まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

さてさて、第三話!!今度は飛んで六十年後!!
なんと、ガウリイ死んじゃいます!!
ガウリイ:何ー!!?ちょっとまてよ!!おい!!
えー、なにやら、わめいていますが、ほっておいて先いきます。では!!
ガウリイ:まてってば!おい!!
では、気が向いたら、読んでやってくださいな。ちょっと、ダークです。

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闇の終わりに・3:最終回・前編

「人間の一生って……みじかいのね~。」
あたしはぽつりとつぶやいた。
あたしには分かっていた。
いつかはこの日が来るのが。
「リナさん……元気だしてくださいね……」
みごとなまでに白髪となり、かわいいお婆さんになった(?)アメリアが言ってくる。
「……生き返らせはしなかったのか?リナ?」
これまた、みごとにお爺さんになったゼルが聞いてくる。
あたしは首を横に振る。
「ガウリイは、せいいっぱい思い残すコトなく生きた。
  それに、もう輪廻の輪の中に入ってるし……ね。」
あたしは言う。
そう。
今日はガウリイの葬式。
一応喪主を務めているのだ。
あたしは。
でも、あたしの知ってる人達はもう、ほとんどお爺さん、お婆さん。
その子供達も、いい年した大人になってたりする。
知らない人は、あたしをガウリイの曾孫だと思うだろう。
何しろ、あたしはいまだに二十歳代の姿のままなのである。
「いやぁ。本当人間って早いですね~。はっはっはっ。」
言っているのはゼロス。
一応、レイ=マグナスとその腹心、そして、その直下の将軍・神官の部下達もきてたりする。
……ルーク達もきてるケド……
さすがに、この姿のままだったせいか、
あたしが、普通の人間じゃないことはみんな気づいていたみたいだが……
何も言わなかった。
ま、レゾの例もあるしね。
誰も深く問いただしてはこなかった。
「でも、本当にいいの?リナ?あの人間、あのまま転生さしても……」
言ってくるエル。
そう。
あたしがここに人として留まったのは他ならぬ、ガウリイの為のみ。
でも、これ以上あたしのわがままでガウリイを縛ることは出来ない。
第一、本来ならばガウリイは、この世界に存在しなかったはずの人間なのである。
あたしが以前、歴史を変えたために生まれてきた人々のうちの一人なのだ。
「でも……そうして留めておいても、いづれは消滅するでしょう?
  だったら、転生して魂を生かした方が……」
エルの質問に答えるあたし。
あたしは……というか、あたしとエルは永遠に消滅することはないのだ。
これから先もずっと……永遠に……
「リナがいいって言うんなら私は何もいわないわ。」
と姉ちゃん。
……部下の竜王三人も引き連れてやって来てるケド……
「……?リナ樣?どうかなさいましたか?」
葬式を手伝ってたぜリスが聞いてくる。
今までずっとそばにいたのだ。
「ゼリス。長い間ありがとうね♪おかげで助かったわ。いろいろ。
  …もう、ゼロスんトコっていうか、獣王のトコに戻ってもいいわよ。」
あたしは言う。
実は、あたしはガウリイが死んだ時、ある決心をしているのだ。
『えっ!!??』
戸惑うゼリス。
いきなり何!?えっ!?
という思いがあたしにひしひしと伝わってくる。
「リナば~ちゃん。だいじょうぶ?」
てくてく近づいて言ってくるのは、小さな子供達。
ルウカとセレネの孫達である。

その日。
あたしは、エルと話し合い…というかテレパスで、あるコトを報告することにした。

ガウリイの葬式も終わり。
お墓も作り。
それぞれ、家に戻っていった夜の事。
あたしのことを、心配してか、なぜか、シルフィール・アメリア・ゼルなどが残っているけど。
あと、他にいるのは、レイ=マグナスとゼラス・ダルフィン・グラウシェラー・と
各それぞれの直下の部下とゼリス。(魔族側)
神族側は、姉ちゃんと、他三人の竜王達である。
あたしは、意を決して皆に伝えることにした。
つまり……戻るのだ。
といっても、エル曰く
『二人の方が面白いからしばらく、このままでいましょうよ♪』
と言っていたので、一人(?)にはもどらないが……
本来の自分のいるべきはずのところへと。



「何なの?リナ?こんな夜中に?」
姉ちゃんが言う。
ここは、辺りにはだれもいない草原。
そこに夜中にあたし……リナ=インバースに関わりがあった関係者を呼び集めた。
といっても、ちょうどみんなその場にいたけど。
「……戻ることにしたから。あたし。」
唐突なあたしの言葉に
『は??????』
全員の声が重なった。
「……戻るって?リナさん?」
とアメリアとシルフィールが戸惑ったように聞いてくる。
彼らの言葉に呼応するかのように、エルが現れる。
あたしの後ろから。
すぐさま、ひざまずく姉ちゃん達神族側と魔族側。
「今まで秘密にしていたけど……ね♪」
とエル。
「そうそう。ゼラス。ダルフィン。
  あたしが以前、何でリナにタリスマンを渡してっていったか理由教えてなかったわよね。」
エルが言う。
「今、その理由を告白しようと思ってね。
  ……姉ちゃん。あたしが産まれた時、魔力が高かったっていってたでしょう?」
「え?ええ……」
あたしの言葉に戸惑いながらもうなづく姉ちゃん。
「あの理由……似てるんじゃなくて。……そのものの力だったのよ。」
「……そのものって…リナ?……え?えっ!?」
とまどう姉ちゃん。
「?あ、あの。どういうことでしょうか?エル様?リナ殿?」
戸惑うレイ=マグナス。
ルークは、なんとなく、うすうすあたしが何を言いたいのか気づいてるようだ。
「リナ???」
ゼル達は不思議がっている。
そして、あたしとエルは、今まで隠してた(?)本当のことを話し始めることにした。


                                         -続くー

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あとがき:
ガウリイ:ちょっとまてー!!何で俺が死ぬんだよ!!
   K :ガウリイさん。あなたはただの人間(?)だからです。
ガウリイ:どーいう意味だ!だったらリナもだろーが!!
   K :リナさんは、違います。というか、リナさん、人間じゃありません。
ガウリイ:・・何!?・・ま、まあ、確かにふつーじゃないわな。リナは・・・。
ドゴメキシッ!!(リナのキックがガウリイを直撃)
  リナ:何ーを言ってるのか!このくらげ男ー!!第一、あんた、死ぬの早すぎ!!
     せっかく、このあたしが、人間のままでいるんだから
     千年以上くらい根性で生きてなさいよね!!
ガウリイ:むちゃいうなー!!・・・って、何だ?その人間のままっては・・・。
   リナ:ぎく!!ま・・まずい!!!(逃げるリナ)
ガウリイ:おーい!!リナ、まてってばー!何なんだー?一体ー!?
(リナを追いかけて、ガウリイもどこかに行く。)
 K :えー、ガウリイさん。リナさんを追いかけていかれましたので・・・・。
   では、あらためて。
    実は、この回で終わらすつもりだったんです。この話。
    ページの都合上、ひっぱっちゃいました♪てへ♪
    おこんないで、やってください。
    いやー、ちょっと長いもんで・・さすがに・・・。
    では、いよいよ、次回は本当の最終回です。
    いやー。長かったなー。ではでは♪


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