まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
はいvやってきましv(かなりまて
というわけで、ハラキヨ(笑)一巻分の初期からいくのですv
あ、でもあれと内容はかわってますよ~?
あれでは麦ちゃんがかなり傷ついたりしてるしね(汗
何はともあれ、いっきますv
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ツインクル・メビウス
いつもの光景。
いつもの風景。
だがしかし……
いつもと違うのは……
「ハクシュ!」
思いっきりくしゃみがもれる。
「あぅ……どうして、力で病気は治らないのよぉ……」
そういいつつも、ベットの横にあるちり紙を掴む。
ベットに半分起き上がる栗色の髪に紅の瞳をしている少女が一人。
「リナって、病気になると、とことん治りが遅いわよね」
そういいつつ。
しゃりしゃりと、そんな彼女のベットの横で。
「はい。リナ。」
「きゃぁ!ありがと!アメリア!さすが!」
手渡されたなぜかウサギさんカットの林檎を手にもって。
喜んでいるリナと呼ばれた少女。
「う~……数日後には、学校に行けそうだけど……でもまだ、あいつら追っ払うのは無理かも……」
そういって少し下を向くリナのその言葉に。
「ああ、そのこと?だったら問題ないわよ。
さすがに力がない生徒には、何かあったらいけないからって。
専門の人を呼んだらしいから。何でも晄明会とかいう……」
「ええええええええええええ!?」
その言葉に思わず立ち上がろうとして。
ふらり。
そのまま崩れ落ちるリナ。
「では、こちらが見積もりです」
ぱらり。
そこにかかれている文字は……
ゼロが……1…3…8……いや、それ以上。
思わず声を詰まらせつつも。
「う~む。流石にプロは高いんじゃな。がっはっはっ!」
そういって豪快に笑っているひげを生やした、その顔のごつい男性。
「オレとしては、理由がない限り。まける気はさらさらありませんから」
少しでも、あるものはあったほうがいい。
それが、『彼女』に合うためならば直のこと。
「でも、そうですね。名簿を見せてくれたら。考えますよ」
この学校ですでにいくつ目であろうか。
あきらかに誰かの邪魔が入っているらしく。
気配はつかめるのに、この十一年。
なかなか見つからない『彼女』。
物心ついたときには思い出していた。
その全てを。
あれからずっと……
周りが全て敵という情況の中。
実の母ですら、彼を殺そうとするそんな状況の中。
ただ一つの望みは……再び彼女に出会うことのみ。
確かに、ここにいるのは気配でわかるのに。
何ものかの邪魔がはいり、見つからない。
もしかしたら……
そんな不安がよぎりもするが。
ここに彼女がいないとなると……
彼にとっては生きている意味など……なきに等しい。
「……あれ?」
クラスメートたちにつれられて。
ドアの外から理事長室を覗いていたリナは。
その後ろ姿に何か親近感を覚える感覚に襲われる。
バシっ。
脳裏に一瞬浮かぶ……
どうみても自分の姿……なぜか。
よくある物語に出てくるような魔道士姿の自分と。
そして……隣にいるのは……
「……一体……って……え!?」
その唐突に浮かんだ記憶に翻弄される間もなく。
ふと。
理事長室に呼ばれてやってきている、晄明会をたったの一人で作り上げ。
世界規模にまで発展させているという。
少年が指し示した額は……一つにつき、一億円という。
常識から考えるとかなりかけ離れた金額であった。
「……これは!?」
思わず笑みがこぼれる。
だめもとでやってきた……今回の依頼。
まだいったことのない学園であった。
ここを調べてなかったのは。
落ち度かもしれないが。
だが、以前、ここを調べたときにはそんな気配など一つもなかった。
そこにあるはずの魔の気配が全て消滅している。
そして、それから感じるその力の気配は……
「……見つけた!……リナ!」
心底笑みを浮かべ。
にっこりと微笑む、歳のころは、リナと同じ十一歳の少年。
腰の辺りまで伸びている金色の髪に碧い瞳。
彼が、晄明会主催者。
……ガウリイ=ガブリエフ。
その当人。
「ううううう!こんな程度で一億も!?絶対に許せないぃぃぃい!」
どがばぎゃどすっ!
別に風邪を引いているからといって、力が使えなくなるわけではない。
ただ……
そのコントロールが多少……そう、多少効かなくなるのみ。
いつもならば。
完全にコントロールをし。
少しばかりアレンジした力の束を。
周りに撒き散らせて撃退しているというのに。
今のリナはといえば……
たったの一発の『黒い槍』が、まるでシャワーのように四方八方に降り注ぎ。
その黒い槍の数々が。
そこにいる異形の者達を貫いて、一瞬のうちに無と化してゆく。
力あるもののそばには、力あるものが寄って来る。
ましてや、それが、強い光を放っていれば。
それに伴うように強い闇もその光は引き寄せる。
ここ、セイルーン学園。
ここには……かなり特性の強い存在ばかりといっても、過言でないほどに。
そのかなりあくの強い理事長、
フィリオネル=エル=ディ=セイルーンのもと。
様々な教育がなされている、私立学園。
幼稚園から大学院まで。
その幅は幅広く。
様々な分野において、ここでは生徒に教えている。
リナですら……
いくら退治というか撃退しようとも……
それは生徒だから当然。
という生徒会長の言葉に涙を飲んで賛成しているのである。
……何しろ、生徒会長に任せようものならば。
何度学園が瓦解したか数が知れない。
「ふう……やっぱ。病み上がりは魔力の調整…難しいわ……」
などといいつつ。
片手に力の球を出現させて。
最後に残っている場所にと向かう。
「だけど!とりあえずここが済んだら!後はもうどうにでもなるし!」
まるでどこかの体操選手のような台詞をはきつつ。
最後に残った教室にと向かってゆく。
何しろ、ここ、セイルーン学園。
力あるものが多いせいか。
はたまた、周りにまず竜王四人をあがめている神殿。
そしてまた、なぜか魔王やその腹心をあがめている神殿。
今では殆どの人々が伝説としか捕らえてないが。
その信仰心は残っている。
周りに光と闇。
そしてそれ以後。
人が創り出したほかの宗教。
そういった輩の神殿や寺、神社……エトセトラ。
などといったものが周りに密集していたりするこの場所。
それが理由なのか、はたまた。
力あるものに引かれてやってくるのか。
おそらく後者だと理解はしているが。
ともかく。
ここ、セイルーン学園では、日常的に、何かが耐えない。
人あらざるものの何かの出来事が。
がらり。
びくびくびく。
なぜか、教室の隅に固まり。
震えている、手足が七本あり、目が三つ。
頭が二つある何かの物体が。
震えつつ、部屋の隅に移動していたりするが。
別に悪さをする。
といってもたまに人の生気を吸い取ったりなどといった。
お茶目な悪戯をしているという、この存在。
地位的には、かなりの下級魔族ではある。
「?何こいつ、こんなに震えているのよ?」
そういいつつ。
部屋にと足を踏み入れる。
「リナァァァァ!!!」
「……は?」
いきなり。
部屋に入ったとたん。
ぴしゃりと扉が完全に閉まり。
誰かに名前を呼ばれ。
しかも後ろからいきなり抱きつかれる。
「だぁぁ!?誰!」
あわてて、後ろを振り向けば。
先ほど・・・少し具間みた一人の少年。
「うう、やっとみつけた!もう離さない!」
何こいつ、わけのわからないことを!?
いいつつも。
どこか・・。
何か懐かしい感覚に襲われるのは気のせいであろうか。
「え~い!はなせぃ!
ドッガァァァァン!!
リナのいきなりはなった呪文にて。
その教室そのものは。
完全にと吹っ飛んでゆく。
ここ、セイルーン学園。
各種の力を持ったものが生活しているせいか。
その建物には…一応特殊な強化が成されており。
部屋一つを吹き飛ばしただけで。
その被害は免れているのであった。
「……リナ……オレのこと……覚えてないのか?」
なぜか、まったく傷一つ負わずに。
いじいじと瓦礫と化した教室の中、いじけている一人の金髪の少年に。
「……誰よ?あんたは?」
そういいつつ、ようやくまじまじと、その少年の顔をみる。
整えられたその顔。
吸い込まれそうなまでに碧い瞳。
ふと。
よく夢に出てくる男性を想像するが。
あわてて、その考えを振りほどき。
「ま、聞かなくても分かってるけど。あのねぇ。言わせて貰うけど!
何であんな雑魚というか駆除につき、一億も取るのよ!?
あたしですら、ただ働きさせられているというのにぃ!」
思わず本音が漏れているリナ。
「え~?だって、リナにつりあうには、どうしても。お金は必要だろ?なv」
「だぁかぁらぁ!あたしはあんたのことなんて!」
そういいかけるそんなリナを。
ぎゅっと抱きしめ。
「……リナ……本当に覚えてないのか?」
なぜか寂しそうな声が直接耳元でささやかれる。
「……お……覚えてるとか……覚えてないとかって……」
抗議の声を上げようとし。
思わずその泣きそうになっている瞳を直接みてしまう。
……全てに拒絶されたような……
泣き出しそうな……そんな瞳。
「……えと……確か……ガウリイ?」
その名前はリナですら知っている。
いや、リナだからこそ。
といえるのか。
晄明会という、特殊な力……まあ、簡単にいえば。
霊能者などと世間では言われていたりする。
大概は昔は魔道士とかとも呼ばれていたりしたが。
そんな力を持つ人達を集めた会社。
その歳はまだ子供だというのに。
全世界に支部を持つという。
俗にいう、まずリナの実家……フレア財閥、そして。
ガブリエフ財閥、ルビーアイ財閥それに続く会社である。
リナが名前を呼んだ刹那。
ぱっとその顔が輝き。
「リナぁ!」
「だぁぁ!だからいきなりだきつくなぁっ……って……あれ?」
さすがに、熱がある状態で。
いきなり、
挙句はエキサイトして怒鳴りまくれば。
気が遠くなるのは・・必死。
リナはそのまま。
意識が遠くなってゆくのを感じ取っていた。
「リナ!?」
狼狽したガウリイの声を聞きながら……
折角出会えたのに。
こともあろうに。
リナは前世のことを……まったく覚えていない。
それでも。
「リナ…リナ!?」
熱が高い……
その事実に蒼白になる。
「こいつはぁ!無理ばっかりして!」
蒼白になりつつ。
先ほど、名簿から知りえたリナの実家に。
そのまま。
リナをいとおしむように抱きかかえ。
瞬間移動する金髪碧眼の少年の姿が。
瓦礫と化した元教室中で。
見受けられているのであった。
そこにいた、異形の存在は。
リナのドラグスレイブで後かたもなく吹き飛んでいるが。
「あら?ガウリイ?久しぶりね?」
妹を連れていきなり家にと現われた。
かつて、妹の夫であった男性の姿を認め。
のんびりといっている黒髪の女性。
「……ルナさん……」
思わず言葉を失いかけるが。
「とりあえず、今はいろいろと聞きたいことがあるけど!先にリナを!」
真っ青になって、リナを寝室にと運んでゆく。
別に一度も来た事などあるはずもないリナの家であるが。
……ガウリイはその気配で、リナの私室を探り当てていたりするのである。
ガウリイ=ガブリエフ。
かつて、というか。
まだ神も魔も、人々に伝説ではなく実際にいるのだと理解されていた時代。
リナ=インバース……後のリナ=ガブリエフと共に、その生涯を共にした相手。
かつての二人の総称は―
【
その呼び名を持った二人の…転生した姿。
それが。
リナ=インバースとガウリイ=ガブリエフ。
只今互いに11歳。
「……あれ?」
ふと目が覚めると見慣れた天井。
「リナ?気がついたか?」
心配そうでいて……どこか懐かしい……
先ほどまで……夢の中で聞いていたような……それに近い……
夢の内容など、思い出せないが。
すくなくとも、かなり幸せな夢であったことだけはわかる。
そして。
ぼんやりとする思考の中で。
「あ、リナ気付いたようね。ルナさぁん!リナ、気付きましたぁ!」
元気にドアの方向に向かって叫んでいるアメリアの声。
アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン。
リナより一つ下であり、そして、親友でもある。
セイルーン学園理事長、その二番目の娘。
その言葉にふと我に戻り。
「……って、何でこいつがここにいるのよぉぉ!!?」
震える手で。
ベットの横にいるガウリイを指差しているリナ。
それはそうであろう。
つい先ほど初めて出会ったばかりの男性が……
自分の側……しかも、ベットの側に付き添っていれば。
「リナ?もう大丈夫なのか?熱はないか?苦しいところは?」
狼狽しつつ、本気で心配してくれているのは……分かる。
……分かるが……
「だから、あたしはあんたのことなんてっ!」
知らない。
そういいかけたそのリナの目の前で。
「……よか…っ……」
ばたり。
「……ちょっ!?」
いきなり、顔をほころばせ。
リナが元気になったことに安心し。
その場に崩れるように倒れてゆくガウリイに。
リナが流石に驚きの声を発する。
「……リナ。ガウリイさん。
リナが昏睡していたこの3日間。一睡もせずに何も食べずにリナの看病してたのよ?」
「……へ?」
説明してくるアメアリの言葉に。
「……何でこいつ……初対面の……」
ううん。
違う。
初対面じゃ……な…い?
「私、リナの食事もらってくるから。それじゃあね!」
「あ!ちょっと!アメリア!」
どないしろっていうのよぉぉおお!!!?
自分の前に・・・起き上がった布団の上に。
倒れこむようにして眠りについたガウリイを抱きかかえつつ。
呆然としたリナの叫びが。
インバース家のリナの私室にて響き渡る。
「……ま…まあ!風邪でも引かれたら!困るからね!//」
真っ赤になって。
しばらくのちに。
ごそごそと。
そんなガウリイに布団をかけているリナの姿が。
二人しかいなくなったリナの部屋で。
見受けられてゆくのであった。
リィン・・・リィン・・リィン・・・。
「リナぁ!ガウリイさんから電話よぉ!」
「だぁぁあ!だからどうしてこう毎日!かけてくるのよぉぉ!?」
それより後。
意味もないのに。
なぜか、リナの学園にガウリイが転校してきたり。
毎日のようにリナの家に電話がなったりと……
積極的なアプローチを受けることとなる事実を。
今のリナはまったくもって知るよしもない―。
-終わり?(まて!)-
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あとがきもどき:
薫:ええと。これは、某所に押し付ける小説何にしようかな?
と思って、前に別の人と話してて。
以前に考えていたやつを。無謀にも打ち込んだ奴なのです。
原作・・分かる人には分かるはず(爆!)
・・・・・・・・続きですか?
あるには・・ありますけど・・・・。・・・・どうしませう?(まてぃ!)
とりあえず。
こんな駄文ですが。
いらなかったら捨ててくださいねv
押し付けるために打ち込みした薫でした(かなりまて!)
んではではvvv
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