まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんにちわ♪いよいよ、本格的に、作戦開始♡
ふふふふ♪
さぁて……リナの運命やいかに(爆!)
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やってきました。キュリアン・タウン。
しかし、おいしいお店で大評判のジョージの店はなぜかしまってたりする。
うう……
なんで前回も今回もしまっているのよぉぉ!!
そんなあたし達に後ろからいきなり声をかけてきた、結構かわいい女の子。
どうやら、ゼロスの知り合いのようだけど……
ってぇぇぇぇぇ~~!!!!
こ…この女性も魔族なわけぇぇ~~!!!!!
……なんで、こんなに普通に生活しているあたしのとこに、こう変わった人物があつまってくるんだぁ!!??
う~む……謎だ……
タルト攻略戦 ~第2話~
「ああ……彼女は……」
ゼロスがいいかけると。
「始めまして♡リナ=インバースさんと、その仲間の皆様♡私、
にっこりと、自己紹介をしてくるトパジェ。
ってぇぇぇぇぇ!!!?????
か…海王神官んんん!!!!!????
「何よ??それ??」
理解してないマルチナ。
「マルチナさん。
アメリアが丁寧に説明してるが。
「……なんだって、その海王神官がこんなところにいるんだ……(汗)」
ゼルも冷や汗流していたりする。
……まあ、この間のこともあるからなぁ~~……
そんなあたし達の気持ちを完全に無視してか。
「ああ。ただ、主のお使いですわvv」
……????
「いやぁ~♡ここのケーキって、獣王様や海王様のお気に入りなんですよ♡」
ずごがしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
ゼロスのにこやかな台詞に、みごとにあたし達、全員は同時に転げふした。
……い…一体……魔族ってぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!
なんと、ゼロスの知り合いだというこの女性は魔族!?。
しかも、ゼロスと同等の
しっかし……あいかわらず、ガウリイの勘は……人間ばなれしてるわねぇ~……
「まあ、いっか。始めまして。あたし、リナ=インバース。」
あたしがにこやかに手を差し伸べると、トパジェもあたしの手を握ってくる。
「トパジェさんでしたよね!!
魔族なんて因果な商売はやめて、真人間になりましょうよ!!せっかくかわいいんですから!!」
アメリアがとことん違う方面で説得(してるつもりらしい)してたりするが。
「……やっぱり、リナの側にいたら、問答無用で事件が転がり込んでくるな……」
ゼルがつぶやく。
こら!!ゼル!!
「まあ、どうでもいいじゃない。それより、ケーキ…どうすんのよ??」
魔族の脅威……本当に理解してるのかぁ!?
マルチナ。
シルフィールはというと、なぜかまだ真っ青になっていたりするが。
「まあまあ、シルフィール。このトパジェは敵意はもってないようだし♪気にしないvv気にしないvv」
あたしの言葉に。
「……リナさん……だんだん神経が…麻痺してませんか???」
シルフィールが青い顔していってくる。
まあ、一回、闇に飲み込まれたあたしとしては、なんか、全てが細かく感じるのよねぇ~……
何しろ、……魔族だろ~が、神族だろ~が、人間だろ~が……
どんな存在でも、『元の母』は同じなんだし……
あまり、恐怖しないでいいときに、恐怖したりして、こいつら…魔族達を喜ばせる必要もないし。
……っと…まてよ???
「トパジェ!!あんた、今、予約してたっていってたわよね!!」
確かに、ゼロスの言葉にこのトパジェはそういってた!!
「ええ。毎週、必ず予約してるんです♡週に何回か、私は代理で品物を買いにきているだけで♡」
……もしかして、魔族の将軍やら、神官って……
腹心の連中は…皆、パシリに使っているんじゃ……
「よっし!!決定!!今からあんたもあたし達の仲間!!
ってことで、仲間のあんたが予約してるから、あたし達も店の中に入っても問題は何もなし!!」
あたしが言うと。
「え゛え゛え゛え゛え゛!!?」
かなり驚いているトパジェ。
「あ…そういえば、『予約者の人はどうぞ、お入りください。』って張り紙がありますよね。
じゃあ、そういうことで、お願いします♡トパジェさん!!私は、アメリアっていいます!!!」
アメリアがトパジェに挨拶してる。
んふふふふ♡
これはいい、かも…もとい、理由ができたってもんである!!!
どうどうと店の中に入っても問題なし!!!
ぽんぽん。
「……トパジェさん…あきらめたほうがいいですよ……」
ゼロスがなにやら、トパジェの肩をたたいて慰める。
「うう……ま…まあ、
品物を受け取ったらすぐに戻ってもいいというのであれば……私はかまいませんが。
お茶の時間に間に合わなくても困りますし……」
なにやら、妥協してるトパジェ。
「あ、い~の♡い~の♡店の中にさえ入れば、あたし、ジョージをおどし……
……もとい、ジョージに話して、ケーキ…食べさせてもらうから♡」
ふふふふ♪
昔、ジョージとはとある事件で知り合っているのよねぇ♡
駄目とはいわないはずだしvv
「んじゃ♪早速入りましょう♪」
あたしは、何かぶつぶついってるトパジェを押して、店の中へと進んでゆく。
― チリン…チリン……チリン……
「こんにちわぁ~。海王様の予約受け取りに来ました♡」
ごげっ!!!
す…素直にいうかぁ~~!!?
ふ…普通!?
思わずトパジェの台詞にあぜんとなるあたし。
「ああ、ようこそ。お待ちしてました。はい。これですね。いつもの最終工程は省いてありますので」
店の奥から一人の男性がでてくる。
「いつも、どうも♡この味と感情がなんともいえないんですよねぇ……♡」
「そうですねぇ♡何せ、口にいれる瞬間のあの『悲鳴』がなんとも♡」
お゛い゛……
なにやら、にこにこと会話してるトパジェとゼロス。
「あれ?ゼロスさんじゃないですか。お久しぶりです。
ここ、半年ばかりおみうけしませんでしたが……
ついでに、ゼロスさんも買っていかれます??今日はほとんど最終工程やってませんので……」
ゼロスに話しかけているさきほど奥から出てきた男性。
あたしには、彼に心当たりがあった。
いや、というか、知り合いである。
「やっほ~♡ジョージ♡元気だったぁ~♪」
あたしが話しかけると。
「あ゛あ゛あ゛!!!リナさん!!!奇遇ですね!!その説はお世話になりました!!
こんなときに、リナさんが来て頂けるなんて……」
なにやら、か~なりよろこんでいるジョージ。
そう、この男性こそ、この店のオーナー。
ジョージ=グッドラッグ。
以前、あたしはこのジョージの食材の材料を盗んだやつを捕まえるのを、協力したことがあるのだ。
……材料ってったら材料なの!!!
い…いくらあんな物体でも・・・!!!
「そうだ♡リナさん、それにお連れの方々も、よかったら店のケーキ、食べていきませんか??
今日は、ちょっととある事情で、店を閉めたもので。
ケーキバイキング用のケーキがしっかりとありますから♡あ、もちろん、お代はいりません♡」
にこやかにジョージがいってくる。
これにのらないとそんである!!!
『もっちろん!!!!!!!!!』
即座にあたしは答えるが。
あたしの台詞になぜかアメリアとマルチナの台詞も重なったりしたのだが。
「どうぞ」
おおおおおおおおおおおおお!!!!!!!
あたし達の目の前には、今日本当は店に並ぶはずだった、ケーキちゃんの種類がなんとも豊富に♡
むろん、今いる客はあたし達だけ!!
大ラッキィィ~~~!!!!!!
「余り、俺は甘いものは……」
いいつつも、ゼルが一口。
「私も今ダイエット中なので…じゃあ、少し……」
シルフィールもどうにかこうにか、正気になって一口。
「ああ……夢にまでみたこのケーキ……」
うっとりとして口に運ぶアメリア。
「ケーキvvケーキvv」
あたしも口に運ぶ。
ああ、あたしって何てついてる……
刹那。
むしゃむしゃむしゃむしゃ!!!!!!!
公然の勢いで、全員無言でケーキをむさぼり食べ始める。
び……美味ぃぃい!!!!
う…腕をかなりあげているぞ!!!
ジョージ!!!
ああ、このまろやかささ、口でとろけるクリームの芳醇感……
ぷりぷりとした感触のスポンジ……
口にまっちする……ああ、以下攻略……
む……ちゃくちゃに腕あげてるじゃない!!!ジョージ!!!
さすが、味で父親を説得しただけのことはある!!うん!!
「どうです??味を極めるために、修行したんですよ。
リナさん、あれから『師匠』のおかげてここまでいきつけましたけど。って…聞いてます???」
ジョージの台詞もなんのその!!!
夢中で食べているあたしには関係ない。
やがて、とりあえず、種類を三周りほど制覇して。
ようやく言葉をだすあたし。
「う~ん♡ジョージ♡腕をあげたわね♡
あたしの言葉に。
「ありがとうございます。実は、これは材料はまだ下のランクで作っているんですよ。
実は……『最高ランクの材料』がいなくなりまして……
それで、探しにいこうかと思っていた矢先にリナさん達がいらしたんです」
にこやかにいってくるジョージ。
……?
……何かつっかかるが…深く考えまい……
「注文を受けている数を作るのに三日は最低かかるんです。……それで、リナさん。お願いが……」
「やだ♡」
ジョージが何かいいかけるが、かまわずに却下して、
あたしは、ジョージが出してくれたケーキの種類の制覇に挑んでいる。
アメリア達も同じく。
「リナさん……もぐもぐ…困っているんでしたら…もぐもぐ…協力してあげるのが…もぐもぐ……」
アメリアが何かいいたそうだが、余りのケーキのおいしさにすぐに無言となり、
ただ、ひたすらにケーキを食べ始める。
もぐもぐもぐもぐ……
あたし達は、ただ、ひたすらに、
今日、出す予定だったというケーキバイキング用のケーキを、
ただひたすらに、おなか一杯食べることに専念してたりする。
「はぁぁ~……どうしたらいいんでしょう……一体……
せっかく、ゼフィーリアのリアランサーにケーキの納入が決まったというのに。
最高の材料がないんじゃあ……」
ジョージがぶつぶつつぶやい……て…てっって……
……え゛!?
ぴたっ!!!
思わずあたしの耳にいやぁ~な言葉が聞こえてきて、ケーキを食べている手が止まる。
「はぁ~……材料のランクを下げて作りましょうか……
せっかく、師匠がウェイトレスのバイトを押して、自ら引き取りにきてくださるというのに……」
ジョージのつぶやきがあたしの耳に無常にも響く。
びしぃぃぃぃぃぃい!!!!!!!
おもわずあたしは石化する。
『リナ??』
『リナさん??』
アメリア達の言葉もあたしには届いていない。
……だらだらだらだら……
すっごぉぉく、汗が流れているのが自分でも分かる。
まざがまざがまざが……(滝汗)
「ちょわっ…わ…わ…へぃ…じ…じょ゛~じ…も゛じがじで、その『師匠』って……」
あたしは
ぎぎぎぃぃぃ……
と固まりながらも確認する。
「ええ。『ゼフィーリアのゼフィール・シティ』にある『リアランサー』で、ウェイトレスのアルバイトをしていらっしゃる
って……あれ???そういえば、師匠とリナさんのミドルネームが同じですね?
何か関係があるんですか??」
どんがらがっっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁんんんん!!!!!!!
椅子からおもいっきり転げ落ちるあたし。
手にはしっかりとケーキとフォークを握り締めたままで。
……そ…そりはぁぁぁぁあ!!!!
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!
あたしの姉ちゃんだぁぁぁ~~~~~~!!!!
じ…冗談じゃないいぃぃ~~~~!!!!!
がしぃぃ!!!
「ジョージ!!困っている人を放ってはおけないわ!!
その『最高級材料』っての、取り戻すの協力してあげる!!」
がしぃ!!
とジョージの手を握っていうあたし。
「すごいです!!リナさん!!ようやく正義の血に目覚めてくれたんですね!!」
アメリアが全種類、食べて一息ついたのか、瞳をきらきらとさせているが。
「……いや…というか…リナ…何か怖がってないか??」
「……リナさんからものすっごい〃負のオーラ〃がでてますが……」
「……というより、あのリナが瞳に涙を浮かべているぞ??」
ガウリイ・ゼロス・ゼルの台詞もなんのその。
じょ~だんじゃないぃぃ!!!
ここで、もし、
『あたし、知らない♪』
とでもいったもんなら、まずあたしは確実に『殺される』のは決定である!!!
「そうですか??それは助かります♡」
にっこりというジョージ。
しかし、……問題なのは……(汗)
「……で??聞くけど??その『師匠』が来るのは……い…いつ……???(汗)」
あたしが恐る恐る聞くと。
「え~と……一週間後ですね。
でも、師匠のことだから、早めにこられるかと……多分、『試験』も行うでしょうし……。」
心なしか顔を青ざめさしているジョージ。
う~みゅ。
やっぱり、姉ちゃんにかぁ~なりしごかれているなぁ……
このジョージも……
よくもまあ、根をあげずに弟子入りしてたものである。
「……とすると、姉ちゃんの性格からいって……三日前には来るとして……
ケーキつくりに三日……だぁぁぁぁぁあ!!一日しかないじゃないのよぉぉ~~!!!」
あたしは、完全にパニックである!!
たったの一日でどうしろっていうのよぉぉ~~!!!
―続く―
な・・なんと、ジョージの師匠とは、あ……あたしの姉ちゃんんん!!??
じ・・じょうだんじゃないいいぃぃ!!!!!
こ・・・断ったらあたしは命がないぃぃ~~~!!!!!
たったの、一日でどうやって、その『最高の材料』を見つけ出すのょぉ~~!!!
あ……あんな手足が生えてる物体を~~!!!!!!
……あれ以外考えられるもんかぁ!!!
あたしの運命はいかに!?
い……いやぁぁぁぁぁぁ~~~~~姉ちゃんがくるぅぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~!!!!!!
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あとがき:
かお:はい♡リナの運命やいかに(爆!)
たったの期限は一日です(笑)
それまでに、魔法まで使えるるようになっているあの『材料』を、
無事に回収できるのでしょうか(笑)
エル:ちなみに、例の材料は品質改良の結果♡すべて話せるようになってるのよv
姫:次回で触れるけど、このバイキング用のケーキには、
また違った材料を加えることによって増殖してるしね♡
かお:・・・・ちなみに、アイデア提供は・・・・『スライム』または、『モグワイ』だったりして・・・・・(爆!)
トパジェ:・・・・私も駆り出されるし・・・・・・。(はぁ・・・・・)
ゼロス:・・・・・・じゃあ、トパジェさん・・・・・・。
リナさんが〃あれ〃をやってもいい・・・と・・・?(汗)
トパジェ:そ・・そんなことしたら、あたし達が消滅するじゃないの!!
そんなのいやよ!!!
とりあえずv
わたしは海王さまにケーキ・・届けてきますから♡
ゼロス、あと頑張って♡
ゼロス:でぇぇぇぇ!!!!!ずるいですぅぅ!!!!!!
エル:・・・なんか下の世界であいつらがわめいているわねぇ・・・・・。
姫:まあ、いいじゃない♡
かお:ではでは、次回であいましょう♡
エル&姫&かお:じゃあ、また次回で♡じゃあね♪
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