まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
編集、編集~……
というわけで(何が?)編集しつつの、第3話ですv
多少初期のものとも言い回しなどを変えて…るのかな?(笑
では、いっきまーすv
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前回のあらすじ:
魔族側が、リナを『人間とみなすな』という、命令を出した。
それに応じて作戦を練る覇王と獣王。
一方、リナは、ガウリィと共に、リナの実家に帰ってきている。
そして、リナはあることに気づく。すなわち、魔力の高まりを。
闇とリナと ~リナの不安!?~
あたしがガウリィと共にゼフィーリアに帰ってきたとき。
真っ先に姉ちゃんに挨拶にいったのだが……(後々が怖いし)
ちょうど姉ちゃんは昼時の時間で、ウェイトレスのバイトにあけくれていた。
「姉ちゃん、ただ今……」
あたしが姉ちゃんに声をかけると、
「あら。リナお帰りなさい♪あら彼氏つれてきたの?」
ドゴッ!!
おもわずこけるあたし。
「ち・ちが~う!このガウリィは自称あたしの保護者で~!!」
あたしが言いかけると姉ちゃんは、
「じゃリナ、これ行ってきて♪」
と~とつに一枚の紙をあたしにくれる。
何か場所が書いてある。
「何?これ姉ちゃん?。」
一応あたしはそれを受け取る。
「い~から行くの♪。」
姉ちゃんの一言であたしはとりあえずその場所に行くことに。
……姉ちゃんに逆らったら命がいくつあっても足りないし……
という分けで、その場所にガウリィと共にいってみる。
………が……
「何だ?おぬしたち」
と~とつに言う兵士その一。
とりあえず、姉ちゃんからもらった紙を見せる。
そこには、
『私のかわりで~す♪』
と書いてある姉ちゃんの文字が。
「ふむ、赤の竜神の騎士のかわりか……じゃ頑張ってくれよ。」
『は?!』
兵士の言葉に目が点になり思わず聞き返すあたしとガウリィ。
「何だ聞いてないのか?今からデーモン達を倒しに行く。頑張ってこいということだ。」
あっけらかんと言う兵士。
「お~い、リナ。また何かメンドーなコトじゃ……」
ガウリィが聞何やらいってくる。
いってくる……が。
「くっ!姉ちゃんがやれっていってる以上。デーモンだろうが魔王だろ~が、やってやるわよ!!」
あたしはこぶしをにぎりしめつつ言う。
「そういやお前、前外に出たときも異様に怯えてたな。何者だ?おまえの姉ちゃん……」
そんなあたしの台詞をきいてガウリイが何やらいってくるけど。
以前結界の外に出たとき、姉ちゃんの命令(?)で、とある事件に関わったのだ。
「お願い、聞かないで……ってことで、どこなの!?デーモン達は!!。」
あたしは、兵士につめよった。
「やれやれ。あちけなかったな。……ってリナ?どうしたんだ?そんな表情して……」
ガウリィがあたしに聞いてくる。
あたしは途方にくれていたのだ。
一方、兵士達や雇われ魔道士、傭兵もあたしとは別の意味で呆然としている。
理由はものすごく簡単である。
十数匹以上もいたレッサーデーモン及びブラスデーモン。
おまけでちびっと混じってた下級魔族どもをあたしとガウリィだけで倒してしまったのだ。
ま、ガウリィが使ってる剣は、
彼が以前使っていた『光の剣』と呼ばれる異世界の武器には到底およばないが、
一応伝説の『
ちなみに余りに切れ味がよすぎるので、
とある前に知り合った黄金竜が『』切れ味を鈍らせる紋章を刀身に描いてくれている。
このガウリィ剣の腕は超一流なのだが……頭がくらげ並なのだ。
一方、あたしの方の途方にくれているわけはちょっと違う。
デーモン達に対して、以前知り合いがやった方法をとってみたのだが・・・。
「
あたしは空中にそれを放ち、
「ブレイク!!」
アレンジを加え分解させた。
まあ足止めのつもりで放ったのだが……
『え?!』
あたしは目を疑った。
いや。
そりゃ~手加減はしてないが……
以前、光の剣に呪文を乗っけて放った時よりも威力が増していたのだ。
しかも足止めどころでなく、綺麗さっぱりデーモン達は消滅してゆく。
いや…あの……なんで?
……まさか……
「
あたしはとりあえず確認の為に力をセーブせずデーモン達に
。
ドドドドドドドゴゴゴゴゴゴウウウゥゥゥォォォォォンンンン!!
ものすごい音をたててそれは炸裂し、軒並みデーモン達が倒れ去る。
……うをいっ!!
だあああっ!
ちょっとまていっ!
何だってあたしがこんなに強力なのをつかえるんだ!?
前もってた
そんなこんなで呆然としているのだ。
〃なぜ?どうして?〃
などという言葉が頭の中をぐるぐる回る。
そ~こ~してる内に、その周辺……
……もとい国境外のデーモン達もぶち倒し、大変国から感謝されたのだが……
結論。
やっぱり魔力が上がっている。
それも日に日に。
そして、その疑問をつい姉ちゃんの前で言ってしまったのだ。
姉ちゃんのおかげで大体の見当はついた。
ついたが解決にはいたらない。
実は夜こっそり町外れに行き、試してみたのだ。
――完全版
信じられない事だが魔力の消耗が前より激しくなくなっていたのだ。
本来ならばこの術。
むちゃくちゃに消耗が激しく持続時間も極めて短い。
はず……なんだが、持続時間もかなり伸びている。
もしやと思い試しに二刀流もしてみたのだが……
あのとき、ルークの創った世界ならまだ分かる。
分かるのだが……
何とすんなり出来てしまうんでやんの……
一体、あたしの身になにが起きているのか……
その真実を知るのには当分時間がかかる。
という事にその時のあたしは石ころ一つ分さえも思ってはいなかった。
やっぱりあいつにはたのめない。
そうだ♪
ちょうどいいヤツがいるじゃないの♪ってことであたしは、その二人を呼び出し(?)た。
「獣王様~(泣)何だって直々に呼び出しうけるんですか~(汗)しかも僕まで……」
泣き言をいうな!
なさけない!!
「知らないわよ。ゼロス。何だってあの御方が直々に……」
とまどってる獣王。
そう。
やって来たのは、『獣王ゼラス=メタリオムとその部下獣神官ゼロス』の二人連れ。
ま、ゼロスだったらあのとき乗り移ってたあたしを見てることだし♪
「失礼いたします。エル様。獣王ゼラス=メタリオムと獣神官ゼロス。
お呼びにより参上いたしました。」
ゼラスが言うと、扉がすすっと開く。
「お待ちしておりました。さ主がおまちです。」
言って出迎えるこの宮殿に仕えているメイド。
あたしが命じて出迎えさせたのだ。
そして、二人をあたしのいる部屋の前まで案内してくる。
「失礼いたします。エル様。獣王様と獣神官殿が見えられました。」
言葉を受けて扉が開く。
そして入ってくるメイドと、獣王と獣神官の二人。
「あ。あんたもうい~わよ。」
あたしが言うとメイドは軽く会釈をしてそのまま退く。
「よくきたわね~♪二人とも♪獣王ゼラス=メタリオム、獣神官ゼロス♪」
二人は床にひざまずいている。
やがて、獣王が言葉を発する。
「エル様。直々の呼び出しを受けて参上いたしました。していかなる御用件でしょうか?」
ゼラスの声は少々震えている。
そうおびえなくても……
「別に大した用じゃないわよ♪ただそこのゼロスってリナ=インバ-スと関わりがあったじゃない?
それに一度会ったコトもあるし。ゼロスとは。」
あたしが言うと、
『?ゼロス。お前いつお会いになったんだ?』
と獣王がテレパスで話している。
『いや、あの・・冥王様の件のときです。』
とゼロス。
『初耳だぞ?!なぜ報告しない?!』
『いや……余りに畏れ多すぎて……』
「別にい~じゃないの。あたしがリナの体乗っ取ったって話しても♡」
そんな二人に対してひとまず唐突にいっておく。
あの事報告してなかっわね。
ゼロスのやつ……
「え゛?!……あの……」
なぜかゼラスが言葉に詰まってるけど。
「あたしが『聞こえない』とでも思った?」
にっこり笑って言うあたし。
ただただうろたえまくっている二人に、とりあえず用件を言うことに。
「部下Sに頼んだんじゃあ、心もとないから。あんたたちに頼むわ♪」
何か二人の心の内がはっきりと視えるのだが……
ま、それはい~だろう。
あたしは四つの宝石(首飾り・ベルトバックル・ブレスレット×2)をゼラスの前に出現させる。
「それ、リナ=インバ-スに渡してきてね♪」
『は???!』
みごとにゼラスとゼロスの声が重なる。
「嫌なの?」
あたしが言うと二人はぶんぶん首を横に振る。
「いえ!とんでもございません!」
すぐさま答えてくるゼラス。
『しかし……なぜ?確かにリナ=インバ-スはエル様の呪文を使うことができる。』
さっき聞いた所だとエル様本人を召喚すらしたことがあるらしい。
でもだからといってエル様が直々に気にかけるというのは……?』
『……たしかにリナさんは変わっていますが……』
ゼラスとゼロスの心の内の動揺が手にとるようにわかる。
「ま、今はまだ言えないわ♪その内分かるわよ♡リナを気にかける理由はね♪」
にこにこと笑いながら二人に言う。
二人は今だ動揺している。
「とりあえず。それリナに渡してきて。
あっ、それからリナを殺されない様ガ-ドしといてくれない?とりあえず♡」
にっこり笑っていったあたしの言葉にあきらかにうろたえまくるゼラスとゼロス。
う~ん。
こう露骨だと面白い。
『え・えええええええぇぇぇぇー!!』
みごとにゼラスとゼロスが叫ぶ。
そしてただひきつりまくって呆然とし、心の中で問答を繰り返している。
『こともあろうにエル様本人があの人間を殺すななどど言われるとわ!?』
『赤瞳の魔王様に言われれば……』
などと思っているゼラスとゼロス。
「あいつが、リナ=インバ-スを人間とみなすなって命令だしたのは知ってるわよ。
だったら。もしかしてリナを殺そうとする者もいるじゃない?それを防いでほし~のよね~♪」
「それに部下Sは今、いらない命令出したからお仕置き中よ♪」
あたしの言葉をきいているのかいないのか二人はただただうろたえまくっている。
ま、今理由言ったらこの場でダメ-ジ受けて滅ぶわね。
間違いなくこの二人……
「で、やってくれるわよね~♪」
あたしの言葉に彼らは素直にうなづいた。
う~ん、素直でよろしい♡
<間>
呆然としつつ、もとの世界にと戻るゼラスとゼロス。
「一体、どういうことなんでしょう……」
ゼロスがぽつりともらす。
「さあ……少なくともエル様の命令は絶対……」
言ってゼラスはゼロスの方を向き、
「じゃ、ゼロス。リナ=インバース守るのあんたの役目ね。」
ぽんとゼロスの肩に手を置き言うゼラス。
「ええ~!僕がですかっ!?」
声を荒げて叫ぶゼロス。
「あんたなら、リナ=インバースと面識があるでしょ?!」
「それに私。ダルフィンの方にも、リナ=インバースには手を出さないでって言わないといけないし。」
何やらゼラスがいってるけど。
あら…一応秘密にっていったはずだけどねぇ。
あ・た・し・は♡
「エル様の目的が分からない以上、彼女に敵として挑むわけいはいかない。
かといって、秘密にと言われていたから……
とりあえず、ダルフィンと相談の上で対策をかんがえるから……」
などとつぶやきながらも、そして。
「じゃ、私いってくるわ。ゼロス。後はたのんだわよ!」
そう言い放つと同時、そのまま空間を移動しているゼラスだけど。
…ま、いいか。
海王ダルフィンもリナとは会ったことがあるし…ね♪。
「そんな~(泣)さて、どうやって、リナさんに話しましょうか?」
あとには考え込むゼロスが残っていたりする。
……どうでもいいけど、早くあれ渡してほしいんだけど……
-続くー
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あとがき:
とりあえず、一区切りです♪
L:あら♪あたしが結構でてるじゃないのこの回♪
かお(後K):これは、エル様♪ようこそ、こんな世界に♪
L:しかし、おもいきった話書いたわよねー。あんた。
K:いやまあ・・・。永遠に続く中でエル様がこんなことやってても、
おかしくないかなーと思いまして。
L:確かにね。部下S達をいじめるだけじゃー暇よねー。
K:あの、ところでSさんは?
L:部下Sならいらん命令出してくれたから、○ナツボ火山の噴火口に
氷のロープでくくりつけた木の枝に縛り付けて、つるしてるわよ♪
K:・・・それって氷溶けたら?
L:火口へ急降下♪にきまってるじゃないの♪♪
K:・・・ま、とにかくこれからもよろしくお願いします。エル様。
L:ま、気がむいたらね☆
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さて、エル様に登場していただいたこの回。
実は、この話の主人公ある意味エル様だったりします。(笑)
それでは、3でお会いしましょう。
リナ:あたしのコトはー!?
K:ぎくっ!!それでは!!(にげるK)
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