まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

ケーキたちとリナ達一行の戦いの行方は?!
そもそも、どうやってケーキの材料や、ケーキそのものに意志もたせて、
しかも呪文まで習得させた!?ジョージ!?
などといろいろ突っ込みどころがありながらも、何はともあれいくのですv

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とりあえず、ジョージから預かった肥料で材料をおびき出し作戦成功した、あたし達。
そして、それから聞き出した場所で見つけたのは、なんと、輪になってなぜかフォークダンスを踊っている材料達・・・・・・。
とにかく!!早く捕まえないと、時間がないのよ!!!
とりあえず、なんとか呪文の応用で、捕まえることに成功はしたものの。
肝心のケーキ達がいない。
そこへ、ゼロスがようやく、あいつらのアジトを見つけてきたようだが・・・・・。
いきなり、わらわらと増えるようにして現れるんじゃない!!ゼロス!!!

タルト攻略戦~題5話~

「いきなり出てくるんじゃない!!竜破斬ドラグスレイブ!!」
「わきゃぁぁぁぁ!!!!!崩霊裂ラティルト!!!!」
「きゃぁぁぁ!!!!炎の矢フレア・アロー!!!」
いきなりわらわらと出現した黒いゴキブリにあたしとアメリアは、呪文をぶちかます。
ぱっきぃぃぃぃんんんんん……
……ちっ。
はじいて無効化したか。
「ひ…ひどいですよぉぉ!!!いきなりぃぃ!!!!!(涙)リナさん、アメリアさん~(涙)!!」
ゴキブリが涙ながらに抗議してくる。
「あ…あははは(笑)でも、いきなりわらわらと出てきたら驚きますよ。(汗)」
アメリアは汗ながしつつ言い訳してたりするが。
「リナさんが多数に実体化して調べろっていうからやってたのに…しくしくしく……」
青白い人魂オプションつけていじけ始めるゴキブリゼロス。
そんなあたし達がゼロスをからかっていると。
「……おぉ~い。そこで見てるやつ、出てきたらど~だ?」
ガウリイがそんなゼロスの横をみつついってるけど……
……ん??
あれ??
そこに誰かいるの??
その刹那、ゼロスの横に一人の人物が出現する。
見覚えのある、青い髪にウェーブがかかり。
けっこうかわいい女性の姿。
だだだっ!!!
「トパジェ!!よくも逃げたわね!!!」
あたしは彼女に駆け寄って首を締め上げる。
「わきゃい!?」
目を丸くしてるトパジェ。
そう、現れたのは、なんとさっき逃げた!!あのトバジェ!!
「何だ、リナの知り合いだったのか?」
……ぷち……
「このくらげぇぇぇ~!!!!さっきまで一緒にいたでしょうが!!
  このトバジェとは!!海神官プリーストのトパジェよ!!!!!
  忘れたとはいわせないわよ!!!さっきの今で!!!」
ガウリイのとことんぼけている台詞にあたしはエキサイトする。
ガウリイ~~!!(怒)
「とうとう、今日のことまで忘れるようになったか……だんなは……」
「ガウリイさん…とうとうここまできましたねぇ……」
ゼルとアメリアがしみじみといっている。
「なんだ??その海…なんとかって???」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
爆煙舞バーストロンドっ!!!!このくそあほくらげがああぁぁぁぁぁ!!!」
あたしはガウリイに向かって呪文をかます。
さっきも説明したでしょうがぁぁあ!!!!
「なんか本当に楽しいですわねぇ♡リナさんの周りって♡」
にこにこと笑いながらいうトパジェ。
「こら……ど~いう意味じゃい!?」
あたしはトパジェをにらみつける。
「主からいわれてまいりしたの♡
  『何かケーキのつまみになるものが欲しいので、リナさんのとこにいってこいと♡』
  本当に退屈はしませんわね♡」
「ね。そうでしょ??トパジェさん。
  獣王様が僕がリナさん達と一緒に行動してても、怒らない理由はやっぱりそこですよね♡」
「確かに。今はどこぞの誰かの勘違いのせいで、海王様たち……大変ですからねぇ♡
  誰とはいいませんけど♡海王様がたも、ちょっとは気を紛らわせないと♡
  リナさんの周りでは面白いほどの事柄が起っていますし♡」
にこにこといつのまにやら復活したゼロスとトパジェは話しているが。
……こらまて!!
あたしは魔族達のたいくつしのぎのための玩具かい!?
「ちょいまてぃ!!まるであたしが退屈しのぎの人間のような言い回しじゃない!!
  こんなか弱い美少女を捕まえて!!」
『……・どこが(ですか)???』
きっちしと全員が声をはもらせている。
「ほおおぅ~!!!皆!!いい度胸だ!!!まとめてふっとべぇぇぇ!!!!
  呪文省略!竜破斬ドラグスレイブ!!!!!!」
ちゅど゛どどどどぉぉぉぉ~んんんん!!!
どっびゅぅぅ~~!!!!
『あ~れぇ~(うっきゃあ~)!!!!』
みごとにお空の星になる皆。
まったく……こんなかよわき美少女に向かってなんてこというのよ!!!
なんか、最近、結界が弱まっているせいか、魔族もおかしいこというのよ。
うん!!
別にあたしのせいじゃないんだから!!!

なぜか皆ぼろぼろになりつつ(なんでかゼロスとトパジェもぼろぼろになってるが)、
ゼロスが調べた『アジト』へたどりつく。
その間、なんかトパジェから魔王より怖いとかなんとかという台詞が、聞こえてたりしたけど。
そんなこんなで、ようやくその『アジト』へやったきたものの。
そのアジトは山の中のとある小さな洞窟。
どうやら、風穴の影響でできてる洞窟のようだが……
その前にいるのは……
見張り番であろう。
一つの小さな影が。
「……ムースケーキ……ですよね……あれ……」
アメリアの目が点になり。
「蜜柑がおいしそうだなぁ~♡」
ガウリイがそんなことを見ていって。
……ガウリイ…あんなのをたべるきか!?
「……ケーキさんも手足が生えてうれしそうですねぇ♡」
シルフィールがまったくお門違いなことを言っている。
……お゛い゛……
「まあ……リナの周りではこんなのがなんか常識になってきたなぁ……」
ゼルがまたまたつぶやき。
「あ……あたしのせいじゃないぃぃぃ~~!!!と……とにかく、捕まえるわよ!!!」
あたしはそして、洞窟の方へと進んでゆく。

『我々は自由のために立ち上がったのだ!!!人間に食べられるだけの存在じゃない!!』
「どやかましぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!第一、あんたらは、食べ物でしょ~がっ!!!」
洞窟の入り口で、見張り番のムースケーキと口論になるあたし達。
さぁて、はやくしないと……時間がなぃぃぃぃい~!!!!!!
「あ、そうそう、伝言ですけど。ジョージさんから。
  『ケーキ達を傷つけるような呪文は止めてください』ということだそうですわ♡
  なんでも、このケーキ達は、コーティングを施してあり、
  しばらく見本の品として『リアランサー』に飾る予定だそうですわ♡」
今さらながら思い出したようにいうトバジェ……
まてぃぃぃぃ!!!!!
「ちょいまったぁ!!全員、傷つけるような攻撃呪文はなしよ!!無論、剣術なんてもってのほか!!」
『無理いうなぁぁぁ~~!!!!!』
『無茶言わないでくださいぃぃ~!!!』
ゼルとガウリイ。
アメリアとシルフィールの声がきっちしと重なった。
「なんとか傷一つつけずに保護(?)するのよ!!でないと、まじで皆姉ちゃんに殺されるからね!!!」
『……い…一体……リナさんの、お姉さんって……(滝汗)』
あたしの台詞になぜか全員瞬時に凍りつく。
「……そういえば、海将軍ジェネラルブリオレッドが、前、
  ゼフィールシティの、リアランサーにいったとき、実体を半分なくしてきましたけど……」
なんか言ってるトパジェ。
……そりは多分、姉ちゃんに料理されたな……(汗)
「まあ、好きこのんであのゼフィーリアにいくこともないですよ。
  なんでか他の中級や下級の方々はあそこにいくと、絶対に。
  死ぬか滅びるかしてますからねぇ♡はっはっは♡」
……笑っていうことか!?ゼロス!?
「あら?そういうゼロスだって十何年か前にゼフィーリアの高級ワイン。
  赤、白、ロゼ、三種類購入しにいったとき、3~4年ばかり実体化できなくなってたじゃない?」
「う゛!!??」
トパジェの台詞にまともに硬直してるゼロス。
「……いや、でも…まさか、あの人が…リナさんのお姉さん…ってことは……
  ……いくらなんでも…世界は広いですし……」
ぶつぶつとつぶやき始めるゼロス。
……???
十何年か前???
そういや、あたしがまだ4歳のころ、
姉ちゃんが代わった食べ物とかいって、黒い羊羹をくれたことがあったっけ???
なんか原型は三角錐の用な形をしてたけど……
もずくのような食べ応えたで結構おいしかったよなぁ……あれ♡
「リナさんの故郷って……やっぱりまともじゃあないんですね」
「こら……シルフィール……どういう意味じゃい……」
なぜかその台詞にうんうんうなづいているゼル・ガウリイ・アメリア……
あ……あんたらぁぁぁ~~!!!!!
「あんたらの始末は後できっちりと話しをつける!!!
   それより!!!たかが、食べ物の分際でおとなしくいうことききなさい!!」
『いやだ!!!』
即答してくるムースケーキ。
……ちっ。
頑固なケーキめ!!
『ここから先はいかせん!!爆炎矢ヴァ・ル・フレア!!』
おどわっ!?
い……いきなり呪文使ってくるかぁぁ!?
ケーキのくせして!!!
なんて生意気な!!!
ムースケーキの声と同時に、一見大きめの炎の矢が出現してるし。
霊光壁ヴァス・グルード!!」
同時に張ったゼルとアメリアの防御呪文がそれを防ぐ。
「ナイスよ!!ゼル!!アメリア!!」
『く…くそ!!敵襲!!敵襲!!』
ピィィィ~!!!!!
どうやってか口笛を鳴らしているムースケーキ。
……どうやってんだ???

……やがて。
洞窟な中から数十のケーキ達が出てきたのだった……

『ほぉう……我々の自由を奪おうとするやから、それすなわち悪なり!!』
・・・・なぁんか口調がどこぞの正義おたくのようなんですけど(笑)
「何いっているんですか!!
  ケーキといえども、人に食べられるという、使命をもって生まれてきているんです!!!
  その使命を放棄しようとする方が悪に決まってます!!!」
……アメリア……
「それ……違わないか?」
ゼルが冷静につっこんでいるけど。
『ふっ。世迷言を!!ならば、力をもって、どちらが正義が決着をつけてやる!!』
「望むところです!!」
『かってに話を進めるなぁ~!!!』
かってに話を進めているショートケーキとアメリアに、あたしとゼルとの抗議の声が上がる。
が。
アメリアやケーキ達は聞いてもくんない。
『行けぃ!!!我が同胞たちよ!!!!』
リーダーらしきイチゴショートケーキの掛け声とともに。
わらわらと他のケーキ達があたし達に向かってくる。
「楽しそうですねぇ♡見学vv見学vv」
「そうですわね。わたくしも、つまみぐいさせて頂きますわvv」
……ごら。
「ゼロス!!トパジェ!!!アンらも手伝わんかぃぃぃぃい~~~!!!!」
まるで人事のようにお茶を空中でのみつつ会話して高みの見物してるし。
ゼロスとトパジェは……(怒)
「ほらほら♡リナさん、余所見してたら駄目ですよ♡」
……へっ??
「危ない!!!!」
パシュ!!!
ガウリイがあたしに向けられた呪文を光の剣で霧散させる。
だ……だ…黒狼刃ダーク・クロウ!?
んな術までつかえるんかい!?
黒い羽虫のような輪郭のぼやけた魔力段をガウリイが剣で霧散させたのだ。
もしこれが直撃したならば、
直撃した場所を消滅させながら、対象者を、突き抜けるといった呪文である。
『ちっ。ならば!!!竜破斬ドラグスレイブ!!』
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「だぁぁぁぁ!!ケーキのくせして黒魔法の最高峰を唱えられるんじゃないぃぃ!!」
「ケーキがぁぁぁ!!???」
「……世も末だな……」
「なんかケーキに使われる力って…なさけないかも・……」
口々にいうあたし、アメリア、ゼル・シルフィール。
「シルフィール。それはあたしも同感」
あたしもそう思ぞ。
普通、ケーキなんかに力を貸し与えるか!?魔王!?
ふとみれば、ゼロスとトバジェは笑い転げて地面に転落してたりするが。

かくして、不毛なまでの戦いは延々と続く。
何しろ、相手は、なぜか神聖魔法まで使う始末。
……ケーキの分際で!!!!!
しかも黒魔法なんかもとことん精通してるし……
……ジョージぃぃ~!!!!
何か変な知識までケーキ作りにいれてないでしょぅねぇ~~!!!
あたし達はというと、ケーキには傷をつけるわけにはいかないのである。
そ…そんなことになったら……ぶるっ!!!!!
か…考えまい……(汗)

いったい、どれくらい時間が過ぎていったのか。
ふと、あたしはとある混沌の言葉カオスワーズを思いつく。
……よっし!!!
駄目もとだぁ~!!!
ふと見れば、空がいつのまにやら、暗闇から赤みが入っているし。
……じ…時間が!?
……あたしは、可能性にかける!!!!
あたしは日ごろの行いがいいから成功するはず!!!!
……失敗したら…まじで完全版…唱えようかななぁぁ~(汗)
そんな疑問がふと思いつくけど。
なにごとも挑戦あるのみよ!!!!

「人の手にし作られしもの。汝全ての母、金色の母の名のもとに、束縛されん!!」
びしぃぃぃぃっ!
おっしゃぁぁぁぁ!!!!!
効いたぁぁ~~!!!!!
『く……ひ…卑怯な……』
もがくケーキ達。
眠りスリービング!!!」
ぱたっ。
くぅ……
あたしの呪文でケーキ達は眠りにつく。
ストロベリームースケーキ・ハーフケーキ・ショートケーキ・タルトケーキ・バースディケーキ達。
「よっし!!今のうちに箱に詰めて、回収よ!!」
ケーキ達は自分を汚したくない為か、しっかりと下に敷物を敷してから、眠りについているもんで……
……土がつく心配はない。
まあ、ショートケーキとタルトケーキとバースディケーキは、
コーティングがしてあるから、関係ないと思うのだが……
「リナさん?ゼロスさんとトパジェさん……白い石と化してますが?」
シルフィールがそんなことをいう。
うや?
どうやら、今の言葉……ゼロス達にも効いたようである。
ま、いっか。
ゼロス達だし♪
「いいのよ、ゼロス達だから」
あたしはきっぱりはっきりと言い切った。
「夜明けですね……」
「だな……」
「ようやく終わったなぁぁ~~……」
ぼろぼろになりつつ、ふと空を見ると。
夜はすでに明けかかっている。
「ふふ……これからが、勝負よ!!こら!!ゼロス!!!トバジェ!!あんた達!!
  いつまでも石化してないで!!あたし達をジョージの店まで移動させなさい!!」
今は一秒でも時間が惜しい時である。
手っ取り早く戻るには、ゼロス達に空間移動で連れて行ってもらうに限る!!
「はぁ~……」
なぜかどこか焦点があってない目でゼロスはつぶやくと。
ふわ。
錫仗を上へと上げる。
ぐにゃり……
その刹那、あたし達はその場からいなくなり、ほんの一瞬の間に。
ジョージの店の中へとたどり着いていた。

                                    -続くー

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あとがき:
かお:・・・・呪文を打ち込むのに、資料として、
   『えんさいくろぺでぃあスレイヤーズ』と『超解!スレイヤーズふぁいと』を使っております♡
   打ち込むからには、正確にいかないと・・・・(爆!)
エル:・・・・で???言い訳がそれ???♡
かお:あ゛あ゛あ゛!!!ごめんなさいぃぃぃ!!!(涙)
    最後までいけませんでしたぁぁ!!(涙)
    とりあえず、予定では、ようやく次回でルナ姉ちゃんの登場です♪
    ちなみに、スポット(爆!)も出てきます(笑)

ディルギア:違うぅぅ~~!!!!!!!!
 エル&姫:スポット♪お手♪
スポット:キャン♡キャン♡はっはっはっ。(舌を出している)
  かお:・・・・・やっぱり犬だ・・・(笑)
   姫:そうね♪
  エル:そうよね♡)
スポット:・・はっ!?お・・俺は今一体!?
  かお:・・・・それより、エル様とすみれちゃんに驚きなさいよ・・・・(笑)
スポット:・・・・(ぽっ)/////////
  かお:あ゛・・・無謀にもお二人に見とれてる・・・・スポットのやつ・・・・(汗)
   姫:あらぁ~♡いい子ね♪
 エル:そうそう♪いい子♪いい子♪Sとルナの代わりにこの子、代理にしましょう♡
   姫:あ、それいいわね♡
 かお:・・・・ご愁傷さま・・・・(汗)
スポット:・・・・・?????
エル&姫:いい子vvいい子vv

ずどぉぉぉぉぉ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

かお:・・・・私は何も見てない・・聞いてない・・・・(汗)
   な・・なんかお二人はスポットをかわいがっていますので(滝汗)
    そ、それでは、今回はこの辺りで・・・・・(汗)
    で・・・では!!!

(かお、逃げるようにその場から立ち去ろうとするが・・巻き込まれる・・・)

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