まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

ふふふふふ♪
や~♪うれしいで~す♪
これ、打ちこんでる、この日!!超爆の8巻買ったんですが・・・ふふふふふ♪
きゃ~♪エル様が、表紙を飾ってるぅ~♪きゃ~♪きゃ~♪
もしかして、初めてじゃないのか!?エル様が、表紙を飾られたのわ!?
しかも、エル様、登場してるし♪
さらに、ゼロスの登場シーンの書き下ろしもついてたし♪
(↑まて、どんな関係が?!)
ま、い~や♪これ、宝物にするんだも~ん♪ってことで、ハイテンションのカオなのです。
さて、混沌の娘・ゼロリナバージョンの第二話なのです♪
ではでは♪
(きゃ~♪きゃ~♪←まだ、テンション上がってる)

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混沌の娘2・  ~第2話~

「どういうこと?」
ある一室で、獣王ゼラス=メタリオムが言う。
問いかけられた下っ端の中級魔族のカイナイトは、縮こまっている。
それはそうだろう。
彼ら、下っ端が獣王に直に会うことなどないのだから。
ことの始まりは、カイナイトが、ちょっと人間界にちょっかいをかけたとき。
そのときに、ある二人組みの人間によって倒されてしまったのだが……
その二人が問題だった。
彼ですらも、知っていた人間だったのだ。
そう。
魔王と同化して、覚醒を果たしたと言う……ルークという人間。
そして、そのきっかけとなったと言う死んだはずのミリーナという人間。
しかも先日に、
そのルーク=シャブラニグドゥが、リナ=インバースによって倒されて、いや…滅ぼされている。
ということも。
あわてた彼は、獣神官に報告に行き……
「あなたの口から、説明をお願いできます♡」
ゼロスに言われて、いきなり獣王の前につれてこられたのだ。
「ですから……このカイナイトさんが、あのルークさんとミリーナさんに会ったそうなんですよ。」
とゼロスはゼラスに言う。
「詳しく説明してもらえるかしら?」
冷たいまなざしで、カイナイトを見つめるゼラス。
「はははははい!!(汗)」
大量に汗をかきながら、カイナイトは説明を開始した。


「やっぱり間違いないわ。」
と海王ダルフィンは言う。
「直にみてみたが、やっぱり本人のようだな。」
と覇王グラウシェラー。
「シャブラニグドゥ様の気配はなかったようだけど……ね。」
と獣王ゼラス=メタリオム。
カイナイトの報告をうけ。
それぞれに、事の真偽を確かめるべく確認を行い……
そして、今。
三人で会議を開いている腹心連中三人の姿。
「でも、一度死んだ人間がどうして……」
はたといいかけて、言葉をきるダルフィン。
「…・・・ そんなことができる御方っていったら……」
とゼラス。
そう。
彼らは、気がついたのだ。
顔面蒼白になりつつも、やがてつぶやく彼ら。
金色の魔王ロードオブナイトメア様しか……』
と。
そして、やがて重い口を開いたのはゼラスだった。
「もしかして、リナ=インバースと何か関わりが?」
もっともな意見である。
リナ=インバースに関わっていたのだから。
あの二人は。
ま、まあ……それしか思いつかない。というのも、あるのだろ~が……
「……誰か確認に向かわす……か?」
とグラウシェラー。
そこで、彼らにお茶を配っていた一人の人物(?)が一言。
「あ、あの。おそれいりますが。
  もし、リナさんの所に誰か行かすのであれば、僕を行かしてもらえませんか?」
「……ゼロス。そういや、あんた確か、彼女はお気に入りだったわよね~。」
じと目でそんなことをいってきたゼロスを見るゼラス。
「あ…あはははは♡」
かわいた声をあげる獣神官ゼロス。
「ま、いいんじゃないの?ゼラス。ゼロスなら、なんの警戒もされないでしょうし。」
とダルフィン
「まあ、そうだな。全然知らない面識のないやつを派遣するのもな。」
とグラウシェラー。
警戒どころか、内心、飛び上がって喜ぶって……あの子……
ま、いじっぱりだから、表面には出さないだろうけど。
「そうね。じゃあゼロス、あんたに頼むわ。ついでに彼女をこちらに引き込めたらね~。」
とゼラス。
それはちょっと……あんた達が困るとおもうけど?
「はい♪ありがとうございます♪」
そして、ゼロスは空間移動をして消えてゆく。

「で、しかし、どういうことなんでしょう?」
あとには、まだ、会議を続ける三人が残っていた。

「いや~♪こーも、早くにリナさんのとこに行けるとは♪」
ゼロスはごきげんである。
「この前は、ミルガズィアさん達がいましたし。
  それにお仕事中でしたから、余り一緒にいられませんでしたしね~♪」
ゼロスはどうやら、かなりあの子が気に入っている様子。
ちっ……
両思いか……
ま、まあ…昔からそうだったよ~だけど……あの二人は……
知らぬは当人ばかりなり……ってね。
「えっと……リナさんは……って……え゛?!」
ゼロスはないはずの魔力波動をつかむ。
そう、確かにないはずである。
本来ならば。
「えええと……なんで?あれは魔王様との戦いで、リナさん……噛み砕いたはずじゃ?」
とゼロスは不思議がる。
ゼロスが感じた魔力波動。
それは、魔血玉デモンブラッドの波動。
あの子、
『ゼロスにもらったものだから♪』
といって再生させて、再び持ってるのだ。
もらったってゆ~か……むりやり奪い取ったといったほ~が近いよ~な気もするけど。
「ま、まあ……とにかく、いってみましょう……」
そして、ゼロスはあの子……リナの所へと移動してゆく。



(くすん……まだ、ゼロスこないな……)
リナは心の中で愚痴をこぼしている。
と、
「おひさしぶりですね~♡リナさん♪ガウリイさん♪」
リナが待っていた声が聞こえてくる。
― ゼロス!!
リナは、たくみに動揺を押し殺しているよ~だ。
「ホンと、ひさしぶりね~……」
いやみをこめて言うリナ。
(何で、もっと早くにこないのよ!!)
リナの心のつぶやき。
「ゼロスか。ひさしぶりだな~。」
とガウリイ。
でも……あら。
ガウリイは多少不機嫌になってるし。
ま、しょ~がないか♡
リナスはガウリイの気持ちにもまったく気づいてないしね。
「で。何の用?ゼロス?」
とリナ。
「やだなー♪リナさんに会いに来たに決まってるじゃないですか~♡」
「何、馬鹿のこといってんのよっ!!」
言って、リナはそっぽを向く。
……リナ、顔が赤いって……
もっと素直になりましょうね。
あたしの娘だから……もしかして仕方ない?
ま、プライド高いもんね~。
あたしに似て。
「ほらっ!!ガウリイ!!ゼロスなんかほといて、とっとと行くわよ!!」
言って、リナは、つかつかと早歩きをして町の方へと進んでいく。

やがてリナの姿が小さくなったのを確認し。
「ゼロス。で、今回は、何のようだ?」
ガウリイが真剣そのものの表情で聞く。
「ですから、リナさんに会いに♡」
とゼロス。
「……ゼロス。これだけは言っておく。
  リナを泣かすようなやつには、あいつは絶対渡さないからな。このオレが。」
とガウリイがゼロスをひたと見つめて言う。
「僕も、渡す気はありませんよ。……例えリナさんが、ガウリイさんのことを好きでも。」
とゼロスも真剣そのもので言う。
「それは……っ!!」
言いかけてガウリイはやめる。
(ま、わざわざ、ライバルに教えることもない……か。)
ガウリイは心の突っ込みをいれてるけど。
ゼロスはどうやら、リナがガウリイのことを好きだと思っているようだし。
まったく……この二人……リナスとゼロスはどこまで不器用なんだか……
千年前から一歩も進歩がない……

「ちょっと~!!ゼロスー!!!ガウリイー!!!
  あんた達なにやってんのっ!?おいてくわよ~!!!」
リナの声が聞こえてくる。
「リナさんが呼んでますね♡では、いきますか。ガウリイさん。…僕は本気ですからね。」
言って、ゼロスは、
「リナさ~ん!!まってくださ~い!!」
リナの方へとかけってゆく。
そんなゼロスの姿を見送りつつも、ぽつりと。
「リナが好きなのは……お前なんだよ……ゼロス……」
ガウリイはそんなことをつぶやきながら、リナの元へと向かってゆく。
さすが、ガウリイ♡
リナが、誰を好きなのか気づいていたりするのよね♡
リナ、巧みに隠してたのにね~。
記憶封じてる状態でもゼロスを好きだったリナは、さすがというか執念深い…というか♡
さっすがあたしの娘よね♡

「ちょっと!!あんた達!!なにやってたのよ!!」
リナが、叫ぶ。
「いえね♪」
とゼロス。
「ちょっとな。」
とガウリイ。
「ま、とにかく。次の町についたら、宿をとって夕食よ~!!!」
リナの叫びがこだました。


そして、町に入り、夕食を始めるリナ達三人。
「で。何のようなわけ?今度は?ゼロス?」
リナは、食事をしながら言う。
……分かってるでしょ~に♡
「いえね。リナさん。ルークさんとミリーナさんが復活してるのって。しってます?」
いきなり言ってくるゼロス。
ぷひっ!!!
ごほごほごほ!!!

むせ込むガウリイとリナ。
リナは知ってるけど、いきなり言われるとは思わなかったらしい。
「それ、本当か?!ゼロス!!?」
ゼロスにくってかかるガウリイ。
「本当ですよ。」
あっさり認めるゼロス。
「ゼロスは嘘つかないでしょ?」
とリナ。
ま、まあ、嘘はつかない。
だけど真実も正確を言わないというのもあるけど。
「よかった~。心配してたのよ。あの二人。」
リナが食事をしつつ、わざとらしくそんなことをいってるけど。
頼んできたのは、リナ、あなたでしょ~に♡
「……あ…あっさり納得するんですね……」
そんなリナの様子に、多少驚きつつも目を見開いているゼロス。
「ゼロスが嘘をつくわけないし。だったら事実でしょ?」
しれっと言うリナ。
「だが、誰がそんなこと?と言うか、死んだ人間を生き返らせるなんて、できるのか?」
とガウリイ。
「ま、二・三日の間に死んだ人なら、魔族でも神族でも生き返らせますよ。」
ゼロスの一言。
なんでかと言うと、さすがに夏は死体(?)の損傷が激しい為である。
「?でも、ミリーナが死んだのは、大分前だぞ?」
とガウリイ。
「ま、そんなことできるのは、一人しかいないわよ。そうでしょ?ゼロス?」
リナはゼロスに話を振る。
「え、ええ……リナさん、ご存知ですか?」
「今、知ったわよ。」
しれっと言うリナ。
だから~♪
リナが頼んできたんでしょ♡あの二人の復活♪
「そんなことが万が一、できるとしたらー……金色の魔王ロードオブナイトメアね。」
本当は、リナでも、できるんだけど・・、
気づかれる可能性があるのは、避けたいと言う理由から、あたしが、復活させたんだけど・・・。
「?何だ?それ?」
そんなリナの言葉に、きょとんとした声でガウリイが言う。
ずがっしゃやああああぁぁぁぁぁ!!!!
みごとに椅子から転げ落ちる、リナとゼロス。
『ガウリイ(さん)!?本気で言ってるの(ですか)!?』
リナとゼロスの声が重なる。
「冗談だって。」
とガウリイ。
……いや、本気だった……今のガウリイは……
そんなこんなのやりとりをしながら……
リナ達は、宿に部屋を取ってその日は休むことに決定し。
そのまま、宿を取って休んでゆくリナ達の姿が見受けられてゆく。


                                       -続くー

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あとがき:
さーて。第二話終了・・・。次が問題・・・・。(汗)
多分・・大丈夫だと・・・多分・・・・。ラブラブシーン・・・・。があるのよねー・・・・。
直接的な描写は、一切、してない、と言うか、書き換えてるんで、
大丈夫と思うんだが・・・。(汗)

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