まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

どうも!お世話になります!!第八話です!!
では、いきなりですが、つづきを読んでやってください。
今回はリナの姉ちゃん(勝手に私が思っていること)の正体?がでてきます。ではでは・・・。
(ちなみに、実際はルナ姉ちゃんは能力引き継いでるのは力のみらしいです……)

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前回までのあらすじ:
リナの結婚式本番!そしてそこに現れたのは何とL様!!だった。
ついでにリナの正体も(読んでる人には)分かるし……
そんなこんなで第八話です。!!

闇とリナと   ~結婚式の打ち上げ!?~

その日の夜。
あたしは、ガウリイの家でお世話になることになった。
でも……全員この家に来てるんだけどね。
二階ではいまだに、
シルフィール・ミネア・メフィ・フィリア・ラーク・メリルーンが倒れて卒倒したままである。
今、この場にいるのは、あたしと姉ちゃん。
ゼロスと獣王・海王・ミルガズィアさんにゼルとアメリア・フィルさん・ナーガ・ヴァル。
そして……エルの計十一人。
そして、おまけで、ルークとミリーナもいる。
姉ちゃん達はただただ冷や汗を掻きまくって硬直している。
「ときに、ロードオブナイトメアさんとやら?」
とフィルさん。
「それ、呼び名だから。一応、『エル』とでも呼んどいて。」
とエル。
「では、エル殿、して貴方は一体?何者なのですか?」
とフィルさん。
今だに理解してないらしい。
「そうねぇ。ルナ!あんた達説明しておいて。」
とエル。
「は・はははははいいいっっ!!」
どもりつつも答える姉ちゃん。
「こ・この御方、・・エル様は、別名『金色の魔王』様と呼ばれることもありますが、
  私達神々と魔族。そして全ての生命の生みの母であらせられます。」
と姉ちゃんが何やら声を震わせつつもいってくる。
「私達……神々?」
姉ちゃんのその台詞にミルガズィアさんが言う。
「あ。すいません。説明してありませんでしたね(汗)。
  実は私、赤の竜神フレアドラゴンスィーフィード本人です。(汗)。」
と姉ちゃん。
『な゛っ!!?』
あたしとエルとガウリイを除く全員の声がハモった。
「……滅びたのではなかったのですか?」
ミルガズィアさんは驚いているのかいないのか、冷静に姉ちゃんに聞いてるし……
「確かに。一度は、混沌へ還ったのですが……」
そこまでいって言葉につまる姉ちゃん。
「部下Sを封印しただけで戻ってくるもんだから。追い返したのよ、あたし。
  もうちょっと根性入れないと本当にクビにするからね?」
とエルがさらっと何やらとんでもないことをいってるけど。
「ま…まあともかく。戻った私は、バラバラになってた自分の力を集めつつ、
  赤の竜神の騎士として転生を重ねているんです。
  今、ようやく本来の力の半分くらいまでには、力は戻ってるんですけど……」
姉ちゃんが冷や汗をかつつ、何やら説明しているし……
『あららら……』
獣王と海王の声がハモる。
その目はなんだか姉ちゃんを気の毒がっているようだ。
一方、それを聞いてまたしても他の人達は凍っている。
「で、ルーク。あんたもしかして、まだ魔王飼ってるのか?」
ふとおもいたったのか、さらっといきなりルークに聞いているガウリイ。
こらこらこらっ!
ぴしぴしぴしぴし!!!
ガウリイの台詞に音をたてて固まるヴァルとフィルさんとナーガにゼルにアメリア。
そういや、ルークの説明……してなかった。
「さあ?俺には分からん。気づいたら、エル様にミリーナと共に復活してもらってたから。」
さらっとこれまた言うルーク。
『ど~いうことだ(です)リナ(さん)』
アメリアとゼルの声がハモる。
……し…仕方ない…か。
しょうがないのでひとまず、皆に簡単に説明することに……


一応、あの件のことをみんなに説明し終わり、どうやら納得する一同。
「部下Sって……ふがいないのよねぇ。」
何やら言っているエル。
……Sも気の毒に。
あれだけエルにどつかれてたら、弱ると思うぞ。
あたしは。
「何か言った?リナ?」
エルが言ってくる。
「いや!なんでもない!」
あたしは言うが、
「どつかれたぐらいで弱るようじゃあ魔王じゃないわよ。」
とエル。
……しまった。あたしの考えははすぐに伝わるんだった。
ま、一応同一人物(?)だし。
あたしとエルは。
それにエルの言うとおりかも♡
「……何か……魔王シャブラニグドゥって……かわいそうな言われ様ですね。」
アメリアがいい。
「何だか、魔王が気の毒になってきたな……」
ゼルまでもがそんなことをいっている。
「あ、あの皆さん。ともかく私の事はまだ秘密にしておいて下さいね?」
冷や汗をかきつつ言う姉ちゃん。

……そんなこんなで夜もふけてゆく。

その日の深夜、皆が寝静まったころにあたしとリナは二人で話している。
何でか獣王達までこの家に泊まっている。
……ま、い~けどね……


その日の夜の深夜。
「いきなり来たらびっくりするじゃない?エル。」
リナがあたしに言ってくる。
「ま。い~じゃないの♪面白いし♪」
「確かに面白いけど……」
「で、ルークと一緒に部下Sまで復活させてたの?
  あれ、やっぱ自殺しようとして、あたしに戦いを挑んできたから?」
リナ、わかってるじゃない♡
「そういうこと。そんな理由で誰が滅ぶの認めるっていうのよ♡」
にこやかに答えるあたし。
「それはそ~と、エル。カタートの部下Sに説明しておく?あたしのこと。」
リナがふと思いついたようにと聞いてくる。
けど。
「別にいらないわよ♪あ、リナの方からも【お仕置き】してもいいわよ♪」
「本当!?じゃ、そうするわね♪」
「……それはそ~と。ゼル。入ってきたら?ドアの先で立ち止まってないで。」
リナは言う。
さきほどゼルガディスが来たらしく、ドアの前であたしとリナの会話を聞いて固まってたりする。
バタンッ。
扉が開くとともに、ゼルガディスが入ってくる。
「……リナ?お前……一体??!」
何やらとまどっているゼルガディス。
「エルに用があったんでしょ?その身体を元に戻す方法を聞くために。」
そんなゼルガディスに話しかけているリナ。
「まあ……な。その方が一番確実だからな。」
そんなリナの言葉に対し、などといってくるゼルガディス。
「だったら、今の会話の記憶を消してもいいっていうなら、
  今すぐ元に……ゼルの望みどうりにしてあげるけど?」
さらっとにこやかにそんなゼルガディスにいっているリナ。
まあ、たしかに。
「そうねぇ。確かに。リナまだこの世界にいるわけだし♡その方がいいわね。
  で?どうする?取引に応じる?」
「……?分かった。確かに。
  今の話は聞かないほうがよかったと俺も思うしな。ガウリイの為にも……」
ゼルガディスが何やらそんなことをいってるけど。
「あら♪わかってるじゃない♪ゼル♪」
リナがうれしそうに言い、軽く指を鳴らす。
それとほぼ同時。
かっ!!!
一瞬ゼルガディスの身体が光ると同時に人間の姿になる。
もちろん、魔力や防御力はそのまんまにしてある。
ただ、人間に戻っているということ以外はすべて合成獣のときのままである。
ついでに、記憶を消してしまったので(今の取引の)別の理由を植えつけておいた。


翌朝。
ゼルが人間にもどっているので大騒動となってたりするのはそれはそれ。
どうやら、気を失ってた人間達もようやく起きてきたようだしね。
今朝は、あたしとエルで朝食を作った。
二人して台所を乗っ取った。
ともいえるかもしんないけど……
材料は……想像におまかせ♪
あたしとエルが朝食を並べていると、皆が食堂へ降りてきた。
まあ、実際並べているのはルナ・海王・獣王・ゼロスなんだけど。
それはそれ。

「お早うございます……」
言ってくる挨拶もみょ~に弱々しい。
「そんなに怖がらなくてもい~じゃないのよ。あんた達もあたしの子供みたいなもんなんだから。」
とエルは皆の方へ向かって言う。
みんなエルを見て震えている。
……そんなに怖いか?
あ、ガウリイだけは平気なようだ。
……ガウリイのことだから余りというか絶対に理解してないのかもしれない……
やがてエルは立ち上がり、
「じゃっ、リナ♪あたしもう戻るから♪あ、ときどき遊び゛にくるわね♪
  ルナ!あんたもいいかげんな所でお仕事しなさいよ!
  でも中途半端なコトはしないようにっ!!」
何やら姉ちゃんに釘をさしてるエル。
姉ちゃんはただ固まって、
「……御命令のままに……」
言ってうやうやしくお辞儀をしながら汗をながしている。
そして、エルはあっという間に姿をかき消した。
『じゃ~またね~♪リナ♪』
エルの声があたしに直にテレパスで伝わる。
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
……しばらく沈黙が続き。
やがて。
金色の魔王ロードオブナイトメア……・あんな方だったんですね……」
とアメリア。
「ま、まあ。エルあれでもいろんな面をもってるから……。ま、あれが地だけど……」
おもわずぽつりとつぶやくあたし。
「?リナ?何であんたがエル様のコトそんなに詳しいの?」
そんなあたしのつぶやきをきき、あたしに聞いてくる姉ちゃん。
……やばい。
……話を変えよう。
「それはともかく。さっ、朝食早く食べましょうよ。姉ちゃんに皆も。
  これ、エルが作ってくれた料理だから♪早く食べないとね♪」
あたしの言葉に急いで全員一緒に椅子にあわてて座るみんな。
……そんなにあわててすわらなくても。
とりあえず、ひとまずあたし達は食事タイムにとはいってゆく。



「さて、と。じゃ、私もゼフィーリアに戻るわね。」
と~とつに姉ちゃんが言う。
未だに汗をかいてるままだが。
あたしがエルのこと呼び捨てにしてるのを、姉ちゃんは問いただしてきたんだが、
「エルがそうしていいって言ったわよ。あたしだけは。」
あたしの一言で、すっかり何も言わなくなってしまった。
深く知らない方がいいと思ったようだ。
そして、フィルさん親子三人はセイルーンへと帰っていった。
気の毒に……人間に戻ったゼルを引き連れて。
ひこずられて連れてかれたゼル。
……ゼルの将来決定したな……
アメリア、ゼルが人間に戻るのまってたし。
ラークとミネアは、フィリアとヴァルに送ってもらって帰っていった。
フィリア達もそのまま帰ってゆく。何でもお店が心配だからとか。
ミルガズィアさんとメフィは何やら固まりが直りきっていないのに戻っていった。
よっぽどエルに会った事により、その事実によって非常にダメージを受けてるようだけど。
『一切、この事は他言はせん。』
と二人は言って去っていった。
……それでい~のか?
獣王・海王は、姉ちゃんが戻っていってから、二人とも戻っていった。
ゼロスは残ってるけど……

とりあえず、いろいろとあったけど。
数日のち、あたしとガウリイとゼロスはミプロス島をあとにした。


                                    -続くー

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あとがき:
どーも♪Kの代理のエルです♪
この回、一体なにが言いたかったんでしょーか(笑)Kのヤツ。
何にも、考えてないとあたしはみた!!
次こそは、ちょっと魔族が活躍してくれるとうれしいんだけど♪
そういや、例のオーロラが出現してたトキ、何かが横切ったそうです♪
(・・・・ちっ。もうもどってきたか・・・。)
う゛ーん、もうちょっと遠くの方へ飛ばしておくべきでしたね♪
では、第九話で♪


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