まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

何かどうもゼロリナは違和感が……(笑
これ、ガウリナに当てはめたばあい。
結婚してから記憶戻る状態です(笑
リナが鈍いのはそのまま…という(だからまて
魔族が絡んだら1のようになりますけどねv
何はともあれ、いっきますv

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混沌の娘2  ~第5話~

『それは、秘密です♪』
あたしと姉ちゃんの声が重なった。
首をかしげているゼロスとガウリイ。
「ま、いいわ。リナ、母さん達に紹介しなさいよ。
  あんた、仮にもこのインバース家の娘なんだから。」
と姉ちゃん。
確かに。
多分、王室あげてのお祝いになるだろ~しな~。
そうなったら…なんとな~く……お母様まで来そうなきがする……
「そうですね♪僕もリナさんのご両親には、きちんと挨拶しておきたいですし♪」
とゼロス。
「ゼロス♡」
「リナさん♡」
「……あ゛…あんた達ね~……」
姉ちゃん、あたしとゼロスが余りにいちゃいちゃしてるのであきれ返っているよ~だ。
「い~じゃないのよ♪」
あたしが言うと、
「せめて夜になさい!!」
と姉ちゃん。
そ~いう問題でもないと思う。
それに、夜は夜で♡


そして食事どき。
あたしは、ゼロスを母さんと父さんに紹介する。
素直に、魔族のゼロスです。と紹介したのだが。
「あら、そうなの。リナをよろしく♪」
と母さん。
「ほ~、魔族♪これで、我が家は、神の力を持つ人と魔の力を持つ人がいることになったな♪」
と父さん。
……インバース家の血筋そのものが、その両方入ってるんですけど…元をだたせば……
「え?あの~?僕が魔族でも、い~んですか?」
あっけにとられるゼロス。
「別に問題はないでしょ♪」
と母さん。
「そうそう♪魔族だろ~となんだろ~と、君は君だろ?ゼロス君♪」
と父さん。
「リナさんがガウリイ様を選ばなかったでけで、わたくしはうれしいです。ぽっ。」
とシルフィール。
「あ、あの~、一応僕。獣王様に直に仕えてる高位魔族ですが、それでもいいんですか?」
ゼロス、かなりあっけにとられて再度聞いている。
「ほ~。そんなに高位の高い♪いや結構♪結構♪」
言ってる父さんに、
「そんなこと♪北に眠ってるとされてる魔王なんか、実はインバース家の血筋のものですし♪」
さらっと、とんでもないことを当たり前のように言う母さん。
「え゛!??北の魔王様を知っているんですか?!」
驚くゼロス。
『かつての、大賢者レイ=マグナス(でしょ)(だろ)?』
父さんと母さんの声が重なる。
一方、シルフィールは、それを聞いて石化している。
「家の血筋では有名な話ですしね~。」
のほほ~んと言う母さん。
「そうそう。インバース家の血筋からって。
  なぜか多くの賢者や大魔道士と呼ばれる人がでるんだよな~。」
と父さん。
「中には魔族になったりした人もいるって聞いてますし♪」
と母さん。
「そういえば、赤法師レゾもインバース家の遠縁でしたよね。」
と母さん。
「彼なら魔王に身体を乗っ取られて、復活したての所をリナが滅ぼしたわよ。」
と姉ちゃん。
「あら、そうなの♪やるじゃない、リナ♪」
母さんは言う。
……このインバース家って、かなり変わってるとつくづくあたしは思う……
あたしが言うのも何かもしんないけど……
「……さずか。リナさんのご家族だけのことは、ありますね……」
ゼロスがつぶやいてるけど。
「さて、リナの相手も決まったことだし♪じゃ、いきなり、結婚式でも、やるか!二人の!!」
と、父さん。
「あら♪ついでに、シルフィールさん。
  こちらのガウリイさんが好きらしいから、この二人の婚約パーティーもしません?」
と母さん。
ぶぶぶううぅぅ!!!
母さんの言葉に、面白いまでにお茶を噴出すガウリイ。
「きゃ♡わたくし、はずかしいですわ♪ね。ガウリイさま♡」
シルフィールは、すっかりその気になっている。
おっしゃ!!このまま進めちゃえ♪この作戦♪
「あ、それいいわね~♪」
あたしは、すぐさま賛成する。
「僕もお手伝いします♡」
とゼロス。
「そね。そうしましょうか♪」
と姉ちゃん。
「……お…お前ら……」
ガウリイが何かいってくるが、
「ガウリイ様……?わたくしがお嫌いですか?」
シルフィールが瞳をうるうるさせながら、ガウリイに聞く。
「いや、嫌いじゃないけど……」
ガウリイが言いかける。
『よっし!!決定!!!』
あたしと、母さん、父さん、姉ちゃんゼロスの声が重なる。
や~。
こ~も、二人をくっつけるのがうまくいくとわ♪
「……シルフィール。もし、ガウリイがごねたら、これ、使いなさい。」
ぼそぼそと、姉ちゃんが、シルフィールに耳打ちして、何やら、手渡している。
姉ちゃん……あれ、人間に使う気か?
ま、ガウリイなら大丈夫だろ~が。
姉ちゃんがシルフィールに渡したのは、一種の惚れ薬みたいな物である。
かなり強力だが。
姉ちゃん…じゃなかった。
赤の竜神スィーフィードは昔、それ使って赤眼の魔王シャブラニグドゥと恋人になったよ~なもんだし。
両方が同じこと考えて、両方とも互いにそれを飲ましたとゆ~。
昔……あたしもやったけど。
あのときゼロスは、もったいないからって……あれ飲んでくれなかったのよね……
そのうちに効果がきれちゃったし……くすん……
そして……あたしとゼロスの結婚式の準備と。
同時に、ガウリイとシルフィールの婚約パーティの準備が着々と進められていく。



「ゼロス、いよいよ明後日は結婚式ね♡」
あたしはベットの中でゼロスに言う。
ちなみに、あたしの横にはゼロスがいるけど。
「そうですね。一応。」
「何よ?その、一応って?」
「リナさん、僕ら魔族は、そ~言うことにはこだわらないんですよ?」
そりゃそ~だけど・。
「僕らは、ただ欲望に忠実なだけです♪」
「あん♡ゼロスったら♡」

  <間>

「……何やってんの?あんた達……?」
不意に声がする。
あたしとゼロスがそちらを見ると、
「獣王様!?」
ゼロスが叫ぶ。
そう。
そこにいたのは、獣王ゼラス=メタリオムだった。
「あら♪これからよろしく♪獣王♪」
あたしは、彼女――ゼラスに向かって言う。
「よろしく、はいいけど。結婚するのも、いいけど。リナちゃん♪あなた、魔族にならない♪」
なるほど。
ゼロスが魔族にあたしを誘い込むの失敗してるんで、自分から来たわけね。
「ならない♪ゼロスが秘密に気が付くまで♪」
にっこりと微笑み口に手をあてにこやかに言うあたしのそんな言葉に。
「リナさん?秘密って?」
「秘密は秘密♪」
「リナさんの意地悪!!」
「あん♡そこは……あっ……」
「……お邪魔みたいね……私は、退散するわ……」
いって、ゼラスは退散する。
ふいに、
「あ、結婚式には、私とダルフィンも来るからね~。
  グラウはまだこっちの世界に干渉力がもどってないから。」
ゼラスは退散ぎわに言って戻ってゆく。
「さて……と、リナさん♡獣王様も、いなくなりましたから……ね♪」
「んもう♡」


  <間>


「ありゃ?!リナさん!!起きてください!!
  いつの間にか結婚式の前日の夜になってますよ!?」
ゼロスがあわてて飛び起きる。
「あら、ホンと。」
ん~……
ぶっ続けだったからな~……
何がとはいうなかれ///
「とりあえず、部屋から、でますか。」
「そうね。」
ゼロスに賛同するあたし。

「あら、よ~やく出てきたの?あんた達?」
と姉ちゃん。
『あはははは(汗)』
ゼロスとあたしの乾いた笑い声が響く。
「ま、い~わ。ガウリイも、ようやく観念して、シルフィールとの結婚決めたみたいよ♪」
と姉ちゃんは言う。
― 観念って…ガウリイに勝負を挑んで、ガウリイが負けたらシルフィールと結婚すること!!
  といって、ガウリイをこてんばに負かしたんだけどね。リナ。ルナは。
お母様の声が直に頭に聞こえてきた。
なるほど。
そ~いう手があったか♡
「さてさて♪リナ♪ウェディングドレスの試着してみなさいよね♪」
姉ちゃんがにこやかに言ってくる。
「ゼロスも、一応仕立ててるけど?着てみる?」
とってつけたようにいってる姉ちゃん。
「いえ、僕はどんな物か見せていただければ、その服に替えますので♡」
とゼロス。
ま、魔族は服装なんて簡単に変えられるしね~……



あたしがウエディングドレスに着替えると。
「リナさん……綺麗です……」
ゼロスが言ってくる。
「ありがと♡ゼロス♡」
あたしが言うと、
「本当に……」
言って、あたしに、口付けしてくるゼロス。
「ゼロス……ん…んっ……」
「あ…あのね~。あんた達……この私がいるの忘れて、二人の世界に入らないでくれる?」
と姉ちゃん。
あ、忘れてた。(笑)

そして夜が明けてゆく。
明け方まで、ずっとあたしとゼロスは起きていたのだが。
何をしていたかは……ふふふ♡



さて、今日は、あたしとゼロスの結婚式!!
ついでに、ガウリイとシルフィールの婚約パーティーも兼ねている。
スポンサーはインバース家。
で、協力はゼフィーリア王家。
町と両国をあげての大イベントである。
ちなみに、参加者にまぎれてゼラスとダルフィンもきているのだが。
「おめでとう♪リナ♪」
小さな女の子が、あたしに花束をもってくる。
「あ、ありが……っ!!??」
あ…あぶな~……
も~ちょっとで叫ぶとこだった。
(あら♪あたしがきちゃ、おかしい♪リナ♪)
頭に声が響く。
(お母様!?何!?その姿!?人間の子供の姿で?!)
とあたし。
そう、その子供は、子供ではなく、子供の姿をしてるお母様だったのだ。
(これなら正体バレることなく、リナスの結婚式に参加できるし♪)
とお母様。
確かに。
完全に気配を隠している。
あたし以外は、絶対お母様のことに気が付かないだろう。
(ほらほら、リナス。急がないと、始まるわよ♪)
お母様はいいつつ、
「ばいばい♪リナ♪頑張ってね♪」
小さな手をふりながら声に出して言ってくる。
「エルちゃ~ん!!はやく場所とろ~よ~!!!」
他の子供達がお母様を呼ぶ。
どうやら、多少記憶操作して、友達の一人と思わせているらしい。
「さて、では、リナさん。行きますか♪」
ゼロスがあたしの手をとる。

― 結婚式の始まりである ―


                          -続くー

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あとがき:
う゛あ゛・・・・。やっぱ、長編並みの長さになるな・・・この調子だと・・・(汗)
でも、どっか、省くのはヤだしな~・・・。
ま、多分、今投稿してる、小説よりは、短いから、どうにか、なるはず。(と思う・・・。)
あと、結婚式をやって・・。で、その後をやって・・。
で、さらに年月が流れて・・。のパターンで話、作ってるから。
ま・・ガンバろ・・・・。
明日は、長編の続きを打ち込っと・・・・。では。

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