの気配を感じ取りつつ。
すすんでゆくその先に。
この惑星の中のどこにも気配を感じないのに気付くとともに。
東のほうから、なぜか……。
惑星の外。
つまりは宇宙空間から力ある者達が。
こちらに逃げてきているような感覚がする。
「どうやらそのようだなぁ」
上空をみつつ、苦笑い。
というか。
どうやったら、宇宙空間まで迷って外に出れるのやら。
多少苦笑しつつも。
でも、この一件が終れば……ふふふ。
などと、内心ほくそえんでいるガウリイ。
ガウリイが何をたくらんでいるのかなどは。
リナは知るよしもないが。
「だぁぁぁぁ!あのぼけがぁぁぁ!長時間肉体を離れてたら……いや…でも…ナーガだし……」
普通、普通の人間が長時間魂と肉体と離れていると。
そのまま、肉体に戻れなくなり、死に至り。
俗にいうところの幽霊などといった存在と化す。
まあ、そのまま、混沌にと還り行く存在はともかくとして。
それ以外は。
大概はこの世をさまようか。
もしくは、いい魔族などといった、精神生命体の玩具と化す。
だが、しかし。
相手は何しろ、あのナーガである。
そんな常識が通用するかどうか。
思わず頭を抱えつつも。
「とりあえず、行くか」
「……そね……」
とにもかくにも、行かなければどうにもならない。
ガウリイのその言葉に。
溜息交じりにうなづくリナの姿が。
漂う空の上見受けられてゆく……


「お~ほっほっほっほっ!声が小さい!なぁに?これ?
  あなた、この程度でこのナーガ様の気が引けるとでも!?お~ほっほっほっ!
  でも折角だから貰っておいてあげるわよ!」
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・
気配を辿りつつ。
移動してゆくと。
そこは。
彼女達が住んでいる銀河系の、その三つほど先にあるプロト銀河と呼ばれている場所。
なぜか。
その銀河系の精神世界面のその中心地帯。
本来ならば、その銀河の神と魔王の地位を任されている、存在がいる王座のその上に。
高笑いしつつ、笑っている一人の女性。
その目の前には。
だくだくと涙を流しつつ……
「お願いですからもう簡便してもどってくださいぃぃ……」
玉座に座っている女性に懇願している、数名の人間の形をしている無数ともいえるそれらの姿。
そんな懇願している彼らを尻目に。
「お~ほっほっほっ!夢だというのにずいぶんと待遇がいいじゃないのよ!
  ほら、あんた!夢の中の使用人でしょ!?次のビールを持ってきなさい!お~ほっほっほっ!」
……どうやら、離脱しているとは夢にも思わずに。
夢の中で豪遊している感覚でいるらしく。
おもいっきり。
その精神世界面に位置している宮殿の主たちを、パシリ扱いにしている女性の姿を認め。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
思わず無言となり。
「……ね・・ねぇ?ガウリイ……見なかったことにして、戻らない?」
冷や汗をかきつつ。
ちらりと隣のガウリイをみる。
「そういうわけにもいかないだろ?
  それに、これ放っておいたら。リナ。お前、ルナ義姉さんに何いわれるか分からないぞ?」
などといいつつ。
互いに幽体であるがためか。
リナの髪を触っているガウリイ。
……まあ、彼らは。
互いが異なる、実体があるときでも、ないときでも関係なく触れられるが。
その力があるがゆえに。
「……あうっ……だから姉ちゃん、この数日機嫌がわるかったのかぁ!」
泣き叫びつつ絶叫を上げているリナ。

ここ数日。
なぜか、リナの姉であるルナは。
別のところからの来訪者が多いとかなにとかいって。
ぶつぶつとぼやきつつ。
よく精神世界面にといっていたのは事実である。
つまりは。
ルナの機嫌が悪かったのは。
今、こうして、ここにてナーガが。
異世界というか異銀河の玉座をのっとっているがために。
それから逃れた魔族や神族といった存在が。
リナ達の世界に入り込んできているからに他ならない。
ナーガの馬鹿ぁぁぁぁ!
などとかなり内心絶叫を上げつつ。
「……た……たしかに……」
もし知っていて。
何もしなかったとすれば。
姉にどんなお仕置きをされるか分かったものではない。
それに思いをめぐらせて。
思わず身震い一つ。
「それはそ~と。何でガウリイの姉ちゃんでもないのに。
  あんたはいつも姉ちゃんこと、ルナ姉さんって呼ぶのよ?」
……未だに。
義姉と姉のニュアンスの違いがある。
というのに気付いていないリナは前世からの、因縁か。
その鈍感ぶりはそのまま受け継がれていたりする。
「そりゃ、そう遠くない義姉さんだからなv」
「……?ガウリイ?姉ちゃんの子供に。養子にでもなるの?」
ずべっ。
その言葉に思わずそのまますべりこけるガウリイ。
そこまでいって。
まったく、リナとガウリイの結婚。
という可能性に気付いてないリナのその鈍さは、まさに混沌規模の天然記念物もの。
「……リナぁ……」
まったく自分の意図に気付いてないその様子は殆ど前世と代わりなく。
だくだくと涙を流しつつ。
それでもどうにか気を取り直し。
「……とりあえず、あのナーガを連れてもどるのが先決だし……ね」
リナのつぶやきにどうにか立ち直るガウリイ。
「そうだな。とりあえず……」
ごそごそと。
懐から取り出したのは一枚の金貨。
そして、そのまま。
チャリィン……
そこにある物質化している床に響くようにと落としてゆく。

「……!」
金貨の音!
その音に反応して。
だだだっ!
玉座から離れて、その落ちた……というか、ガウリイが今落とした金貨を拾いにくるのは。
申し訳程度に布があるかないのか。
……母親であるシルメリアと同じ格好をしている、アメリアの姉であり、そしてシルメリアの一番目の娘。
駆け寄ってくるそんなナーガのその姿に。
スパァァァン!
懐から取り出した、オリハルコン製のはりせんが駆け寄ってきた女性の頭にと炸裂する。
「いたぁぁぃ!って、あら、リナ。どうして人の夢の中にいるのよ?」
しっかりと。
今ひろった金貨を握り締め。
そこにいるリナの姿をみとめて。
キョトンとした声を出しているナーガをみつつ。
「あのねぇ!あんたはこんな所でなにやってるのよ!
  とゆ~か、これ夢でなく、あんたは今!幽体離脱してるの!わかった!?あんた何やってるのよ!」
「ふっ。お~ほっほっほっ!リナのほうこそ、何をいってるのかしら?
    これはこのナーガ様の夢に決まっているじゃない!
    だからこうしてこの私に皆、いろいろと品物を持ってきてくれるんじゃないのよ!お~ほっほっほっ!」
高笑いをひとしきり。
「うう……いきなりやってきて。あの高笑いされて……主は寝込んでしまいましたよ……」
だくだくと涙を流してぼやいている、そこに勤めている存在達。
まあ、かなり来るものがあるであろう。
特に。
純粋なる精神生命体である、彼らにとっては。
このナーガの高笑いは……
それゆえに。
早く立ち退いてもらおうとして。
いろいろと貢物……いわゆる続にいうワイロなどを手渡しているのであるが。
一行に出てゆく気配もなく。
……ここしばらく、完全に。
この場を制圧しているこのナーガ。
それゆえに。
その高笑いの被害などを免れるべく。
……リナ達の世界に、避難民…というか、避難神族、魔族が多々と押しかけている状態。
「それは……このナーガに食べ物とか物をやったらだめよ。際限なくたかられるわよ?」
あきれつつつぶやいて。
「ほら!ともかく!あんたは戻るの!」
「ふっ、お~ほっほっほっ!さては、リナ!!
  この私の才能をねたんで。夢の中まで追いかけてきたわけね?お~ほっほっほっ!」
完全に高笑いをしつつ、背をそり返しているナーガをみつつ。
「だぁぁぁ!とっとともどらんかぃぃぃぃぃ!」
どげっ!
「んきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
ぜいぜいぜい……
リナのとび蹴りと。
そして。
どごおぅ!
竜破斬ドラグスレイブとがその場所にと炸裂し。
そのまま、それにのって吹っ飛ばされてゆくナーガ。

「やったぁ!これで平和になるぞぉぉぉ!」
リナがナーガを吹き飛ばし。
その瞬間。
そこの、プロト銀河に生存している存在達は。
本気で歓喜してゆくのであった……



「ふぁぁぁぁ!よくねた!って、あら、リナじゃない?何してるの?」
「・・・・・・・」
何事もなかったかのように目覚めるナーガをみてとり。
「何してるの?じゃないわよぉぉ!」
ドゴガァァン!

その日。
リナのどこに感情をぶつけたらいいものか。
怒に任された術が炸裂し。
直後にガウリイが結界を張ってなかったら。
……まちがいなく、セイルーン家は。
消滅している結果と成り果てていたのは。
当然のことといえば当然のこと……

「あ、とりあえず、ガウリイ?これ、戻しておくわ」
とりあえず、依頼も無事に済み。
帰り際。
さきほどガウリイに貰った指輪を外そうとするそんなリナに。
「あ、それ、リナにやるよv」
「ええ!?いいの!?」
らっきぃ!
などと喜んでいるリナ。
だが、リナは知らない。

ふふ。
あれ、実は、オレ以外の手では、外れないように術をかけているんだよなv
ついでに、リナが成長するにしたがって。
サイズも変更になるように物質に働きかけているしv
何しろ、オレとリナとの婚約指輪!
だもんなぁ♡

……などと思っているガウリイの心情は……


「お疲れ様でした、ガウリイさん。で?結果はどうでしたか?」
とりあえず。
リナはしばらくアメリアと話しがあるとかでセイルーン家にと残り。
その帰り道。
ガウリイを迎えに着ていた運転主がそう後部座席にいる、
ガウリイにと問いかけてくる。
「ん?とりあえず、了解はとったぞ?公式に発表してもいいからな?」
満面な笑みを浮かべるガウリイに。
……このガウリイさん。
こんな表情もできるんですね……
などと思っている。
彼に雇われている女性……
銀色の髪をポニーテールにしている歳のころは二十歳くらい。
彼女の名前をミリーナ。
極東支部を任されている女性である……


数日後。
「……で?何でこうなってるのよぉぉぉ!?」
リナの叫びが響き渡り。
「今日から、ここ、セイルーン学園で一緒に生活する、ガウリイ=ガブリエフさんです。
  あ、席はリナさんの隣にお願いしますね?」
にこやかに。
そんなことをいっているのは。
リナ達の担任でもある、黄金竜のフィリア=ウル=コプト。
「だぁ!あんたはすでに大学院まででてるんでしょうがぁ!」
リナの絶叫が。
しばらく。
セイルーン学園にと響き渡ってゆくのは。

これより後には。
日常的なものとなる事実……


                     -終り♪ー

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あとがきもどき:
薫:・・・・さて、またまたいきなり押し付けますv
  ・・・駄文ですので捨ててくださってかまいませんv(おい!)
  ちなみに。何回もいいますけど。
  このツインクル、原型は。中貫エリさんのハラキヨです(笑)
  これより後。
  ガウリイはリナと同じクラスですvはい(笑)
  んではではv
  駄文をお届けしましたv(こらまて!)
  それではv

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