まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

ちなみに。今回ヴァルガーヴが復活してますけど。
どうやら公式的にはヴァルは子供として孵るようですので、あしからずv
ちなみに。お勧めは新たに2006年に発売されたボックスのドラマCDv
子供ヴァル・五歳にフィリアが女の子のふりふり服をきせてるみたいです(笑
絵がほしかった……

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前回のあらすじ:
くにのねーちゃんのたくらみによって、ガウリイと結婚することになったリナ。
ねーちゃんは、リナに有無を言わさない為、リナが主に関わったことのある人達(?)をほとんど呼び集めていた(笑)。
そして、リナは気を失う。理由は・・・分からんでもないか・・。

闇とリナと  ~全員集合!?~

「リナ!」
「リナさん!大丈夫ですか?」
あたしが声に目を覚ますと、周りに見えるのは、アメリアとフィルさん。
ラークとミネア。
メフィとミルガズィアさん。
ゼルガディスとシルフィール。
そして、ゼロスとナーガ!!
「……え?あたし……」
あたしはゆっくりと起き上がる。
「何かうなされてましたよ。」
ゼロスが言う。
そういや……
…えっと…うん。
きっと夢だ!うん!夢に違いない!!
絶対そうだ!!!
……そんなあたしの希望はすぐ消えた……
「もう!姉さんったら何年も帰ってこないんだから~!!」
アメリアがナーガに言っている……
……セイルーン王家……大丈夫なんだろ~か……
そんな最中。
「おや?リナさん、僕ちょっと行くとこがありますので。」
言ってゼロスはその場を去る。
ど~も、あたしが気を失ってる間に互いに自己紹介をすませたらしいけど。
「で?人間よ、何でゼロスがお主と一緒にいる?」
ゼロスが出て行ったのを確認し、ミルガズィアさんが聞いてくる。
「……ゼロスって、あの降魔戦争のゼロスでしょう?」
ラークは怯えている。
「さ~ね。今度は何考えてるんだか……ゼロスのヤツは……」
あたしは言いつつ起き上がる。
「で、シルフィール。あんたは何でここに?」
「ガウリイ様がリナさんと結婚される。と聞きまして……」
シルフィールは何やらふっきれたようにそんなことをいってるし。
「しかし、あなたが赤の竜神の騎士の妹だとは正直驚いたわ。」
とメフィ。
「ときに……それ、何だ?」
そんな会話の最中、ミルガズィアさんがあたしのブレスレットを指して聞いてくる。
そういや、デザインがかわいいから付けたまんまにしてたっけ。
「それからは……触れたときに何かとても強い力を感じたのだが?」
何やらそんなことをいってくるミルガズィアさんだけど。
ど~やらあたしを介抱しようとして触れたらしい。
「さあ?あたしも知らない。ゼロスがくれたのよ。
  ど~もあたしにこれを渡すように言われたらしくて。」
そんなあたしの答えに、
「魔族が……か?」
言葉につまっているミルガズィアさん。
「いや、そー言われても……あたしもわかんないし。何でかなんて。」
「それはそうと、リナさん?ガウリイ様の所へ行ってみませか?」
あたしとミルガズィアさんが話していると、シルフィールが横からいってくる。
ナイスvシルフィール。
あたしもこれ以上、聞かれても答えようがないしね。
「そね。」
シルフィールの意見もあり。
結局ひとまずガウリイのところへとあたし達は移動することに。


「リナさーん!」
何やら聞き覚えのある声が・・・
『フィリア(さん)!?』
みごとにそちらを振り向いたあたしとアメリア・ガウリイ・ゼルの言葉が重なった。
「よう!」
……え……
『ヴァルガーヴ(さん)!?』
またしても声がハモる。
「ちょっ、ちょっとフィリア!何だってこんなトコに!
  ってゆーか何でヴァルガーヴが元の姿に戻ってるのよっ!!」
思わず叫ぶあたし。
「ヴァルガーヴじゃない。ヴァルだ。」
とヴァルガーヴもといヴァル。
「ふむ、火竜王に属する黄金竜と古代竜エンシェントドラゴンか……」
ミルガズィアさんが何やらいってるし。
「そちらは、水竜王に属するお方ですね。」
フィリアはミルガズィフアさんをみて言っている。
「私、フィリア=ウル=コプトと申します。」
そんなミルガズィアに向かって、フィリアは自己紹介してたりするし。
「ふむ。こちらはミルガズィアと言う。」
そんなフィリアに丁寧に答えているミルガズィアさん。
「では?水竜王に仕えられてました長老の?」
とフィリア。
「うむ。その通りだ。」
とミルガズィアさん。
「だぁ~!!二人してのんきに会話してないで!!
  フィリア!!一体全体ど~いうことよ!ちゃんと説明してよねっ!!」
まったく、話が見えないじゃないのよ!
というか、何で彼女たちがこんなところにいるのよ!!?
そんなあたしの叫びをうけ、
「あ。すいません。リナさん。実はお告げがありまして……」
フィリアの言葉に。
『へっ?お告げ?』
あたしとアメリアの声が重なる。
「はい。『今日のこの日にここ、ミプロス島へこい。』と。
  そのお告げと同時にヴァルが、元の大きさに戻ったもので……
  ……理由を確かめようと思いまして。ここに、ヴァルと共に来たんです。」
とフィリアが説明してくるけど。
「俺もいきなし、元に戻ったからな。とりあえず以前のことは謝っておく。悪かったな。」
とヴァルが何やらぶっきらぼうにといってくる。
そんな会話をしていると、今までだまっていたメフィが、
「あの、どーいうことか説明してくれません?」
などとあたし達を見奈良が聞いてくる。
あ゛……そ~いや、彼女というか、ミルガズィアさんたちは知らないんだった……
あのこと……

……メフィの質問に対しあたし達はかわるがわる説明することに……

説明が終わり。
「……お前ら、本当に人間か?!」
あきれたように言ってくるミルガズィアさん。
「ほっとけ!あたしのせいじゃない!」
言い返すあたしとは対照的に、
「……リナさんの周りって、一体……」
何やらしみじみといってうなっているラーク。
「本当。つくづくリナってやっかいなコトに首をつっこむわね。」
とナーガまでもがいってるし。
「ナーガ・・あんたには言われたくないわね……」
あたしはじと目でナーガを見る。
こいつだけにはそんなこといわれたくないぞ……
とりあえず、フィリアとヴァルも連れて、ガウリイの所へ向かうことに。


「あらリナ。みんなで来たの?まぁ。フィリアじゃない。ひさしぶりね。」
姉ちゃんが部屋に入るなりあたし達をみて言ってくる。
「……姉ちゃん、一体コレど~いうコト?!」
あたしは自分の服(ドレス)を指して言う。
「い~じゃない。こうでもしないとあんた達結婚しそうにないんだもの。」
あっけらかんと言う姉ちゃん。
「う゛……」
思わず言葉につまるあたしとは裏腹に、
「あら?そういえばあの女性は?」
ナーガがふときょろきょろしていってくる。

「あの女性?」
聞き返すあたしに対し、
「ええ。リナさんの結婚式をどこで行うのか聞いたところ、教えてくれた方ですわ。
  ものすごい美人の方でした。」
とメフィがナーガに続いていってくる。
「ふっ。くやしいけどあの女性には私も負けたわ……」
とナーガ。
おいこらまて……ナーガまで認めるとは!?
……どういう人だったんだろ……
「確かに。ものすごい美人だったな。」
とミルガズィアさん。
「?どんな人よ?あたし心当たりなんてないわよ?」
あたしが首をかしげつつ言うとナーガが、
「あっ、何か書くものある?」
言ってさららっと何かを書く。
「こんな人。」
ナーガがそう言って書き出したのは長い髪のものすごい美人の女性。
「へ~。上手ですねぇ。」
「本当、姉さんあいかわらず上手ね。」
と交互に何やら言っている、ラークとアメリア。
「へ~、どれどれ?」
あたしとガウリイ、そして姉ちゃんがそれを手に取り書かれた人物を覗き込む。
ぴしっ!!
なぜかそれをみて、姉ちゃんが音を立てて固まった。
「ね……姉ちゃん?」

そんな姉ちゃんを疑問に思い話しかけると、
「あ、あああの!?こ、こここの御方って、もしかして髪は金色で服は黒が主体の……」
どもりつつ冷や汗をかきながら姉ちゃんが何やらいっているし。
「そうですが。何かお心当たりでも?」
メフィが言うと姉ちゃんは完全に石化した。
??
一方。
「な~リナ?この人どっかで見たよ~な気がするんだが……」
ガウリイまでもが書かれたその人物をみてそんなことをいってるし。
まあ。たしかに。
あたしもどこかで見たような気がしてたのは確かだけど……
「そうなのよねぇ。あたしも。けどどこでだったか思い出せないのよね……」
ガウリイが覚えている、ということはかなり印象深かったはずだというのに。
まったくもって思い出せない。
そのままガウリイとあたし二人してしばし考え込んでしまう。
……ほんと、どこでだったっけ??
そんな考えを張り巡らせていることしばらく。
しばらくして部屋の扉が開かれた。
「いやぁ。こちらに移動されてたんですか。さっ、どうぞ♪」
何やらいいつつも、入ってきたのはゼロス。
そしてゼロスが招き入れたのは……
年のころなら二十歳前後の女性二人。
一方は淡い金髪で一方は長い黒髪。
『う゛!!!』
あたしとミルガズィアさん、そしてメフィの声がダブル。
ち……ちょっと……何だってこの二人がこんなトコに……
「ゼロス。あんたまさかわざわざこの二人呼びにいったんじゃ~ないでしょ~ね……」
声をすわらせまくって言うあたしの言葉に、
「違いますよ。御二方様がこられたので、お迎えにいっただけです。僕。」
にこやかにゼロスがいってくる。
「?だれですの?この方々……」
シルフィールが少々怯えた声で言う。
ゼロスが魔族だと聞いているらしい。
「心配は無用。今のところそちらに危害を加える気はないですから。ひさしぶりですね。
  リナ=インバース殿。ガウリイ=ガブリエフ殿。それと、黄金竜殿にエルフ殿も。」
大柄な淡い金髪の女性が言う。
「それに赤の竜神の騎士の前でそんなコトはいたしませんわ。」
言ってにっこり笑う華奢な長い黒髪の女性。
「で、だれなんですか?リナさん。」
アメリアが聞いてくる。
さて……どうしようか……
アメリア達にどうやって説明しようか悩んでいると、
「何ゆえに、お前たちまでやって来たのだ?獣王ゼラス=メタリオムに海王ダルフイン。」
唐突に、いきなり言葉を発するミルガズィアさん。
お゛い!!
ミルガズィアさん!
いきなり言うか!?
ぴしっっ!!!
……あ゛っ(汗)
……あ~あ、みんな固まっちゃった……

しぃぃん……
しばらくの沈黙ののち、
『獣王に……海王?』
アメリアとシルフィールが震える声でつぶやく。
「ふむ。そういえば他の人間とは面識がありませんでしたね。
  では、こちらの自己紹介をしておきますわ。」
獣王ゼラス=メタリオムは言う。
……せんでいいって、そんなこと……
「私の名はゼラス=メタリオム。で彼が私の部下の獣神官ゼロス。」
言ってゼロスの方を向く獣王。。
「私はダルフィンと申します。」
にこにこと言う海王。
「ほぉ。奇遇じゃな。何と魔王腹心の部下二人と同じ名前か!」
そんな二人の自己紹介をうけ、にこやかにそんなことをいっているフィルさん。
……もしもし?
「フィルさん。……そ~じゃなくてこいつらその本人よ……」
こめかみに手をあてながらもとりあえず説明しておくあたし。
「何!??」
そんなあたしの言葉に、多少驚いた声をだしているフィルさんだけど……
フィリア・ラーク・ミネア・シルフィールは石化している。
「おい!リナ!何で知っている!こいつらに会ったことがあるのか!?」
ゼルはゼルであたしをみつつ何やら聞いてくるし。
「そ~ですよ!リナさん!!」
そんなゼルに続いてアメリアまでもが聞いてくる。
「う゛……前に魔王をもう一人倒したときに会ったのよ……」
あまり詳しく説明したくはないけど説明しないわけにもいかないのでひとまず簡単に説明しておく。
そんなあたしの言葉をきき、
「な!?リナお前!?また魔王を倒したのか!!」
なぜかゼルがそんなことをさけんでるし。
……そんなに驚くことじゃ……あるかもしんない……
『またっ・・って?』
そんなゼルの叫びに反応し、
アメリア・フィルさん・ナーガ・ラークとミネア・フィリア・ヴァルの声がダブル。
その問いに答えたのはゼロスだった。
「いやぁ。魔族内では有名なお話なんですよ。
  実はリナさん達約三年前に赤瞳の魔王様のお一人を滅ぼされまして。
  で、この前ももうお一人滅ぼされましたけどねぇ。」
すずしい顔でにこやかに言うゼロス。
「あんたにも、責任あるでしょ~が……」
そんなゼロスにうなりながらも抗議する。
こいつが…こいつがぁぁ!
ある意味こいつのせいでもあるしっ!
「そもそも、あんたがあのときあのことをあたしたちに先にいってくれてたらっ!」
いっても無駄だとはわかっているけど言わずにはおれないのはしかたないとおもう。
そんなやり取りをしていて、ふと気づくと……あれ?
あっ、みんな絶句しちゃってる。
ラーク達は倒れてるし……
そんなあたし達とは対照的に、
「獣王、海王……こっち来て……」
みょ~に弱々しく彼らに向かって何やら言いっている姉ちゃん。

どうしたんだろ?
姉ちゃん??
「?赤の竜神の騎士?いったい?」
姉ちゃんの言葉をうけ首をかしげながらも、二人は姉ちゃんの方へと近づいてゆく。
そういや、心なしか姉ちゃんの顔色が悪く感じるのは気のせ~だろ~か?
「この御方が、ここミプロス島にお見えになられているそうよ……」
姉ちゃんは弱々しく言ってさっきのナーガの書いた絵をゆびさす。
「?」
獣王と海王がそれをみたとたん。
―びしっ!!
……二人は瞬く間に凍りつく。
「?一体何なんですか?」
そう言ってそれを見たゼロスも
「え゛?!!」
と言って固まるしまつ。

……そして、三人(?)が固まったまましばらく時間が過ぎてゆく。

「一体なんだというんだ?」
いぶかしるミルガズィアさん。
「あの絵が何かあるんですかね?」
とアメリア。
しかし、あの絵の人物が誰かは分からない以上、あたし達は話の先に進めない。

やがて……
「……うかつなことはしないようにしましょうね・・。」
と姉ちゃんがなぜか本当に弱々しくそんなことをいってるし。
「同感です……」
「同じく……」
「合意……」
ゼラス=メタリオムとダルフィン。
そしてゼロスと姉ちゃんが、大量に額に汗をかきつつその一言をもらし。
そして、
「はい。じゃ、リナとガウリイの結婚式を始めましょうか!!!」
から笑いしつつ姉ちゃんはそう言いはなつ。
……何か隠してるな……姉ちゃん……


                                   -続くー

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あとがき:
   ちょっとー!!今回あたしが出てないじゃーないの!?
K:お・落ち着いてください!L様!!ある意味出てらっしゃるでしょう?
L:絵だけじゃないのよ・・・。(手に取る愛用の鎌)
K:いや、次回はもうほとんど!っといってもいいくらいにエル様出てきます!
L:本当でしょーねー。(にじりよるエル)
K:本当です!・・ま、話の方も急展開しますが・・・。
L:あら♪そうなの♪
K:・・・た、助かった・・・。
L:でも♪今回はでてこなかったのよねー♪あ・た・し・は♪
K:え”!!!(汗)
ーザクッ!!!-
L:さてKはどこかにいきました。(笑)
  ま、こんな下手くそ書いてるヤツですが、心の広い方は次も読んでやって下さいな♪
  では、次回7でお会いしましょう♪♪


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