まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
二度ほど直したはずなのに、まだまだ誤字脱字がぁ……あうあうあう…
改めて直しながらの編集しなおしです……
背景をすべてスタイルシート画像に固定します…あしからず……
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If 〜もしも…〜油断大敵、新たな味方?
「そういえば、何か空気がおかしくありませんか?」
さすがに育ちがいいためか、丁寧な言葉遣いのこのウィル。
村にと入った三人は、やはり…というか案の定。
ちょっとした不穏な空気を感じ取る。
「さすが…というか、めぼしい場所の人々などはすべて操ってるみたいだな…」
「そこまでしてアレを手にいれたとしても、
ゴルがいってたけど目覚めるきっかけにしかならないんだろ?」
自分たちを取り巻く村人をみつつそんな会話をしているリナンとララ。
「というか!?リナさん!?ララさん!?これは一体どういうことなんですか?!
何かこの人たち目がうつろなんですけど……」
操られているがゆえに、目がかなり虚ろにとなっている村人たち。
そんなウィルの言葉に。
「どうもこうも。力づくでこっちがもってる、とある品物を奪って手にいれようとしている奴が、
このように村人を操るようなこんなことをしてるんだが?」
「そういうこと。ここはとりあえず…」
さすがに罪もない村人を相手にするわけにはいかない。
それゆえに。
「
パッ!!
リナンの言葉に従い、辺りにまぶしいほどの光が満ち溢れる。
「逃げるぞ!」
リナンが何かしでかしそうだ、というその勘で目をつぶったララと。
そして、あまりのまぶしさに目を瞑っているウィル。
そんなウィルの手を引いて、村人たちの合間を縫って、
そのまま村人たちの包囲網をかいくぐってゆく。
そのまま、彼ら三人は再び森の中にとその身を投じてゆく……
「で!?どういうことなのか説明してください!」
息を切らしつつ言ってくるウィル。
「やっぱまだアイツあきらめてないなぁ。」
しみじみつぶやくリナンに。
「…じゃあまだ当分野宿か?いい加減に宿とかで泊まりたいな……」
そんなウィルの言葉とは対照的に、しみじみと話しているリナンとララ。
「リナンさん!ララさん!どういうことなのかちゃんと詳しく話してください!!」
そんな森の中に、ウィルノ叫びが響き渡ってゆくのであった……
「……つまり、相手が狙っているのはコレ。この中に入っていた【石】。」
そういい。
ぽいっ。
いいつつも、道具袋の中からそれを取り出し、ウィルに手渡す。
「女神像…?それもオリハルコン製ですか?」
手渡された女神像をみてつぶやくウィルに。
「その中にとある品…ぶっちゃけていえば、あの有名な【賢者の石】がはいってたんだけど。
それを狙って仕掛けてきてるわけ。
ついでにいえば相手に裏にいるのは世界で聖者ともてはやされてたりする、
あの、【赤法師レゾ】。何としても賢者の石がほしいらしくて、魔族で仕掛けてくるわ。
さっきみたいに、村人を操って私たちを襲うわ。
挙句はバーサーカーとかトロルとか使って仕掛けてくるわ…
…で、私たちは仕方なく寝床を得るのと、
世の中の掃除のために毎晩のように盗賊退治をしている…というわけなんだが。」
「ええ!?この中にあの賢者の石が!?
それに!?黒幕にいるのがあの赤法師レゾ!?そんな!?」
リナンに説明をうけ、何やら絶句しているウィルだが。
まあ、世間の噂からしたら、よもやまさかあのレゾがそのようなことをしている。
…とは通常では思えないであろう。
が、しかし、事実は事実。
「…というか、驚いている暇はなさそうだぞ?」
「みたいだな」
森の中の闇がよりいっそう濃い部分をみて、そんなことをいうララとリナンの言葉。
それと同時に。
がさり。
茂みを掻き分ける音と…そして……
「…ほう。よくわかったな」
くぐもった声と。
「てこずらせてくれたな。ようやく見つけたぜ」
いいつつ出てくる大きな犬もどき。
「「「犬?」」」
思わず、リナン・ララ・ウィルの声が重なるが…
「犬じゃねぇえ!
などと叫んでいる、どうみても、二足で立っている犬にしか見えないそれ。
そして…
「…あれって……」
それをみて何やらつぶやいているウィル。
そんな犬の頭上にぷかぶかとういている…どうみても、人あらざるモノの姿が。
それに伴い、さらには気配が数個、影の中にと発生する。
「あなたたち!?こんなモノの力を借りてか弱き人を襲うなど言語道断!!
今すぐにその過ちを悔い改めなさい!」
そんなそれらに向かってぴしっと指をつきつけ、何やら言い始めているウィルに。
「…何やら元気のいい男の子が加わってるが…わが主のため、不本意ではあるが…参る!」
などといいつつ、何やら年恰好的にどこかの武人らしき人物が言い放ち。
その手にしたバトルアックスを構えていたりする。
「バカ!こいつらには何をいってもムダだ!先手必勝!
「「げっ!!!!!?」」
「ちょっと!?リナン!?」
ドゴガァァァァァァァン!!!
バトルアックスをもった男性にと攻撃を仕掛けられ、それをおしとどめていたララ。
そんなララよりもれる驚愕の声と、その場よいた襲撃者たちの驚きの声。
そんな彼らの声が同時に重なると同時。
かなり威力の抑えられている爆発がその場にと巻き起こる…
「よしっ!」
ぷすぷす……
一人、こぶしを握るリナンに。
「ああ!?リナンさん!?ララさんがいません!」
…見れば、そこにはにぜかこげている包帯男と。
そして香ばしいにおいをあげている犬もどきのみ。
その外の姿は見当たらず、ちょっとしたクレーター化へと地面が化していたりする。
「…もしかして、今一緒に吹き飛ばした?」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
ふと、衝撃で吹き飛ばされた可能性にと気づき、思わず顔を見渡すリナンとウィル。
そして……
「どうするんですかぁぁ〜!?リナンさん!?ララさぁぁん!どこですかぁぁ!?」
「…ま、こういうこともある。うん。」
一人騒ぐウィルに、一人しみじみと何やら言いながら腕を組んでいるリナンの姿が、
しばし見受けられてゆくのであった……
「…たた……」
まったく…いきなりあんな術をしかけてくるとは…
とっさに防御をとったので、被害はない。
といっても、かなりの衝撃と爆風で、飛ばされたりはしたものの。
こういうときは、この忌々しい体は何かと役に立つ。
傷の一つすらも負ってはいない。
ふと起き上がると近くに倒れている金髪の女性と…そして自らの配下の一人の姿が目に入る。
あとの二人と…あの『魔』の姿が見えないが…
だが今は。
「おきなさい。ロディマス」
「う…はっ!?ルルティス殿!?儂は!?」
頭をふりかぶりつつ起き上がる…ロディマス、と呼ばれた男性。
「とりあえず、例のものを奪った人がそこに倒れてますから。
例の仮のアジトにつれていきますわよ。話はそこで」
「…はっ!わかりました!」
いいつつ、気を失っているララを抱きかかえ…
ルルティスと共にその場を後にしてゆく彼らの姿が……
「どうするんですか!?リナンさん!?きっとララさん、敵につかまったんですよ!?」
辺り一帯を探しても、ララの姿は見当たらない。
本来ならばすぐさまによけれる運動能力をもっているであろうに、一緒くたに吹き飛ばされたのは。
一重に、ララがあの日であったが為なのか……
そういや、姉ちゃんも、あの日の2〜3日目はものすっごく機嫌悪いしな…
そんなことを思いつつ。
腕を組みつぶやくリナン。
「まあまあ」
とりあえず、どこにいったのか。
すでにララを探している間に倒れていた犬もどき達も姿を消している。
「大丈夫だって。ララの持ってる剣は特殊な剣だから。アストラル・探査ですぐに見つかるし」
にっとそんなうろたえているウィルにと答えるリナン。
…確かに特殊すぎるということにおいては間違いはない…
…何しろ異界の魔族なのだから……
「まいったな…」
いくらあまりにお腹が痛かったとはいえ、捕らわれてしまった、というのは不覚。
いつもなら、ゴルンノヴァに助けられていたが、
どうやら吹き飛ばされ、地面に落ちたときに手を離してしまったらしい。
それを拾い上げたのは他ならぬルル。
あまり自らが魔であることを知らしめるのを好まない彼は。
人の手などにある敵…特に自らを知らないものなどが手にしたときは、その力を発揮しない。
…もっとも、ララが危険、と判断したときには話しは別なのであるが……
「ゴルは別の部屋…か…」
どうやら自分が閉じ込められているのはどこかの建物の一室。
ご丁寧に出入り口である扉以外に手を触れるとかなりの量の電撃が襲ってくる。
鉄格子の窓を手剣で斬ろうにも、特殊な結界が張っているらしく、それもままらなない。
「…さすが…というべきか……」
思わず苦笑する。
いまだにゴルンノヴァが自ら戻ってこない、ということは、剣がある部屋に誰かがいる、ということ。
見れば、服も鎧やマント一式などといった武具は取り除かれ、簡単な衣服のみとなっている。
もっとも、あんな大きな像をもっていたら、一目瞭然であることから、
装備品を取り除いた後には、暴れたときなどの対策、といったための所であろう。
「とりあえず…行動するなら…夜…だな」
それも深夜。
唯一の扉には呪力はかかっていない。
部屋にある紙を一線させた衝撃派でその扉を破ることは可能。
問題は、音がでてしまう、という欠点のみ。
カチャ…
神経が図太い…というか、少し仮眠していたララの耳にと扉が開く音が聞こえてくる。
「誰だ?」
すかさず身構えるララのめに映ったのは…
「……ルル?」
なぜかその手にララの荷物を持っているルルティスの姿が。
昼間。
いうか、夕方、リナンが
彼らとならば、レソ゛を倒せる、もしくは出し抜けるかも…と考えたがゆえにのルルの行動。
すでにこの建物の中にいたモノたちには、夕食にブルーリーを混ぜておいたので爆睡している。
「あなたの剣と荷物です」
どさっ。
いいつつも、荷物をララの前にと置くルルに。
「?逃がしてくれるの…ですか?」
とりあえず、猫をかぶっって問いかけるララに。
「こちらにも理由があります。…さ、早く。彼が戻ってこないうちに」
本気で自分を逃がそうとしている、というのはララには感じ取られる。
「とりあえずお礼はいっておきます。」
いいつつ、その身に防具や武器を身につけてゆくララ。
一方。
「リナンさぁん!いい加減に……」
「何いってる!?腹が減っては戦はできぬ!ということで!おばちゃ〜ん!追加お願い!」
「はいよ!!」
…ララを助けに行く以前に、腹ごしらえ、ということで…もくもくと食事をするリナンの姿と。
やきもきしながらも、リナンに付き合うウィルの姿が……
ララが捕らわれている最中…見受けられていたりするのであった………
−続く?−
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あとがきもどき:
薫:ちなみに、アップした12月の18日以後、これについての突っ込みはいまだに誰からもありません(笑)
見つけた人は掲示板とかに書き込みしてもいいですよー(笑←んな奇特な人はいないって・・・汗
ぼやきにも書いてたけど、これ、1月7日までに続きもとむ!となかったら。
一巻分だけで完了する気配が濃いいです(実話)
その前に、他の小説を完成させなさい!と突っ込みがきそうですけどね(自覚はあり・・・
とりあえず、ノートには、ララたちが合流するところまで書き上げて、
これから、レゾとの戦い、というところまでいってるので。
つうか、6話分まではノートに書き上げてるのよね・・・
なので、とりあえずはがんばって打ち込みするのですv
サイトの正月用の小説はこれにしようvうんv(こらこら)
などとつぶやく2004年12月23日の午後11時(笑)
ようやくただ今、降魔への旅立ちの編集がおわったしねvv
んではではvv
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