まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

どうも、第七話です。この回、展開が早過ぎてついていけないかもしれません。(笑)
ま、許してください。ってことで、第七話です。

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前回のあらすじ:
くにの姉ちゃんのたくらみ(作戦?)によってガウリイと結婚することになったリナ。
そして集まったのは、アメリア・フィルさん・ナーガ・ラーク&ミネア・メンフィス・ミルガズィアさん
シルフィール・ゼルガディス・フィリア・ヴァル達。そして獣王・海王・ゼロスも加わる。
さて、どうなることやら・・・。

闇とリナと  ~いきなりの急展開~

『あたし』は、教会で準備をしていた。
もちろんリナ達を驚かせるために。
ついでににリナ達へのプレゼントとしてある二人を復活させたし♡
あとは結婚式に参加してくれる人達へのプレゼントなのだが、一回ですますことにした。
まあ、その方がてっとり早いしね♡
そろそろリナ達の関係者が教会へ入ってくるころ。
この姿だとすぐバレるだろーから、とりあえずフードとマントで全身を覆っておこっと♡

やがて人々が教会に集まりはじめてくる。


ルナ達とその関係者は前の席に座っている。
あとは一般客。
こんなに集まってくれてありがとね♪
……と。
あっ、リナとガウリイが入ってきたわね♡
さってと、めずらしい結婚式の始まりよ♪

リナとガウリイがあたしの前で立ち止まる。
あたしは、結婚式の進行人(?)をしているのだ。
人々が口々に、
『おめでとう!!』
とリナ達に向かって言っている。
「では、これより、リナ=インバースとガウリイ=ガブリエフの結婚式を行います。」
あたしが言葉をだすと、ふとみてみれば、
席の方で、ルナ・獣王・海王・ゼロス・ヴァルが汗をかきつつ固まってるし。
あらら♡
声でバレちゃったのね。
ま、いいわ♪
「では、新郎ガウリイ=ガブリエフ。あたはこのリナ=インバースを生涯愛することを誓いますか?」
「誓います!!」
すぐさま返事が戻ってきた。
「では、リナ=インバース。あなたはこのガウリイ=ガブリエフを夫とする事を誓いますか?」
あたしが言うとリナは、
「う゛……ち…誓います……」
消え入りそうな声で言ってくる。
誓いませんとかいったらそれはそれで面白いんだけどねぇ。
まあ、ルナの手前そんなことはリナはいえるはずないけど。
「いいでしょう。では二人が夫婦になった事を認めます♪指輪の交換をして下さいね♪」
あたしの言葉をうけ、二人は指輪の交換を行ってゆく。
一方。
今だルナ達五人はというと固まっているけど。
そして、アメリア達の方はといえば、
「この進行役の人って女性なんですね。」
「けど、何だってあんなに目深くフードをかぶっているんでしょう?」
なとど話してるし。
……だって、すぐにバレたら面白くないじゃないのよ……
そんなことを思っていると、ふとはじかれたようにあたしのほうをみて、
『え?』
リナが唐突にあたしをみて目を丸くしつついってくるし。
「ま・・ま・・まさか・・・」
あらららら。
余りに近くにいたから同調して、リナにあたしの考えが伝わっちゃったのね。
リナはあたしを見て震えている。
あ~らら♡
きづかれちゃった♡
とりあえず、まいいわ♡
「さて、結婚式にご参加された皆様v本日はありがとうございました♪
  皆様にはあたしからのささやかなプレゼントがあります♡外に出て空を見て下さいね♪」
にこやかに会場の存在もの達にいうあたしの言葉に。
なぜか、一瞬首をかしげる存在ものたちの姿が。
と、
外の方でざわめきが起こる。
もしかして、あれ見たことなかったのかしら?
というかほとんどみたことないはずだけどねぇ。
この場にいる人間達って…ま、いっか♪

参加者の一人が外に出て、そとてあわてて教会の中へ戻ってきた。
『そそそそそそ・外!!空に!!』
わめきちらしている。
不信に思ったのか人々はとりあえず外に出てゆく。
そして、その場に残ったのはリナの関係者たちのみ。
「あら?ヴァル。どうしたの?」
フィリアがヴァルが固まっているのに気づいたらしい。
メンフィスはあまりに外がさわがしいので、窓から外を見る。
「な!!?お・おじ様!!外!!空に!!」
メンフィスは空を指差す。
そこには空一面に光のカーテンオーロラが現れていた。
ざわめく十人達。
一方残りの五人は未だ固まり中♡
「ハイ♪ってことで、リナ♪あんた達には別のプレゼントがあるから♪」
  二人とも、入ってらっしゃいな♪」
あたしは奥の扉に向かって、声をかける。
あたしの声をうけ、入ってきたのは方や目つきの鋭い男性と銀髪の女性。
『ルーク?ミリーナ!?』
その姿をみて、リナとガウリイの声が重なり。
『な!?バカな!?』
ミルガズィアとメフィも絶句している。
「お……おまえら…何で……」
ガウリイが何やら言ってるけど。
「おひさしぶりですね。リナさん。ガウリイさん。そしてミルガズィアさんにメンフィスさん。」
言って笑うミリーナに。
「よう!ひさしぶり……まあ、あんときは悪かったな。」
ばつのわるそうにいっているルーク。
「ちょっ、ちょっと!!どういうことですの!?」
うろたえまくってるメンフィス。
一方、事情が分からないフィリアやアメリア達はただ首をかしげている。
「それが……さる御方が直々に私達を復活させてくれまして。」
ミリーナが、ちらり、とあたしをみてリナをみつつ言ってるけど。
「……何で?ど~いうこと?」
しばらく絶句したのちに、リナがあたしのほうに視線をむけて問いかけてくる。
あ。
やっぱり気づいてた♡
「あら♪決まってるじゃないのよ♪あんた達の結婚のお祝いよ♪」
言ってあたしは、フードとマントをはぎとってゆく。
― ガガガガタタタタタタッッッッ!!!!
それと同時、なぜかルナ達五人が椅子からころげ落ちる。
「ちょ…ちょっと!!何で貴方がこんなトコにいるのよ!!。」
わめくリナ。
『誰(なんです)?』
いぶかしるその他の人々約十人。
「あ!思い出した!!確かとことんの中で会った人!!」
ガウリイが、ぽん、と手をたたいて、あたしをみていってるし。
「それを言うなら、混沌……って、何!?」
ゼルガディスが言いかけて、そして、アメリア・ゼルガディス・シルフィールが固まる。
ま、冥王の件のとき、あの場にいたし……この三人は。
一方、
「ねえ、ヴァル?どうしたの?あの方どなた?」
フィリアはヴァルに聞いている。
「……きくな……たのむ。……知らない方がいい、絶対……」
冷や汗かきつつヴァルがうめくように答え。
「じゃ、あんたが復活させてくれたのか?ルークとミリーナを。」
ガウリイがあたしに聞いてくるけど。
『何!?』
そんなガウリイの言葉に、見事にミルガズィアさんとメフィの声が重なる。
「そ♡あんた達のお祝いにと思ってね♪
  あ、外のはあれ“オーロラ”っていう1つの自然現象だから♪」
にこやかに、笑みを浮かべて説明するあたしの言葉に。
「何で貴方がそこまでするのよ……」
じと目であたしをみつつ言ってきているリナ。
「あら♪やっぱり一応(自分の)結婚式なんだし、これくらいしないと♪
  もうちょっと派手でも、いーと思うけど♪」
あたしが言うと、
「ちょっ!ちょっと!!貴方!!あのときまだ人間のフリしてていいって言ったじゃない!!」
リナが何やらわめいてるし。
あらららら♡
思い出しちゃったのねリナ。
あのときのコト。


あのとき、あたしはリナの体を乗っ取った。
が、
「あら?」
あたしはある事に気づいた。
リナの力は本質的にあたしと同じだったのだ。
そしてある一件を思い出した。
約百数○億年前、あまりに暇だったあたしは自分の一部を切り離して実体化させてたことに。
ま、曰く、簡単に言えばあたしの分身である。
どうやらリナがその分身だったらしい。
……完全に忘れてたわ……あたし……
ど~せならこのまま戻ろうかと思ってたら、
何とあたしの空間に、精神力だけで追いかけてくる人間…ガウリイがいた。
あらあら。
リナの方も人間やってるのが長かったせいか、ガウリイのコトを想っていたらしい。
一瞬、リナの【想い】があたしに分かったもんね。
ま、忘れてたあたしにも責任あるから、とりあえずもう一度リナを実体化させておいたのだ。
そしてガウリイと共に世界へ一応戻したのだが……
ど~もリナってば、そのコトを忘れてくれてたのはいいんだけど、
あたしの力が身体から湧き出てきちゃったらしくて……
で、あたしは一応リナにあの宝石を渡しておいたのだ。
とりあえずの力の抑えとして。

……話がズレたが、元に戻そう。


「たしかにね♪けどやっぱり結婚式となると参加するわよ♪もう二度とないでしょうし♪」
にこやかにいうあたしの言葉をうけ。
「おい?一体全体どういう事なんだ?」
ミルガズィアが何やら理解不能のままで聞いてくる。
目が完全に据わってるのが面白いけど♡
「あなた……だれ?」
フィリアが首をかしげ。
「あ、あたし?あたしは……」
あたしが言いかけると、
『エル様!!それは!!!』
みごとにルナ・ヴァル・獣王・海王・ゼロスの声が重なった。
「あんた達はだまっててね♡」
あたしが言うと五人は床にひざまづく。
「お゛い……」
「まさか…」
「そんな……」
ゼルガディス・アメリア・シルフィールがつぶやく。
「あ、ゼルガディス・アメリア・シルフィール。あんた達には会ったことあるわよね。あたし♡」
(ま……まままままままままさか……)
三人の呟きが聞こえてくる。
「あたしは全ての混沌を生み出せし存在♡あんた達はあたしの事こう呼んでるけど♡」
『ま・ま・ままままままままさかかかかっっっ!!』
フィリア・メフィ・ミルガズィア・ラーク・ミネア・シルフィール・アメリア・ゼルガディス。
計八人の叫びが重なってるし。
「すなわち……金色の魔王ロード・オブ・ナイトメア♪ってね♪♪」
ぴっしいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃんんんんん!!!
辺りが空間ごと凍りついた。
無理もないのかもしれないけど。
というか、この程度で固まるって……根性ないわね……
お母さん、そんなに弱く創った覚えはないわよ♡

「で、誰なの?」
言うナーガ。
だが答えられる者は誰もいない。
「ナーガ達二人は知らないのよねぇ。あたしのこと。
  ま、簡単にいえば、あんた達人間の伝説にある『混沌の海』そのもの。本人よ♪」
あたしは一応説明しておく。
「え?それって世界の元になってるっていう……」
ナーガがぶつぶついってるけど。
一方、シルフィール・ラーク・ミネア・メフィ・フィリアは卒倒している。

しばし、その状態が数時間続いてゆく。

「……ど~すんのよ、エルこれ……」
やがてリナがぽつりと言ってくる。
今だ全員凍ったまま。
「ま、関係ないじゃない♡」
「どこがよ……」
そんな会話をリナとしつつも、一応結婚式は無事に終了してゆく。


                        -続くー

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あとがき:
  さて!!どうだったでしょうか第七話!!
  この回ほとんどエルさま一人称で書いてあります。
  リナ達側は・・まあ、想像してやってください。(汗)
  L:へー、前回全然あたしを出さなかったかしらねー♡
  K:ま・まあそれもありますです。はい。
  リナ:それはそーと、いきなりあたしの正体バラしてるけど・・・いーの?
  L:そういやそうねー。ま、いいじゃない♪
    そもそもリナがあたしの力を使えるって事が不思議だったんだから。
    この理由なら納得するしね。♪(笑)
  K:いやー、実は。リナ=エル様ってのは、エル様の正体が分かったときから、
    考えてたんです。
  L:そういや、あんた、本編主体としたあたし=リナの話を書いてるわよねー。
  K:ええ(汗)。ただ今『A4大学ノート』約十冊分!!(続行中)
  リナ:何で入力しないのよ・・・?
  K:書いてる当事!パソコンがない!!!
  リナ&エル:原始人・・・・。
  K:いやー、そういわれましても。なんせ、携帯電話も持ってません。私は!!(実話)
  L:・・・違った・・・。あんた、原始単細胞生物だわ・・・。
  K:ま、とにかく!つぎは第八話で会いましょう!!(逃げるK)


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