まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

さてさてv
一気に、高等部!(かなりまて!)
んっふふふv
新婚生活さんのリナガウですv(まてまてまてぃ!)

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「ルー、しばらく休みなさいv」
いきなり呼び出され、開口一番がそれであった。
「……何でですか?母上?」
怪訝そうに眉を吊り上げる。
「あんた、殆ど休んでないでしょ?というか、少しでも休暇とらないと精神に毒よ?」
そう言っているのは。
彼にとっては、母親であり、そして……全てなる創造主たる、金色の母。
「必要ないです。というか、母上、どうしていきなりそんなことを?」
つつがなく、こなしすでに世界は多々と成長を果たしている。
どうして今ごろ、そんなことを言ってくるのか。
彼は疑問に思うが。
「……これは、ルー。いえ、ルキシフェル=ガヴリシヴィア=アビス=ロードナイト。『命令よ』」
「・・・・・・・・」
力を込められそういわれては。
彼女に創り出された彼は、抗えるはずもない。
「……わかりました……」
不満は残るが。
まあ、どうせなら、発展が思わしくない、世界にでも降りて、部下達を叱咤するのも悪くない。
そう思いつつ。
彼の宮殿たる深淵宮から瞬時に消え去る、凄烈までな金色の髪をしている男性の姿。

パキ……
「……ここの人間達も……あいかわらずだな……」
魔と、神、闇と光の攻防。
それだけでなく、踊らされ、もしくは、恐怖に駆られて。
同じ種族同士で争いを繰り広げている人間達。
彼がいるここもまた。
そんな人間達の手により、焼き討ちされた森の一つ。

「はなしてよ!」
「気の強いがきだな」
「せっかく、お兄さんたちがいいところにあんないしてやるって、言ってるんだよ!」
「あたしはそんなところにいきたくない!」
どごっ!
「ぐぇ!」
小さな女の子の足蹴りが。
ものの見事にその男の股間にヒットし。
そのまま、絡んでいた男性はうづくまる。
「こ…この、あまぁ!」
思わず手を振り上げようとして。
ぐっ。
その手が何者かにと掴まれる。
気配も何も感じなかったのに。
ふと見れば、自分の真後ろに、誰かがいる。
「いい加減にしておくんだな。こんな小さい子供に」
そういいつつ、手をねじ上げると。
……バキボキッ!
鈍い、間違えのない音が響く。
「……っっっっっ!!」
腕を抱えて転げ周り。
そのまま。
「お…おぼえてろ!」
そのまま、逃げるようにと走り去ってゆく。
まったく……
だから人というものは……
別に助けようとしたわけではないが。
ただ、自分が進むその先でそういう光景があっただけのこと。
とりあえず。
こういう場合は……
そこに、立ちすくんでいる少女・・・。
年のころは、二歳か三歳程度・・もしくはもう少し上くらいか。
「大丈夫か?」
とりあえず声をかけると。
……どがっ!
その直後。
彼、ガウリイの体に。
少女の体当たりの……足蹴りが炸裂していた。
「ななななななにてことしてくれたのよぉ!あたしのきょうのたべていくかてがぁ!
  ああああ!みぐるみはいで、きょうのおかねかせげなかったぁぁあ!」
足蹴りしつつ、はあはあと息を荒げて絶叫を上げる少女。
「…………は?」
今まで別に見ようとも思わなかった彼は。
少女の思考を覗いてみる。
― と。

こんなか弱い美少女の小さな女の子が一人歩きしてたら。
まず馬鹿なやつがひっかかるから。
それを身包みうまくはいで、今日の生活のお金をゲットする!

……何とも、幼女らしからぬ。
少女は発想をしていたのであった……

ポリ……
さすがにこういう反応や、こういう存在は……彼は初めて目にするので。
「……う…ま……まあ、すまなかったな」
とりあえず、どうして助けてやったのに謝らないといけないのか。
なとどは思うが、とりあえず謝っておく。
すると。
「だったら!あんた!せきにんもって!このあたしになにかおごりなさい!」
そういう少女のお腹が。
グキュルルルゥゥゥゥ……
盛大に音を立てて、鳴り響いていた。
「……何も食べてないのか?」
さすがに聞き返すと。
「……せっかく、とおかぶりのえものだったのに……とおか、あたし、なにもたべてないもん」
そういいつつ、そっぽを向く。
こんな小さな子供が?
何も十日も食べてない?
さすがにその言葉に目を丸くして。
「しかたないな。じゃあ、オレが驕ってやるよ」
「ほんとう!あたしは、リナ!おにいちゃんは!?」
「オレか?オレは……」

リナとガウリイ。
初めての出会いであった……

エターナル・フューチャー第6話

……どうしてこうなったのだろう?
……後悔しても、すでに遅し…とはこのことなのであろう。
しっかりと、自分を隣で抱きしめている男性をみつつ。
「……ま、いっか//」
そのまま、その胸の中に顔をうずめてゆくリナの姿が、寝室にて見受けられていた……

「……ねえ?ガウリイ?……あたしで……いいの?//」
「ああ、お前でないと駄目だよ♡」
「……馬鹿//」
思わずそんな会話を思い出し真っ赤にリナはなりつつ。

「さて、リナ、一度風呂に入ってから。それからいこうなv」
にこにこと。
隣で髪を触ってくるガウリイに。
「……いくって……何処に?」
そうといかけつつ、ぴくりと体が反応する。
みれば、ガウリイの顔が再び胸にと埋まっていっている。
「……あっ……///」
ぴくりと反応するリナを眺めつつ。
「決まってるだろう?……高等部の入学式。……明日だもんな」
「……へ?……ちょ…やめ…ああぁぁぁぁぁ!」
さらに片手が下半身に伸び、
そのままリナの体の中に指が侵入してくる感触に思わずリナが喘ぎ声を出してゆく。
「ほんと、リナは感じやすいなぁ♡」
「は…だめ…んっ…あ……ひぁぁぁ!」
ガウリイの手の動きにあわせて、濡れた音が寝室にと響き渡ってゆく。

入学式。
それは、確か……四月のはずでは?
ぐったりとしたリナの思考にそんなことがふとよぎるが。
リナは気づいてない。
……卒業式からあれからずっと。
一体、どれくらいの間、この屋敷から、一歩も……というかほとんど寝室から出ていなかったのか。

・・・・・・・・・・・・・・・。
思わず目を点にする。
いつのまにか。
リナの制服もきちんと出来上がり。
ガウリイの部屋にと行くと。
そこには、新品のリナの高等部の鳳凰学園の制服と、ガウリイの制服。
そして、教科書の内容が入った一つのノート型パソコン。
教科書、といっても、昔は教化別に本にて学習するのが一般であったが。
今、この時代。
すでに人類は宇宙にも向かって進化している。
それゆえに、今では、一冊のノートパソコンによって。
それに全てが導入されている。
つまりは、わざわざ本というか昔の教科書は。
今では、代わりに機械が受け持っているのである。
「……えっと……」
普通は、これは、買いに行かないと……まず市販されているものではない。
思わず、視線で問いかける。
風呂上りのためか、ぬれている髪が、さらにリナの愛らしさを引き立てている。
自分を後ろからしっかりと抱きしめて放さないガウリイをみて、視線でリナが問いかけると。
「ん?ああ、ちょっと手を回してなv
  というか、リナ、すぐ気絶するだろ?その間にもうちゃんと手続きは、済ましてるからv」
……ボン!//
その言葉に瞬く間に真っ赤になりはてる、リナの姿が。
ここ、ガブリエフ財閥の本家たる、ガブリエフ屋敷にて見受けられていた。


「リナさぁぁぁぁぁん!」
ぱたぱたと、走り寄って来るのは。
リナの親友でもある、アメリア。
「アメリア!」
そういいつつ、にっこりと手を上げて……
……ぐぎっ!
「い……いたい!痛いです!リナさん!」
そのまま、走りよってきたアメリアの首を締め上げる。
「あんたねぇ!知ってたのよね! あ…あの!ことをぉ!」
卒業式の後に、リナとガウリイの結婚式がある。
それをアメリアは知っていたはずである。
「……って!ええ!?もしかして、リナさん、知らなかったんですか!?
  私達は、リナさんの許可を得たから!やるってガウリイさんから聞いてましたよ!?」
けほけほと、むせこみつついうそのアメリアの台詞に。
「あ…あたしは、許可なんてしていなぁぁぁぁぃぃぃぃ!//」
真っ赤になって叫ぶリナ。
「よくいうよ、リナ♡まさか、アレだけ乱れておいて、今さら嫌だとはいわないだろう?」
……かぁぁ!//
「ドラグスレイブゥゥ!!!!」
ドッガァァァン!
ガウリイのにっこりとさらりといった台詞に。
リナは、迷うことなく、ドラグスレイブをお見舞いしていた。
くすくすくす。
「また、いつものガウリイ様とリナさんの、掛け合いがみられますのね♡」
くすくすと、そんなリナとガウリイの夫婦漫才をみて笑っているシルフィール。
「あのねぇ!//」
ばたばたばた!
『きゃぁぁ!リナさんが怒ったぁ!(笑)』
からかいながら、その辺りを走り回る、アメリアとシルフィール。
そんな二人を追い掛け回すリナ。

今日から、リナは。
鳳凰学園。
その高等部。
一学年にと新入する。


「……で、何でまた・・あんたと同じクラスなわけ?……ゼロス……」
溜息交じりのリナの言葉に。
「いやぁ、はっはっはっ。奇遇ですねぇ。あ、とりあえず、おめでとうございますね♡
  リナさん♡ガウリイさんとの新婚生活、どうですか♡」
……ぼっ!///
にこにことにっこりいってくるゼロスの言葉に。
一瞬のうちに真っ赤になり。
「いらないことをいうなぁぁ!ラグナブレェェド!!」
ザシュ!
「うどわ!?リナさん、危ないですぅぅぅぅ!!!!」
いきなり、力ある言葉によって、リナの手に闇の刃が出現する。
そのまま、ゼロスにと切りかかる。
ぜいぜいぜい……
息を切らせて真っ赤になっているリナの姿が。
入学式の行われる会場の一隅でみうけられていた。


新たなクラスに入り。
「はい、では、それぞれをよく知るために。まず自己紹介から。私は、フィリアと申します」
そういいつつ、金色の尻尾がスカートの中からのぞいているような気がするのは……
リナ達のクラスの担任教師。
そして、ふと。
クラスを見回し。
そこに……にこにこ笑顔の見たくない顔を発見する。
「ああああああ!生塵!どうしてこんな所にいるんですか!」
ぴしっと、そこにいる一人を指差してわめく担任教師、…フィリア。
「おや、フィリアさんvお久しぶりですねぇ♡なぜって僕も学生やってるんですよ♡」
にこにこと、口元に手を当てて、にっこりと言い放つゼロスに。
「生塵が学習する必要はありません!」
きっと睨んでいたりする。
「ちっちっちっ。フィリアさん、教師たるもの、そんな生徒を生塵なんて呼んじゃいけませんよ♡」
ぶちり。
その言葉にぶちりときて。
「ああもう!何で魔族の担任なんてやらないといけないのよぉ!というか、ゼロス!
  あなたは、軽く歳のほどは十万年は超えているんでしょうが!」
― 伝説の中に伝えられている。
・・・・・竜を滅する者ドラゴンスレイヤーゼロス。
それが、この彼なのだと。
生まれながらにそう習っている、このフィリア。
こちらもまた、覚えてないものの。
かつて、未だに魔王が封印されていた時代。
そこに存在していた、黄金竜のフィリア=ウル=コプト。
その転生体である。
ゼロスはそれを知っていた。
面白いので、よく彼女にちょっかいかけて遊んでいたりする事実が、
今、この時代であったりするのだが。
ぎゃいぎゃいと言い争う、二人を横目に。
「はいはい、それでは、それぞれに自己紹介と行きましょう」
てきぱきと仕切っているのは、銀色の髪をポニーテールにしている女性。
ちなみに。
同時刻。
「ミリィィナぁぁ!何で俺達、同じクラスではないんだよぉ!」
別のクラスで、わめいている男性がいたりするのは……
気のせいではない……

ぎゃいぎゃいと言い争いをしているフィリアとゼロスはそのままに。
「私は、アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンです!
  目標は、この宇宙の世界全てに正義を振りまくことです!
  さあ!皆さんも、一緒に正義の道を究めましょう!」
だん!
片足を椅子に挙げて、ぴしっと天井を突き指して、自己紹介をしているアメリア。

さすがに、慣れていないこのたびから同じクラスというか、
アメリアを初めて知ったクラスメートたちは、かなり引いていたりするが。
「わたくしは、シルフィールと申します。 一応、巫女見習いをしております♡」
すくっと軽やかに立ち上がりペコリとお辞儀をしているミリーナに。
男子たちから感嘆の溜息の声が漏れる。
とりあえず、席の順番にそれぞれ自己紹介をしてゆく。

「オレは、ガウリイ。ガウリイ=ガブリエフ。
  一応、すでに社会人なんだけど、『妻』に悪い虫が付かないように。
  こうしてちょっと、『力』を使って姿を変えている。
  オレの妻のリナ=ガブリエフには手をだすなよ?出したら・・殺す♡」
スッパァァァァァン!!!
にこやかに、自己紹介でとんでもないことを言っているガウリイに。
思わず、リナは懐のスリッパを取り出しはたく。
ちなみに、席とすれば。
リナの隣にガウリイ。
リナは窓際となっている。
「このくらげぇぇぇぇ!何、馬鹿なこといってるのよぉぉぉお!」
スリッパ片手に怒鳴るリナに。
その左手にキラリと輝く銀色の指輪を、クラスの全員というか殆ど見逃してはいない。
「だって♡オレ達、正式にもう夫婦だろ♡やっぱり、こういうことはきちんといっておかないとなvリナ♡」
「はずかしいわぁぁぁ!!!というか、どうどうと公言するなって家でもいったでしょうがぁぁぁ!//」
ゼイゼイと真っ赤になって怒鳴っているリナに。
「こいつがオレの最も大切な女性のリナな♡もしリナに手を出したり……何かしでかしたらしたら……」
そういいつつ、瞬間。
クラスの全員に殺気を飛ばしているガウリイ。
リナは気づいてないが。
「……まったく……え…ええと……リナ=い・・・ガブリエフよ。
  ……一応、この馬鹿とはこの春挙式を挙げたばかりよ……」
真っ赤になって、自己紹介が自分の番だと気付き。
未だにガウリイの胸元を掴んでいた手を放して。
完結に自己紹介をしているリナ。
そして。
気を取り直して。
「ちなみにvレイヤースイーパーの資格持ってるからv
  クラスメートの待遇で安く請合うから、ぜひよろしくぅv」
照れ隠しに、それでも、ちゃっかりと、宣伝を忘れないリナであった。


全員の自己紹介が終わっても。
未だに、フィリアとゼロスの言い争いは……
日が暮れるまで続いていたりしたのは……
それは、教室のみが知っている事実……

今日から、リナとガウリイは。
鳳凰学園の、高学年にと進学してゆく。


今までと変わった事といえば……
「リィナv」
「……だぁ!人前でべたつくなぁぁあ!」
ドッガァァァァン!!!
「……まぁたやってるよ……あの夫婦……」
夫婦漫才、じゃれあいというか、照れ隠しのリナが放つ呪文の回数が。
中等部の時より、格段に増えた……という事実くらいであろう……

新たな生活が、ここ、鳳凰学園、高等部。
そこの学ぶ期間は、三年ほど。
……リナ達の前には待ち構えているのであった。


                                        -続くー

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あとがきもどき:
薫:・・・・意味のない六話でしたv(こらこらこら!)
   二人が結婚して変わったこと=リナの呪文炸裂回数が増えた(笑)
   んではではvまた・・・・・♡
   ちなみに。
   前ぶりのは、本当のリナとガウリイの出会いですv
   ・・・・かなぁり前の出来事ですv(スレの世界よりもかなり前・・・)
   んではではvv

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